青いナンバープレート 多いです

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左上・都営大江戸線、東京メトロ銀座線と半蔵門線が乗り入れる「青山一丁目」駅が最寄り。新宿、渋谷、新橋、大手町といった都内の主要駅に乗り換えなしでアクセス可能です。(徒歩6分)/右上・マンションから徒歩4分の「高橋是清翁記念公園」。こんなところに日本庭園があったとは! 高橋是清氏の邸宅跡地なのだそうですよ。(290m)/左下・マンション周辺は、大使館が点在する閑静なエリア。こちらは青山通り沿いにある「在日カナダ大使館」。(190m 徒歩3分)/右下・こちらはマンションすぐそばの坂道にひっそり佇む「サンマリノ共和国大使館」です。(94m 徒歩2分)

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今回ご紹介するマンションでは、細則はありますが、ペットの飼育がOK! 犬が歩けば大使館に当たる……そんな優雅な環境です。

坂道に現れる ヴィンテージマンション

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淡いグレーとホワイトを使った、仕立てのいいスーツみたいなバイカラーの外観。エントランス前には、地上7階建てのマンションに寄り添うように、立派なイチョウの木が植えられています。こちらは港区の保護樹木に指定されているのだとか。

売主さま

こちらは、1971年に大手ゼネコンの鹿島建設によって建てられた、総戸数46戸のヴィンテージマンションです。

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左上・イチョウをまわり込むようにして、石貼りの緩やかなスロープがエントランスへ続いています。住戸の窓がボコッと突き出したようなデザインがレトロかっこいい♡/右上・オートロックを抜けてホールへ。管理人さんは週6日体制でのご勤務だそうで、建物内はピカピカに清掃が行き届いていましたよ。写真右手のグリーンの向こうには……/左下・レトロなタイルがあしらわれた、余裕ある広さの共用ロビーが。なんと奥のガラス戸から、植栽を望むテラス席に出られるようになっていました!/右下・さて、住戸を目指し、エレベーターで3階へやって来ました。内廊下仕様なのでちょっと暗く感じるかもしれませんが、雨の日などにはありがたいポイントです。

それでは お邪魔します

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左・おおっ、間接照明でじんわり玄関が照らし出されて、早速いいムード。目の前にはズラリとシューズボックスが並んでいます。/右・廊下の右手には、折れ戸2枚分の大きさのある収納棚が。そして正面のドアは洋室Bへつながっています(こちらは最後にご紹介しますね)。まずは廊下を左へまいります!

LDKドン!

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LDKは約30帖のゆったりサイズ。手前には造作のカウンターが設えられ、作業台や収納として活躍してくれそうです。

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今回ご紹介するのは、3階の南西角に位置している住戸。ご覧の通りの窓の多さです!

売主さま

長い歴史を持つヴィンテージマンションということもあり、梁部分の天井高はちょっと低めです。できるだけ圧迫感が出ないよう、壁や天井は明るいトーンの内装で仕上げました。

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なるほど〜。天井高は、低い部分では180㎝程度。低めの家具を選び、重心を下げた暮らしが似合いそうです。あ、そうしたらペットとも遊びやすそうですね♡

バルコニーへ

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住戸の南側はこんなビュー。目の前の建物はちょうど視線の下までしか高さがありません。大きく広がる空、そしてそびえ立つ「東京ミッドタウン」の高層ビルを望みます。

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左・バルコニーは、LDKとお隣の洋室Aを抱えるようなL字型をしています。こちらはLDKの長辺に接している西側バルコニー。/右・こちらは、LDKの短辺と洋室Aに接している南側バルコニー。両側とも、空が大きく見えるのがいいですね!

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さすが “赤坂エリア”、地域の景観を守るため、バルコニーで洗濯物を干すことはNGだそう。マンションの屋上に住民専用の物干し場が用意されているので、大きなモノはそちらを利用するのがいいカモ◎

おお、キッチンが遠い!

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LDKに戻って来ました。うーん、やっぱり広々としていますね! 右手の壁には、手前から順に、洋室A・DEN・水まわりへつながるドアが並んでいます。まず、奥に小さく見えている(笑)キッチンをチェックしましょう。

お手伝いウエルカムなキッチン

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グレーのタイルがアクセントとなった、食洗機完備のシステムキッチン。おふたり並んでもラクに家事ができそうな、余裕ある横幅です。後ろには造作カウンターもあるので、作業場所にも収納場所にも困ることはなさそう。写真には写っていませんが、左手には換気用の小窓があり、快適にお料理することができますよ♪

カウンターから見渡して

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LDKは綺麗な長方形をしているので、部屋の隅々まで視界に入り、広さがダイレクトに感じられますね。ちなみに、左側の壁上部にはピクチャーレールが取り付けてあり、ディスプレイのようにお気に入りのアートなどを飾れるようになっています。

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では、左手奥の引き戸から洋室Aへ。そのままDEN、水まわりへと進んでいきますね!

洋室A

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左・洋室Aの広さは約6帖。バルコニーに面した掃き出し窓があり、気持ちよく過ごせそうです。/右・反対側にはクローゼット……ではなく、奥へ続く道が。

洋室Aからの WIC

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左・進んでみると、すぐ右手に小部屋が?/右・おおっ、約2.1帖のウォークインクローゼット(WIC)です。両側にハンガーパイプが備わっていて、衣類をすっきりと収納することができそう。そして、道はさらに奥へ続き……

洋室Aからの WICからの DEN!

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左・お隣のDEN(書斎スペース)に出ました! こちらは約3.4帖。ワークスペースや趣味の小部屋として使うのによさそうですね。/右・反対側を振り向いたカット。壁やドアは無く、洋室Aまでひとつながりになっています。

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つい約5.5帖の洋室を作りたくなるところですが、そこをあえてDENとWICとして使うなんて……余裕を感じますね!

売主さま

間取りを細切れにしていないので、112㎡以上ある専有面積をゆったりと味わっていただけると思いますよ。洋室A〜WIC〜DENの間には扉を付けず緩やかにつなげることで、自分の空間を大事にしつつも、程よくご家族の気配を感じられるようにプランニングしました。

続きまして お隣の水まわりへ

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ゆったり空間なので、大きな写真でドン!とご覧ください。 洗面化粧台の横、洗濯機置き場の横にそれぞれ可動棚が用意されています。

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左・洗面化粧台の奥にある引き戸を開けると、トイレがあります。/右・洗濯機置き場の隣には、これまた余裕ある1418サイズのバスルームが。

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それでは玄関まで戻って、最後に洋室Bをチェックしましょう!

洋室Bドン!

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約9.1帖の広さがあり、のんびり羽を伸ばせそうな洋室B。大きめサイズのベッドを置いても、窮屈な感じが無いのがいいですね♡

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反対側からのカット。窓辺にはデスクカウンターが造られていて、読書やPC作業などに使えそう。その右手の四角く突き出した部分は、洋室BのWICです。

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左・WICの引き戸を開けるとこんな感じ。中で歩けるくらいの、頼もしい大きさです。/右・デスク横の窓から眺めた、西側のビュー。手前に駐車場を挟んでいるおかげで、お向かいの建物とはかなり距離が取れています。視線が気になる事はなさそうです◎

心ときめく 周辺スポットたち

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左上・マンションすぐそばにある、このエリアらしい一軒家レストラン「青山エリュシオンハウス」。ガラス張りの店内からは中庭の緑を望みます。(28m 徒歩1分)/右上・「東京ミッドタウン」裏の「ミッドタウン・ガーデン」までもお散歩圏内。高層ビルを眺めながら緑に癒される、贅沢なスポットです。(800m 徒歩10分)/左下・TBSのお膝元「赤坂サカス」にはさまざまな商業施設が集まると同時に、劇場「赤坂ACTシアター」やライブハウス「赤坂BLITZ」など、非日常にどっぷり浸ることのできる施設も。意外と近いです!(950m 徒歩12分)/右下・「国立新美術館」だって徒歩で行けちゃいます。開放感あるカフェも併設されているので、読書やお仕事をしたいときなどに気軽に利用できそう。(1.1km 徒歩14分)

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カウカモ編集部より

窓から入る光が部屋いっぱいに満ち満ちて、じんわりにじんで、溶け合う。そんな、とっても穏やかな物件を見つけました。LDKの広さは約30帖。そして赤坂アドレス。どう謙遜しても “高級物件” のカテゴリに入る物件かとは思いますが、物件そのものが持つ雰囲気は、気取らず柔らかな印象でした。

マンションは、大手ゼネコンの鹿島建設による施工。重厚感ある外観や、ゆとりある共用部を眺めると、建築当時の技術や贅を尽くして建てられたことが見て取れます。個人的には、テラス付き共用ロビーのヴィンテージ感にかなり胸キュンしてしまいました!

管理体制が整っているのも心強いポイントです。にこやかな管理人さんは週6日で勤務されているそうで、出入りする方たちへ丁寧に声掛けされているところを見かけました。オートロックや防犯カメラも備わっているので、安心感を持ってお住まいいただけそう。

住戸は、3LDKにしてもおかしくない専有面積(約112.5㎡)を、ドーンと2LDKに仕上げています。エリアや建物の風格に似合った、この余裕! ただ、築年数を経たヴィンテージマンションゆえに、梁下の天井高は部分的に低くなっているところも。縦方向への開放感はあまり期待できないものの、水平方向には広がりを感じられる間取りです。


「抜けがある」という表現は、バルコニーからの眺望の見通しがいい場合によく使うものですが……この物件では、「室内にも抜けがある」んです。これだけ綺麗な四角形のLDKなら、隅々まで光やコミュニケーションの波が行き渡ります。そして目の前の建物は眺望を塞ぐことなく、窓からは大きな空を眺めることができますよ。

歴史を重ねてきたヴィンテージマンションの趣を味わいながら、家族やペットとのつながりを大事に暮らしたい、そんな方にオススメの住まいです。この物件を気に入っていただける方は、なんとなくですが、呼吸が深い、穏やかな方なのではないかしら……そう感じました。

writer / editor:小杉 美香