「北欧、暮らしの道具店」さんに取材いただいた記事を、ここcowcamo MAGAZINEにて転載いたします。「北欧、暮らしの道具店」さんから見たcowcamo、後編をお届けします。


家を買うってすごく大きな決断。興味はあっても果たしてどこにアプローチすればいいの? という疑問を、株式会社ツクルバが運営するサービス「cowcamo」とのお取り組みで一緒に考えています。

前編では、実際にcowcamoのサービスで出会った家に暮らすご家族のもとを訪ね、リノベーション住宅を選んだ理由や暮らしてみて感じることをうかがいました。

後編では、リノベーション住宅に興味を持つスタッフ齋藤が、cowcamoの編集長・伊勢谷亜耶子さんと一緒に、cowcamoおすすめ物件を内覧。物件選びのポイントを教えていただきました。

cowcamoの編集長と、リノベーション住宅を内覧。

スタッフ齋藤:
「いま住んでいるマンションは賃貸契約で5年目。家を購入する選択肢も更新のたびに夫婦で話すのですが、そもそも何から手をつければいいのか、今がタイミングなのかと考えているうちに時間が過ぎていきます。

新築は高額だし、買うなら中古かリノベーション住宅かなと思うのですが、水まわりが古いんじゃないかとか、おしゃれすぎて使い勝手が悪いんじゃないかとか理由をつけて、結局なにも調べていません」

伊勢谷亜耶子さんは宅地建物取引士であり、以前はcowcamoで物件を紹介するエージェントでもありました。いまは販売されている魅力的な中古リノベーションマンションをピックアップして記事に仕立てたり、姉妹サイトのcowcamo magazineでは「街と暮らしの先輩マガジン」をテーマに、東京の街の新たな魅力を伝えたり、理想の暮らし方をしている「先輩」を紹介するウェブマガジンを編集しています。

伊勢谷さん:
「わたし自身、物件を見るのがすごく好き。いつも一緒に見ながら盛り上がっちゃうんです」

2人が向かうのは、都営浅草線泉岳寺駅から徒歩5分のマンション。裏には神社と公園があり、緑が豊か。環境もとてもよさそうです。

▲「レッツゴー!」と気合いの入った伊勢谷さん(左)、スタッフ齋藤(右)。

<住まい情報>
〈場所〉港区三田
〈間取り〉2LDK+DEN
〈面積〉66.24㎡(バルコニー 10.40㎡)
〈築年数〉築37年

ここは要チェック!
リノベーション住宅の注目ポイント

内覧時のリノベーション住宅には、暮らしのイメージがつきやすいよう家具や雑貨が少し置いてあることも。モダンな内装を見て、スタッフ齋藤のテンションも上がります。

スタッフ齋藤:
「この間取り、うちの家族(夫婦+子ども2人)でも住めそうですね。でも、将来子ども部屋をと考えると、もっと部屋数がほしいかな……」

伊勢谷さん:
「物件を購入するときは、いまの暮らしにフィットするかと同時に、価値が下がりにくい物件かどうかの目線も持ち合わせることをおすすめします。そうすれば、生活の仕方が変化したときに、また住み替えるということもしやすくなりますよ。

もちろん、ライフステージの変化に合わせて、購入した物件の間取りを後から変更することだって可能です」

町、景色、共有スペース…
自分では変えられない「環境」こそ大事

部屋の窓からは、神社の境内が目前。「緑がたっぷりで気持ちいいなぁ」と齋藤が眺めていると、伊勢谷さんがすかさず一言。

伊勢谷さん:
「神社仏閣や大きな公園など、これからもその場所に在り続けるだろう環境は、安心材料のひとつです。せっかく眺望を気に入って購入しても、すぐに目の前の環境が変わってしまうことも。その点、神社がなくなるとは考えにくい。これは、その物件の魅力がずっと衰えず、すなわち価値が下がりにくい、ということでもあるんです」

築年数は古くてもOK
セキュリティや備品はアップデートされてる?

▲エントランスも玄関もモニター付きなら、防犯に対しての意識が高いことがうかがえます。

伊勢谷さん:
「集合住宅の場合は、共有スペースが整っているか、エレベーターの年式なども参考になります。エレベーターは新しくするのにとてもお金がかかるんです。それでもちゃんと整備しているのは、管理がしっかりしている証拠です」

▲この物件のサッシはマンション全体で最新のペアガラスに交換されており、閉めれば喧騒も全く気になりませんでした。

伊勢谷さん:
「意外と知られていないこととしては、たとえ購入物件でも、サッシなどは自由に変えることはできないこと。

自分が望むスペックを備えているか、不便はないかは、マンション全体の管理によるところも多いと心がけておきましょう」

そのリノベーション、
自分や家族にとって必要ですか?

伊勢谷さん:
「リノベーション住宅のいいところは、現代の暮らしに合うように間取りが工夫されていたり、設備が考えられたりしているところです。たとえば、納戸になっているこの部分は、以前は台所だった場所です」

スタッフ齋藤:
「そうなんですか!? 全く想像できませんね。納戸があると便利そう。腰の位置にある備え付けのカウンターも、いろんな用途が考えられそうです」

▲「この壁は躯体だから取り払うことはできないけれど、さらにリノベーションして部屋を増やすこともできそうですね」とコンコンと壁を叩きながら構造を確認する伊勢谷さん。

▲位置を変えやすいレール式の照明も便利。

伊勢谷さん:
「キッチンの棚が可動棚だったり、上に隙間があるから炊飯器を置いてもちゃんと湯気が逃げていくようになってたり、嬉しい機能がたくさんある家ですね。

ただスペックは、自分の暮らし方をイメージして考えてみてほしいです。たとえば、オープンキッチンは人気だけど、前に壁がないと汚れがとび散りやすいという特徴も。視界は遮られても、壁があってちゃんと拭き掃除がしたい方もいらっしゃいます」

伊勢谷さん:
「cowcamoでは個別相談(カウカモコンシェル)なども行っていて、家族のことや、内装のイメージ、どんな環境で暮らしていきたいかなどを、具体的に相談していただける場もご用意しています。

リノベーション住宅がどれも一点ものなのと同じように、家族のバックグラウンドもみんな違う。どういう家や暮らしがフィットするかは人によって違います。同じ家族でも感じ方はそれぞれ。気になる物件があれば、必ず家族全員で見に行くこともポイントですよ」

それでも不安はつきまとうから……
リノベーション住宅のプロと二人三脚で

大きな買い物だけに不安が伴いますから、そこで大切になるのが不安をひとつずつクリアにすること。cowcamoの物件取材記事では、「決して取り繕わず、長所も短所もきちんと書く」と伊勢谷さんは言います。

▲マンションの修繕歴や月々の支払い状況なども用意し、いろいろな角度から一緒に検討してくれます。

伊勢谷さん:
「cowcamoのウェブサイトは、リノベーション住宅のセレクトショップみたいなもの。せっかくなら素敵な、暮らしにフィットする家や街をご紹介したい。なかなかタイミングや条件が合わないこともありますが、しっかりお客様の願いを叶えられたときは、エージェントとしてはすごく嬉しいんです。

住まいにまつわる要望といっても、最初は漠然としているもの。わたしたち不動産のプロのことは、壁打ちの壁のような存在と思って、願いや不安をぶつけてください。想いをチューニングするためにこそ、仲介の仕事があるんですから」

家探しは、自分と家族の「いま」を見つめること

「この近くにすごくおいしい和菓子屋さんがあるんですよ」「児童館が充実していて……」と、物件のある街の情報を魅力たっぷりに次々と語ってくれる伊勢谷さん。

あらためてcowcamo magazineを見てみれば、そこには伊勢谷さんがいきいきと語ってくれたような街の魅力や、自分たちにしっくりくる家を見つけた人たちの笑顔や声が、溢れていました。

自分たちらしい暮らしや家を見つけた人の嬉しそうなこと。一方のわたしは、最近、住まいのこと、暮らしのこと、ちゃんと考えていたかと思うとどうも怪しいことにも気づかされました。

もし私が家を買うなら?と妄想してみることはきっと、自分の「好き」を見つめること。機能や値段も大事だけれど、自分の願いに向き合うことこそが、家を買うことの本質なのかもしれません。

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>前編:「リノベーション住宅に暮らして1年。憧れの「北欧テイストの家」に出合って」はこちら


2018年7月24日~「北欧、暮らしの道具店」にて掲載
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