「根津」駅からスタート

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左上・最寄りは、東京メトロ千代田線「根津」駅(41m 徒歩1分)。雨の日でも傘を差さずに、ささっと帰れる距離がうれしい!/右上・晴れた日には「上野動物園」へお散歩するのもいいですね。動物たちのかわいい姿に、キュンとすること間違いなし♡(350m 徒歩5分)隣接している 「上野恩賜公園」には美術館や博物館があるので、何度訪れても楽しめますよ。/左下・創業40年のオーガニック自然食料品店「根津の谷」。店主によって厳選された、体に優しいアイテムが並びます。併設されているビーガンカフェでは、日替わりのランチをいただけますよ。(100m 徒歩2分)/右下・落ち着いた住宅街の中にある、学区指定の「文京区立根津小学校」。敷地内には文京区が運営する幼稚園や児童館もあります。子育てファミリーにはうれしい環境ですね。(300m 徒歩4分)

不忍通り沿いに建つ マンション

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今回ご紹介するのは写真でいうと右から3棟目、ベージュのタイル貼りのマンション。地下1階付き地上10階建て・総戸数26戸のマンションです。1989年竣工で、新耐震基準に適合しています。

売主さま

2012年には大規模修繕工事を実施済みです。また、2015年にはインターホン設備の更新工事、その翌年には駐輪場・ごみ置き場扉の修繕の工事を行っています。また、こちらのマンションは耐震基準適合証明書の取得が可能で、住宅ローン控除にも適応しています。

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左上・不忍通りに面したメインエントランス。1階には飲食店とアパレル用品を扱うテナントが入っています。写真には写っていませんが、建物の裏側にも飲食店が1軒入っていますよ。/右上・オートロックのエントランス。管理人さんは巡回で、月に4日ほどいらっしゃいます。オートロックを抜けてエレベーターホールへと進みましょう。/左下・エレベーターホールを突っ切った先には、マンション裏側の路地に面した駐輪場と、ゴミ捨て場があります。駐輪場は、1住戸に対して1台分無料で利用できますよ。/右下・ご紹介する住戸は2階に所在しています。エレベーターを降りてすぐ右側に見えるのが今回ご紹介する住戸の玄関扉です。

おじゃまします!

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左・玄関扉を開けると、広々とした玄関ホールが。モルタル風のタイル貼りの土間は、スペースがしっかりと確保されています。正面に見えるのはLDKへ続く扉。磨りガラスを通して明かりが伝わってきますね。写真には写っていませんが、廊下を左に進むと、ふたつの洋室へと続く扉があります。こちらは後ほどご紹介しますね。/右・木目調の下足入れは天井まで高さがあり、扉4枚分の収納力! ご家族分の靴をすっきりと収納できそうです。

さっそくLDKを拝見

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廊下から続く扉の先には、約26帖のLDKが。思わず “広い!” と声が出そうになるほどの開放感です。床から天井まで、随所に木の温かみを感じます。北東向きの掃き出し窓からは、太陽の光が柔らかく注ぎ込んでいます。

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窓の前まで進み、振り返ってみました。天井が高いですね~! 測ってみると、一番高い所で約274cmもありましたよ。板張り天井と梁との高低差によって、空間にメリハリが生まれ、より一層高さを感じさせてくれます。

売主さま

リビングの広さを確保するために、もともとは4LDKだった間取りを、今回のリノベーション工事で3LDKに変更しました。高級感のある空間に仕上げています。

スタイリッシュなキッチン

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右・食洗器が備わったオープンキッチン。トップには人造大理石が採用され、高級感が漂います。/左・キッチンの奥にはゆったりとしたスペースが。収納キャビネットや作業台などを配置すればさらに使い勝手がよくなりそうですね。写真には写っていませんが、左奥には冷蔵庫置き場がありますよ。

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キッチンからの眺めはこんな感じ。リビングダイニング全体を見渡せて、ご家族とのコミュニケーションも弾みそう。右奥の壁の上にはピクチャーレールが設置されていました。ポスターや写真をおしゃれにディスプレイできますよ。

バルコニーへ

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正面には 不忍通りを挟んでビルが建ち並んでいます。所在階は2階と低層のため、道行く人の表情まで確認できました。不忍通りは通行量が多く、トラックやバスなどの大型車も頻繁に走るため、車の走行音が時折響き渡るように聞こえてきます。

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LDKに隣接する洋室Aまで、たっぷり幅のあるバルコニー。奥行きは浅めですが、洗濯物を干すスペースはしっかりと確保できます。人目や車の排気ガスが気になる方は、浴室乾燥機を使うとよさそうです。

LDKに戻ってきました

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何度見ても、この美しいLDKには心が躍ります。広さを活かして、ゆったりめのソファや円形のダイニングセットを配置するのもいいですね。左手前に見える扉は洋室A、その奥の扉は水まわりへ続きます。それでは順番に見ていきましょう。

明るい洋室A

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こちらの掃き出し窓からも、先ほどのバルコニーへ出られます。洋室Aは約6.7帖と、3つの中で最も広い個室。寝室に・・・と言いたいところですが、窓を閉め切っても車の通行音がかなり聞こえてきました。気になる方は追加リノベーションで二重サッシへ変更するのもいいかもしれません。音の感じ方には個人差がありますので、現地でお確かめくださいね。

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左・窓側から振り返ってみます。正面に見える扉の中は・・・/右・大容量のウォークインクローゼット(WIC)! お洋服から季節家電まで、すっきりと収納できそうなゆとりがありますよ。

水まわりをチェック!

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左・扉を開けると、まず目に入るのが左手前の収納。天井までの高さがあり、タオルなどのかさばるリネン類もまとめて置けますよ。そこから時計回りに洗面台、洗濯機置き場、浴室、トイレと並びます。/右・洗面台はコンパクトながら収納力◎ 正面の壁に貼られたタイルがさりげなくオシャレ!

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左・ワイドなミラーが目を惹くバスルーム。浴室乾燥機が付いています。/右・トイレは上部に吊戸棚が付いており、収納もバッチリ。

玄関横の洋室B

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右・廊下に戻って、洋室をチェックしていきましょう。まずは玄関を上がってすぐの位置にある洋室B。隣に建つビルに面した北西の窓があります。/左・約4.7帖とコンパクトながら、奥行きのあるクローゼットが備わっていますよ。お子さまのお部屋や書斎として、多目的にお使いいただけますね。

廊下突き当たりの洋室C

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廊下突き当たりにある約5.6帖の洋室C。道路からは一番奥まっていますので、騒音は比較的気になりませんでした。こちらを主寝室とするのがよさそうです。

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左・北西の窓を開けて左側を向いた様子。窓の前は室外機置き場になっています。目の前にはお隣の建物が立ちはだかり、圧迫感を感じます。取材時は晴れた日の午前中でしたが、建物に遮られ太陽の明かりはほとんど感じられませんでした。/右・窓側から振り返ってみました。こちらにも先ほどの洋室Bと同じ大きさのクローゼットがありますよ。

売主さま

採光が十分でない代わりに、フローリングや建具には明るい色味をチョイスしています。

「東京大学」周辺をぶらぶらお散歩

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左上・「東京大学」の緑があふれるキャンパス内は、一般の方でも見学可能。学食や売店が利用できるほか、無料で入れる博物館もありますよ。(500m 徒歩7分)/右上・有名レストラン出身のシェフが腕を振るう本格フレンチビストロ「Wine厨房 TAMAYA根津」。美味しいのにリーズナブルとあって大人気! 併設されたワインショップも充実の品揃えです。(30m 徒歩1分)/左下・挿絵美術を中心に展示している「弥生美術館」。レトロな館内は、時間を忘れてのんびりしてしまいそう。同じ建物内には「竹久夢二美術館」もあり、併せて楽しむことができますよ。(600m 徒歩8分)/右下・東京メトロ南北線「東大前」駅も徒歩圏内。マンションからは少し上り坂ですが、道のりで「東京大学」の緑を感じられ心地いいですよ。(900m 徒歩12分)

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カウカモ編集部より


下町風情漂う「根津」。 “谷根千エリア” として一括りにされることが多いですが、「上野恩賜公園」や「根津神社」といった緑あふれるスポットや、「東京大学」や「東京藝術大学」などのアカデミックな学術機関に囲まれるように位置する、都内広しと言えども唯一無二の存在感を放つエリアです。

東京メトロ千代田線「根津」駅は、決して華やかさはない印象の駅ですが、大手町・赤坂・表参道方面へ乗り換えなしでアクセスできるので交通アクセスは◎ 駅前のバス停からは「早稲田」駅や「池袋」駅方面へ発着するバスがあるので、合わせて使えば行動範囲が広がりますね。


「根津」駅周辺の雰囲気を一言で表すならば、“落ち着いた” 街。学生と思しき人々や、お買い物中の親子連れなどがゆったりと行き交い、和やかな空気が漂っていました。駅周辺には長いこと続いていそうな個人経営の塾が見受けられ、教育熱心な土地柄であることを改めて思い知らされましたよ。記事内ではご紹介しきれませんでしたが、周辺にはスーパーが多数あるので、日常のお買い物にも困らなそうです。


マンションは現在築28年と、リノベーション済みの中古物件としては比較的築浅な部類に入ります。外観は数棟のビルに挟まれて少々窮屈な印象でしたが(笑) 中に入ってびっくり! “こんな広さがあったのか・・・” と驚くほど優雅な空間が広がっていました。印象的だったのは、住人の方々。取材中に数名とすれ違いましたが、見ず知らずの私に対してどなたも会釈や挨拶をして下さり、こちらが恐縮してしまうほどでした。管理人さんは巡回ということで、セキュリティ面にやや不安を覚えていましたが、住人の方々の意識が高いことがうかがえ、支え合って暮らしていけそうだと感じました。


と、ここまでいいことばかりお伝えしてきましたが気になる点も。ひとつは北西の眺望。隣に建つビルが目の前に迫り、なかなかの圧迫感。もうひとつが “不忍通り” を走る車の走行音。LDKと洋室Aは特に大きく聞こえましたが、ほかのどの居室にいてもやはり微かに感じられました。音の感じ方には個人差がありますので、気になる方は現地でお確かめくださいね。


それでもこの立地、贅沢な間取りと内装、上げきれない魅力的なポイントが多いこともまた事実。何はともあれ現地で見ていただいてからご判断いただくことがおすすめです。皆さまからのお問い合わせ、お待ちしております!

writer:前川 杏奈 / editor:野原 茂香