日々お客さまの家探しをサポートするカウカモエージェントにフィーチャー! 不動産のプロがオススメする、萌える街やマンションって? 実際に街を歩きながら、編集部がインタビューする企画です。


こんにちは!カウカモ編集部の外山(とやま)です。今日はカウカモを運営するツクルバのメンバーが多く住む、「学芸大学」にやって来ました。何を隠そう、私も現・学大住民。オフィスから近いという理由で住み始めたのですが、もう離れたくないほど好きになりました(笑)

なんというか、中肉中背くらいで子どもの肩車が似合っておっとりしてそうなんだけど、洋服はちょっとこだわっていてインテリ感もあって、そんな安心感と小洒落た感を兼ね備えた、塩顔のような男性・・・いや、街なんですよね〜。つまりよきパートナーになってくれます!(笑)さて、今日は以前学大に住んでいたというエージェントに案内してもらいますよ〜!

《プロフィール》片江 真惟子
エージェントチーム・ユニットリーダー。子どもの頃から家遊びが好きで、新卒ではハウスメーカーに就職。新築やリフォームの提案を行う中で、自分らしい暮らしをもっと多くの人が手に入れられるような世界にしたいとカウカモにjoin。
最近はまわりにママさんが増えてきたので “女性がイキイキできる働き方をつくる” ことも目標にしている。

学芸大学だけど大学はない?

まずは学芸大学の豆知識から。駅名は「学芸大学」ですが、1964年に「東京学芸大学」は小金井市に移転しており、現在残っているのは「東京学芸大学附属高等学校」のみ。

その後、マスコミから “地方からの受験生が試験場を間違える” という意見から投票が行われた結果、変更をよしとする比率が3分の2に達しなかったため、駅名の変更は行われなかったんです。住民の方々の「学芸大学」に対する愛着を感じますね。

ちなみに、昭和2年の東横線の開通時には「碑文谷」駅、その後現東京学芸大学の前身である「東京府青山師範学校」が移転してきたことから「青山師範」駅となり、 学校名の変更とともに昭和18年「第一師範」駅と名称を変えています。まさに「学芸大学」とともに育ってきた街ということなんですね。

治安がよく、住みやすい街として人気の学芸大学。東横線と副都心線が直通したことにより渋谷はもちろん、新宿、池袋にアクセスしやすく、かつ横浜方面へも一本でいけるので、通勤もお出かけもとってもしやすい駅です。

クリエイティブなイメージの強い「中目黒」、若い女の子が集まる「自由ヶ丘」のちょうど間ということもあり、その間をとっている雰囲気なんですよね。モデルの長女とミーハーな三女の間の次女といった感じでしょうか(笑)

多様な世代の人にとって住み心地がいい理由

街ではサラリーマン、親子、大学生、ご年配の方など幅広い年代の人を見かけます。平日の朝や夜は足早に歩くビジネスマン、学生の姿もちらほら、朝〜夕方は年配の方、ゆるりとお散歩をしているご家族も。個人的にサラリーマンとファミリーをよく見かける街はあっても、おじいちゃんやおばあちゃんが街での暮らしをイキイキ楽しんでいる街ってあまりない気がしていて、そんなところがこの学大のおっとり感を生み出しているのかなあなんて思います。

駅のまわりは一日中賑わっているから夜遅く帰ってきても怖くないのがいいよね。元気なおじいちゃんやおばあちゃんも多くて、朝の「ドトール」はおじいちゃんたちで満席だったりして。居酒屋も結構あるけど、飲み屋街という感じはなくて、ごちゃごちゃしてないところが好きかな。

まず生活といえば、お買い物環境。駅のまわりには6つもの商店街があり、終日賑わっています。

左・改札を出て右、東口商店街。八百屋さんなどの個人商店も多いですが、チェーン店や銀行など、駅の近くにあると便利なお店が並んでいます。/右・2012年には商業施設「GAKUDAI KOUKASHITA」ができました。100円ショップやクリーニング屋さんなどが入っており、街一体がショッピングモールみたいになっています。

それから、駅から15分圏内に大小さまざまなスーパーがあるんです。ひとり暮らしの強い味方「まいばすけっと」、お値段重視の方には「オオゼキ」、質のいいものを買いたい奥さま向け「イオンスタイル」、加えて高架下には「九州屋」まで。これ住み始めると結構便利なんですよね。私も帰宅途中で買い物をしたいときは「まいばすけっと」、まいばすけっとに売ってないものは「オオゼキ」で買いだめしたりと使い分けています。ちなみにイオンスタイルの近くにはゴルフ場「スイング 碑文谷」があるので、奥さまがゆっくりお買い物している間に旦那さんはゴルフ・・・なんていうのもいいですね。

そして多様な年代の人に愛される場といえば公園! ですよね。  駅から一番近い歩いて6分のところにある「碑文谷公園」をご紹介します。

「碑文谷公園」の真ん中には大きな池があり、休日はボートを漕いでいるご家族がちらほら。自然豊かで四季折々さまざまな景色を楽しめます。遊具やベンチも備わっており、走りまわるお子さまに立ち話をしているお母さん、ベンチでくつろぐお父さん・・・住民の憩いの場になっています。

左・池のまわりは整備された遊歩道になっており、一日中犬を散歩している人たちや親子で賑わっています。立ち話をしている人たちを見かけると、地域のつながりを感じられますよね。なんだかほっこりするシーンをたくさん見かけます。/右上・池のまわりには、綺麗に手入れされた花々が植えられています。この日は子どもの日が近かったこともあり、鯉のぼりが吊るしてありました。/右下・一角には子ども動物広場があり、うさぎやモルモットと触れ合えます。こちらは休日の様子なのですが、行列ができるほど! ちなみにここから徒歩3分のところにある 「碑文谷野球場」の一角にはポニー乗り場もあります。

左・この写真を撮ったの、何時だと思いますか?・・・なんと朝6:30! おじいちゃんやおばあちゃんがラジオ体操をしているんです。 楽しそうに運動している姿を見ると、こちらも元気をもらえますね〜。/右・碑文谷公園のお隣にある「碑文谷野球場」。こちらも朝の風景です。グラウンドとテニスコートを囲むようにランニングコースが。休日は朝早くから小学生の野球チームやお母さん方で賑わい、6面あるテニスコートはすべて埋まっている繁盛ぶり!

実は私、たまに碑文谷公園でランニングをしているのですが、よく清掃員の方が掃除をされているのを見かけます。そのため、どこもとても綺麗で、トイレも清潔に保たれています。駅からやや離れますが「田向公園」や「清水池公園」など公園がが点在していることが、ご家族で住みやすい街の理由のひとつになっているんですね。

上品だけど肩肘を張らなくていい

片江に “学芸大学のどこが好きですか?” と聞いてみるとこんな答えが返ってきました。

上品なんだけど気取らなくていいところが好きかな。あと駅のまわりにお花屋さんが多いところ。植物を生活に取り入れたり、育てたりするって、暮らしに対する意識が高いと言うか、日常を大切にしている人が街に多く住んでいるということだと思うんだよね。

実際に数えてみるとお花屋さんの数は駅から徒歩5分圏内になんと8店舗も! 古きよき佇まいなところからおしゃれなところまで。そんな私も毎日お花屋さんの前を通るのですが、日常的に花を見ると少し気分が明るくなるというか。前に聞いた「お花ってハッピーなときに買うものなんだよね」という言葉をふと思い出しました。

それから、片江と共感したのがオーガニックの食材を販売する食料品のお店やお菓子屋さんがぱらぱらとあること。そういうお店って場所によっては入りにくいこととかもあるのですが、学大にあるお店は雰囲気的にも値段的にもほどよく、入りやすく手にとりやすいんですよね。

食べ歩きもできるし、ちょっと立ち寄れるお店もあって、普通に休日に歩いているだけでも楽しいよね。日々の生活に必要なものは揃うし、休日も公園や街歩きで楽しめるし、日常に寄り添ってくれる街だと思う。

左・スタイリッシュに花が飾られている「花善」。入口横には、金魚が泳いでいる池にぽつぽつと水が落ちてくる仕掛け! これはつい立ち寄ってしまいます。/右上・身体に優しいこだわりの商品を並べている「FOOD&COMAPNY」。モデルさんも度々来店するんだとか! 片江は最近ハーブにはまっているということで、ハーブティーをお買い上げ。/右下・住宅街の中にひっそり佇む、趣ある外観の「古本遊戯 流浪堂」。店内は自然と小声で話してしまう静けさで、通路もやや狭め。店内にはDVDやCD、画集、そして外には絵本やお母さん向けの雑誌が並んでいます。

左上・約30種類ものコッペパンが並ぶ「パンの田島 学芸大学駅前店」は、昨年(2017年)11月にオープンしました。平日の朝や休日はいつも行列ができており、今でも人気は健在! 以前学大に住んでいたときは月に3回くらい食べていたという “黒豆きなこコッペ” を買い、ご満悦な片江。/右上・たいやきが有名な「目黒ひいらぎ」。ちなみに、最近近くには「カリタコ 楽」がリニューアルオープンしました。食べ比べると楽しいかも◎/左下・駒沢通りでこっそりと存在感を放つ「花たこ」。この色合いと趣がたまらない!/右下・片江がよく立ち寄っていたというセレクトショップ「LUZ(ラズ)」。女子好みのアクセサリーからポーチ、アロマまで、素敵な雑貨を買うことができます。毎日気分でピアスを変えるという片江、夏らしいピアスを買っていました。

では、マンションへ

駅のまわりは賑わっていますが、少し歩くだけで閑静な住宅街に。デザイン性の高いマンションや戸建てがぱらぱらと建ち並び、街並みも洗練されている印象を受けます。

このあたりは低層マンションか丁寧に住み継がれてきたマンションが多いんだよね。私は、古いけど住人に愛されている感じのマンションが好き。共通しているのが、シンボルツリーが植えてあって、敷地が広くて、戸数が多いこと。今日行くマンションは前にお客さまの ご案内で来たことがあって、いつかこのマンションで契約してカウカモグラフに載るのが夢なの。

カウカモグラフ・・・カウカモで一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを取材させていただいた記事。

駅から7分歩くと見えてきた、どんっと佇んでいるマンション。こちらが今回ご紹介する「下馬ハイライズ」です。総戸数103戸とビッグコミュニティ。

下馬ハイライズは2018年現在築46年。実は外国人向けの高級住宅でお馴染の “ホーマットシリーズ”(※) を手掛けた、興和不動産(現新日鐵興和不動産)による分譲で、施工は竹中工務店。このあたりでは知る人ぞ知る人気のマンションなんです。
※ホーマットシリーズのマンションに関してはこちらから。

左・この写真で何が伝えたいかと言うと、バルコニーの仕切りが壁になっていること!! あまり気にしたことはないかもしれませんが、普通は上下に隙間があるような仕切りになっていることが多く、壁にするにはもちろん建設費がかかります。つまり、このようになっているのは建設時に細かい部分まで配慮されているという証拠。ぜひ街歩きしているときに見てみてください。きっとこの感動をわかっていただけるはず!/右上・取材日は植栽の手入れがされていましたよ。/右下・マンションの横には、小さな緑道が。ちょっと気分転換したいときや、お子さまとお散歩したいときにぴったり。うーん、新緑のいい香り! 

左上・エントランスにやってきました。これが噂のシンボルツリーですね! 立派! 築浅のマンションって敷地ぴったりに建てられていることが多い一方、築年数が古いマンションは建物の配置計画にゆとりがあることが多いんですよね。/右上・“見てみて〜!” と言われ、そちらを向くと “このつつじ、階段から続くような形になっているんだよ〜!” !! すごい! この形をキープするのにどれくらいの頻度で手入れしているんだろう・・・と想像を膨らませてしまいました。/左下・ぴかぴかの共用ロビー。掲示板には綺麗にお知らせなどが貼り出されていました。管理体制のよしあしを見るのに掲示板はしっかりチェックしていると話す片江。/右下・以前に掲載した12階の住戸からの眺望!! これは気持ちいい〜〜〜! 

カウカモでも2回ほど販売物件を掲載したことがあるのですが、すぐに決まってしまう人気のマンションなんです。ちなみにタイトルは「国民的美少女物件」。そしてこちらがディスクリプション。

そつなく非の打ち所がない、バランスの取れた優秀な物件。立地ヨシ。建物ヨシ。管理ヨシ。・・・コレまさに、誰からも末永く愛される “国民的美少女” のような物件です。

私はこの日初めて足を運んだのですが、どこを歩いても、見ても、 “本当にそのとおりだなあ・・・” と思いました。まさに、国民的美少女のようにずっと愛されるマンション。

まだまだあります、愛されているマンションシリーズ!

左上・「シャンボール学芸大学」も、片江お気に入りのマンションのひとつ。住宅街の入口のような立地に、ズシンと貫禄ある趣で佇んでいます。レトロな赤茶色のタイルは美しいほどぴかぴか!/右上・現在築39年ながら、オートロックが備わっているのは管理体制が良好な証拠。/左下・「学芸大学スカイハイツ」は、現在築38年・総戸数121戸のマンション。お隣に公園があり、ペットの飼育が可能というのがうれしいですね。/右下・共用部は、部分的に木材を使っている自動ドアやエレベーターをはじめ、集合ポスト前のアーチや壁・床の色味など、全体的にほんわかした印象です。
 

左上・オリンピックイヤーに建てられた「目黒サンケイハウス」。一番の特徴は・・・/右上・エントランス横の太陽をモチーフにしたアート! なんとなく当時の昭和感と活気ある雰囲気を感じられますね。/左下・環七通り沿いにそびえ建つ「柿の木坂パレス」。“街を見守ってきたぞ” とでもいうような貫禄があります。/右下・こちらもエントランス前にカラフルなアートが飾られています。お花屋さんの多さといい、学芸大学は “日常を彩る” ことに意識が高いのかなあなんて思いました。

このように「学芸大学」にはとびきりのヴィンテージマンションではないけれど、しっかりと管理がなされ、長きに渡って街を見守っているマンションが多く建っています。これらのマンションの共通点は、よさが色褪せずに、むしろ味わいが出てきている点。まさに街と同じで、懐が深く、堅実で、誰からも愛され続けているんですね。

夜の一面もご紹介

“お昼や家族の街というイメージが強い学芸大学の夜の一面も紹介したい!” という私のわがままに付き合っていただき、片江によく通っていたという居酒屋さんに連れて行ってもらいました。

最初にご紹介した商店街は、夜だとこんな感じ。両サイドから脇道が複数伸びており、一本入ると小さな居酒屋が点々と。チェーン店が少なく、お店の入れ変わりもあまりなく、地元の人たちに愛されてきたお店が多い印象を受けます。

左上・モダン和風な店内でそばをいただける「みぞれ」。取材日、締めを食べようと張り切って店に向かったもののこの日はなんと売り切れ・・・。リベンジしようと思います。/右上・「ま・めぞん 学芸大学店」はおつまみが充実しており、何を頼んでもはずれがないと評判。店長おすすめの “さんまライスロール” はぜひ食べてみたい一品です。/左下・今回は片江が住んでいたときによく通っていたという「彦一」へ。外観から “これはいい居酒屋だ!” と私のアンテナが(笑)/右下・店内はカウンター席のみ。焼き鳥が名物ですが、季節の野菜を使ったおつまみもとても美味しかったです。

学芸大学って、ほかの街のように口コミサイトで★3.5以上のお店ってほとんどなく、★3.0くらいで口コミ10くらいのいい居酒屋さんがたくさんあるんです。いつもあまり通らない道をぶらぶら歩いていると “いい居酒屋オーラ” 漂うお店が見つかること見つかること・・・! カウンターのあるこぢんまりとしたお店が多く、ひとりで立ち寄りやすいのもうれしい。

編集後記

社内では “まいまい” の愛称で慕われている片江。仕事で大切にしていることを聞いてみると、「誰に対しても誠実であること」。目の前のお客さまはもちろん、カウカモのある社会や、この仕事を選んでいる自分に対しても、胸を張っていられるか。

いつ話してもまさにそんな働き方、生き方ができているまいまいさんなのですが、常に “ビシッ” としているわけではなく、ほどよい緊張感を持ちながらも自然体で笑顔で・・・社内のお姉さん的存在。最近はユニットリーダーになったということで「前よりも休日に仕事のことを考えちゃうんだよね〜。この前は夢にユニットメンバーのNくんが出てきた(笑)」と楽しそうに話していました。

そんな忙しい毎日でも日常を丁寧に送ることを意識していて、「部屋着とパジャマを着分けたり、週1回は自炊しようと意気込むもののなかなかできないんだよね〜。食べ歩きもよくしちゃうし(笑)」なんて話していて、そうしようという気持ちがあるだけでも私からすると素敵な女性・・・!  “毎日ピアスを気分で選ぶ” という習慣はとてもまいまいさんらしいなと思いました。

まいまいさんと飲みながらあれこれ話していた中で、最近記憶に残っている仕事について聞いたときに返ってきたエピソードがとても印象的でした。

はじめは荷物が多いからできるだけ広い物件で決めようとしていた50代女性の方に、「せっかく新しい家を買うなら、新しい暮らしにワクワクできるかを大切にした方がいいと思っています」と伝えたら、そこに共感してくださり、デザイナーが担当したこだわりが詰まったリノベーションのお住まいを購入していただいて。
収納が足りなかったんだけど、「この機会にずっと触れていなかった荷物の整理に取り掛かり、大変だけどこの決断をしてよかった」と言われたのはうれしかったな〜。
カウカモで家を購入したことが、今までと違う “新しい暮らしのきっかけ” になる機会をこれからもつくっていきたいなって思う。

そういえば、最初にお伝えした「中肉中背くらいで子どもの肩車が似合っておっとりしてそうなんだけど、洋服はちょっとこだわっていてインテリ感もあって・・・」というところ、伝わりましたかね?(笑) 

ショッピングをしたいわけでもなく、人混みを避けたくて、肩の力を抜きたいな〜なんてときに来るとちょうどいい街だと思いますよ。住むなら外でも中でも楽しめる街がいいという要望に、きっと答えてくれるはず。ぜひ足を運んでみてくださいね。