舞台は千代田区 “一番町アドレス”

写真

左上・今回ご紹介する物件の最寄り駅は、東京メトロ半蔵門線「半蔵門」(徒歩5分)。「四ツ谷」駅までは1.3km、「市ヶ谷」駅は1.1km、「九段下」駅は1kmの距離なので、タクシーに乗ってしまえばすぐですね。/右上・パリに本店を構え、バゲットコンクールで優勝した実力を持つブーランジェリー&パティスリー「Le Grenier à Pain(ル・グルニエ・ア・パン)」。こちらは日本1号店です!(500m 徒歩7分)/左下・厳かな佇まいの「駐日英国大使館」。前を通る「内堀通り」は、染井吉野の並木道になっています。(300m 徒歩4分)/右下・春には満開の桜が水面に映える「千鳥ヶ淵」。ボートに乗りながら、桜を見上げることができます。個人的にも大好きな桜の名所です! ご紹介するマンションの共用部からも見えますよ。(300m 徒歩4分)

cowcamo

オフィスビルが多く、大使館や学校も点在している “半蔵門エリア” 。さまざまな要素が混在しているのに雑多な印象を受けないのが、この街の面白いところ。国の重要機関が多いため、セキュリティ面にも安心いただけそうな周辺環境です。

駅から歩くこと5分 グレード感ある建物が見えてきました

写真

「千鳥ヶ淵」の手前に、どっしりと構える総戸数41戸のマンション。昭和48年に三井不動産が旧分譲、竹中工務店の施工によって建てられました。現在も管理会社は三井グループと、手堅い印象を受けます。

cowcamo

「半蔵門」駅5番出口近くの「セブンイレブン千代田一番町店」を見て右手の道を進めば、坂を登らずにマンションまでアクセスできますよ◎

売主さま

まだ都心の高級マンションが多くなかった時期に建てられた、ヴィンテージマンションです。「皇居」が近いため、豊かな緑を身近に感じられるのも魅力のひとつですよ。

写真

見てください! この庇のフォルム! 堂々としていながら、ユニークで美しいです。外壁やエントランスまわりまで、贅沢にタイルが貼られていますね。

写真

左上・階段を数段上った先には、アーチがかった自動ドアが。左手のガラス張りの先には、共用ロビーがうっすらと見えます。自動ドアと手すりの曲線美が◎/右上・大きなソファがゆったりと置かれた共用ロビー。余裕ある空間なので、ご来客の際にも安心してご利用いただけそうです。/左下・共用部では管理人室、オートロック、そして螺旋階段とシャンデリアがお出迎え。思わず見惚れてしまいました。/右下・ご紹介する住戸が所在している5階へ。内廊下にはカーペットが敷かれています。玄関扉はおそらく分譲時のものだと思いますが、これもまた素敵。珍しい内開きタイプ。

cowcamo

老舗ホテルのような共用部、コンシェルジュのような装いの管理人さん。どちらもこの建物の風格を表しているようです。管理人さんは、平日は8:45〜17:00・土曜日は8:45〜12:00の週6日間いらっしゃいますよ。

売主さま

9階にはスカイロビーという共用施設が備わっています。広い会議室のような空間です。普段は施錠してありますが、お客さまがいらしたときにお使いになる方もいらっしゃるそうですよ。

それでは住戸内へ お邪魔します!

写真

左・艶やかな床材は玄関から廊下の方まで続き、統一感があります。ゆったりと取られた空間がより一層、伸びやかに感じられますね。正面にはアクセントウォールが間接照明に照らされています。/右・玄関左手の扉の先はシューズインクローゼット(SIC)。棚は可動式なので、ブーツやゴルフバックなどもしまえそうです。

まずは南向きのLDKへ

写真

約33帖を誇るLDK・・・とにかく広いです。住戸の専有面積が約130㎡もあるので、これだけの広さを確保できているんですね。ここまでゆったりしたLDK、ひさしぶりに拝見しました。

cowcamo

西側の窓の先は、残念ながらお隣の建物に視界を塞がれしまっていますが、換気用として活躍してくれそうですね。

写真

左・キッチンももちろんワイド。シンク、コンロ前はカンタースペースとなっているので、たくさん食材を並べても調理スペースには困らなさそうです。/右・キッチンの向かいには収納が設けられています。新たに食器棚を購入する必要はなさそうですね。

写真

シンクの前に立ってみました。シャンデリアが煌びやかです。家事をしていても、同じ空間にいるご家族とコミュニケーションを取りやすいのが、対面キッチンのいいところ。

売主さま

今回フルリノベーションを施し、内装はラグジュアリーに仕上げました。専有部の給排水管も新規交換しております。

写真

海外製の大きな家具でも置けそうなゆとりがあります。むしろ一般的なサイズの家具だと、空間を持て余してしまいそう。

売主さま

現在置いてある家具はディスプレイですので、配置のご参考等にご覧ください。

写真

バルコニーとの境は、コーナーサッシでより開放感がありますね。大きな窓からサンサンと太陽光が降り注ぎ、窓際はポカポカ。椅子やカーペットを用意して、ペットとのんびりする時間を過ごすのによさそう。

売主さま

こちらのマンションでは、ペットと一緒に暮らすことができます。共用部では抱きかかえるか、ペットカートに入れるという規約がありますので、ご確認くださいね。

外に出てみましょう

写真

バルコニーはセットバックしていて、プライベート感があります。カフェのテラス席のように使うと気持ちよさそうです。

売主さま

マンションの規約上、建物の景観を守るためバルコニーでの物干しが禁止されています。室内で干すか、浴室乾燥機をご利用くださいね。

写真

気になっていた眺望・・・なんと正面は「駐日英国大使館」、左手には「皇居」の緑を望みます。いい意味でダブルパンチなこの眺め、なかなかお目にかかれません。青々と繁っている緑が美しいですね。

売主さま

眼下は同マンションの駐車場です。大使館や「皇居」が建て替わる可能性は非常に低いので、この眺望は変わらず、安心してお住まいいただけますよ。

cowcamo

南向きで、遮るものはなし。日当たりは言うまでもなく良好です。

室内に戻ってきました

写真

LDKの扉横には大型の収納が備わっています。生活備品や掃除道具をしまうのにぴったり。それでは奥の和室を見てみましょう!

写真

左・約4.9帖の和室は、がらりと気分を変えてくれる空間です。心地よい足元の感覚に “私は日本人だ” ということを思い出させてもらいました。扉の奥は収納です。/右・引き戸を閉めれば個室としてしっかり活躍してくれるので、客間としてお使いいただくのもよさそう。左手の扉を開けると・・・?

廊下にでることができます

写真

左・アクセントウォールの横の扉が、和室へとつながっています。奥には5つの扉が並んでいるので、順番に見ていきましょう。/中央・廊下の一番奥にあるのがトイレ。カウンターと収納、手洗いにミラーまで備わっています。/右・トイレの向かいには洗濯機置き場がありました。廊下に面してあることで、洗面脱衣室の生活感をぐっと抑えられそうですね。

写真

左・洗面脱衣室には洗面台がふたつと、忙しい朝の強い味方! ミラーにはライン照明が備わっていて、お化粧やヘアスタイリングもこちらで完結できそうですね。/右・1620サイズのビッグなバスルーム! 扉を開けた瞬間「広っ」と思わず声に出してしまいました。浴室TV付きなので、バスタイムをゆっくり楽しめそうです。

個室を見ていきます

写真

左・約7.3帖の洋室Aの床には、ふかふかのカーペットが採用されています。この空間に踏み入れると、オフモードに切り替わる感覚がありました。/右・壁にはストライプ柄のクロスが貼ってあります。もちろん収納も備わっているので、お子さま部屋などによさそう。

写真

主寝室となりそうな洋室B。二面採光で明るく心地よいですが、北側の窓にはレースカーテンがあるとよいですね。こちらもカーペットが敷かれています。

写真

東側の窓から外を見ると周囲の建物に囲まれているものの、距離が取れているので、嫌な圧迫感はありません。ちなみに洋室Aからの眺望もほぼ同じ景色です。

写真

左・奥の扉の先は・・・?/右・奥行きの深いウォークインクローゼット(WIC)でした。約2.6帖もあるので、お洋服持ちさんでも安心いただけそうです。

最後に駐車場へ

写真

マンション裏手に位置する駐車場には、来客用の駐車スペースまでしっかり取られていました。私がザッと見ただけでも客用は5台分。2019年3月現在空きはありますが、最新の情報はお問い合わせくださいね。月額の使用料は20,000〜26,000円です。

美味しいスポットのご紹介

写真

左上・カレーの聖地・神保町の名店「ボンディ」出身の店主が営む欧風カレー店「Petit feu a la Campagne(プティフ・ア・ラ・カンパーニュ)」。深い旨味が評判で、ランチタイムはいつも賑わっています。(450m 徒歩6分)/右上・建築家・谷尻誠氏、吉田愛氏の率いるサポーズデザインオフィスがオープンした「BIRD BATH & KIOSK(バードバスアンドキオスク)」。”水飲み場” という意味を持つコーヒースタンドで、店内にはおしゃれなステーショナリーやオーガニック商品も並んでいます。(400m 徒歩5分)/左下・“made in japan” をテーマに呑める喫茶店としてオープンした「イイジカン」。銀皿でいただく、クラシックプリンが絶品です! ランチはテイクアウトもできますよ。(700m 徒歩9分)/右下・老舗の洋菓子店「村上開新堂・山本道子の店」。現在クッキーは紹介制&予約販売のみとなっていますが、レストランのランチは一般に解放されています。(350m 徒歩5分)

そして マンションから北上すると・・・

写真

堂々たる出で立ちに思わず背筋がピンと伸びる「靖国神社」。広々した境内を通り抜けるだけで、ざわめく気分もスッと鎮まります。(750m 徒歩10分)

cowcamo

カウカモ編集部より

東京23区の中心に位置し、皇居を囲うように個性豊かな街が存在する千代田区。今回ご紹介する物件は、その千代田区の一番町にあります。江戸時代には多くの武家屋敷が建ち並んだ “番町アドレス” の中でも、最も「皇居」に近い町です。


明治維新後には政府の役人やそのご家族が暮らす邸宅街として発展し、各国大使館が建てられたことから国際色も豊かとなっていきました。「皇居」や「千鳥ヶ淵」の緑のおかげもあって、自然豊かな環境は小説家や画家といった文化人にも愛されたそうです。格式高く、街の歴史が重ねられてきたことが分かりますね。

そんな場所にふさわしい佇まいのマンションは、昭和48年に三井不動産旧分譲・竹中工務店の施工によって建てられました。“最終ゴールは郊外に戸建て” という文化だった頃に、都内中心部に竣工された高級分譲マンションです。今でこそ、このエリアに高級マンションは点在してますが、当時はかなり珍しかったはず。


タイル貼りの外観に大きな庇がユニークな見た目。中に入れば、ピシッとネクタイを締めた管理人さんがいらっしゃり、見上げると美しいシャンデリアが目に入ります。共用部にはオートロックが設置されており、平成19年には耐震補強工事、平成24年には大規模修繕工事を実施済み。カーペットが敷かれた共用内廊下からは、「皇居」のお濠を望めます。

約130㎡という広さを誇る住戸は、和室を含めた3LDKの間取り。LDKは約33帖と、もはやここだけで暮らしを完結できそうな広さです。そして大きな魅力であるのが、LDKの窓から望む「駐日英国大使館」の姿と「千鳥ヶ淵」の緑。この眺望や日当たりが変わる可能性は低いので、安心してお住まいいただけるのもポイントです。

もちろん個室やバスルームもゆったりとしていて、リラックスタイムをしっかり楽しめそう。バルコニーでブランチ、ペットと一緒にリビングスペースで日向ぼっこなどなど・・・さまざまなシーンを豊かに彩ってくれそうなお部屋です。


立地、マンション、専有部とすべてに一貫性を感じる物件です。歴史ある地に佇む、クラシックな魅力が残るマンションの一室。ここで新たな暮らしを始めてみませんか?

writer / editor:平野 翔子