ほっこり度高め 「雑司が谷」

写真

左上・最寄りは東京メトロ副都心線「雑司が谷」駅。なんと駅から今回ご紹介するマンションまでは、徒歩1分という近さです!/右上・メロンパンが有名な「アルテリア・ベーカリー 雑司が谷店」。バニラアイスを挟んだ “メロンパンアイス” が看板メニュー。平日も賑わう人気店です。(290m 徒歩4分)/左下・鬼子母神堂へ向かう参道に佇む「キアズマ珈琲」。レトロな長屋を改装してつくられた喫茶店です。(480m 徒歩6分)/右下・安産・育児の神様「鬼子母神堂」。桜の名所としても知られています。(600m 徒歩8分)

cowcamo

副都心線は東急東横線と直通しており、渋谷はもちろん横浜や埼玉方面にも一本で出ることができます。また、徒歩1分の場所にある「鬼子母神前」バス停からは「新宿」方面へ向かうバスも出ているので、交通アクセスは良好ですよ。2019年7月現在駐車場に空きはありませんが、駐輪場には空きがあり月額600円で利用することができます。

貫禄のある佇まい

写真

マンションは、「雑司ヶ谷」駅3番出口から見える距離に建っています。この先には、「のぞき坂」という急な坂がありますが、マンションが建つのはその手前なのでセーフ!(笑)地下1階付き地上8階建て、総戸数159戸のビッグコミュニティです。

写真

左上・エントランスの前には、立派な木が植わっていますよ。植栽の緑が美しいですね。/右上・ゆったりとしたアプローチを進みます。/左下・外観はノスタルジックでしたが、中に入ると一気にホテルライクな雰囲気に。壁一面の窓の外には、共用庭を望めます。突き当たりにある管理人室には平日の9:00〜17:00、土曜日の9:00〜12:00に管理人さんがいらっしゃいます。また、夜間はオートロックになるので、セキュリティ面への配慮がしっかりとなされていますね。右下・今回ご紹介する住戸は1階に所在しており、エレベーターを通り過ぎ、左へ曲がったところに位置しています。

売主さま

2019年7月現在築37年のマンションです。2007年大規模修繕工事、2019年には排水管更新工事が行われるなど、適宜メンテナンスがなされていますよ。 現在マンション全体で修繕積立金が約3億円ほど貯まっています。

cowcamo

エレベーター前には、マンションの給排水管工事の進行表やマンション内で行われている会合のお知らせなどが綺麗に貼られており、丁寧に管理されていることが伝わってきました◎ 宅配ボックスを完備されているのもうれしいポイント!

写真

左・住戸は突き当たりに位置しているので、玄関前の人通りが少ないのがうれしいですね。扉は新しいものに交換されています。/右・玄関ホールには、フロートタイプの下足入れが備わっています。その下部に付いている照明が、足元を明るく照らしてくれていますね。正面の扉がLDKにつながっています。

写真

左・廊下の突き当たりから振り返ってみました。廊下には、水まわりと洋室Cにつながる扉が並んでいます。右側には、大容量の収納も!/右・収納の隣には、トイレがあります。グレーのクロスが貼られており、シックな印象。

約16帖のLDK

写真

LDKは東向きで、共用庭に面しています。入って右側には、オープンキッチンが。

売主さま

こちらの物件は、天高が約2.5mです。また、1階に所在しているために足元が冷えてしまうことを懸念し、リビングダイニングには床暖房を設置しました。

写真

左・キッチン背面のスペースは、ゆったりとしています。食器棚や家電用の棚などを置いても、窮屈にならなそう。/右・シンクの前で横を向くと、洋室Bの中の様子をうかがえます。お子さまが小さいうちはプレイスペースに、小学校にあがったら勉強部屋とするとよさそうですね。

写真

キッチンの前からリビングダイニング(LD)を見たところ。LDKは洋室Aに隣接しており、引き戸で仕切ることができます。右側の壁の上部には、ピクチャーレールが備わっているので、シンプルな空間に色味を添えたいときはぜひご活用くださいね。では、バルコニーに出てみましょう!

つい見上げてしまいました

写真

正面には共用庭に植わっているイチョウの木が! 立派ですね〜。ちなみに、このイチョウの木を正面に望めるのはこの住戸だけなんだそう!

写真

左を向くと塀の奥に駐輪場、右にはずっと奥まで続く広い共用庭が。樹々から四季の移ろいを感じられますね。

写真

バルコニーはふた部屋分の幅があります。東向きなので、午前中は特に日当たりがよさそう。晴れた日には、木漏れ日が気持ちよさそうですね。

cowcamo

窓のサッシには、「ラミセーフセキュリティー」が採用されています。2枚の板ガラスの間に特殊フィルムが挟まれているため、割れにくくなっています。また、破損した際に飛散を防止する効果もあるんだそう。1階ですと、セキュリティ面を気にされる方も多いかと思いますが、心配が多少軽減されますね。

室内に戻ってきました

写真

引き戸を開け放っておくと、約21.2帖の広々とした空間になります。

洋室Aから

写真

LDKの方を見たところ。壁一面にクローゼットが備わっています。

引き戸を閉めると

写真

洋室Aだけで、広さは約5.3帖。掃き出し窓に面しているので、引き戸を閉めても日当たりと明るさは十分確保できます。

閉めた状態でLDKから

写真

LDKに4人掛けのダイニングテーブルとソファセットを置けそうです。では、キッチン横の引き戸を開けて、洋室Bに行ってみましょう。

約4帖の洋室B

写真

洋室Bには窓がありませんが、おひとり分の荷物をしまえそうな大きさのクローゼットが付いているので、個室として使うこともできますよ。

cowcamo

子ども部屋はお子さまが小さく目を離したくないうちはこちらを、大きくなったら廊下に面している洋室Cを使うといいかもしれません。洋室Bの室内からキッチンやLDが見えるので、お子さまも安心して過ごせそう◎

廊下に戻り 洋室Cへ

写真

左・一番広い個室で、広さは約6.7帖。共用廊下に面しているため、日当たりはあまり期待できなさそう。朝ゆっくり寝ていたいという方の寝室とするのがいいですね。/右・大きなクローゼットが備わっています。

最後に水まわりをチェック

写真

左・洗面化粧台は、ナチュラルブラウンでシンプル。洗濯機置き場の上部には、吊り戸棚が備わっています。/右・浴室乾燥機能付きのバスルーム。ふたつの照明が、ぱっと明るく照らしていますね。

「目白」だって徒歩圏内

写真

左上・マンションは、こちらの緑豊かな上品な「学習院大学」(1.0km 徒歩13分)と「日本女子大学」(600m 徒歩8分)の中間あたりに立地しています。落ち着いた雰囲気は、学校のおかげかも。/右上・本場フランスで修行をしたシェフが腕をふるうフレンチレストラン「Brasserie La・mujica(ブラッスリー ラ・ムジカ)」。アルザス地方の四角いピザ “タルトフランベ” など、南仏を中心にした地方色豊かな料理をいただけます。(880m 徒歩11分)/左下・最寄りのスーパーは「マルエツプチ雑司ヶ谷二丁目店」。8〜22時まで営業しています。(100m 徒歩2分)/右下・JR山手線「目白」駅も徒歩11分で利用可能。通勤や通学に便利に使い分けできますね。

cowcamo

カウカモ編集部より

まず、見上げたのがエントランスの前。立派な木! と思いつつ、進むとマンション内にホテルかと思うような共用ロビー。外観と共用部で雰囲気は異なるものの、どこでも上品さを感じられました。新しいものに交換されている玄関扉や窓サッシ、そしてマンションの至るところで見かけた掲示物から、しっかり丁寧に管理され、快適に暮らせるようにメンテナンスされていることがわかりましたよ。


住戸が所在しているのは1階。 1階のよさは、下階への足音を気にしなくていいこと。ですが、足元が冷えやすいことや防犯面を気にされる方もいらっしゃるかと思います。こちらの住戸ではその2点に関して対策を取られているのが好印象でした。LDには床暖房が設置されていますし、サッシも防犯面で優れたものが採用されていますよ。


取材前に天高が約2.5mと聞いていたのでLDKに入ってまず見上げ、『帖数以上の広さと開放感とはこのことか!』と、思いました。そして、もうひとつ楽しみにしていたのがバルコニーから見えるイチョウの木。このふたつは、このマンションの中でもこちらの住戸にしかない特徴とのこと。


住戸の専有面積は約72㎡で、間取りは3LDK。ですが、ひとつの個室には窓がありません。個室が足りていれば、納戸か、ご家族共用のワークスペースか、はたまたプロジェクターを設置してシアタールームにするか、活用方法を色々と考えられそう。記事内のコメントでお伝えしたように、キッチンの横というポジションを活かして、お子さまの成長に合わせて用途を変えるのもいいですね。


マンションも住戸も魅力的なのですが、立地のよさも忘れてはいけません。横浜や渋谷に出れる副都心線「雑司ヶ谷」駅から徒歩1分。3番出口から出て、道路の向こうにマンションが見える近さ! このあたりは「鬼子母神堂」から漂う古きよき雰囲気と、由緒正しい大学から発される上品さが交差しています。こぢんまりとしたカフェやレストランも多く、散策を楽しめるエリアですよ。


ぜひ現地に足を運んだ際は、エントランスの前と、LDKと、バルコニーで上を向いてみてくださいね。こちらの物件のよさがわかりますし、おまけに気持ちが前向きになれるかもしれません。

writer / editor:外山 友香