風がそよめく 緑道を歩いて

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最寄りの「都立大学」駅からご紹介するマンションまでは、道幅の広い緑道を歩くアプローチ。物件の取材に訪れたのは9月初旬の緑が豊かな頃でしたが、春には美しい桜並木になります。

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緑道は、南下すれば東急大井町線「緑ヶ丘」方面(徒歩12分)、北上すれば「駒沢オリンピック公園」(徒歩27分)まで続いています。お散歩やジョギングのコースにちょうどよさそう!

それでは お邪魔します

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左・玄関まわりは、古木調のウッドタイルや駆体現しの梁(はり)と天井が印象的なデザイン。半透明の引き戸の先は、後ほどご紹介するDENスペースです。/右・廊下は左右に分かれた造り。土間を背にして、右手の突き当たりにLDKがあります。

約20.6帖のLDK

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LDKは南向き。床にはアカシアの無垢材を使っており、木の味わいや経年変化を楽しめます。

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窓の外には緑が見えて、木材との相性がGood。

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おっ、窓辺にいい感じのスペースを発見!

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梁で緩やかにゾーニングされた窓辺の空間には、コーナーサッシのおかげで陽だまりが生まれています。

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棚やカウンター、ハンガーパイプなどがさりげなく備わっていて、使い方をアレンジしたくなるスペース。デスクを置けば、DENとあわせてワークスペースをふたつ確保できるので、おふたりともリモートワークでも快適にお仕事できそうです。

窓から外へ

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植栽の緑が豊かなバルコニー。

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まわりは閑静な住宅街で、外に出ても静かな印象です。

室内に戻って

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再びLDK。リビングとダイニングを分けながら、大きな家具も余裕を持って置けそうな広さです。

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ディスプレイのように壁にポスターやイラストなどを飾ると、ギャラリーっぽい空間を演出できそう。続いてはキッチンを拝見しましょう!

料理が楽しくなる リッチなキッチン

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左・キッチンまわりには造作の収納が豊富に設けられており、生活感を隠せます。/右・3口コンロと食洗機付き。プロの厨房のようなスプリング式の水栓で、調理中や後片付けのストレスが少なそうです。

売主さま

家事効率を考えて、キッチンにはリビングダイニングだけでなく廊下からもアクセスできる造りにしました。

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左・ゲストを招くときには、こんなふうに引き戸をスライドして背面カウンターを隠すとスッキリして見えそう。/右・冷蔵庫置き場の向かいには、食品類のストックにちょうどよさそうな棚が。電源付きなので、調理家電を収納しても◎ そして、室内窓の裏は……?

約2.7帖のDEN

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左・ブラケットライトが照らす大きなデスク付き。/右・背面にはオープンな可動棚が。壁全面に有孔ボードが張られているので、フックを使った見せる収納を自由自在に楽しめます。

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室内窓は上部の開閉が可能で、仕事をしながらキッチンにいる家族とのコミュニケーションが取れます。ランチタイムは食欲が刺激されちゃうカモ!

廊下へ

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左・廊下を挟んで、北側に洋室がある間取り。LDKの扉を背にして左側には、水まわりがまとまっています。/右・トイレの天井と壁はブルーグレーで、落ち着きのあるデザイン。

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左・タイルと木材の組み合わせが可愛らしい洗面台。/右・ユニットバスは大きめの1418サイズを採用。浴室乾燥機・追焚き機能付きです。

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洗面室にある折れ戸の中はパイプスペースです。洗面台や洗濯機置き場まわりの収納はやや少なめの印象なので、洗面台下部のスペースを有効活用するとよさそう。

約7.2帖の洋室A

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コーナーサッシから効率的に光を取り込む洋室A。オープンタイプの枕棚が備わっています。

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窓近くに通っている太い梁はやや低め。背の高い方は気になるかもしれないので、現地でご確認を!

約6.1帖の洋室B

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洋室Bの収納もオープンな造り。窓の先には……?

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北向きのバルコニーが。正面の建物の窓と向き合っていますが、距離が取れているため視線はそこまで気になりません。

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見所が盛りだくさんな住まいでした! 最後は、こだわりの内装のディテールをご紹介しますね。

素材! 素材! 素材!

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左上・凹凸感の生み出す陰影が魅力的な木材タイル。/右上・天井を見上げると、剥き出しのコンクリートとメタリックな配管が。/左下・キッチンまわりの壁は、ホワイトチョコレートのようなタイル貼り。/右下・DENの床はハニカム模様。ランダムな木目の向きが可愛い!

新耐震基準適合の 低層マンション

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左上・白いタイル貼りの外観。しっかりと手入れされた植栽が出迎えてくれます。/右上・エントランスはオートロック付きで、セキュリティ面に安心感あり。/左下・管理人室では、火曜日を除く平日と土曜日の午前中に管理人さんが勤務されています。/右下・住戸は2階所在。アルコーブ付きで、プライバシーを守りやすい造りです。

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ご紹介した住戸には、エレベーターではなく階段でアクセスします。2階ですが、階段の利用は避けられないのでご留意くださいね。

売主さま

直近の大規模修繕工事は、2022年5月に完了したばかりです。2022年8月時点で駐車場(月額20,000円)と自転車置き場(月額500円)には空きがありますので、利用を希望される方はご相談くださいね。

いいお店も自然も揃った 「都立大学」

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左上・ご紹介したマンションの最寄りは「都立大学」駅。気取らない印象の街で、駅前の商店街にはスーパーやドラッグストアなど便利な施設がぎゅっと集まっています。(徒歩7分)/右上・「sakana bacca(サカナ バッカ)都立大学」は、新鮮なお魚が手に入る魚屋さん。店頭ではお野菜の販売も!(550m 徒歩7分)/左下・東南アジア料理のレストラン「malaccabar(マラッカバー)」では、ランチタイムから本格的な味付けのお料理を楽しめます。(270m 徒歩4分)/右下・「中根公園」は、長いすべり台をはじめとしたダイナミックな遊具やジャブジャブ池などがあり、お子さま連れで賑わうスポット。近所でテイクアウトしたランチやおやつを持ってピクニックも楽しそう。(150m 徒歩2分)

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カウカモ編集部より

こちらの住まい最大の魅力は、内装デザインの意匠と、ふたり暮らし〜ファミリーまで想像できる余白のある間取り。LDKは広さ約20帖とゆったりと確保し、将来的な洋室の増設も視野に入れられるプランです。


ほとんどの収納がオープンな造りなので、内装の世界観を保ちながら “イイ感じ” にできるかどうかは、住まい手の腕の見せ所。生活感を徹底的に隠したい方や、見せる収納に自信のない方(筆者はこちら派)は、部分リノベーションで建具を設けてもいいかもしれません。このあたりは、ご内見時に担当のエージェントまでご相談くださいね!


特に自宅でお仕事をされる機会が多い方にお伝えしたいのですが、歩くのが気持ちいい緑道が近くにあると、バタバタしているときも心がちょっと救われます。これは本当です! 素材感たっぷりの内装とともに、ご近所や街をまるっと楽しんでいただきたい物件のご紹介でした。

writer/editor:軽部 優海