程よくのんびり 都立大学

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左上・最寄りは東急東横線が乗り入れる「都立大学」駅(徒歩16分)で、渋谷までの乗車時間は各駅停車で10分ほどです。駅を出た正面には深夜1時まで営業の「東急ストア 都立大学店」があるので、帰りが遅くなってもお買い物には困りません。/右上・2015年、駅の高架下には “都立大のよさをつなぐ、歩いてみたくなる高架下” というコンセプトのもと、新たな商業施設「トリツナード」が誕生! 昔懐かしい「名店会館」の看板と、まだまだフレッシュな建物とがグッドバランス。(1.2km 徒歩15分)/左下・周辺にはカフェもたくさんありますが、じっくりとコーヒーを味わうなら、駅前で30年近く営業し続けている純喫茶「すぎの木」へ。愛煙家の方もくつろげますよ。(1.1km 徒歩15分)/右下・マンションまでは、駅前から続く「呑川緑道」を歩くのがおすすめ。約70種の草花が植えられ、夏は樹々が日差しを遮り、春には桜の花が楽しめます。(60m 徒歩1分)

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「呑川本流緑道」から、途中で「呑川駒沢支流緑道」へお乗り換え。駅からマンションまでは、つねに緑に囲まれながらの徒歩16分です。うーん、気持ちいい! 比較的フラットな道のりなので、自転車の場合も快適そう♪

ちょっと寄り道して ご挨拶

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緑道のそばには木立に守られた参道があり、奥には「八雲氷川神社」の姿が(750m 徒歩10分)。物件周辺の「八雲」という地名は、ここに祀られている神様の詠んだ和歌「八雲立つ〜」が由来となって付けられたのだそう。小鳥のさえずりがすぐ近くに聞こえる、とても閑静なエリアです。

どうも デザイナーズマンションです

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左上・さて、地上4階建て、全33戸のマンションに到着! ちなみに目の前を走る「自由通り」を南下すれば、“自由が丘エリア” はすぐそこです。/右上・オートロックを抜けると、ブルーで彩られたロビーがお出迎え。壁のスリットから自然光を取り入れる、スタイリッシュなデザインです。右手の管理人室では、管理人さんが週6日の午前中に勤務されています。/左下・共用廊下の吹き抜けは玉砂利敷き。たっぷり光が入って清々しい雰囲気ですね。右手のエレベーターで2階へ上りましょう。/右下・今回ご紹介するのは、2階の角に位置している住戸です。玄関扉の隣には非常階段があり、ここからも光と風が入ります。

売主さま

こちらは、2003年築のデザイナーズマンションです。ペットは、1住戸1匹まで飼育OK(細則あり)ですよ。また、住居兼事務所としての利用も可能です。

足を踏み入れれば テラコッタ

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左・玄関に入り、振り向いたカットをまずお先に。ダブルロックの頼もしい扉の横に、背の高いシューズボックスが備わっています。/右・土間は無く、テラコッタタイルがそのまま奥へと続いていきます……! 天井の照明も相まって、なんだか海外のプチホテルのようなムードです。

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マットを敷いて玄関スペースをゾーニングしてもいいですし、海外風に靴のまま生活するスタイルも似合いそう。

なんてこった

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LDKは約17.6帖。もう、どこから表現し始めたらいいでしょう……目に入るもの全部、こだわりを感じるものばかりです!

売主さま

壁は自社開発のオリジナル漆喰(しっくい)で仕上げています。そして天井には、さらに磨き仕上げを施しました。同じ白でも、左官職人の手仕事による独特の光沢感がありますよ。

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プレーンな漆喰のマットな質感とは一味違いますね。窓からの陽を受けて、さり気なくひらめくのが素敵です!

曲線が踊りだす

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反対側からのカット。優雅な曲線を描く折り上げ天井と、キッチンからまるく突き出したカウンターの曲線、レンジフードの曲線、そして家具・照明の曲線が呼応し合っているよう。

売主さま

天井の照明は、デンマークのデザイナー “ルイス ポールセン” の名作「ラジオハウス ペンダント」です。ダイニングテーブル&チェア(写真手前)も、デンマーク製のヴィンテージ家具をご用意しました。これらを含めてお引き渡しいたします。

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北欧デザインや、ヴィンテージ家具好きの方にはたまらないですね!

売主さま

家具や内装は、最近の流行りモノではなく、永く価値が変わらないもの……ずっと住まい手の方の財産であり続けるような、時を越える価値のあるものを取り入れるよう意識しました。

バルコニーへ!

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LDK奥のガラス戸は、両サイドにフルオープン! そのままオープンエアーリビングとして使えそうな、ウッドデッキ敷きのバルコニーです。エアコンの室外機や腰壁が木で覆われているおかげで、ますます海外のリゾートテラスかのような雰囲気。取材時は「八雲」の地名通りの曇り空でしたが、晴れた日には心まで南西向きになれそうですよ。

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眺望はこちら。右手に顔を出す和風ファミレスの姿に、そういえばここは日本だった! とハッとしました。道路の向こうの建物とは距離が取れており、さらにみっしりとした植栽に遮られているので、歩行者からの視線も気にならなさそうでgood。

LDKに戻って

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左手の壁にあしらわれているのは「大谷石(おおやいし)」。グリーンがかった石の表情が、室内に和のテイストを加えています。そして右奥の壁はモルタル調左官材の「モールテックス」仕上げで、重量感と辛味をプラス。あぁもう、このデザインの駆け引きから目が離せません。

キッチンを クローズアップ

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左・キッチンはIHクッキングヒーターを3口備えており、天板は大理石製。波打つような陰影を生む化粧板は、無垢材を家具職人さんに加工してもらったものだそうです。/右・背後の、壁がアールを描いた部分に冷蔵庫を置けそう。うーん、せっかくなら曲線デザインの冷蔵庫が欲しくなりますね。

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それでは、キッチンの奥に見えるドアを開けて、洋室Aへ行ってみましょう!

ヘリンボーン♡

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洋室Aは約7.7帖。テラコッタタイルから一変して、表情豊かな木の床です! おしゃれなカフェのような雰囲気ですね。先ほどのバルコニーに面した大きなコーナーサッシと、北西側にもふたつ窓があるので、陽当たり&風通しは◎ です。

売主さま

洋室には、アカシア材を使った3連ヘリンボーンフローリングを採用しました。

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ルーバー扉の奥はウォークインクローゼット(WIC)です。おふたり分の衣類でも収納できそうな大きさですので、ここを主寝室にするのがちょうどよさそう。

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ちょっと見づらいのですが、右手のドアに額縁のような装飾が施されているのがわかりますでしょうか……♡ さあ、それではLDKへ戻り、玄関付近にある水まわり・洋室Bを見ていきましょう!

通り過ぎるなんてできない

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キッチン後ろにあるオープンシェルフは、大谷石と木を組み合わせて造られたオリジナルのもの。間接照明が備わっており、ギャラリーのように “見せる収納” を楽しめます。そしてその下の戸棚にも、先ほどのドアと同じ額縁のような装飾が! (長くなるので、取っ手部分については後ほどご紹介しますね)

まずは手前のドアを開けて 水まわりへ

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左・造作の洗面化粧台はややコンパクトですが、左右にしっかりと収納棚が付いているのがうれしいところ。/右・タイル貼りのバスルームは、ユニットバスではなく在来工法のもの。窓付き・浴室乾燥機完備なうえに、今回のリノベーションでオーバーヘッドシャワーが加わって、ますますバスタイムが好きになりそう。

売主さま

造作の洗面化粧台には、キッチンと揃いの化粧板をあしらい、防水性・耐久性の高いモールテックスで仕上げました。イタリア製のタイルを使ったのもこだわりのポイントです。

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左・洗面化粧室の奥のスリムな引き戸を開けると、人ひとりジャストサイズのトイレが。こちらにも窓付きです!/右・廊下に戻り、お隣のルーバー扉を開けてみると……中は洗濯機置き場でした。空気は通しつつ、生活感を隠すことができますね。こちらも後ほど詳しくご紹介します。

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それではいちばん玄関側のドアを開けて、洋室Bへまいります!

ヘリンボーン♡♡

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約5.4帖の洋室Bでも、ヘリンボーンフローリングがリズミカルな表情を見せています。天井が傾斜していたり、やや変形の洋室ですが、東・北の二面採光なので明るく開放感がありますね。『あれ、二面採光? 三面じゃなく?』と思ったそこのあなた。左手に見えるのは鏡です(笑)

売主さま

タイル付き小型デスク(中央、ランプが載っているもの)は、デンマークのデザイナー “ヨハネス アンダーセン” のヴィンテージ家具です。こちらもお付けしますので、ぜひ住まいの一部としてください。

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やったー!

技ありクローゼットを クローズアップ

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3枚の引き戸のうち、全面にある1枚にミラーがはめ込まれていました。東側からの日差しをちょうど受ける位置にあるので、まるで第3の窓のような効果を生んでいるんですね。全身チェックもできるし、これは便利そう◎

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この先は、ここまででご紹介しきれなかったディティールに迫っていきたいと思います!

デザインのお祭りです

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左上・まずはキッチン戸棚やシューズボックスに使われている、男前な取っ手をズームイン。これがカッコイイんです! ロンドン発のホームファッションブランド「バスターパンチ」のプロダクトが使われています。/右上・玄関の天井照明のスイッチは、クラシックなゴールドカラー♡ 室内に入って最初に触るスイッチがこれだなんて、実にテンションが上がります。/左下・気になるスイッチシリーズ第2弾。キッチンにあった集合スイッチは『ON』『OFF』の表示が可愛いアメリカンスイッチでした。/右下・提灯のような照明「ラジオハウス ペンダント」は、もともと1940年代にデンマーク放送局のためにデザインされた照明なのだとか。乳白色の三層吹きガラスのシェードで、やわらかい光を生み出しています。

売主さま

このペンダントライトは有名な作品ですが、テーブル上などに長く吊り下げた状態で見かけることが多いかなと思います。今回はあえて4灯をレールにセットして、天井照明として設えました。いかがでしょうか……実は、これがやりたかったんですよ(笑)

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おお、売主さまが熱い!

カーニバルは終わらない

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左上・LDKに使われている「大谷石」は、栃木県で採掘される、古くから日本に馴染み深い石材。テラコッタタイルとの組み合わせは、「帝国ホテル ロイド館」を連想される建築好きな方もいらっしゃるかもしれませんね。/右上・フローリングにズームイン。アカシアの深い色味は、ヴィンテージ家具との相性がとってもいいんです♡/左下・個人的に、不意打ちでキュンとしてしまった伏兵ポイント、洗濯機置き場のタイルです。床から一段上がっており、縁の部分はゴールドに! 開けるたびにニヤニヤしてしまいそうです。/右下・洋室Aのドアには手描きで『Bedroom』のロゴが入っていました。もう、可愛い!

駒沢パークライフをどうぞ

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左上・広大な「都立駒沢オリンピック公園」が、こちらの物件の庭がわり! いくつものスポーツ施設に加えて、ランニングコースとサイクリングコースも。ドッグランがあるので、ワンちゃんも思いっきり走り回れますよ。(250m 徒歩4分)/右上・マンションすぐそばであり、公園南口すぐそばの「ブーランジェリー&パティスリー リュバン」。併設カフェのテラス席では、優雅なティータイムを楽しむ駒沢マダムたちの姿が♡ 季節のランチボックスをテイクアウトして、公園内でのんびりいただくのも通な楽しみ方です(150m 徒歩2分)。/左下・名店と名高い「AS CLASSICS DINER(エーエスクラシックスダイナー)」の看板メニューのハンバーガーランチは、ドリンク付きで1,080円。個人的には、ここの炭火焼パティについてひと記事書きたいくらいの逸品です!(550m 徒歩7分)/右下・もちろんグルメなだけじゃありません。暮らしのそばには「独立行政法人国立病院機構 東京医療センター」がどっしりと構えています。万が一のときにも安心感がありますね。(550m 徒歩7分)

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カウカモ編集部より

足を踏み入れた瞬間から、ほかの物件とは一味違った空気をビシバシ感じました! 


イタリアンモダン、北欧ヴィンテージ、日本風、どの一言でも言い表せない、独特で美しい内装が魅力の物件です。ぜひ現地で実感していただきたいのですが、ひとつひとつの要素の個性は強いのに、しっかりと調和が取れており、端正な印象を受けます。売主さまがこだわったという “価値が下がりにくいもの”、時代を越えてゆく価値のあるモノ・デザインが集められているからこそ、こんな風にまとめ上げることが可能だったのかもしれません。


とにかく細部に至るまでこだわりが感じられる物件なので、どこからどのように写真を撮ってご紹介していったらいいのか、LDKでしばらく途方に暮れてしまいました(笑)ご内見の際は時間を多めに見積もっておいた方がいいかもしれません。心に矢が刺さるポイントは人それぞれと思いますが、個人的には、やっぱり洗濯機置き場にキュンとしてしまいましたので、ぜひルーバー扉も忘れずに開けてみていただきたいです。


そして内装や心ときめくヴィンテージアイテムだけでなく、住戸そのものの持つポテンシャルも、かなりのもの。LDKがそのまま外へせり出したようなバルコニーは、南西向きの心地いい空間です。デッキチェアでお茶を飲めば、すぐそこにある「都立駒沢オリンピック公園」から、風に乗ってマイナスイオンが運ばれてきそう。


LDKや二つの洋室に広さを確保しているため、水まわりはややコンパクトな印象ですが、バス・トイレ共に窓があるおかげで圧迫感は感じませんでした。窓が多く明るいのは、角部屋ならではのポイントですね。


最寄りの「都立大学」駅からマンションまでは、徒歩16分と若干遠め。けれど「呑川本流緑道」と「呑川駒沢支流緑道」を歩く道のりは、通勤・通学路と言うには贅沢すぎるくらいかも。春に咲く桜は、息を飲む美しさです。暮らしの中で、おのずと健脚になれてしまう……そんな特典だと考えてみてはいかがでしょうか。


スーパーなどの商業施設は駅周辺にまとまっています。自転車はもちろん、歩いて出かけて、お買い物をした帰り道はバスで帰宅するのもアリですね。「都立大学」「渋谷」「目黒」などへアクセスできる「八雲」バス停は、物件から徒歩2分の場所にあるので要チェックです。


建物は2003年生まれで、2016年に大規模修繕工事を実施済み。全33戸と規模はあまり大きくありませんが、さすがデザイナーズマンションらしい、スタイリッシュな佇まいです。また、ペットの飼育OK、事務所利用も可能という懐深いマンションですので、様々なライフスタイルにフィットしてくれそうですよ。ちなみに住戸の内部でも、キッチン後ろのアールを描く壁や、玄関の土間を設けていないところは建物竣工時からの設計だそう。当時から、外国風に住まいを創ろうとしていたスタンスがうかがえますね。


魅力的なポイントはいろいろありますが、こちらの物件に心を奪われてしまうのは、きっとデザインやインテリアに対する感度が高い方なはず。ぜひ現地で、実際に時間を過ごしてみてください。窓からいっぱいに光が入り、美しさだけでなく、心地よさにもため息が出る物件ですよ。ルイス ポールセン、ヨハネス アンダーセン両氏とともに、お待ちしております。

writer / editor:小杉 美香