住みたい街ランキング
 常に上位キープの街「吉祥寺」

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左上・毎年 “住みたい街ランキング” で上位に君臨する「吉祥寺」が今回の舞台。/右上・「東急百貨店」や「PARCO」をはじめとして、大型商業施設が数多く存在するのも人気の理由のひとつ。/左下・オシャレなお店が軒を連ね、吉祥寺LOVERの中ではファンが多い「中道通り」。ここを通って家路につくルートもありますよ♡ /右下・マンションが建つのは「成蹊大学」のすぐ近く。駅からはちょっと歩きますが、その分日々新しい発見があるかもしれません!

売主さま

最寄りである「吉祥寺」駅は、JR中央線・総武線、東京メトロ東西線、京王井の頭線と4路線が使える利便性の高いターミナル駅です。新宿・東京・渋谷と、都心の主要駅へ直通できるのが便利ですね。マンションへは徒歩約17分の距離ですが、近くの「成蹊学園前」のバス停から吉祥寺駅までバス便も利用できます。

並木道の緑とのコントランスが美しい
白亜のマンション

 
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左上・五日市街道の交差点に建つ白亜のマンション。お部屋のバルコニーの一部は、横の並木道に面しています。/右上・この年代のマンションには珍しいオートロック付き。手前には管理人室と集合ポストがあります。/左下・オートロックを抜けると集会室が。/右下・各階の共用廊下は吹き抜けを囲む形で、とっても明るい! 写真の左側に見えるエレベーターで上がってきて、写真の右側に見える奥の扉が、今回ご紹介する物件の玄関ドアです。

売主さま

こちらのマンションは築42年と築年数が経っているものの、定期的にキチンと修繕工事が繰り返されております。ちょうど昨年にも、外壁塗装などの大規模修繕工事を終えたところです。新築当時から入居されている方も多く、幅広い年代の方がお住まいです。きっと心地よい環境だからでしょうね。

お部屋に一歩足を踏み入れると
そこはNY ブルックリン!?

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左・玄関ホールのタタキは広めのモルタル土間。下足入れは、選びやすいオープンスタイルです。/右・室内側から玄関ホールを見返すとこんな感じ。もうここから “NY ブルックリンの世界” は始まっています♡

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左・玄関を上がり、まず初めに目を惹く黒塗りの木製扉の中はトイレ。奥に見える開口部分はウォークインクローゼット(以下WIC)、そのWICの向かいが洗面脱衣所という間取りです。/中央・トイレはデザインクロス貼りで落ち着いた空間。/右・約1.8帖もの広さがあるWIC。こちらの場所ならば家族全員が使えますね。ホコリや見た目が気になるようでしたら、スクリーンを取り付けるといいかも。

期待を裏切らないデザインの水まわりスペース

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左・家具のようなデザインの洗面台。エキゾチックなイメージの、ランタン型のモザイクタイルがアクセント。/右・1317サイズのユニットバス。ハンドシャワーだけでなく、大きなレインシャワーも。頭のてっぺんから、両手でジャブジャブと泡を洗い流す・・・といった感じでしょうか。ワイルド!

売主さま

実はこちらの浴室は、配管スペースの関係上、追い炊き機能を付けることができませんでした。その代わりになるかは分かりませんが、レインシャワーを取り付けておりますので、シャワータイムをじっくりとお楽しみいただけます。

ここはカフェ? 映画の舞台!?
自慢したくなる要素満載のリビングへ

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お待ちかねのリビングへ。扉を開けると、目の前がキッチン。お料理しているママが「おかえり!」と迎えてくれそうです。それにしても、溜め息が出そうなまでのオシャレな空間・・・。

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ダイニングキッチンの奥はリビングスペースです。剥き出しのコンクリートに、使い古した荒々しさを感じる凸凹のあるアンティークレンガ、ヘリンボーン張りの無垢の床板、そして何度もペンキを塗り重ねたかのように仕上げられた黒塗りのモールガラスドアと真鍮の金物! これぞ今流行りのブルックリンスタイルの要素が全部取り入れられた、お手本のようなデザインです。トータルバランスがお見事!

売主さま

建具は黒く見えますが、実は “濃紺” カラーを重ね塗りしております。細かいことですが “黒” よりも深みが出て、全体的に重たくなり過ぎない効果を狙っています。

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リビング側からLDKのすべてを見渡すとこんな感じ。約19.3帖というゆとりある広さです。

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リビングの掃き出し窓からバルコニーに出られます。そのバルコニーの正面には五日市街道の交差点。おかげで視界が開けています。ただ通りに面しているということは、やはり多少、車の音が気になります。お部屋の中では、窓がすべて二重サッシになっているため、そんなに気になりませんでした。どうぞ現地でご確認くださいね。

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左・バルコニーの形は三角形。広々としているのでチェアを置くといいかも。/右・こちらの白い柵の上に見える3つの “○ ” は、物干し竿を固定するための輪。今では見かけないレトロなディテールにキュンときちゃいます。

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バルコニー側から見たリビングがコチラ。すべての部屋の窓が二重サッシになっているのですが、リビングだけは黒塗りの・・いや濃紺塗りの木製ガラスとあわせた二重サッシ。インテリアの統一感が増しますね。細部にまで渡るこだわりに、恐れ入ります。正面に見えるモールガラスドアが気になりますね。行ってみましょう。

売主さま

リビングの木製ガラス窓にも、これから格子を取り付ける予定をしております。洋室へのモールガラスドアとリンクするようなデザインにしたいですね。

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モールガラスドアは両手を使って開く観音開き。この開き方、海外っぽくって素敵ですよね♡ 写真のように開けっ放しにすると、リビングとの一体感も得られます。押入れに匹敵するくらい大容量の収納もあるこのお部屋、何に使いましょうか・・・。本棚に囲まれた書斎や、アナログレコードを置いて静かに耳を傾けるオーディオルームなんかも似合いそう。来客時にはゲストルームのように使うのもいいかもしれません。

窓が多く明るいプライベートスペース

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リビングの奥から出入りする、約6.7帖の洋室。リビングとは異なり、カーペット敷きで2か所の窓から入る光でとても明るい空間。写真左側に見える黒い木製折れ戸は、壁一面に備えられた収納の扉です。こちらは主寝室にオススメで、ご夫婦ふたり分のお洋服もラクラク収納できそうです

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こちらの西向きの窓から、バルコニー越しに見える景色がコチラ。窓越しにリビングの様子が伺えますね。

気になるダイニングキッチン

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LDKに戻り、ダイニングキッチンはこんな感じです。キッチンから一列に連なったダイニングテーブル。料理のサーブはスライドするだけでOK。ライティングレールが設置されているので、好きな所に照明を落とすことが可能です。

売主さま

今回キッチンの奥行きとピッタリ合っている、こちらのダイニングテーブルをお付けします。上部のエジソン電球のペンダントライトもお引渡し時に残しますので、このままの雰囲気で生活を始めていただけますよ。

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この家に似合うようにとオリジナルで造られたキッチンは、幅約2m60cmとワイドです。奥行きも80cmと広めなので、作業スペースがゆったり確保できていて使いやすそう。湿気のこもりやすいシンク下部はオープンスペースになっていて、ゴミ箱なんかも置けちゃいます。

売主さま

ダイニングキッチンのエリアは、床材を大判のタイルにしました。お掃除がしやすいので、思いっきりお料理をお愉しみください。

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左・キッチンの背部はこんな感じ。壁際に見える家具のようなキャビネットは、キッチンとお揃いのオリジナル。炊飯器を出し入れするスペースがあったりと気が利いています。その奥が冷蔵庫置き場。隠したい物は、コンロ横の壁の奥にある可動棚にどうぞ。ダイニングテーブルの背後にも食器棚を置けるスペースがあるので、収納量も◎ です。/右・そのキッチン背部にある開口は、ふたつの居室への出入り口でした。

子ども部屋に最適な
ふたつの居室

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ふたつの居室は、それぞれ収納付きで約4.5帖の広さ。左右対称でほとんど同じ形です。窓の個数だけは異なりますが、兄弟や姉妹に同じ条件の部屋が与えられますね。

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西向きの窓の外には、並木道の木々の緑が目の前まで生茂っています。こちらは4階ですが、大きく育った木はまだまだ上へ向け伸びています。夏に照りつけるキツい西日も、緑を通して柔らかな光に変えてくれそうです。

 

これぞブルックリンスタイルなパーツたち

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すべて真新しくリノベーションされたお部屋にも関わらず、何年も昔から住み継がれてきたような味わいを醸し出しているのは、選び抜かれた “素材のチカラ” と “職人の技” があってこそ。これからは本当に年を重ね、益々魅力的に変化していきそうなパーツたちです。/左上・凹凸のあるアンティークレンガ。荒々しい目地が、まるで使い込まれたかのようないい味わいを出しています。そしてノスタルジックな雰囲気を醸し出すエジソン電球のブラケット。キラキラきらめく繊細なフィラメント、そしてその柔らかな光が生み出す陰影が、これまた素敵です。/右上・アラビアンな印象のモザイクタイルと、ぷりっとしたフォルムが可愛い水栓。/左下・長い年月をかけて何度もペンキを塗り重ね、手入れしてきたような質感のモールガラスドア。/右・キッチンの床は石のような大判のタイル貼り。そしてリビングの床はナラ無垢材の繊細なヘリンボーン張りです。

周辺環境をご紹介

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左上・吉祥寺駅から北に進んだ先、五日市街道とぶつかるところにあるのが「武蔵野八幡宮」。/右上・その武蔵野八幡宮のお向かいにあるのがスーパー「マルエツ プチ」。吉祥寺からの帰り道にお買い物するならこちらで。その他にもヨドバシカメラお向かいの「西友」を利用したり、同じくマンションから徒歩17分の「三鷹」駅から帰る際は「コープみらい」を利用すると便利です。/左下・「武蔵野市立中央図書館」はマンションから徒歩7分ほど。/右下・マンションのすぐ近くにあるフランス菓子の「patisserie A.K.Labo(パティスリーエーケーラボ)」。雰囲気のいい店内でのイートインも可能です。

cowcamo report

いかがでしたか? 古い工場や倉庫を改装したような、隠れ家的なインテリア“NYブリックリンスタイル”の世界観を楽しんでいただけましたでしょうか。

DIYが大好きで、設計にも携わっていた経験を持つ私ですが、自分でやってもなかなかここまで造り込むことはできないなぁと思ってしまいました。どうしてもお金のことが頭をよぎり妥協してしまったり、あれもこれもと欲張ってテイストがひとつにまとまらなかったり・・・。ある意味、施主がおらず設計者の想いだけでひとつのテーマを創りあげたところが、隙のないこの世界観を完成させているのかもしれません。ちなみに設計を担当された方のお気に入りポイントは “アンティークレンガの壁” 。味わいを出すため、職人さんと何度も試行錯誤しながら造ったそうです。とっても愛情をかけられたお部屋ですね。

どうしてもインテリアに目を奪われてしまいますが、こちらの物件は環境もとても恵まれているのです。駅から距離があるとはいえ、大人気の街「吉祥寺」エリア。そして緑豊かな環境に、窓が多い南西向きの角部屋。更にゆとりある90㎡超えの空間。その上この完成されたインテリアが付いてくるのですから、お値打ちとも思えてきます。

こんな家で育ったお子さまたちは、将来どんな感性の持ち主になるのでしょうか・・・楽しみですね。誰かに自慢したくなる家、人を呼びたくなる家、写真をいっぱい撮りたくなる家! これは早い者勝ちになりそうな予感。悩む前に、とにかくまずは現地でご覧くださいね。行動あるのみ! です。

取材・文・撮影:cowcamo