東京には、いまもなお丁寧に住み継がれているマンションがいくつも存在しています。貫禄を感じる佇まい、丁寧に修繕が重ねられてきた共用部。珍しい建材が使われていたり、かつての装飾が味を残していたり。こちらの記事では、編集部が何度も取材させていただいたカウカモ常連のマンションたちをご紹介します。


ポイント
・「幡ヶ谷」に建っているヴィンテージマンション。約5300㎡(約1620坪)の敷地を誇り、エントランスや駐車場・駐輪場、そして庭園と、どの共用部もゆとりをもった広さ。
・京王新線「幡ヶ谷」駅からは、徒歩6分。2013年に大規模修繕工事を終えたばかりで美しい外観。メインエントランスには緑のアーチの並木道があって、とってもいい雰囲気。
・渋谷区の “穴場” 的な住宅街。周辺は落ち着いた環境なのに、新宿までの近さや渋谷までは頻繁に出ているバスを利用することができる交通利便性の高さが魅力。

共用部

広い敷地の中で緑に包まれて建っている、全123戸の大型マンション。車で来られた場合は、通称 “水道道路” からアクセスできるマンション裏側のエントランスが便利です。植栽に沿って進むと、平面駐車場へと続きます。左に見える階段を上がると、駐車場のルーフトップ広場へ。

駐車場のルーフトップは、子どもたちの遊び場スペース! 広くて開放的です。

敷地内はとにかく緑が豊か。和風の庭園もキチンと葉が刈り込まれていて清々しい! お掃除も行き届いているのは、管理体制がしっかりしている証拠です。

トップ写真のメインエントランスから緑の並木道を抜けると、品のあるエントランスゲートが現れます。

この先に続くのは、庭園の緑を愛でる屋外廊下。どこか美術館のような雰囲気で心休まります。

屋外通路は、両サイドに広がる庭園の緑を愛でながら進みます。毎日9時から17時まで管理員さんがいらっしゃり、さらに清掃員の方も日曜日以外で勤務されているそう。常に共用部分が清掃されていると、住んでいても気持ちがいいですよね。

とにかく緑が豊かで、手入れの行き届いたマンション……そんな印象を受けるこちらの建物(鉄筋コンクリート造)。全123戸の大型ですが、建物のボリューム以上に敷地が広く、かなりゆとりをもって建てられていることが分かります。1976年の竣工と築年数は経っていますが、恐らく建築当時はかなり贅沢に建てられたのであろう佇まいで、その気品は今でも感じられます。管理体制のよさは言うまでもなく、住人の方々の管理意識の高さが、素敵に年数を重ねている秘訣かもしれません。

周辺環境

マンションのすぐ近くにある「幡ヶ谷第三公園」。夏は水遊びができ、春は桜が満開です。暑い日は、ジャブジャブ池から可愛い声が響いてきますよ。

「六号坂通り商店街」は、食品から日常品まで何でも揃います。人通りが多く、活気のある商店街です。

レトロな外観がオシャレな「mosha cafe(モッシャカフェ)」。ひとりでも居心地よく過ごせそうな、気軽な雰囲気が魅力。

立地としては、新宿からわずか3駅の「幡ヶ谷」。「渋谷」方面へのバスも充実しており、利便性はナカナカのモノです。「新宿」や「渋谷」までの距離感という意味では、ほかの沿線の同距離の街と比較して、少しお値打ちに感じるエリアかもしれません。近隣は、渋谷区とは思えないような下町情緒を感じる住宅地です。集合住宅が多く建ち並び、子どもの遊べる場所が点在します。南に広がる「代々木上原」へも遊びに行ける距離ですが、高級住宅街的な雰囲気とはまた異なる印象のエリア。生活に根ざした商店街があり、美味しい店も多く、気取らず肩の力を抜いて馴染める街です。