「方南町」駅からスタート

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左上・ご紹介する物件の最寄り駅は、東京メトロ丸ノ内線「方南町」。駅前にはいくつかの飲食チェーン店があるくらいで、飲み屋さんは少なく週末の夜も落ち着いた雰囲気。(徒歩5分)/右上・「方南銀座商店街」には、パン屋さんや八百屋さん、定食屋さんなどが軒を連ねています。規模は小さく、のんびりとしたローカル感が漂います。(270m 徒歩4分)/左下・有機野菜を使った正統派イタリアンとオーガニックワインにこだわった小さなトラットリア「葡萄房(ぶどうぼう)by THE CAMEL」。手作りドルチェも要チェック!(400m 徒歩5分)/右下・交通量の多い環七通りの近くとは思えない落ち着いた雰囲気の「方南公園」(70m 徒歩1分)。園内には大きなイチョウやサクラの木が植えられています。実は目的地のマンションが、この写真に写っているんですよ。

総戸数22戸の 小規模マンション

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駅から物件までは、フラットな細い生活道路を歩きます。夜は環七通り経由のルートを通れば、心細くなさそう。建物周辺には騒音の発生源がなく、とても静かです。1982年生まれ、地上4階建ての建物は、整った層が重なっている外観がウエハースみたいでキュート。

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左上・エントランスアプローチはスロープ付き。植栽も綺麗にお手入れされていますね。黒目地の白タイルは、まるでクッキー&クリームのよう。/右上・共用ロビーはゆったりとした広さ。小窓の先は管理人室で、管理人さんは月、水、金、土曜日の午前中にいらっしゃいます。/左下・共用ロビーの奥から振り返ってパシャリ。今回ご紹介するのは1階の角住戸で、廊下奥に玄関ドアが見えます。/右下・お邪魔する前に、ちょっと寄り道。こちらは4階にある各住戸専用のトランクルームです。使用料は500円/月。

お邪魔します!

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左・玄関にはシューズボックスと、姿見付きの収納が。玄関から廊下にかけては途中で折れた形状です。/右・廊下に上がって、少し進んだところ。途中に窓があり、換気ができて◎ 正面はLDKの入り口です。

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左・LDK入り口の前から振り返りました。3つある扉の中は右側が収納、正面がトイレ、左側が洗面脱衣室です。/右・トイレの壁にはネイビーのクロスが貼られています。黒いアイアンのタオルハンガーやペーパーホルダーも、いいスパイスになってますね。

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左・洗面脱衣室は明るく清潔感がある内装。/右・浴室は1216サイズ。天井には浴室乾燥機とシャープなライン照明が備わっています。

緑が心に染み入る 約11帖半のLD!

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ドアを開けると、天井が高く開放感ある空間が広がっていました。何よりインパクト大なのが、公園の緑を借景する大きな窓!

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奥から振り返って見たところ。ナチュラルな色合いのフローリングと黒のパーツ、そして外の緑が美しく調和しています。左手は独立タイプのキッチン。正面に見える北東向きの窓から、外を見てみましょう。

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家からこんなに豊かな緑を拝めるなんて・・・。鳥のさえずりが心を解きほぐしてくれます。

売主さま

この公園、春にはサクラがとってもきれいに咲くんですよ。自然を身近に感じられる住戸に合わせて、内装にもこだわりました。あまり自然体すぎても単調になるので、黒いライティングレールやドアでメリハリをつけています。

ステキ要素満載の 独立式キッチン

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左・黒目地を入れたサブウェイタイルに、軽やかなレンジフードやマリンランプと、ここでお料理するのが楽しくなりそうな仕上げ。左奥には、電子レンジなど調理家電置きに便利なオープン棚も造作されています。/右・キッチンからも、公園のグリーンを望めます◎

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壁の一部は板張りになっていて、なんだか木に囲まれているような感覚がします。右手は約6.4帖の洋室A。

可変性のある 洋室A

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窓が2面にあり、右手は南向きなので陽がしっかり入ります。

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左・ダークトーンの引き戸を閉めて、部屋の奥から振り返りました。左手には二枚折れ戸のクローゼットがあります。/右・クローゼット内部は左右セパレート型で、枕棚とハンガーパイプが。内部に薄い水色の壁紙が貼られているのも芸が細かい!

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引き戸を開け放ってリビングダイニング(LD)の拡張として使う場合、合わせて約18帖の広さになります。続いて、中央のドアから洋室Bへ向かいましょう。

約7帖の洋室Bは バルコニー付き

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この建物は「壁式構造」なので、ご覧の通り大きな梁や柱が室内になく、ベッドなどの大きな家具を壁にピッタリつけて置くことができます。掃出し窓から南向きのバルコニーに出てみましょう。

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左・幅はコンパクトですが、奥行きには余裕があります。/中央・正面の住宅とはマンションの敷地を挟んでいるので圧迫感はなく、目線もあまり気にならなそう。/右・取材時は曇り空でしたが、晴れたらしっかりと陽が差し込んできそうです。

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左・室内に戻ってきました。右手の凹み部分には、棚板を上下に動かせる何かと便利そうな収納が造作されています。中央の引き戸の中はウォークインクローゼット(WIC)です。/右・WIC内部は左右両側にハンガーパイプが取り付けてあり、ロングコートなども掛けられますね。

生活を支える 周辺施設

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左上・「島忠 ホームズ中野本店」は、“中野・杉並エリア” のなかでも品揃えが豊富な大型店舗。見晴らしのいい屋上駐車場は、方南町の街を360度展望できる “隠れ黄昏スポット” なんですよ。(550m 徒歩7分)/右上・災害拠点病院にも指定されている「校正病院」。27の診療科目、340床のベッドがある総合病院です。(750m 徒歩10分)/左下・日常のお買い物は駅からすぐの場所にある「サミットストア 和泉店」が便利。深夜0時まで営業しています。(450m 徒歩6分)/右下・方南中央通りに位置する「八百市」には、毎日旬の野菜が店頭に並びます。(400m 徒歩5分)

cowcamo

カウカモ編集部より

ご紹介する物件が所在するのは、“新宿西口エリア” の高層ビルが見える「方南町」です。「新宿」駅までは、乗り換えも含めて所要時間は約11分という近さ。戸建ての住宅が多く建ち並び、善福寺川沿いにたくさんの公園が整備されている静かな住環境が魅力です。「方南町」駅は丸ノ内線の短い支線の終点で、現在は都心方面へ向かう際に「中野坂上」駅での乗り換えが必須。しかし、ホームの延伸工事が完了する2019年に新宿・池袋方面への始発電車が運行開始される予定です。


マンションが建っているのは、善福寺川のほとりにある公園を見下ろす小高い場所。この公園の緑が大きなキーポイントで、室内の窓に大きなイチョウやサクラの木々がいっぱいに映るんです。住戸は67㎡強の専有面積にふたつの個室を与えた間取り。そのうち南側の洋室はDKとの間に引き戸が設けられていて、開け放ってリビングスペースの拡張として使えば、約18帖のゆとりある空間となります。売主さまによると、内装は窓から見える豊かな自然のイメージに合わせてデザインしたそう。木そのものの色を活かしたフローリングに加えて、壁の一部は板張りと、なんだか森のなかのコテージにでもいるような錯覚を覚えました。ドアや照明のスイッチ、金物の黒がアクセントとして効いていて、表情豊かな内装になっています。キッチンの仕上げも要注目で、タイルや照明、金具をひとつひとつ丁寧に選んで組み合わせたこだわりを感じました。


建物自体は総戸数22戸と比較的小規模ですが、敷地にはゆとりがあり、隣り合う戸建住宅との間隔には少し余裕をもたせてあります。特に南向きのバルコニーでは、その恩恵で日差しを多く取り入れることができています。周辺は人通りが少なく、取材中に住戸で聞こえていた音と言えば鳥たちのさえずりだけ。毎日都心であくせく働く身としては『しばらくここに居たいな』と思わせる、心が落ち着く住戸でした。じっくりと季節ごとに移ろう窓の景色を眺めるのは、ここをご購入いただいた方の特権ですね。お問い合わせ、お待ちしています。

writer:中山 宇宴 / editor:平野 翔子