上質な街 「代々木上原」

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左上・今回ご紹介するマンションの最寄り駅は、 東京メトロ千代田線と小田急線が乗り入れる「代々木上原」。駅直結の商業施設「アコルデ代々木上原」には飲食店や書店、スポーツジムなどが入っており便利ですよ。(徒歩9分)/右上・「駒場公園」の洋館は見学が可能。春は芝生の広場を囲うように桜が咲き乱れ、お花見客で賑わいますよ。(230m 徒歩3分)/左下・フランス語で小さい星を意味する「ASTERISQUE(アステリスク)」は、パティシエ和泉光一氏による洋菓子店。店内には、可愛いケーキがたくさん並んでいます。思わずふらっと立ち寄りイートイン。至福の時ですね。(750m 徒歩10分)/右下・具材たっぷりのサンドイッチやスイーツを店頭販売している「BROTLAND(ブロートランド)」。2018年11月現在改装中ですが、営業していますよ。(180m 徒歩3分)

タイル貼りのマンション

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左上・駅から住宅街を通り抜け、少し坂道を上がると大通りに出てきます。その通り沿いに建っている地上7階建てのマンションが今回のお目当て。背後に大きな緑を伴い、落ち着いた佇まいです。1階にはお花屋さんのテナントも。/右上・少し奥まったところにあるエントランスから中へ。裏手にまわると自転車置き場がありますよ。/左下・コンパクトなエントランスホール。左側に見えるのは管理人室の窓口です。/右下・住戸が所在する6階へ。エレベーターを降りると正面にふたつ扉があり、今回ご紹介する住戸は左側です。

売主さま

こちらの建物は現在築37年になります。2012年にはエレベーターリニューアル工事を実施されています。2019年から2020年にかけて大規模修繕工事を予定しておりますが、まだ詳細は決まっておりません。管理人さんは月・水・金曜日の朝8時から11時半まで勤務されています。

3方向角部屋で明るい室内

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左・落ち着いたブラウンを基調とした玄関ホール。全身鏡が付いている折れ戸の中は、下足入れです。/右・廊下をまっすぐ進みさらに右側へ曲がると、正面にはLDKへの扉が。途中にズラリと並んでいる扉は、3つの個室と水まわりへとつながります。

まずはLDKから

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スリットガラス入りの扉を開けると、『わっ明るい!』 手前には光沢あるシステムキッチンが鎮座。約2m幅で食器洗い洗浄機も備わり、機能的ですね。背後のスペースは冷蔵庫を置いても、スムーズに動けるくらいゆとりがありますよ◎

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シンクの前に立ち、カウンター越しに見える景色をご覧あれ。南東向きふたつの窓を覆うように緑が!

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外を眺める前に、室内を見てみましょう。LDKはキッチンと合わせて約12帖なので、リビングダイニング(LD)だけでは少しコンパクト。

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この際、真ん中に大きなダイニングソファセットを置いて、LDをお食事もできくつろげるマルチな空間にしてはどうでしょう? コタツにもなるテーブルだと、さらにまったりできそうですよ。

南向きの窓からは・・・

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正面の茂った緑とゆとりある駐車場は、広大な「東京大学生産技術研究所」の敷地の一部。まさかこの立地で、これほどの緑とともに過ごせるとは!

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こちらの南向きの窓は大通りと反対側に位置するため、窓を開けていてもそれほど音が気になることはありませんでした。ただもうひとつの東向きの窓を開けておくと、少し走行音が聞こえてきます。閉めていれば気になるほどではありませんでしたが、感じ方には個人差がございますので現地でお確かめくださいね。

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窓側から見返してみましょう。キッチンカウンターの隣には、大きなクローゼットが備わっていますよ。その横のペパーミントグリーンのモザイクタイルが、アクセントになっています。

売主さま

床の表面には天然木を使用したフローリングを使用しております。一枚一枚の色や柄が異なり、豊かな表情を感じられますよ。耐久性のあるナチュラルマット塗装で仕上げておりますので、ワックスの必要はありません。

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天井には大きな梁が通っていますが、ちょうどカウンター上部になるためLDにいると圧迫感はありませんでした。ただ梁下は約184cmですので、背の高い方はご注意くださいね。

廊下に戻り LDK側から個室をチェック

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左・南東二面採光の洋室A。変形で細長い形状で、約5帖の広さがあります。/右・バルコニーへ出られる勝手口の横には、クローゼットが。明るい自然光に当たりながら、お洋服を選べますね♪

こんもりとした緑を眺めながら

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南向きのバルコニーへ出てみました。正面には大きな緑! コンパクトなバルコニーですが、洗濯物を干すには十分だと思いますよ

続いて隣の個室へ

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左・洋室Bも二面採光。北と東向きですが、窓が大きく抜けがあるためか明るいですね。/右・広さは約4.5帖。クローゼットも備わっていますよ。

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北向きの掃き出し窓からバルコニーへ。正面にマンションが建っているため、カーテンを閉めておいた方がよさそうですね。残念ながら取材日は大雨でしたが、それでも新宿のビル群や代々木上原のモスクがうっすら見えましたよ。晴れていると、都会らしい眺めを望めそう◎

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こちらのバルコニーは大通りに面しています。車の通行量はそれほど多くないものの、それなりに音が聞こえてきました。窓は二重サッシが採用されているので、閉めればかなり軽減されますよ。

3つ目の個室

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玄関から一番近い位置にある、約4帖の洋室C。こちらにはクローゼットが備わっていないため、家具を追加するなど工夫してくださいね。コーナーサッシの窓際にベッドを置くとちょうどよさそう。

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廊下の一部や洋室Cの出入り口付近には、大きな梁が通っています。そのため扉の高さが約175cmと少々低め。現地にてお確かめくださいね。

キュッとまとまった水まわり

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左・真っ白で清潔感あるトイレ。吊り戸棚付きです。/中央・縦ラインのスリット照明で、まるで “女優ミラー” のような洗面化粧台。/右・1216サイズのバスルーム。雨の日に便利な、浴室換気乾燥機が備わっていますよ。

こだわりあるご近所さん 少しだけご紹介しましょう

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左上・アメリカの食器ブランド「Fireking(ファイヤーキング)」のカップが、店内にズラリと並んでいる、「Fireking cafe(ファイヤーキングカフェ)」。実際にこちらの器でサーブしていただけます。壁面には常にアート作品が飾られ、ギャラリーとしても楽しめますよ 。(700m 徒歩9分)/右上・シェフの修行の集大成であるソースが評判の、フレンチレストラン「ラ・ファソン古賀」。ランチでも予約で満席になっていることがあるそうなので、確認をしてからお訪ねくださいね。(800m 徒歩10分)/左下・焙煎機でローストした、香ばしい自家製ほうじ茶が主役のカフェ「東京和茶房」。奥の席では、「東京大学」敷地内の緑を眺めることもできますよ。(61m 徒歩1分)/右下・深夜23時まで営業しているスーパー「マルエツ 代々木上原店」。購入した商品を自宅まで配達してくれるサービスが人気です。(750m 徒歩10分)

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カウカモ編集部より

おしゃれでグルメなお店が多くハイセンスな街「代々木上原」。カウカモでも人気のエリアです。港区と肩を並べるほどの高級住宅街ですが、こちらはどちらかというと低層の建物が多くひっそり上品な印象。


実は、有名シェフやパティシエの店がこぞってオープンする “ツウ好み” な街なんですよ。しかも小田急線と東京メトロ千代田線が乗り入れていて、新宿まで乗車時間約4分、表参道までは約6分。六本木、銀座までも1本で行けて利便性◎ です。


ご注意いただきたいのは、専有面積のや戸数、築年数に対して共益費が少しお高めであること。総戸数20戸と小規模であるため仕方がないかもしれませんね。ただ滞納はなくしっかりと管理されているようです。月々の返済額と合わせてご検討くださいね。


住戸のイチオシは、とにかく明るいこと! すべての居室が二面採光となっています。取材日は豪雨だったにもかかわらず、窓が大きいこともあって室内は明るく感じられました。


そしてLDKから見えるこんもりとした緑が気持ちいい♡ 借景を提供してくれている「東京大学生産技術研究所」は、国内外の研究者たちが集まり最先端の研究が行われている場所。そんな知的な施設の森を見渡せる環境ってなんだか贅沢ですね。建物とは距離がとれているため、外からの視線を意識せずに眺められますよ。


ただ3つの個室はすべてコンパクトサイズ。そしてLDKも約12帖と広くはないので、家具のセレクトには工夫が必要かも。LDKはリビングとダイニングを兼用できるようなレイアウトがよさそうです。大きなローテーブルを置いて、床でくつろぐスタイルはいかがでしょうか。窓の位置が低めでしたので、床に座っても視線の先に緑が。フローリングの表面には天然木を使われているので、木の温かみを感じながらほっとできる時間を過ごせそう。


“色白は七難隠す” と言いますが、室内の明るさもそれに然りと感じます。陽の光を感じられ風通しがよいと、前向きな気分になれる気がしてきますよね。雨の日でも明るく感じたこちらの住戸は、きっとご家族の笑顔を増やしてくれることでしょう。ぜひ現地に足をお運びくださいね。

writer:南田 かおり / editor:外山 友香