東京には、いまもなお丁寧に住み継がれているマンションがいくつも存在しています。貫禄を感じる佇まい、丁寧に修繕が重ねられてきた共用部。珍しい建材が使われていたり、かつての装飾が味を残していたり。こちらの記事では、編集部が何度も取材させていただいたカウカモ常連のマンションたちをご紹介します。


ポイント
・目黒と恵比寿の間、昭和40年代初期に建てられたヴィンテージマンションです。目黒の街を一望できる、高台に位置しています。
・A棟、B棟、C棟の3棟からなる、地上12階建て・総戸数118戸の大きな建物。ノスタルジックな色合いの庇や共用部にあるハトのモザイク画が特徴的。
・4路線が乗り入れる「目黒」駅が最寄り。駅周辺は大型商業施設や商店街があり、便利で賑やかですが、マンション近くは落ち着いて静かな雰囲気。

共用部

1968年竣工、鉄筋コンクリート造のマンションです。管理人さんが住込みで管理してくださっているので、メンテナンスの状態は良好。昭和のレトロな味わいが漂うエントランス左手には、池もありますよ。

エントランスホールの左手、ガラス窓越しに管理人さんがいらっしゃいます。2013年には大規模修繕工事を実施済み。ディティールに築年数の経過は感じられるものの、清潔感があります◎

そのまま進むと、螺旋階段と可愛らしいハトのモザイク画がお出迎え。このレトロなデザインにキュン♡ とくる方も多いはず。趣を感じる素敵な一面ですね。

階段を上がると、こちらにもまたヴィンテージ感漂う集会室があります。きちんとお手入れされながら時を重ねた建物ならではの雰囲気を持っています。

「目黒」駅方面から目黒川に向けての地形には、急勾配な下り坂が多くあります。これらの坂道が見晴らしのよい高台をつくり、そこにはたくさんのマンションが建ち並んでいるのです。その中のひとつにとしてある、気持ちよさそうに太陽の光を浴びているレトロ可愛いヴィンテージマンション。エントランス前に咲く色あざやかなお花などからも管理のよさが感じられ、愛されて育った建物という印象を受けます。モザイクタイルのハトや螺旋階段など、ディティールから当時の趣を感じられるのも◎ そして高台立地という恩恵を受け、開けた眺望を得られる住戸が多いのも特徴です。

周辺環境

街のシンボル、目黒川。いつ歩いても気持ちのいい場所です。川沿いの桜並木は春には満開の花、夏には新緑、秋には紅葉と1年中楽しませてくれます。

飲兵衛さんは御用達の「権之助坂商店街」。「目黒」駅の西口から、約256店もの店舗が延べ約3kmに渡って連なります。多国籍料理店や昔ながらのお惣菜屋さんなど、ジャンル問わずさまざまなグルメを楽しめる通りです。

2014年11月にリニューアルオープンした「東京都庭園美術館」。"旧朝香宮邸" とも呼ばれ、香淳皇后の叔父にあたる朝香宮鳩彦王の邸宅だった場所。アールデコ様式の瀟洒(しょうしゃ)な建物で、ゆったりと美術鑑賞を楽しめます。

4路線使えるターミナル駅「目黒」の交通利便性の高さは言わずもがな。美味しい店の激戦区であるだけなく、インテリアストリートなどおしゃれな家具屋さんが揃う街でもあります。そんな賑やかな街の印象のすぐ裏側には、閑静な住宅街が広がっているんです。「目黒というと坂の上り下りが大変そう」とイメージをお持ちの方も多いと思いますが、こちらのマンションは、駅前の平坦な通りからほんの少し坂道を下るだけ。目黒川が流れているおかげで、都会に住みながらも四季を常に感じられる環境というのもポイントです。