それは心が踊る街

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左上・今回の舞台は「自由が丘」! 東急東横線・大井町線の2線が使える便利さはもちろん、街自体が持つ華やかさがスゴイ。タピオカのお店をご紹介しようと思ったら、駅周辺だけで8店舗は見つかります。冗談ではなく、本気です。(徒歩6分)/右上・駅の南口を出たら、直進して「九品仏川緑道」へ。その一部は「マリ・クレール本通り」と名付けられ、木陰のベンチは老若男女の憩いのサロンになっています。流行りモノのフードトラックもよく現れるので要チェック。(290m 徒歩4分)/左下・緑道沿いの有名イタリアン「SHUTTERS(シャッターズ)」。ナイフ要らずの柔らかさのスペアリブと、熱々のアップルパイアラモードは絶品です。(400m 徒歩5分)/右下・そのお向かいで通りの空気を鮮やかに彩っているのが、フラワーショップ「MONCERU FLEURS(モンソーフルール)」。お花を自分で手にとってお買い物できるスタイルがパリ風なのです。(400m 徒歩5分)

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物件が所在するのは、ガオカ(自由が丘)の中でも特に気持ちよく歩ける緑道側♡ 春は桜が見事で、年に数回あるお祭りの時期には出店が並んで大いに盛り上がります。この通り道だけでテンションが上がりますね!

ドーン

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駅から歩くこと6分。賑わいが少し落ち着いてきたあたりでヒョイと曲がると、こちらの貫禄ある建物が現れます。シンメトリーで重厚感ある佇まいが素敵!

売主さま

1979年に竣工した、総戸数40戸のマンションです。2007年に耐震補強工事、2016年には直近の大規模修繕工事を実施済みですので、安心感を持ってお住まいいただける状態ですよ。

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左上・緩やかなスロープ・階段を上ってエントランスへ。左右の植栽はきれいに剪定されていました。/右上・エントランスホール右手には管理人室があります。管理人さんは週6日で勤務されているそう。左手のエレベーター両サイド下部にある、吹き抜けに面した窓にご注目あれ。このデザイン、初めて見ましたが高級感がありますね〜。/左下・住戸の所在している3階へやって来ました。エレベーターホールのレトロシックなデザインに、思わず1枚パシャリ。/右下・右手に見えているのが住戸の玄関扉。外階段へ通じるガラス戸から自然光がたっぷり入って、廊下も明るいです◎

おじゃまします

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左・玄関に入ると、右側にホールが広がっています。/右・並んでいるドアは、写真右側から順に、水まわり・トイレ・給湯器置き場のもの。それでは左端に見える、ひときわ可愛い木目調のドアを開けてLDKへ進みましょう!

主役級キッチンがお出迎え

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壁に落ち着いたトーンのブラック、ブラウン、グレーのタイルがあしらわれ、まるで大きな抽象画みたいです。南東向きの掃き出し窓からは、光が勢いよく入ってきます。

売主さま

キッチンはシンプルなアイアンフレームのものを採用しました。天板はステンレスと、防水性を高めるウレタン塗装を施したオーク材です。また、キッチン側の梁と柱はアクセントとしてモルタルで仕上げています。様々な素材の質感をお楽しみいただけますよ。

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カッコイイー!

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約10.1帖のLDKは縦に長い形をしており、反対側には引き戸で区切られた洋室A・Bが並んでいます。

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『ではバルコニーに出てみましょう』が定石なのですが……すみません、どうしてもキッチンが気になります!

もっとよく見せて

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左上・存在感あるスタイリッシュな水栓。360°動かせるので、シンクのお掃除も楽々です。/右上・コンロは4口を完備!お料理好きな方にとってうれしい本格仕様です。/左下・作業スペースの上にはマリンランプが取り付けられ、手元を照らしてくれますよ。/右下・フレームタイプのキッチンは収納が多くないのが悩みどころ。隣に用意されたカウンターや飾り棚を駆使して、さらにラックやワゴンの追加を検討するのがいいかも。家電のカラーにもこだわりたいですね♪

さ、それでは バルコニーへ

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正面にはお向かいのマンションが。間に道路を挟んでいるのでやや距離は取れていますが、レースカーテンやブラインドがあると安心ですね。

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バルコニーはなかなか奥行きがあり、ラジオ体操くらいならできそうな広さがあります。室内では気が付きませんでしたが、外に出ると東急大井町線の踏切の音が遠くに聞こえて来ました。音が心配な方は現地にてご確認くださいませ。

LDKに戻って

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それでは、今度はお隣の洋室A・Bをチェックしましょう。引き戸オープン!

ハッ!

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こんなふうに、引き戸を開け放った状態でのびのびと使うのもアリですね。必要に応じてフレキシブルに変化させることができる、可変性ある間取りです。

まずはバルコニー側 洋室Aへ

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約4.3帖の洋室Aには、バルコニーに面した大きな窓があります。さっそく出てみましょう。

独立してます

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ジャン。こちらの物件のちょっと面白いポイントは、LDK側と洋室A側で、バルコニーがそれぞれ独立しているところなんです。

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洋室A側に物干し金具が用意されているあたり、よく分かってますね〜◎ LDKに生活感が出にくく、ホームパーティーの時にもゲストの目に付きづらいのでありがたいです♪

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左・窓の反対側にはクローゼットが備わっています。折れ戸を開けてみると……/右・こんな感じです。ファッション好きの方だとちょっと収納容量が心もとないでしょうか?

続きまして 洋室Bへ

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こちらの広さは約4.7帖。窓の無い個室なので、日射しを気にする必要はありません。ベッドをドーンと配置して、休息に特化したスペースにするのがよさそうです。もしくは、おひとり暮らしで部屋数が足りるようでしたら、思い切って収納スペースにする贅沢な使い方も。

最後に水まわりを

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左・トイレにある、流れるようなデザインのペーペーホルダーとタオルハンガーがおしゃれ。なんとも言えず “ガオカっぽい” と深くうなずいてしまいました(笑)/中央・洗面化粧台はシンプルで収納豊富なもの。お気に入りのソープディスペンサーなどを揃えて、ぜひここもおしゃれにしてください。/右・バスルームは1216サイズで、ちょっぴりコンパクト。浴室換気乾燥機を完備しているのは頼もしいですね!

ご紹介したいスポットが 入りきらない

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左上・駅までの通り道にある「Trainchi(トレインチ)自由が丘」。車両基地の跡地に建てられたので “トレインのおうち” をもじって「トレインチ」と名付けられた商業施設です。美味しいパン屋さんや、300円ショップも入居していて便利。(200m 徒歩3分)/右上・物件すぐそばには大人気のチョコレート専門店「MAGIE DU CHOCOLAT(マジドゥショコラ)」が。カフェスペースもあります♡(130m 徒歩2分)/左下・緑道沿いにオープンしたばかりの「SODA BAR(ソーダバー)JIYUGAOKA」。季節のフルーツソーダや、もちろんタピオカも飲めます。店内はアパレル・雑貨店と一体になっているので、テイクアウトして緑道ベンチでいただくのが王道。(450m 徒歩6分)/右下・個人的イチオシのライフスタイルショップ「TIMELESS COMFORT(タイムレスコンフォート)自由が丘店」。常備したくなる美味しい瓶詰めや、憧れの海外製調理器具、誰かに贈りたくなるハイセンスな文房具・・・まさに宝の山で、眺めていると時間を忘れてしまいますよ!(450m 徒歩6分)

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カウカモ編集部より

「自由が丘」駅から徒歩6分の場所に、とっても “ガオカっぽい” スタイリッシュな物件の登場です。マンションの重厚感ある佇まいも併せて、美意識高めの方にはグッとくるはず。自由が丘を愛するあなたに、ぜひ住みこなしていただきたいです!


室内に入るとまず目に飛び込んでくる、ブラックフレームキッチンのインパクトにすっかり参ってしまいました。収納が多くないことなんて、きっと工夫次第でどうとでもなります! ステンレス×オーク材の質感、そしてタイルのマーブル模様に心がときめきます。しかもこのキッチン、4口コンロ完備の実力派なんです。もう手作り料理でホームパーティーするしかない。


そんな密かな決意を後押しするように、バルコニーはふたつにクッキリ分かれてくれています。洗ったばかりの夏物スニーカーやエアコンフィルターは、LDKから目に付かない洋室側で干せばOK。ゲストとはLDK側のバルコニーに出て、『ほら、あそこに線路が見える』『なんだか夕暮れって切ないね』なんて言いながらごゆっくりお過ごしください。


引き戸で仕切られた2LDKの間取りですので、開閉次第で洋室をLDKの拡張として使うこともできます。お好みにもよりますが、私ならバルコニー側の洋室Aはまったりスペースとして開放し、窓のない洋室Bで心ゆくまで眠る、そんなライフスタイルを妄想してしまいました。


マンションのことをもう少しご紹介すると、お顔立ちが素敵なのに加えて、きちんとお手入れされてきているところが魅力。ある程度の築年数は経っていますが、耐震補強工事を実施済みというのは大きな安心材料ですよね。取材時に(エレベーターにはさすがに古さを感じるカモ)と思っていたのですが、調べてみるとちょうど1ヶ月後にエレベーターの改修工事が予定されていることが分かり、ますます好感度が高まってしまいました。


総戸数40戸という規模と共益費のバランスを鑑みると、将来的に修繕積立金の値上げは想定しておいたほうがいいかもしれません。それにしても、適宜メンテナンスされているマンション特有の健やかな空気は、見逃せないポイントだと思います。

物件の最寄は東急大井町線「九品仏」駅(徒歩5分)なのですが、ついつい緑道の誘惑に負けて、「自由が丘」周辺情報のみで記事を終えてしまうのが残念です。私は自由が丘在住なのでよく物件周辺も歩きますが、「九品仏」にもローカルで美味しいお店が点在しているんですよ。自由が丘はタイミングによっては人出がすごいので、華やぎたい日はガオカで、完全オフの日は九品仏で……と使い分けるのもいいかもしれません。


さあまずはショッピングがてらに、おいでませ自由が丘! せっかくならテンションの上がるドリンクを片手に、心踊るご内見を。

writer / editor:小杉 美香