“文京区目白台エリア” 「護国寺」駅からスタートです

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左上・東京メトロ有楽町線「護国寺」駅は、ターミナル駅の「池袋」まで2駅・乗車時間約4分の便利な立地。(徒歩9分)すぐ近くには、見事に色づく紅葉や節分祭りなど四季折々を楽しめる「護国寺本堂」がありますよ。(750m 徒歩10分)/右上・手づくりの豆大福や和菓子のお店「群林堂」は、“日本一” と呼び声高いそう。手みやげや休日のおやつにぜひ!(1km 徒歩13分)/左下・“たまには外食を♪ ” なんて日に、フランス料理店「Le Marcassin(ル・マルカッサン)」はいかがでしょうか。長年通うお客さんが多い地元の人気店。美味しさはもちろん、リーズナブルにボリュームのあるメニューを味わえると評判です。(250m 徒歩4分)/右下・素敵な女性がひとりで切り盛りしている欧風カレー&カフェ「Ciel(シエル)」。多種類のスパイスをブレンドし丹念に作り上げられた味わいあるカレーは、辛さやトッピングを選べますよ。

“へ” の字に広がる 白いマンション

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目白通りから不忍通りへ。「日本女子大学」の横に建っているマンションが、今回ご紹介する物件です。

売主さま

こちらは現在築36年。地下1階付き地上8階建てで、総戸数50戸です。2012年には大規模修繕工事を行い、2014年には前面の不忍通りの拡幅工事に伴い、外構工事を行っております。

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左上・不忍通りに面して突き出す庇が特徴的なエントランス。2段階に分かれた階段の先に、自転車置き場とエントランスがあります。自転車の移動は少し大変ですが、両サイドに設置されたスロープを利用して、住民の方は上り下りされているようでしたよ。/右上・2面の大きな開口から光をたっぷり享受するエントランスホール。右手には管理人室があります。/左下・エレベーターホールを横目に、緑が美しい中庭のある共用廊下を進みましょう。今回ご紹介する住戸の所在は2階。こちらの住戸へは、階段を上がってのアプローチとなります。/右下・建物の構造上、エレベーターでは向かえないので階段を上って。写真左手の玄関扉から中へとお邪魔しますよ。

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管理人室には、月~木曜日は8:00〜17:00・金曜日は8:00〜16:00、土曜日は8:00〜11:30まで管理人さんが勤務されています。もう長く勤務されているそうで、皆さま顔馴染みのよう。安心感がありますね。

第一印象を彩る玄関

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左・清純な白を基調とした玄関ホール。視線を集める正面のニッチが素敵ですね。右側には大きなシューズインクローゼット(SIC)が。/右・靴に合わせて高さを調整できる、可動棚が備わっています。奥行きが深いので、ゴルフバックやお子さまのお遊びグッズも片付けられそうですよ。

売主さま

入った時に『わあ』という言葉が漏れるような玄関にしたいと、既存の状態より少し広げ、季節の花などで飾ることができるゆとりのスペースを設けました。またSICを設置しましたので、散らかることなく綺麗な状態の玄関をキープしやすいと思いますよ。

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玄関から見て左側にLDK、右側にはふたつの洋室が並ぶプライベートゾーンとなっています。/左・こちらのガラススリット入りの扉からLDKへ向かいます。/右・正面の扉の先が洋室A、その左隣に洋室Bがあります。

はやる気持ちを抑えて♡ 家族の笑顔が集まるLDK

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扉を開けてすぐ右手にはキッチンカウンターが。腰壁ほどの高さですので、圧迫感なく視線が届きますね。

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奥まで進み、窓の前から全体を見渡してみましょう。L字型に広がるLDK。なんと広さは約21帖!

売主さま

キッチンの位置を移動し、和室を洋室に変えるなどのプラン変更をしております。ただ左側壁面のエコカラットは、状態もよく機能的であるため既存のまま残しました。

気になるキッチンをチェック♪

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真っ白なサブウェイタイルが可愛らしいキッチン。天板の幅は約2.4mあるので、作業スペースもたっぷり。壁面に設けられたニッチタイプのラックには、レシピブックや調味料などを置けそうですよ。心憎い配慮ですね(笑)

売主さま

キッチン背後のスペースも広く確保しました。冷蔵庫や食器棚を置いても、スムーズに動けますよ。

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写真右手の引き戸の先は、水まわりスペース。こちらは後ほど詳しく見てみましょう。

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キッチンからリビングダイニング(LD)を見てみましょう。L字型に広がった奥の空間まで目が届きますよ。

売主さま

暮らし方の提案として、家具をディスプレイしております。どうぞ参考にしてください。

南東向きのバルコニーへ

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ちょうど正面は駐車場になっているため、2階でも空を見ることができます。左手に見える建物は「日本女子大学」。不忍通りとは反対側に向いているため、とても静かな環境です。

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バルコニーはコンパクトサイズ。ただ奥行きが深く、手摺りが透明ガラスになっているため広がりを感じることができます。

LDKの続きを見てみましょう

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ソファに座ってくつろいでみました。キッチンでお料理をするご家族や、床におもちゃを広げて遊んでいるお子さままですべてに目が届き、幸せな時間を実感できそうです。

売主さま

床には、天然木突板の幅広フローリングを採用しております。高遮音性能が高く、階下への音の懸念にも配慮している素材です。

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左・奥のスペースの壁一面には、グレーのアクセントクロスが貼られています。窓のすぐ外には大きな緑が顔をのぞかせていますよ。/右・こちらには大きなクローゼットやオープン棚が備わっています。すぐ手の届く位置に、本やお子さまの遊び道具を置いておけますね。

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南東向きにふたつの大きな窓が並んでいます。広くてのびのび過ごすことができそうですね。腰窓の前に大きなカウンターを設ければ、ご家族の “スタディーコーナー” にもなりそう!

売主さま

将来もうひとつ個室が必要になった場合、LDKに壁を設けることができるよう、天井の下地補強を行っております。また引き戸を設置する場合に備えて、引き込みスペースも確保していますよ。現在、リビングスペースに備わっているエアコンは撤去予定です。

キッチン前まで戻り 水まわりチェック

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左・三面鏡が付いた洗面化粧台。その奥には、お湯を出すこともできる洗濯機置き場が。折れ戸の中には電気温水器が設置されています。/中央・浴室換気乾燥機が備わったユニットバス。こちらは既存利用です。/右・明るい花柄クロスがアクセントのトイレ。上部には写真に写っていないものも含めて、2カ所に吊戸棚が設けられています。こちらも既存のものを活かして再利用しているそう。

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トイレは新規交換していますが、洗面化粧台とユニットバスは、既存を活かしクリーニングしているそうです。まだまだ利用できる綺麗な状態ではありますが、新品ではないためそれなりに使用感は見受けられます。気になる方は、現地にてお確かめくださいね。

一度玄関まで戻り ふたつのプライベート空間へ

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洋室Aは約6帖。壁一面に真っ白のエコカラットが貼られ、北西向きの窓は二重サッシを採用しています。

売主さま

6年ほど前に、前所有者さまによってリフォームされた防音室です。上部の吊収納や床材も含めて既存のものを再利用し、クロスのみ貼り替えをいたしました。

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ピアノの練習室などとして使う場合には、窓を閉めた状態で行いましょう。音量や演奏の時間帯にはご配慮くださいね。

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左・北西向きの窓の外は不忍通りが走ります。ただ走行量が少なく距離があるせいか、二重窓を閉じているときはもちろん、開けているときもそれほど音は気になりませんでした。/右・窓の前から見返してみました。防音仕様で床を上げているため、梁下の高さは約1.85mと若干低めです。

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音や高さの感じ方には個人差がありますので、現地でお確かめください。また、こちらの収納は上部のみ。子ども部屋として利用される場合は、家具などを置いて工夫するとよさそうです。

もうひとつの個室 洋室B

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約6.6帖と洋室Aより少し広めです。こちらの壁にもエコカラットが貼られ、窓は二重サッシになっています。こちらもクロスのみ貼り替えられたそう。

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左・北西向きとはいえ、大きな窓のおかげで明るいですね。奥には大きなクローゼットが。/右・下部に置き型の収納などを用意すれば、よりたくさんしまえそうです。

暮らしをより豊かにしてくれる周辺環境 「雑司が谷」方面へお散歩

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左上・歴史のある建物で、懐石料理が楽しめる「雑司ヶ谷 寛(かん)」は、趣の異なる全6室・完全個室のお店です。大切な人と特別な日にぜひ訪れてみたいですね。(280m 徒歩4分)/右上・緑豊かな「目白台運動公園」は、お子さまの遊び場としてはもちろん、テニスコートやフットサルコートもあり、大人も十分楽しめますよ。(300m 徒歩4分)/左下・東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅へも徒歩7分。可愛らしい路面電車の都電荒川線「鬼子母神前」駅も徒歩8分で利用できます。/右下・「鬼子母神堂」の参道途中にある「キアズマ珈琲」。和モダンなインテリアの店内でいただくネルドリップの薫り高きコーヒーは格別ですね。(750m 徒歩10分)

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カウカモ編集部より

家を選ぶこと=街を選ぶこと。街選びが日々の暮らし方や、子どもたちの未来の姿にまで強く影響することってありますよね。“よい” 環境の解釈は人それぞれだと思いますが、この「文京区目白台」は、よい影響を及ぼしてくれそうと目に留まる街でしょう。近隣には大きく育った並木道、四季の色を感じることができるホテル「椿山荘東京」(950m 徒歩12分)や「護国寺」、そして思いっきり身体を動かすことができる憩いの場「目白台運動公園」が揃っています。かつては菊池寛氏などの文士や手塚治虫氏が過ごした歴史の息づかいを感じながら、幼稚園から大学までさまざまな名門校を身近に目にして育ちます。「鬼子母神堂」「大鳥神社」境内では手創り市が行われ、プロアマ問わずさまざまな作家さんと出逢えますよ。幼き頃からこれらの刺激を日常に感じ育つと、いつか形を変えて芽吹いてきそうですね。


マンションは、1982年竣工。不忍通りという大通りに面しながらも、一歩中へ入ると、その静謐(せいひつ)な雰囲気に魅了されます。長年勤めておられる管理人さんが、いつもの笑顔で出迎えてくださる温かい雰囲気。自然と “ただいま” と言ってしまう安堵感がありますね。エントランスアプローチや2階の住戸までには階段が多くあり、ベビーカー時代は少々大変かもしれません。ただ一時期のことですので、長い目でみてご検討ください。2012年の大規模修繕工事の際にはマンション全体でお借入れをされていますが、計画的に返済されております。


そして住戸は、6年ほど前にリフォームされた室内を、今回精査したうえで各所リノベーションされたそう。前所有者さまは “映画を大音量で楽しみたい” とのことで、防音室までつくられていました。今回はその防音室の壁紙だけを新しくして、そのまま残しています。ピアノなど楽器の練習にもうれしい環境ですね。ただ防音室といっても見かけは普通の個室ですので、お子さま部屋や寝室としてもお使いいただけますよ。さらに約21帖もあるLDKは、ご家族それぞれが思い思いの時間を過ごせるゆとりある広さ。おのずと集まってきて、常に一緒の空間で過ごす暮らし方が目に浮かびました。大きなクローゼットだけでなく、キッチンのニッチやオープン棚など、細やかな配慮が感じられるプランは、住まい始めてからそのよさを改めて感じることができそうですよ。


今回は、水まわりなどいくつかの箇所で既存のものを再利用しております。それはご予算にあわせて、カスタマイズできる余力であるとも言えそう。どうぞ現地でお確かめのうえ、追加リノベも視野に入れつつご検討くださいね。

writer:南田 かおり / editor:平野 翔子