売主さまのご紹介

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Nさま

ご夫婦とお子さまおふたりの4人で暮らす、Nさまファミリー。なんと、旦那さまはカウカモ編集部で掲載物件の目利きを担当するベテランメンバー! 長年リノベーション業界で活躍してきたことが伺えるこだわりと、リノベテクニックに溢れた住まいです。この度移住を決意し、満を辞しての売却です!

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うおー、ついに登場ですね! 同じカウカモ編集部のメンバーとして、気合いを入れて撮影してきました。それでは、記事へGO!!

「二子玉川」駅から 緑に沿って

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「二子玉川」駅から緑に誘われて歩くこと16分。丸子川沿いの木々の隙間から端正な顔を覗かせる、1970年竣工・総戸数119戸のマンションが見えてきました。

売主さま

駅からの道のりは丸子川沿いだけでなく、緑道を歩くルートもあるんです。緑が見える家で暮らしたいと思っていた反面、利便性も捨てたくなかった私たちにはこれ以上ない立地でした。

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賑やかな駅前とは打って変わって、この辺りは住宅がほとんどでとっても静か。適度に車や人の往来があるので、夜でも安心感がありそうです◎

お部屋の中へ、GO!!

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エレベーターを4階で降りて、いざお住まいへ。ボリューム感のあるブラケットライトが照らす土間には、オープンな下足入れが備わっています。

売主さま

リノベの設計は株式会社NENGO(ネンゴ)さんに依頼しました。

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いや〜、さすが。玄関扉を開けた瞬間から雰囲気たっぷりです。次は土間を右手に進んで、LDKへと進みましょう!

“Gallery”

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LDKの壁の一部はターコイズカラーで鮮やかに演出。掃き出し窓の前まで続く壁には飾り棚が設置されており、ギャラリーのようなスペースになっています。

売主さま

ギャラリースペースは、子どもたちがおもちゃを飾る場所としても活躍しました。器や植物が飾ってある状態が常設展だとしたら、今は企画展中みたいな(笑)

売主さま

室内の壁の一部をポップなカラーにしたことで、おもちゃがあっても自然と空間に馴染むんです。とはいえ、色味は子どもっぽくなりすぎないようには気をつけましたね。塗料はPORTER'S PAINTS(ポーターズペイント)さんのものを使っています。

“Garden”

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緑が見える家にしたかったと言うほど植物を愛するおふたりの希望は、室内まで反映されているご様子。それを実現している要素のひとつが、天井に設置されたダクトレールや壁の飾り棚なんです。

売主さま

リノベのテーマは “Garden Gallery(ガーデンギャラリー)” でした。自分たちの好きな器や植物を展示するような空間にしたかったんです。

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天井のダクトレールに吊るされたグリーンや流木、ドライフラワーがいい雰囲気を醸し出しています。このハンギングテクニックは見習いたいところ◎

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南西向きの掃き出し窓側から室内を見たカット。縦長の空間の中に、リビングダイニングからデスクスペースまでしっかりとゾーニングされています。

売主さま

フローリングには無垢のオーク材を使用しています。あえて木の表情が残っている物にしたので、ナチュラルな雰囲気や経年変化を楽しんでいますね。

窓際のデイベッド

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日当たりのいいリビングスペースに置かれているのは、造作のデイベッド。あまり耳馴染みのないアイテムですが、これには思い入れがあるんだとか!

売主さま

このデイベッドは、新婚旅行で訪れた沖縄のリゾートホテルにあったものからインスパイアを受けて造りました。ソファと違って、家族全員で足を投げてゴロゴロできるのがいいんですよ〜! マットレス以外は、物件に付帯することも可能です◎

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なるほど〜! 確かにそう言われてみると、リゾート感ある!

緑望の日々を

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バルコニーから見えるのは、そよ風に揺れる木々。そしてもう半分は、抜けのある景色と大きな空。“緑が見える家” を求めていたことが伺える、気持ちのよい景色です。

売主さま

緑と抜けのある景色のバランスが気に入りました! あと、右奥の大きな木は4月頃から青々とし始めて、秋は紅葉に彩られます。1年中四季を感じられるのも気に入っているポイントなんです。

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眺望のよさはもちろん、日当たりも通風もハナマル◎ この気持ちよさはぜひ現地で体感してほしいところですね。

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バルコニーは、幅はコンパクトですが奥行きがあるので植物を出してもご覧の余裕。右奥のドアの中は倉庫になっています。

売主さま

LDKの掃き出し窓は2015年5月に、この後ご紹介する個室側の窓は2021年12月に新しいものに更新しています。

室内に戻って

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正面の壁は漆喰塗装であえてムラ感が残されています。この壁が飾るものの魅力をさらに引き立ててるような……あっぱれのリノベテク◎

売主さま

室内の壁は、友人に手伝ってもらいながら自分たちで塗装を施しました。ギャラリースペース側の壁は塗装壁の上に、さらに漆喰をムラ感を持たせて塗っているんです。

デスク&キッチン

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左・キッチンの並びにはワイドなデスクスペースが設けられています。/右・壁付けキッチンには食洗機と4口コンロを完備。奥には冷蔵庫置き場とオープンな収納棚が備わっています。この棚、かなりの収納力で重宝しているんだとか◎

売主さま

このデスクでリモート会議をすると、ちょうどハンギングした植物やギャラリースペースが背景に写って映えるんですよ(笑)

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よく知ってます(笑) でもこれ、会議中のスクショ写真を載せたいくらい、本当に映えてるんですよね。

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続いては、左奥の廊下を進んでふたつある個室を見ていきましょう! と、その前に……

ここでひとつ リノベテク

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左・廊下とLDKは引き戸で仕切ることが可能。/右・そして、その引き戸のレールは土間側まで続いており、状況に応じて下足入れの目隠しにもなる優れもの。

売主さま

ちなみに、引き戸がLDKの一段下がったモルタルスペースにもぴったりフィットするような形状にしているのも、ちょっとした見どころです。

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すごっ……! 鏡部分のおかげで、奥行きがあるようにも見えますね。これはリノベ業界にいるからこそできる創造力ですね。

緑が漏れる廊下

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左・土間のモルタル床は、廊下をつたってLDK〜洋室Aの中まで続いています。/右・突き当たりにある洋室A(寝室)の仕切りの一部はガラス張りになっており、中にある観葉植物を廊下側からも楽しめる仕組みに。

緑を背負う寝室

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うわー、この景色いい! メインバルコニーの反対側にもこれだけの緑があるのは貴重だと思います。

売主さま

物件購入時にひと目惚れしたのが、この景色でしたね。

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北東向きの窓の向こうには緑がこんもり。眼下にはマンション敷地内の駐車場がありますが、人目や音はまったく気になりませんでした。

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広さは約7帖。売主さまは部屋の一部に、デスクとたっぷりの植物を並べています。

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左・植物を置いているのは、廊下から続くモルタル床。水やりで多少湿っていても安心◎/右・カーテンの中は、大容量のウォークインクローゼット(WIC)になっています。

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カーテンレールはベッドを囲むように延びているので、就寝時に目隠しすることが可能です。

廊下に戻って

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洋室Aの前を左手に曲がると、モルタル床がさらに奥まで延びています。こちらのスペースには、天井にハンガーパイプや棚が造作されており、ちょっとした収納&室内干しスペースとして使用されているご様子。

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モルタル床が玄関から続いているので汚れも安心。自転車やアウトドアグッズ置き場として重宝しそうです◎

こちらも緑望

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洋室Aのお隣に位置する、約7帖の洋室B。こちらの窓からもマンション裏手の緑を楽しめます。

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窓側から振り返ると、反対側の壁は可愛いスカイブルー! 海外のキッズルームのような雰囲気で、お子さま部屋にぴったり◎

売主さま

壁は塗装仕上げなので、お好きな色に塗り直すことも可能ですよ。

水まわりをチェック

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左・廊下からアクセスする洗面脱衣室は、すっきりとしたデザインで清潔感◎ ご家族並んで身支度できそうな広さです。/中央・バスルームはシンプルにホワイトで統一。/右・トイレはフラミンゴカラーの壁がキュート!

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トイレの壁は、変な派手さはなくとっても素敵。なんだか、スペインやメキシコあたりの建築を思わせるカラーで、個人的にツボでした!

CHECK POINT!

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左上・ギャラリースペースの飾り棚は、高さを変えて空間にリズムを生んでいます。この見せ方は、実際にあるギャラリーからインスパイアされたんだとか。/右上・デイベッドにゴロンとして、外の景色を見るとこんな感じ。優しい緑と青に、ウトウト確定です。/左下・廊下の塗装壁にあるハンガーフックをよく見ると動物の形。とある作家さんのアイテムなんだそうですよ。/右下・ウッドの引き戸は、カウカモではお馴染みのTOOLBOX(ツールボックス)さんで購入した部材で作成したもの。取手も重厚感のあるアイアンで、ここにもこだわりアリ。

最後に共用部をチェック

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緑を背負う敷地は公園があるほどゆったり。マンション入り口には管理人事務室が設けられており、安心感があります◎ 住戸へは、Bと書かれたエントランスからエレベーターに乗ってアクセスします。

売主さま

細則がありますが、こちらのマンションではペットの飼育が可能です。また、敷地内には専用トランクルームがあり、無償で使えますよ。

緑を中でも外でも

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マンションの前を流れる丸子川。小さな川沿いにはたっぷりの木々が元気に生えています。お出かけや帰宅時に、いつもこの景色に出会えるって贅沢ですよね。

街へ、GO!!

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左上・駅直結の複合施設「二子玉川rise(ライズ)」を抜けた先にある「二子玉川公園」は、この辺りで暮らすファミリーの憩いの場。多摩川沿いにあるので、川を眺めながらのんびり過ごせます。(徒歩23分)/右上・「玉川高島屋S・C」の別館「マロニエコート」。緑で覆われた建物内には「SHAKE SHACK(シェイクシャック)」や「bills(ビルズ)」など、今をときめくショップが入居している商業施設です。(徒歩13分)/左下・築40年の鉄工所をリノベーションした「Cafe Soul Tree(カフェ ソウル ツリー)」。建築やリノベに造詣が深い売主さまも、お気に入りなんだとか。(徒歩10分)/右下・売主さまのようにグリーンに囲まれた暮らしを送るなら、「プロトリーフ ガーデンアイランド玉川店」へどうぞ。(徒歩11分)

売主さま

マンションの目の前のバス停「静嘉堂文庫」からは、「二子玉川」駅にアクセスできる便が1時間に3本〜5本往復しています。雨の日やお急ぎの時はこちらを使うと便利ですよ◎

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本日はありがとうございました! なお、こちらの物件は売主さまが居住中のため内見時間が限られる可能性がございます。念の為ご留意ください。

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カウカモ編集部より

ついに、カウカモ編集部メンバーの自邸を掲載する日がきました……。緑とリノベをこよなく愛する彼とそのご家族が暮らす住まいは、我々がかねてより謳ってきた “一点ものの住まい” にほかなりません。

物件探し当時のご夫婦の希望は、“緑が見える家” だったそう。その夢を120%叶えた住まいは、二面にある窓のどちらからも癒しの緑を望むことができます。個人的にもグリーンビューが好みなのですが、この景色は本当に羨ましい限りです。


そして、リノベのテーマは “Garden Gallery”。趣味で集めている陶磁器や植物を展示できる、ギャラリーのような空間にしたかったんだとか。ほかにも、広い土間や色使いなど、どこをとっても彼らのこだわりが詰まった空間に仕上がっています。細かなテクニックや特徴的な部材がたくさんあるので、ぜひご本人から熱い解説を聞いてみてください(笑)


マンションはビッグコミュニティの恩恵を受けて、月々のランニングコストが抑えられているのがありがたいところ◎ それでいて適宜メンテナンスを行っており、この辺りの管理面まで目を配って物件選びをしているのは、さすがのひと言です。


ついつい内装やリノベテクニックばかりに目が行きがちですが、立地は人気の「二子玉川」です。徒歩分数をカバーしてくれるバスは、お迎えのようにマンションの目の前から出発してくれます。


いや〜、本当にいいところしか出てこない。カウカモ編集部を見守ってきたメンバーの家はやっぱりすごかった。そんな住まいを、さらに自分好みにアップデートして住み継げるって、こんな機会はもうないかもしれません。

writer / editor:酒井 大作