やってきたのは 「たまプラーザ」

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カウカモでのご紹介は数年ぶりとなる、田園都市線「たまプラーザ」駅。この街のシンボルといえば、2010年に誕生した駅直結の複合施設「たまプラーザテラス」ですね。有名セレクトショップや生活雑貨店、書店、レストランなどさまざまなテナントが入っています。

売主さま

「たまプラーザテラス」内や駅周辺にスーパーが複数あるので、生活利便性は良好ですよ。

戸建てさん 上空からこんにちは

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期間限定で戸建ての特集をさせていただくことになり、今回はその第2弾。こちらも売主さまにお話をうかがいながら、取材いたします! 第1弾の記事はこちらよりご覧いただけます。

売主さま

こちらの住まいでは『屋根を広げて、たくさんの居場所』をつくってみました。写真はドローンで撮ったものなんですよ。

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戸建てが建ち並ぶエリアの中で、異彩を放つ見た目ですね……! 特に芝生部分が気になります!

地上に戻って もう一度ご挨拶

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地上2階建ての住まいですが、玄関扉までに階段があるので、生活空間では道路よりも目線を高く保てます。階段の左手には駐車スペースも確保されていますよ◎

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土地の起伏が激しい「たまプラーザ」駅周辺。駅からは徒歩13分の距離ですが、その道のりにももれなくアップダウンがあるので、体感としてはもう少しかかった印象。

売主さま

お隣の急行停車駅「鷺沼」までも徒歩14分の距離です。通勤には「鷺沼」駅を利用する方もいらっしゃるエリアですよ。たしかに道のりにアップダウンはあるのですが、丘陵地に建っているので、眺望にはご期待ください。

階段をのぼって

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お邪魔しまーす……! おっ? 中央の白い扉が玄関扉ですが、両脇には折れ戸のように全開放できる窓が。そして右側はお庭。すでに惹きつけられる要素が満載……

売主さま

こちらの住宅は、窓サッシを中心に住宅建材を提供するYKK AP株式会社との協働プロジェクトとして生まれました。ガラス戸を両側に畳むことができる全開放サッシ「ワイドオープン」もYKK APの商品で、外の環境を取り入れるために採用しています。ご覧の通り、一般的な掃き出し窓よりも大きく開けるのがポイントです。

ということなので 大きく開いた窓からお邪魔します!

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左・なんと! 土間がスーッと奥まで延びています。どことなく縁側のような雰囲気も感じられますね。かなりスタイリッシュなタイプですが♪/右・反対側からも見てみました。こちら側にも全開放サッシがあり、『好きなところから入って、どこで靴を脱いだっていいんだよ』とでも言われているような気持ちに。右奥には下足入れが備わっているので、靴をしまう場所にはご心配なく◎

売主さま

納谷建築設計事務所(納谷学氏+納谷新氏)に設計を依頼し、リノベーション工事を実施しました。今回は、風の流れや日射などの外的な要素も考えながらデザインをしています。いくつかの仕掛けを順番に紹介しますね。

まずはキッチンを拝見

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IHクッキングヒーター付きのキッチン。シンプルですが、どこか温かみのあるデザインで、窓の奥には緑が。写真左側は洗濯機置き場ですが、下足入れの扉と同じ開き戸が付きますよ。

売主さま

住まい手によって、それぞれ自分らしい暮らし方があると思うので、私たちは “ニュートラルな空間” にすることを大切にしています。その中で意識しているのは『住まい手が編集しやすいように』ということ。キッチンの下部にはお好きな収納家具を置いてもいいですし、クローズドの収納扉を追加で作ってもいい。手前のラックはディスプレイ品ですが、追加でカウンターなどを設置したい場合でもご相談ください。

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食器の数や調理家電に合わせて、収納家具をカスタマイズできるのはいいですね! お気に入りの食器やグラスは見えるように飾って収納するのも楽しそうです!

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キッチンの前から、1階の空間を見渡してみました。“リビングダイニング” と呼称してしまうのは勿体無いような大空間です。

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ふたつの掃き出し窓の先も、こちらの住まいのお庭ですよ。

振り返り図も 美人ですね

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広さは、約31.6帖+畳スペース約4.5帖。床に映る影から伝わりますでしょうか? お庭の木々を通して陽の届く雰囲気が、とても心地よいです。これはぜひ現地でご体感ください。

売主さま

追加工事は必要になりますが、写真の右側に個室を設けたり、階段横の畳スペースにウォークインクローゼット(WIC)や書斎をつくることもできます。暮らし方に合わせて、柔軟に手を加えられますよ。その際はお気軽にご相談くださいね。

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なるほど。いまの段階で空間の役割を決めきらず、住まい手さんに合わせられる “余裕” を持たせているんですね。

畳スペースへ

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左・天井を見上げると、ルーバーが。視線だけでなく、風や光も時間帯や風向きに合わせて抜けていきます。お次は左手にある3つの扉を開けてみましょう。/右・まずは、右奥の扉をオープン! 中はトイレで、換気のできる窓が備わっています◎

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左・真ん中の扉の先は、ワイドなミラー付きの洗面脱衣室。洗面台下部にはランドリーバスケットを置いたり、キャスター付きのワゴンを用意したりすると使いやすくなりそう!/中央・バスルームには……/右・こーんなに大きな引き違い窓が! しかもグリーンビュー! もちろん敷地内に植えてある木ですよ。

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左側の扉の先は、ストレージ。内部にはL字型に可動式の棚が備わっています。お掃除道具の収納や、日用品のストック場として活躍してくれそう!

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トイレの扉の前から、南西側を向いてみました。たくさんの窓が並んでいて、なんとも開放的な眺め。

売主さま

横浜市青葉区の風配図によると、このエリアは夏場の夕方から夜にかけて、南西から吹く風が多くなります。その風を室内に取り込むために、土間に面する部分に全開放サッシを採用しました。そして、このルーバーを通って上に抜けるという、風の通り道をつくったんです。

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外的な要素のひとつは、風の流れということですね。 しかも夏の夜風ってのがまた素敵です。

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さて、お次は上階へと向かいましょう。柱を活かした、こちらの階段もカッコいい!

まずは右手へ

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こちらは約6帖の洋室A。二面採光で明るく、天井がとっても高いです。

売主さま

居室のフローリングには無垢のオーク材、壁面の塗装には水性塗料を採用し、自分でもお手入れがしやすいようにしてあります。

はっ! 窓の奥はあの場所だ!

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ドローン写真で見た芝生部分は、1階の屋根であり2階から広がるルーフバルコニーでした。天然芝が植えられていて、まるで公園のように使えます。

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左に見えるのは「高津公園」の木々で、右側には戸建て住宅が広がっています。ちょうど雲で見えなくなってしまったのですが、さっきまで「富士山」の頭も見えていたんですよー!

ご自由にどうぞ

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左上・自宅に、しかも屋上に、こんな芝生があるなんて♡ お子さまやワンコが走りまわるもよし、ダイニングセットを用意してお食事を楽しむもよし、お気に入りのアウトドアチェアでゆっくり読書するもよし。/右上・寝袋を持ってきて、寝たっていいんです。テントだって張っていいんです。夜は寝転んで天体観測かな〜! これが本当のお家キャンプ。/左下・ご友人を招いて、ピクニック感覚で一緒にくつろぐのも楽しそうですね。/右下・使い方に決まりはありません。ただ、天然芝なので週に2回は、お水をあげてくださいね。水栓があるので、ホースとつないでおけば楽チンです◎

売主さま

こちらの住戸は敷地の南西側に視界が開けているのですが、西陽が強く射し込むという特徴があります。そのため1階のお庭がやや使いにくく……。強い西陽と庭の活用を考える中で、西側の屋根を引き伸ばすというプランが生まれたんです。

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屋根で西陽をうまく遮りながら、お庭は雨の日でも活用できるようになり、芝生の上もフレキシブルに使えるようになったんですね◎ 屋根の上と下に心地よい居場所がふたつも誕生!

個室の間 廊下にフリースペース

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畳スペースの天井の正体がこちら。ルーバーの床が怖い場合は、ラグなどを敷いてくださいね。

売主さま

各個室には備え付けの収納がないので、このスペースをクローゼットのようにお使いいただくのもいいと思います。

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直立するはしごを上ると、秘密基地のようなロフトが。大人だと上り下りがちょっと大変そうですが、お子さまにはたまらない空間でしょう。

もうひとつの個室へ

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洋室Bも広さは約6帖。同じく二面採光で明るいお部屋です。

売主さま

手を加えることを楽しんでいただきたいので、奥に置いてあるハシゴを住まい手さんにプレゼントしております。

1階に戻ってきました

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ささやかにフローリングのパターンが変わっているのも、見逃せませんね。『空間の使い方のヒントになれば』と考えて張られたそうです◎ 設計者さんがつくったヒント、ほかにも隠れているかも?

売主さま

この家に使い方のセオリーはありません。どこを寝室としたっていいのです。食事をする場所や寝る場所を決めきってしまうのではなく、住まい手がその時々で楽しめるような空間に仕上げました。

庭も自由だ

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左上・縁側のような土間は、かつての日本家屋を彷彿とさせます。中でもない、外でもない、その曖昧な空間がまたひとつ、特別な居場所として成り立っています◎/右上・お庭もアウトドアチェアが似合いますね。ご家族それぞれが自由に過ごせそうです。/左下・屋根の下にデッキを設置すると、また違った使い方もできそう!/右下・土間奥の開口上部にはカーテンレールが備わっているので、目隠しすることも可能ですよ。

夕方の表情

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ポワンとオレンジの光が灯ります。夏の風が目に見えれば、きっと家の中にお邪魔していく様が映るんでしょうね。

“たまプラエリア” をご紹介!

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左上・駅前にある「たまプラーザテラス サウスプラザ」には「スターバックス Neighborhood and Coffee(ネイバーフッドアンドコーヒー)」が。“大人のスタバ” と呼ばれ、アルコールも楽しめる店舗です。(900m 徒歩12分)/右上・駅前には商業施設の「東急百貨店 たまプラーザ店」と「イトーヨーカドー たまプラーザ店」があって何かと心強い環境!(1.2km 徒歩14分)/左下・「手打そば 風來蕎 (ふうらいきょう)」は、ミシュランの1ツ星を5年連続で獲得しているお蕎麦屋さん。大人気なので、来店の際はご予約することをオススメします。(750m 徒歩10分)/右下・お好み焼き屋さんの「子ぐま」も行列必須のお店。地元住民に『美味しいお店どこ?』と尋ねたら、かなり高確率で名前が出てくるでしょう。(1.1km 徒歩14分)

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左上・黄色のテントが目印の洋菓子専門店「ベルグの4月 本店」も、有名どころ。お誕生日ケーキはここで決まり!(1.4km 18分)/右上・「BABON patisserie(バボン パティスリー)」のシェフは、自由が丘にある「モンサンクレール」の辻口博啓氏に師事していました。カフェスペースがあるのも魅力的◎(1.2km 徒歩15分)/左下・250もの種類を取り揃えるパン屋さん「プロローグ本店」から、人気商品を集めた「プロローグ パサージュ」。平日でも、お客さんがひっきりなしに入ってきていました。アップルカスタードが人気商品です!(1km 徒歩13分)/右下・ルーフバルコニーからも木々が見えていた「高津公園」。遊具で遊びたくなったら、こちらへどうぞ。(90m 徒歩2分)

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「たまプラーザ」駅前のバスロータリーからは、「羽田空港」や「成田空港」「東京ディズニーリゾート」へと向かうリムジンバスが出ているのもポイントです!

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カウカモ編集部より

「戸建て物件」のご紹介、第2弾です。今回の物件があるのは、「たまプラーザ」と郊外エリア。閑静な住宅地で、ゆとりある面積を持つ住まいは、西陽とうまく付き合う必要がありました。


そこで生まれたのが、西側に引き伸ばす大きな屋根。上に芝生を植えることで地球にも優しく、断熱材の役割も担っています。西陽を遮る屋根の下には、雨の日でも過ごせる空間が生まれました。屋根は、心地よいふたつの居場所を誕生させ、暮らしに立派なワクワクも添えたのです。


ただ、売主さまがおっしゃっていたのは、『奇抜な家だと思われたくない』ということ。確かに見た目は特徴的ですが、実はとってもシンプル。中と外の中間領域が多いことや、つくり込みすぎるのではなく、柔軟性の高い空間が各所に設けられているため、住まい手が住まい方を自由に発想できます。


そして、デザインだけでなく地盤・耐震性・断熱性など、さまざまな項目に第三者検査機関を入れており、現行の基準を上回る性能をもたせています(詳しい資料は現地でご確認いただけます)。建物自体だけでなく、敷地や周辺の環境も含めて設計されているのがポイントです◎


郊外だからこそ叶えられるのびのびとした住まいは、月日を重ねるごとに楽しみ方が増えていきそう。気になった方は、ぜひ現地で木漏れ日や風の流れ方、窓を閉め切ったときの温度感などを体感してみてくださいね。お問い合わせ、お待ちしております!

writer / editor:平野 翔子(一部写真提供:吉田誠、上野智博)