ここはどこでしょう

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駅東口のエスカレーターを上って、目の前に広がる景色に、降車駅を間違えたかと思いました。今回の舞台であるここは「武蔵小山」駅。駅前は現在、絶賛再開発中です! 以前のローカルな雰囲気の駅前をご存知の方でしたら、きっとびっくりされると思いますよ。そびえ立つタワーマンションに、新たに生まれるショッピングモール……なんだかワクワクしますね。

花マルお買い物環境と 豊かな自然と

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左上・東急目黒線で「目黒」から2駅の「武蔵小山」駅、こちらは西口からのカット。駅ビルにはスーパー「東急ストア」や「無印良品」、コーヒースタンドなどが入っていて便利です。(徒歩9分)/右上・駅前から続く全長約800mの「パルム商店街」には、約250軒もの商店が並び、まさにお買い物天国! アーケード付きなので雨の日もゆっくりできるのがいいですね。(700m 徒歩9分)/左下・一方で、緑豊かなスポットもすぐそばに。マンションから数ブロック先には、広大な緑が広がる「林試の森公園」があります。(250m 徒歩4分)/右下・「学芸大学」駅方面に進むと、ヘラブナ釣りが楽しめる「清水池公園」の姿も。(650m 徒歩9分)

ドーン

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こちらは以前にもカウカモで別の住戸を取材させていただいたマンション。どっしりとした外観が印象的な、地上14階建て・全127戸のビッグコミュニティの建物です。

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こちらのマンションでは、小型の犬・猫を合わせて2匹まで飼育が可能です。ペットと一緒の生活も妄想してみてください。

まずは駐車場へ

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今回ご紹介する住戸には、平置き駐車場の専用使用権が付いています。しかも、月額4,100円という良心的な利用料金♡

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もし車をお持ちでない場合は、マンション内の住民への貸し出しが可能とのこと。車を駐車するのではなく、バイク置き場として使っている区画もありましたよ。

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左上・こちらがエントランス。奥には駐輪場があり、専用ステッカーを貼って届け出れば複数台を駐輪可能だそうです。/右上・右手の管理人室では、管理人さんが週6日間勤務されています。/左下・大型マンションですので、エレベーターが2基設置されているのはありがたいですね◎ 共用部は全体的にゆったりと余裕のある造りです。/右下・8階まで上がってきました。こちらが今回ご紹介する住戸の玄関扉。さっそくお邪魔しましょう!

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住戸の玄関扉は、2019年1〜2月に新しいものに交換されたばかりです!

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こちらは共用廊下からのビュー! 低層住宅街が広がり、奥には「林試の森公園」の緑が見えます。玄関扉を開けて、毎日この景色を見れるのはいいですね。

収納豊富な玄関ホール

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左・左側手前の下足入れの上部は、カウンターになっています。右側の可動棚は奥行きが深く大容量!/右・廊下沿いには個室と水まわりへの扉があります。

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可動棚にはバスケットなどを置いて、公園グッズやアウトドアレジャーに使うアイテムをしまうとよさそうです◎

タイル貼りの壁が 目を惹くLDK

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約10.5帖のLDKは南向きでとっても明るい! 手前にはキッチンがあって、壁の大きめなタイルが、キッチンとリビングダイニング(LD)をゆるやかにゾーニングしています。

アイデアを爆発させたい キッチン

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左・背面スペースの横幅は、約172cm。冷蔵庫と家電収納棚を置いてギリギリかなといったところです。食器や調理家電をたくさんお持ちの方は、少し手狭に感じるかも。/右・キッチンの奥から見てみました。3口コンロとシンクの間の作業スペースがかなりコンパクトで、まな板を置くとシンク側にはみ出てしまうかも。LD側のカウンター部分にはスペースにゆとりあるので、そこをうまく活用したいですね。

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広さに制約があるキッチンなので、快適に使うにはひと工夫が必要そう。冷蔵庫と収納棚を設置後、上部の空いたスペースにDIYで棚を付けたり、インテリアに馴染む素敵な食器棚をダイニングスペース側に置いたりなど……想像力豊かに考えましょう!

隣り合う個室はどう使おう?

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LDには、ガラス引き戸で仕切られた洋室Aが隣接しています。ダイニングテーブルとソファを両方置くには、LDはややコンパクトサイズ。なので、洋室Aの使い方が快適な暮らしのカギとなりそうです。その妄想はまた後ほど! 先にバルコニーへ出てみましょう。

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掃き出し窓の高さは、約175cm。長身の方はバルコニーに出る際、お気を付けくださいね。

青空広がるバルコニー

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正面には建物がたくさん建ち並びますが、ギリギリ目線が奥まで抜けます! 南向きなので陽がたっぷり当たり、お洗濯物はカラッと乾きそう♪

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バルコニーの床面にはダメージが。ウッドデッキを置いたり、人工芝シートを敷いたりして、雰囲気をガラッと変えてみても◎

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隣家がバルコニーで鳥を複数羽飼育しているようで、「ピーピー!」という鳴き声が終始響いていました。室内で窓を閉め切っても聞こえますので、現地で許容範囲かどうかお確かめくださいね。

室内に戻ってきました

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大人ふたりならキッチンカウンターにハイチェアを置けば、ダイニングテーブル代わりにできるかも。お子さまがいらっしゃるなら、4人掛けダイニングテーブルを置きたいところですが、そうするとテレビボードとソファのスペースが窮屈に。洋室Aを見ながら、この空間の使い方を考えてみましょう!

ガラス入り引き戸の先は 約5.4帖の洋室A

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左・バルコニーに面しているので明るさは◎/右・洋室Aには収納がありません。個室として使うなら、チェストやハンガーラックなどの用意が必要ですね。

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引き戸をすべて閉め切ると、視線を通しつつも音はほどよくシャットアウト。引き戸がガラス入りのおかげで、開けても閉めてもLDとゆるやかにつながりがありますね。LDKを広く使いたいのであれば、洋室Aはリビングスペースとして使うとよさそうです。

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だとしたら、LDにはダイニングテーブルや細々したものをしまえるカウンター収納、おしゃれな食器棚などを置いて、洋室Aにはテレビボードとソファを。洋室Aに収納が備わっていないことが功を奏して、壁がたっぷりあるので家具や収納を配置する自由度は高そうです。

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普通はLDってひと続きであることがほとんどですが、ガラス入り引き戸でゆるやかに仕切れるのって、もしかしたらいいのカモ。家族が見ているテレビの音をシャットアウトできたり、食事をする場所とくつろぐ場所をしっかり分けられたり……! さ、お次は写真左奥にある扉を開けてみましょう。

約5帖の洋室B

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左・洋室Bには窓がないため、ややこもり感が。追加工事が可能なら、室内窓を設置するのもアリですね。/右・折れ戸2枚分の収納があります。個室が足りていれば納戸や書斎にするとよさそうです。

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窓がない個室のメリットは、外の音が届きにくく、静かなこと。寝るだけと割り切って主寝室にしてしまうのも一手でしょう。

廊下に戻って洋室Cへ

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左・約6.5帖の洋室Cは共用廊下に面していて、ほどよく光が入ってきます。ややいびつな形ではありますが、ベッドと小さなデスクなら置けそうです。/右・洋室Bと同じサイズの収納があります。

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これら3つの個室をどう使うかがキーポイント。家族構成やライフスタイル、お子さまの成長などに応じて、各個室の役割をフレキシブルに変える柔軟性を持つと◎

最後に水まわりをチェック

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左・トイレに収納はないので、上部にDIYで棚を作るか、広々とした足元に収納グッズを置くとよさそう。/中央・水まわりがピカピカの白いクロスではなく、シックな色味のクロスなのは◎ ゆったりした気分でくつろげます。/右・バスルームには浴室乾燥機能付きです。

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リノベーション工事を行うと、水まわりと廊下に段差が生まれてしまうことがあります。こちらの住戸は廊下、水まわり、各居室の床がフルフラットなのでうれしい!

美味しいお店が 多いんです♡

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左上・マンションご近所の「Pizzeria la Rossa(ピッツェリア ラ ロッサ)」は、口コミサイトで “ベストランチ” や “東京ベストピザ” に選ばれる高クオリティ店! これは通うしかない♡(180m 徒歩3分)/右上・駅からマンションへの通り道にある「くいしんぼう がぶ」。大輪のお花のような盛り付けのローストビーフ丼は、一度見たら忘れられないインパクト。(290m 徒歩4分)/左下・「nemo Bakery & Cafe(ネモベーカリーアンドカフェ)」は、店内のインテリアがアンティーク調で統一されており、大人っぽい雰囲気が漂います。お店に並ぶパンはどれも絶品! 夜はダイニングバーになるので、ディナーにも使えます。(650m 徒歩9分)/右下・カフェ「AMAMERIA ESPRESSO(アマメリア エスプレッソ)」では、自家焙煎されたスペシャルティコーヒーを楽しめます。テイクアウトのドリンクは100円引きですよ♪(950m 徒歩12分)

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カウカモ編集部より

駅前の大規模開発が進み、街の雰囲気がガラっと様変わりしつつある「武蔵小山」。こちらのエリアといえば、駅前から続く「パルム商店街」がシンボルですね。開発が進んだ駅前とは一変、昔ながらのあたたかみが残る商店街を進むと、ぶらり散歩が楽しい「戸越銀座」にたどり着きます。


さらに、自転車で行きたい距離感ではありますが “学芸大学エリア” にも足を伸ばせちゃう。自然豊かな「林試の森公園」や、露天風呂も備えた「武蔵小山温泉 清水湯」もあり、長く暮らすほど、じわじわと街の魅力に取りつかれていきそう♡


東急目黒線に乗れば「目黒」駅までは2駅、乗車時間約3分。その先はそのまま東京メトロ南北線と都営三田線に直通運転していますし、「目黒」駅からはJR山手線も利用できるので、交通アクセスは良好といえるでしょう。


駅から大通りを歩くこと9分。ドーンと佇むカッコイイ外観のマンションが見えてきます。2019年10月現在で築48年ですが、その築年数を感じさせない丁寧な管理がこちらのマンションの魅力! 前回の大規模修繕工事は2007年に実施済みです。


2018年には長期修繕計画の見直しが行われ、基本方針として建て替えはせず、適宜修繕を行っていく方向になったのだそう。修繕計画はとっても細かく設定されていて、高い管理意識がうかがえます。「古いからダメ!」と一概に決めつけるのはもったいない、とこちらのマンションを訪れて改めて実感しました。

住戸が所在するのは8階。周辺には建物が多いのですが、ギリギリ視線が抜けるので解放感はしっかり確保◎ 専有面積約63㎡の3LDKゆえに、お子さまのいらっしゃるご家族にもフィットします……が! 個室の使い方はひと工夫したいところ。


コンパクトなLDKを解消するために、個人的には洋室Aをリビングスペースとして使うことを強くおすすめしたい! そうすれば、大きめのダイニングテーブルやソファ、足りない分の収納家具も置けるし、ペットがくつろぐスペースも確保できそう♪ 


さらに、頭を柔軟にフル回転させてもうひと工夫したいのは、キッチン。作業スペースの狭さを解決するには、上部がフラットなワゴンを使ったり、キッチン背面に作業台も兼ねた収納を置く、などでしょうか。


でき上がった空間でも、ちょっとのアイデアや手間を加えることで、より “我が家感” が高まります。ぜひDIYや家具のチョイスなどで自分らしさを出しつつ、愛する車やペットとの “武蔵小山ライフ” をお楽しみください♪

writer:島村 麻美 / editor:平野 翔子