最寄りは「麻布十番」

写真

左上・今回ご紹介する物件の最寄りは、都営大江戸線と東京メトロ南北線が乗り入れる「麻布十番」駅。(徒歩5分)/右上・物件までは、約300店舗が軒を連ねる「麻布十番商店街」を通ります。写真の広場「パティオ十番」を中心に、夏の風物詩「納涼祭り」などさまざまなイベントが開催されていますよ。(280m 徒歩4分)/左下・商店街を抜けると見えてくる大黒坂。その途中にあるイタリアンレストラン「Osteria dieci(オステリア ディエチ)」では北イタリア料理を中心とした、こだわりの料理をいただけます。ワインも充実の品揃えですよ。(200m 徒歩3分)/右下・大黒坂を登り切ると、大きな一本松が。ここから先は「一本松坂」という名前の坂道になります。そして、この一本松の真裏に見える赤茶色のマンションが今回の目的地です。

レンガ調タイル貼りの レトロなマンション

写真

一本松の真裏に建つ、地上7階建て・総戸数67戸マンション。1977年竣工で、それなりに築年数は経過していますが、2014年に大規模修繕工事を実施済み。そのほかにも、こまめにメンテナンスを行なっており、外観共用部ともに綺麗な状態が保たれています。

売主さま

こちらのマンションでは、犬・猫一匹までペットの飼育が可能となっています(細則あり)。

写真

左右に植栽が施されたエントランス。セキュリティ面の配慮のため、マンション内の共用部の撮影がNGでした。オートロックドアの先のロビーには管理人事務室があります。管理人さんは住込みで月〜土曜日の週6日間勤務されていますよ。

エレベーターで2階へ

写真

左・こちらがご紹介する住戸の玄関ドア。共用廊下の壁はグレージュのシックな印象です。それではお邪魔しましょう!/右・おお、土間がとっても長い! 左手の開口から廊下へと上がりましょう。

cowcamo

この長〜い土間スペースを無駄にするのは勿体無い! コンパクトな収納家具を置いたり、小型の自転車を置いておくのもよさそうです。

たっぷり壁面収納

写真

廊下に上がり、クランク部分から左右を見てみましょう! 左・クランクの先にあるLDKから、眩いばかりに光が差し込んできます。/右・こちらは土間側。左手のドアの中はすべて収納になっています。手前はハンガー付きのクローゼット、奥のふたつはシューズインクローゼット(SIC)です。

売主さま

今回のリノベーション工事で、住戸内のフローリングやクロスはすべて一新しております。また、給湯器・給排水管などの見えない部分も交換しております。

写真

左・LDKの手前から、廊下を振り返ったカット。左手の壁面はすべて棚。壁のように見える部分は引き戸で、その内部も収納スペースになっています。魅せる収納と、隠す収納を同時に実現できる優れものですね!/右・廊下右手の壁には引き戸が隠されており、写真のようにLDKと廊下を仕切ることが可能です。

売主さま

廊下に造作の収納を設けることで、ただ行き来するだけではなく、“収納する・魅せる” 機能を持たせました。また、直線的な面構えにし、さらに照明の配置を工夫することで、落ち着いた上質な雰囲気に仕上がっています。もちろん、土間側のSICとクローゼットの容量もたっぷりです。

cowcamo

写真では見切れてしまっていますが、廊下右手にはドアが3つ並んでおり、それぞれ洋室・水まわり・トイレにつながっています。

約17帖のLDKへ

写真

東と北側に腰窓があり、とっても明るいLDK◎

写真

角度を変えて。スタイリッシュなアイランドキッチンの右手には、奥行きのあるオープン棚が造りつけられています。ディスプレイのように、ワインボトルやおしゃれな輸入調味料を並べたりすると、収納としてもインテリアとしても一役買ってくれそうです。

写真

ブラウンの窓枠は少し出っ張っているので、小物を置いておくカウンターとしても活躍してくれそう。それでは東向きの窓から外の景色を見てみましょう!

尻隠して頭隠さず

写真

おお、正面に「東京タワー」が頭を出しています! 左手には、先ほどの一本松の姿も。ちょっと残念なのは、右手にお墓が見えてしまっていること。おかげで、ほかの建物が建つ心配はなさそうですが、事前にご留意くださいね。

写真

正面のグレーのアクセントウォールが、室内の雰囲気を引き締めてくれます。それでは廊下に戻り、洋室をチェックしましょう!

売主さま

アクセントウォールの上部にはピクチャーレールを設置しました。お好みの絵画や写真を飾ることができますよ。

約7.5帖の洋室

写真

L字型の洋室。写真では、右手にクローゼットとその奥にカウンターが見えていますが、現在は追加リノベーション工事でこのふたつが取られています。おかげで、より広くゆったりとした間取りになっていますよ。

写真

クローゼットとカウンターを取ったことにより、ダブルベッドも置けるだけの広さが確保されています。続いて、正面に見える北向きの掃き出し窓から、バルコニーに出てみましょう!

売主さま

クローゼットをなくしましたが、こちらの個室にはウォークインクローゼット(WIC)が備わっているので収納には困りませんよ。

写真

バルコニーからの景色はこんな感じ。正面には背の高いほかのマンションが建っているため、抜けはありませんでした。とはいえ、緑と赤茶色のコントラストが美しい!

写真

バルコニー自体はロングサイズで、物干し金具付き。凸凹した腰壁が可愛いですね。

再び室内へ

写真

写真には写っていませんが、背面にWICにつながるドアがありますよ。

最後に水まわりをチェック

写真

左・トイレには手洗いボウルが備わっています。ナチュラルなカラーのタイルが可愛いらしいですね。/中央・お次は洗面脱衣室へ。洗面化粧台の向かいには洗濯機置き場がありますよ。/右・バスルームには浴室暖房乾燥機能が備わっています。

美食の街を散策

写真

左上・マンション前の坂を降ったところにある、フランス発のオーガニックスーパーマーケット「Bio c’ Bon(ビオセボン) 麻布十番店」。そのお隣には高品質冷凍食品専門「PICARD(ピカール)麻布十番店」、2階にはドラッグストア「ウエルシア麻布十番店」もあり、とっても便利。(240m 徒歩3分)/右上・約100種類のスパークリングワイン、サワー、発泡日本酒が用意されたスタンドバー「bistro あわ」。お酒に合う、炭火の串焼きとビストロ料理も味わえます。(350m 徒歩5分)/左下・「大連餃子基地 DALIAN(ダリアン)麻布十番店」は鹿児島県産黒豚を使った餃子が名物の中華料理屋さん。(550m 徒歩7分)/右下・ニューヨークスタイルのドーナツ店「DUMBO Doughnuts and Coffee (ダンボ ドーナツ アンド コーヒー)」では、幅広いフレーバーと丁寧に抽出されたコーヒーが人気。ドーナツはアメリカンサイズで食べ応え十分です。(500m 徒歩7分)

cowcamo

カウカモ編集部より

都心ならではの洗練された街並みと下町の親しみやすさを併せ持つ「麻布十番」。新旧の人気飲食店が点在し、メディアで何度も特集されていますが、それでも話題が尽きることのない、魅力に溢れた街です。

徒歩圏内に手頃な価格帯のお店からインポートストアまで、幅広いジャンルのスーパーが揃っているのも “住みたい街ランキング” の常連となっている理由ですね。


「麻布十番」が支持される訳は、交通利便性のよさにもあります。「麻布十番」駅からは、都営大江戸線・東京メトロ南北線で「新宿」や「四ツ谷」といったオフィス街にダイレクトアクセスが可能。


さらに、“麻布通り” に出れば、渋谷・新橋・田町・品川・五反田方面へのバスが発着していて、都内主要地に30分以内で到着することができますよ。


ご紹介するマンションへは「麻布十番」駅を出て、「麻布十番商店街」を進みます。商店街の賑わいが薄れたくらいから坂道に。坂道は少し距離がありますが、ドーンとそびえる一本松が見えたらもうゴールです。


一本松の真裏に建つレトロな外観のマンション。1977年築で、それなりに築年数は経過しているものの、2014年に大規模修繕工事を実施済み。そのほかにも、適宜メンテナンスを行なっており、外観共用部ともに綺麗な状態が保たれていました。

また、管理人さんが住込みは勤務されており、取材時も清掃業務を丁寧にされていました。共用部内の撮影がNGだったのですが、セキュリティ面を考慮してのこと。住まわれていらっしゃる方のことを第一に考えていることが伺えました。


ペットの飼育が可能というのもうれしいポイント! 周辺の住宅街は閑静でお散歩にぴったりですし、少し歩けば「有栖川宮記念公園」もあるので、ペットにとってもうれしい環境です。


住戸は2階に所在する1LDK+WIC。玄関ドアを開けると長ーい土間にびっくりするのですが、注目すべきは廊下収納。LDKへと続くクランクした廊下の、壁一面すべてが造作の収納になっているんです!


土間側はシューズインクローゼット(SIC)、LDK側はオープン棚になっています。壁のように見える箇所も実は引き戸で、中に収納スペースが隠れています。見せる収納と隠す収納を、同時に実現できるのがうれしいですね。

約17.4帖のLDKは二面採光でとっても明るい空間。スタイリッシュなアイランドキッチンが鎮座しています。ただ、その分リビングとダイニングスペースを確保するのには少し工夫が必要かも。思い切ってリビングとダイニングを分けないのもありかもしれません。


LDKの東向きの腰窓からは、一本松と遠くに「東京タワー」の姿を望むことができます。が、少し右手に目をやるとお墓が・・・。この点は事前にご留意いただいた方がよさそうです。

北向きのバルコニーにアクセスできる洋室には、WICが備わっています。住戸内にこれだけ収納スペースがあれば、物が溢れて大変! なんてことはなくなりそう。


少し面白いスタイルの住戸ですが、各所にある収納スペースをうまく活かすことができる方には、ぴったりとフィットしてくれると思います。まずは現地で、実際にご覧になってみてくださいね。

writer / editor:酒井 大作