気品漂うお顔立ち

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「品川」駅から徒歩7分。「品川プリンスホテル」の広大な敷地裏に建つ、白亜のヴィンテージマンションが今回の舞台です。

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大手ゼネコン鹿島建設が施工した、1970年築のマンション。2018年に大規模修繕工事・一部耐震補強工事を実施し、今でもきれいな状態を保っています。成長時の体長が40cm以内であれば、犬・猫の飼育が可能ですよ。

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左・ギリシャ神殿を思わせる支柱で飾られたエントランス。/右上・華奢なランプが住民を迎えます。オートロック、宅配ボックスを完備。/右下・見逃したくない床のタイル。竣工当時、職人さんが腕をふるって貼ったであろう情景が目に浮かびます。

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管理がいいからこそ、残念ながらエントランスから先は撮影禁止。オートロックの先には広々とした共用ロビーと管理人室があり、壁はアーチとランプで飾られ、こちらもまたヴィンテージならではの空間でした。エレベーターに乗って住戸のある3階まで。

ノンタッチキーで 玄関ドアをオープン

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大理石風のタイルが艶やかな玄関と廊下。ガラスブロックから自然光がそっと注ぎます。

早速LDKへ

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折り上げ天井が上品な約22帖の大空間。ダウンライトは調光機能付きです。

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キッチンの水栓はセンサー式。大型の食洗機も完備しています。

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キッチン前にダイニングセット、掃き出し窓の前にソファセットを置くとよさそうです。

バルコニーへ

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南向きで日当たり良好。3階とは思えないくらい大空を堪能できます。

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外に出ても、一帯は静けさに包まれています。

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2階の住戸に専用庭が付いている珍しい造り。通りから見えた緑はこちらに植わっていたんですね。

再び室内へ

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梁や柱などの出っ張りはあるものの、ほぼ成形のLDK。左手の壁には大判のタイルが貼られています。

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右から順番に洋室A、リビング収納、水まわりという並びです。

約6帖の洋室A

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バルコニーに面するこちらの洋室にはコの字にハンガーパイプが備わった大型のウォークインクローゼット(WIC)が。

ゆったりとした水まわり

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左・洗面はツーボウル。横に洗濯機置き場があります。/右・ユニットバスも広々とした1620サイズです。

廊下へ戻りましょう

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左・タンクレスのトイレ。カウンターには手洗いが備わっています。/中央&右・廊下収納もたっぷり。いずれも棚板の高さを調整できます。

玄関左右の洋室

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3つある洋室の中で一番広い洋室Bは約8.5帖。

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WIC内はL字のハンガーパイプ+棚という構成です。

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約7帖の洋室C。こちらは折戸タイプの収納付きです。

変わりゆく 「品川」駅高輪口前

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左上・「品川」駅高輪口の正面に建っていた商業施設「SHINAGAWA GOOS(シナガワグース)」が2021年閉業し、2022年には「プリンスホテル」敷地一帯を含む再開発計画が発表されました。どのように変貌するのか注目です。/右上・ “品川といえば” の「品川プリンスホテル」。レストランや映画館も入っていますよ。(徒歩8分)/左下・都市型水族館として親しまれている「マクセル アクアパーク品川」。(徒歩7分)/右下・「AUX BACCHANALES(オーバカナル)品川」で焼きたてパンをテイクアウトして家で楽しむもよし、店内で優雅にランチやディナーを楽しむもよし。日常使いしたいお店です。(徒歩9分)

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カウカモ編集部より

“高輪エリア” には名だたるヴィンテージマンションが建ち並んでいますが、その中でも筆者が個人的にとても好きな本マンション。雁行しながら横にどっしりと構えた風貌、2階から通りを彩る植栽たち、ギリシャ神殿を思わせる意匠など、竣工から53年経った今でも色褪せない魅力に溢れています。

築年数の経過したマンションといえど、設備はしっかり更新済み。エントランスにはオートロックや宅配ボックスを完備。玄関ドアはオートロックと連動したノンタッチキータイプで、窓サッシも気密性の高いペアガラスに交換済みでした。

住戸の間取りや内装はいい意味で余計な装飾などがされておらず、様々なインテリアと相性がよさそう。南北の窓を開けると、気持ちのいい風が吹き抜けます。

あなたも、由緒ある高台 “高輪エリア” の住人になりませんか?

writer:伊勢谷 亜耶子 / editor:高山 翔矢