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まるでパズル、まるで舞台装置……そういえばどちらも、人生のメタファー。巡りゆく光と風が、終わりや正解なんてないことを教えてくれてる、ような気がする。さて、どうしよう! 真剣に考えるから、どんどんハマっていく。もっともっと暮らしに夢中になれる家を見つけました。まずはお気に召すまま。

杉並区堀ノ内(方南町駅徒歩9分)
2K+S / 47.30㎡ / 3,299万円

ほうなんですよ

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左上・物件の最寄りは、東京メトロ丸ノ内線「方南町」駅(徒歩9分)。支線の終着駅なので、同じ丸ノ内線の「池袋」駅や「荻窪」駅方面へ行くには3駅隣の「中野坂上」駅で乗り換えが必要ですが、2019年内に「池袋」や「新宿」方面へ直通運転が開始される予定。利便性がぐんとUPするため、今まさに注目の駅なんです!/右上・駅前には「方南中央通り」など複数の商店街をあわせた「方南銀座商店街」が。“言葉を交わす笑顔の街” や “おかえりなさいの町” というキャッチフレーズが温かく迎えてくれます。個人商店が軒を連ね、どこか昭和感漂うレトロな街並みに心がホッ♡(900m 徒歩12分)/左下・大型スーパー「サミットストア 和泉店」もありますよ。深夜0時まで営業している頼もしい存在です。(900m 徒歩12分)/右下・マンションの目の前には、ドンと建つ「佼成病院」の姿が。災害拠点に指定されている総合病院が近くにあるのは心強いですね。(350m 徒歩5分)

環七通り沿いに佇むマンション

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左上・こちらが今回ご紹介の、1987年竣工の地上8階建てマンションです。1階部分には介護サービスや飲食の店舗がテナントとして入居しています。/右上・居住部分のエントランスは環七通りから一本横道に入ったところにあり、車や人の行き来も穏やかでした。/左下・管理人室を越えて、建物内部を進みましょう。吹き抜け部分に可愛らしい石灯篭を発見してほっこり。エレベーターはこの先にあります。/右下・共用部には自然光が差し込み、風通し◎ 毎日、清々しい気分で通ることができそうです。

チーン 3階です

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左・住戸の玄関扉前も明るいですね! それではいよいよ、中へとお邪魔しましょうか……/右・扉を開けると、工作室を思い出すような木の香りがフワリ。タイル敷きの玄関の右手には、造作の収納棚が備わっています。長いモノもしっかり収まるように設計されているのがうれしいですね。

約4.9帖のキッチンスペース

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足元には無垢レッドパイン材のフローリングが採用されています。打放しの壁・天井と組み合わさることで、ラフでありつつ温かみのある雰囲気に♡ 右手の壁にはトイレや水まわりへつながるドアがありますが、そちらは後ほどご紹介しますね。まずは奥へ進みましょう!

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梁の部分は、天井高が190cm程度とやや低めです。背の高い方ですと気になってしまうかもしれませんので、ご注意くださいね!

溶けあう ふたつの洋室

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約5.5帖の洋室A(手前)、約4.5帖の洋室B(奥)をつなげて眺めたカット。洋室Aの掃き出し窓の向こうに眩しいグリーンが揺れていますね!

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反対側からもパシャリ。ちょっと分かりづらいですが、洋室Bには腰の高さのコーナーサッシが備わっており、こちらも日差しが眩しいくらいです! 窓辺の梁部分に注目してみると、洋室Aは塗装仕上げ・洋室Bは打放しと、さりげなく塗り分けられています。

バルコニーに出てみましょう

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環七通りを挟んで、「佼成病院」を望みます。眺望に圧迫感はなく、豊かな街路樹が視界を潤してくれるのがイイですね♪

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バルコニーは東向き。大通りを挟んでいるおかげで陽を遮られることなく、午前の光をたっぷり浴びることができそうです。

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環七通りはかなり交通量が多いため、車の走行音についてはある程度の割り切りが必要かも。窓を閉めた室内でも音が聞こえますので、現地にてボリュームのチェックをしていただくのがおすすめです。

室内に戻って

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それではいよいよ、こちらの物件の個性的なポイントに触れてまいりましょう! キッチンとふたつの洋室それぞれを区切っているのは、家具を兼ねた可動間仕切り。いや……間仕切りを兼ねた可動家具?

トランスフォーム!

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中央に集合させてみました。こうして動かすと、しっかりと独立した個室ふたつが出来上がります。

売主さま

住戸内に、あえて押入れやクローゼットは造っていません。モノをしまい込んで見えなくするのではなく、ひとつひとつの存在を大切に感じながら暮らせる空間づくりを目指しました。ひいては、それが家や生活、人生そのものを大事にするということにつながると思うんです。

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なるほど〜。密度高くみっちり並べるか、スキマを残して透け感を出すか……棚に何をどう収めるかによって、ふたつの空間のつながり方も調節できそうですよね。

売主さま

この自由度の高い区切り方には、障子や襖(ふすま)にも通じるところがあるかもしれません。また、可動棚に背板は付いておりませんが、有償での設置が可能ですよ。

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私だったら、中段のひとつにはスケッチブックか黒板を置きますね。『さっきはごめん』とか『ご飯にしよう』とか書いて、ガラガラッと動かしたいです(笑)

お気に召すまま

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気分によって変化させられるのはもちろん、キャスターはストッパー付きなので、自分だけの絶妙な位置で固定することができますよ。あぁ、天井から下がっているレールの上部から、グリーンを垂らしたい!

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妄想は尽きませんが、今度はキッチン〜水まわりをツアーしていきましょう!

キッチンに立てば

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食洗機完備の頼もしい相棒がコチラ。奥の壁には濃いグレージュのタイルが貼られており、お手入れしやすそう。また、コンロの後ろには透明な油ハネガードが付いているのでちょっと安心ですね◎

続いて 水まわりへ

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左・水まわりにも、無垢フローリング×塗装仕上げ×打放しの世界観が続いています。こちらはランドリースペースです。戸棚の下部が空いていて、中が見えるように工夫されていました。モノの存在感を大切にする設計コンセプトがここにも感じられますね!/右・洗面化粧台はとてもシンプルなもの。ちょっとボウルが小さめなのが惜しいところですが、デザイン性は◎ 横のスペースにラックなどを設置すると便利そうです。

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左・浴室乾燥機能を備えたバスルームです。日々の疲れはこちらでリセットですね♪/右・トイレは水まわりのお隣に独立しています。床にはネイビーカラーのタイルが敷きつめられていて、ひんやり心地よい足触り。ちょっと高級感を感じてテンションが上がります!

玄関のお隣に

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左・トイレから出て左手、玄関方向を振り返ってみると、ここにもレールと滑走路が……/右・約2.3帖のサービスルームです。コンパクトな空間ですが、共用廊下に面した西向きの窓があり、しっかり光が入りますよ。

どちらにしようかな

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わかりやすく、引き戸と可動棚を反対に配したレイアウトを試してみました。動かすたびに見える景色が変わり、室内の雰囲気が変わっていくのを実感。

売主さま

すでに決まりきった間取りに暮らしを合わせるのではなく、住まい手の方が思考を重ねて選択をすることで、より居心地のいい場所を創り出していただけたら……と考えております。

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間取りを考えるって面白い! なんだか自分の生活スタイルを考えていると、深々と人生のことを考えてしまいそうになります(笑)

売主さま

ちなみに、弊社のこのシリーズは「ライフホリック」というネーミングで展開しております。

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直訳して「人生中毒」、なるほどです。

最後にディティールをご紹介

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左上・キッチン奥の壁には、あえて設計のメモが残されたままになっています。この “こなれ感” がすごい。/右上・室内を走る可動棚の滑走レーンは、それ自体が活き活きした効果を生んでいます。この部分はフロアシート貼りなので、傷を恐れずアクティブに可動させちゃいましょう。/左下・トイレのタイルをクローズアップ。ムラ感のあるネイビーカラーが大人っぽくていい感じ♡/右下・水まわりの床は少し高くなっていたのですが、段差が自然にカバーされているのでなかなか気付きませんでした。これで足の小指も安心かもしれません。ニクい心づかいです!

ほうなんですね

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左上・環七通りはラーメン激戦区として名高いですが、物件のすぐ近くには、行列のできる人気店「蘭鋳」の姿が! 濃厚な煮干しの香りに誘われて、ペロリといただいちゃいました。ご内見時にはぜひ♡(180m 徒歩3分) /右上・地元で人気の「石窯パンふじみ 方南町店」。月替りの新作パンや、定番の食パンもオススメです。(900m 徒歩12分)/左下・一息つきたいときは、「善福寺川」へGO! 周辺にはお散歩や運動にぴったりな公園が点在し、カモやサギなど水鳥たちもたくさん生活しています。(750m 徒歩10分)/右下・そして運動をしたくなったら、大きな陸上トラックがある「済美山運動場」へGO! サッカーや陸上のチームが貸し切りで練習しているとき以外は、誰でも自由にコースを使うことができますよ。(900m 徒歩12分)

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カウカモ編集部より

まず写真を見て、『どうなってるんだろう?』と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。可動式の家具で間取りを創りあげる、個性的な物件です。現地でガラガラっと動かしてまいりましたが、実際に目にした後でも『どうなってるんだろう!』『どうしよう!』と楽しい興奮が残りました。


まるでパズルのようでもあるし、障子と襖のある日本家屋のような印象も受けるし、気の利いた演劇の舞台美術のようにも見える空間。どうにか上手いこと言い表せないか悩むうち、すっかり “考えて、創造して、愉しむ” そんな設計コンセプトの手中にハマってしまったようです。

打放しの壁・天井に無垢のフローリング。主張のあるそれぞれの素材が美しく共存できているのは、住戸全体に陽の光が満ちているおかげかも。視界を遮る壁がなく、可動家具で区切ったとしても、上部には光と風の通り道が確保されています。専有面積自体は約47.3㎡と広大なわけではありませんが、明るさと開放感で、実際の帖数以上にゆとりを感じることができると思いますよ。


ちょっと気になるのは、環七通りからの騒音についてです。時間帯によっても変化はあると思われますが、取材時は室内でも車の走行音は比較的大きく聞こえてきました。音の感じ方はそれぞれなので、この点は現地でご確認いただくのがおすすめです。

マンションの共用部にも自然光がたくさん入り、気持ちよく過ごせそうなところが好ポイント。ただ、全39戸という規模に対して修繕積立金の額は抑えめに設定されているので、今後の修繕計画については気にしておいたほうがいいでしょう。

丸ノ内線の直通運転が開始されれば、交通利便性がさらによくなる⁉︎ と熱い視線の集まる「方南町」の街。しかも物件までは、駅から環七沿いをまっすぐ歩くだけの簡単ルートです。心を無にしてずんずん歩けそうですし、街灯も多いので夜でも安心感がありますよね。個人的には、この徒歩9分は大いにアリ!です◎

もしピンと来ていたら、一度現地へ足をお運びいただき、想像を巡らせてみてください。この物件に似ているものは、そう多くないかと思います。しばしば、人の数だけ住まいがある、とか、人の暮らしは百人百色、と言いますが……ひとりの人生の中にだって、さらに何通りもの選択肢があるはず。可動家具を動かしながら、可能性の多さに驚きました。人生の飽くなき探求者の方に、ぜひ届いてほしい物件です。

writer / editor:小杉 美香

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