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豊富な知識と感性が散りばめられた住まい。家主の審美眼によって選び抜かれた素材やパーツは暮らしを豊かにし、心を満たしてくれる。古いものを大切に、次の担い手へバトンを渡していく場、蚤(のみ)の市。そんな一期一会の出会いをここ、三宿で。

世田谷区三宿(三軒茶屋駅徒歩13分)
2LDK / 75.31㎡ / 6,850万円

売主さまのご紹介

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Tさまファミリー

出版社で女性誌、インテリア雑誌などの編集に携わり、現在は料理家として活動されている売主さま。お子さまが進学されたタイミングで、職場近くへお引越しを決意されたそう。センス溢れるアイテムやスタイリングにもご注目です。

緑道を目の前にしたマンション

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「三軒茶屋」駅から商店街を抜け、緑道を通り歩くこと13分。白い外観にシンボルツリーの映える、1974年竣工、総戸数14戸のマンションが見えてきました。

売主さま

「池尻大橋」駅(徒歩14分)からも同じくらいの距離で、緑道を歩くルートもあります。「烏山川緑道」と「三宿の森緑地」に挟まれたこの環境は推しポイントです。


環境的にファミリーにおすすめですが、このマンションはおひとりでお住まいの方も多いんですよ。静かなので、家でお仕事する方にもいいと思います。

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住戸には無償のトランクルームが付属しています。アウトドアグッズなどまるっとしまえる大容量ですよ。


3階に所在する住戸へは階段でアクセスします。それでは住戸へ!

こんにちは カウカモです

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赤茶色のタイルを貼った土間に、チーク材のパーケットフローリングが広がり、ゆとりのある玄関。靴だけでなく、コートやバッグなどを収納できるクローゼットも備わっています。

売主さま

玄関が広いと住まいが立派に見えると考え、ゆとりを持った広さにしました。奥の靴棚を浮かせ、下に照明を仕込んでいます。おかげで抜け感が生まれてより広々感じるんですよ。

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玄関扉を開けた瞬間から素敵です♡ クローゼットは湿気がこもらないように、ルーバーの扉を採用しているそう。

約20帖のLDKへ

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玄関スペースから奥に進むと、掃き出し窓からたおやかな光が差し込むLDKが。自然光に優しく照らされた、温かみのある空間です。

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こちらは2009年5月にリノベーションされた住まいです。とてもきれいにお住まいになられていますが、設備などの使用感については内見時にご確認くださいね。

まずはリビングダイニングから

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LDだけでも約17帖の広さがあるので、ソファやダイニングテーブルを置いても十分余裕がありますね。

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掃き出し窓側を見たカット。ソファの手前がリビングスペース、奥にご夫婦のベッドスペースと緩やかにゾーニングされています。

売主さま

ペアサッシに交換しているため、とても静かで快適です◎

バルコニーへ出てみましょう

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3階とは思えないこの眺望。まわりに高い建物がなく、広い空を仰げて気持ちのいい眺めです。

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バルコニーは南東向きなので、しっかり陽が差し込みます。これだけ日当たりがよければ、植物もすくすく育ちそう◎

室内に戻って

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足元のフローリングは、玄関に引き続き正方形のパーケット張りです。可愛い!

売主さま

マンションの雰囲気にあわせてヴィンテージな要素を入れたかったので、チーク材のパーケット張りにしました。市松に張れるものにこだわって探したんですよ。

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角度を変えて。ああ、室内からも眺望のよさは明白です……。

売主さま

もともとは約6.5帖の洋室Aを主寝室にしていたのですが、子どもたちが大きくなったので、こちらに移動しました。ひとつの空間にキュッとまとまっている感じがホテルみたいで気に入っています。朝の光が気持ちがいいんですよ。

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ソファの背板にはスリムなカウンターが設置されていてサイドテーブルのよう。スペースをうまく利用した家具の配置や物のチョイスが流石です。

キッチンをチェック

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キッチンはLDから見えづらく生活感を隠しやすそう◎ カウンターは引き出し式の収納で、デザイン性と実用性が共存したキッチンに仕上がっています。

売主さま

整理整頓は得意じゃないので、オープンキッチンには自信がなくて。代わりにカウンターを設置しました。おかげで子どもや友人がまわりに自然と集まり、おしゃべりしながら料理ができるようになりました。

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キッチンは自分仕様にできてリーズナブルな「イケア」のものを採用。換気扇の上まで木で囲んであったり、取っ手は別で取り付けていたりとディテールにもこだわった上質な仕上がりです。

売主さま

壁にはレリーフが入った白タイルを採用しました。カウンターはそのままお付けしますね。

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ええ、それはうれしい♡ カウンターの内側はオープン棚で出し入れがしやすくなっていますよ。

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左・床は上質な素材感のある石タイル。正面の扉の中はパントリーです。/右・キッチンの反対側が個室へとつながる廊下のような存在。壁の一面には天井まで高さのあるブックシェルフが。図書館さながらの収納量です。

売主さま

はじめからこの書棚を置くことに決め、壁の幅を書棚にあわせて造り付けの家具かのようにぴったり収めています。

水まわりをチェック

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扉を開けて左手には、洗面室とお風呂が。洗面台はふたり並んでも身支度できそうなワイドなサイズです。奥にはカウンターが備わっており、ブラケットライトがアクセントに。

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左・卵型のバスタブが可愛いユニットバス。浴室乾燥機能付きです。/右・カウンターと手洗い器が備わったトイレ。ゆとりのある広さです。

約6.5帖の洋室A

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現在は子ども部屋として活用されている洋室A。北西向きの窓があり、やわらかな光が入ります。

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窓の反対側にはウォークインクローゼットを完備。扉を付けると出し入れしにくいうえ、開閉に場所をとるので、あえてオープンな仕様に。

約3.5帖の洋室B

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左・洋室Bは進学されたお子さまが使われていたお部屋。北西向きのバルコニーに面した掃き出し窓があります。/右・バルコニーに出てみました。正面は「三宿の森緑地」で緑がたっぷり!

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洋室Bには扉がなく、廊下からそのまま入れる造りになっています。追加リノベーションで扉を付けることも可能ですよ。

ほんの一部ですが ディテールをご紹介

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左上・空間を引き立てている正方形のパーケットフローリング。名古屋の木材メーカー「ウッドハート」製です。/右上・キッチンやカウンター、本棚などの取っ手は売主さま自身で付け替えてオリジナリティをプラス。/左下・こちら実はお子さまの作品(!)台紙を入れて額に入れて飾るとたちまちインテリアになるのだとか。/右下・キッチンの壁はチョークペイントが施されています。マットな質感が素敵。

共用部をチェック

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左上・木漏れ日が美しいエントランスの階段。自転車置き場につながるスロープから裏手にまわると階段を回避できます。/右上・階段を上がって右手には、木製のメールボックスと宅配ボックスが。/左下・エントランスホールのソファは住人のみなさんで話し合ってリペアしたのだとか。管理人室もこちらにあり、管理人さんは月・水・木・土曜日の週4日間勤務です。/右下・こちらがご紹介した住戸の玄関扉。ワンフロアに2住戸のみというプライバシー性の高い造りです。

うれしいオプション

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1階に所在するトランクルームはご覧の通り大容量。サーフボードや撮影機材などの “長モノ” やアウトドアグッズを収納するのに活躍してくれそうですね。

やっぱりイチオシの環境です

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左上・住宅街に佇む小さなパン屋さん「ブーランジェリー ボネダンヌ」は、このエリアの人気者。朝ごはんはもちろん、ランチにぴったりなサンドイッチのラインナップも。(徒歩1分)/右上・生パスタのもっちり感が人気のイタリアン「PastaAlba(パスタ アルバ)」は休日ランチにピッタリ。(徒歩7分)/下・スーパーは「オオゼキ 池尻店」か「オーケーストア 池尻大橋店」をご利用いただくのが便利。駅まで行かずとも、家の近くに大型スーパーがあるのはウレシイところ。(どちらも徒歩6分)

売主さま

周辺には飲食店が多いこともあって、スーパーにはハーブなどの珍しい食材も置いているんです。「三軒茶屋」の駅周辺に行けばなんでも揃いますし、お買い物には全く困りませんよ。

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ありがとうございました! なお、こちらの物件は売主さまが居住中のため、内見時には事前の日程調整が必要な場合があります。あらかじめご了承くださいね。

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カウカモ編集部より

売主さまの素材の選び方や使い方、スタイリングのセンスまで魅了されっぱなしだった今回の取材。玄関扉を開けた瞬間から胸の高鳴りが止まりませんでした。リノベやインテリアのテクニックやディテールのこだわりを聞けば聞くほど、 “一点もの住まい” にほかなりません。

緑道・三宿の森・三宿神社に囲まれた恵まれた立地に建ち、窓の外には広がる緑。『日当たり・風通しがよくて、空気の流れがいいんです』と売主さまがおっしゃっていたのも納得です。


住戸はもちろんのこと、立地やマンションの魅力も見逃せないポイント。やや駅から距離があるものの、大型スーパーが近くにふたつもあり利便性は◎ マンションは築年数は経っていますが、管理体制がよかったのもこのマンションにした決め手だったそうです。


蚤の市のように、古きよきものを愛する方にバトンパスを受け取ってほしい。そう思わずにはいられない素敵な住まいでした。どうかお見逃しなく!

writer / editor : 坂上 翔子

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