東京には、いまもなお丁寧に住み継がれているマンションがいくつも存在しています。貫禄を感じる佇まい、丁寧に修繕が重ねられてきた共用部。珍しい建材が使われていたり、かつての装飾が味を残していたり。こちらの記事では、編集部が何度も取材させていただいたカウカモ常連のマンションたちをご紹介します。


ポイント
・青い瓦屋根に生クリームを塗ったような外壁、そして華奢な黒いアイアンが随所に使われている秀和レジデンスシリーズのひとつ。通りからエントランスまでの長い並木道のアプローチが特徴的なマンションです。
・真っ赤な庇の掛かったエントランス、吹き抜けのある共用ロビー、赤絨毯のらせん階段とドラマティックな演出を感じられる共用部。総戸数は200戸を超えるビッグコミュニティ。
・2020年開業予定の山手線新駅がすぐ近く。その開発が進む一方、忠臣蔵・赤穂義士のお墓があることでも有名な「泉岳寺」などの寺院も数多くあります。

共用部

建物は小高い丘の上に建っています。道路からこちらの長いアプローチを通って、エントランスまで向かいますよ。敷地の使い方が贅沢ですね。

上品でどこかドラマティックなエントランスから、ロビーへ進みましょう。ここから見るだけでも扉の奥に、ゆったりとしたスペースが広がっていることが分かりますね。

きれいに磨き上げられたパターン貼りのタイル床。これまでの歴史を感じさせつつも、整然と保たれたその様。ロビーには階段があるのですが、ご覧の通り “らせん階段“ なのです。ここだけ見ると海外のホテルなのかと錯覚しそう。

マンションの規約上、景観を守るためにバルコニーでの物干しが禁止されています。そのため、屋上には共用の洗濯物干しスペースが。ここからは “高輪エリア” が見渡せる眺望。ちょっとした気分転換に訪れるにもよさそうな場所です。

アプローチに並ぶ樹木はマンションと共に時を刻み、夏には大きな木陰をつくります。エントランスにはスロープがあり、バリアフリー面も考慮。管理人さんは住込みでいらっしゃいますが、夜の10時から朝まではエントランスがオートロックとなるのもポイント。そして、海外のホテルにありそうなようなオーニング(庇)が、建物自体の雰囲気にぴったり。広いロビーやレッドカーペットが敷かれたらせん階段のある共用部では、ランプや照明にもご注目くださいね。細やかなディティールにセンスが光ります。1970年竣工、鉄筋コンクリート造の建物ではありますが、非常にきれいに保たれているのはしっかり管理されてきた証です。

周辺環境

マンションのアドレスは “高輪” 。高級住宅街のイメージはありますが、歴史を感じられるお寺が多いのも特徴。駅名の由来にもなった「泉岳寺」もすぐそばです。

線路沿いから見た「山手線新駅」の開発地。駅舎は世界的建築家の隈研吾氏設計のもと準備が進められています。この開発とともに、周辺エリアはさらに便利で賑やかになりそうですね。

大正7年創業の老舗和菓子屋、豆大福が有名な「松島屋」。大粒の豆と餡子がぎっしり詰まっていて、しつこくない甘さはクセになりそう。人気商品なので、売れ切れ注意。

マンションの最寄り駅である「泉岳寺」は、山手線内で最も駅距離が離れている『品川〜田町』の中間あたりに位置しています。今まさに新しい駅と街ができようとしている注目のエリア。第一京浜から山側には、駅名の由来になった江戸時代からの古刹・泉岳寺があり、その脇の細くて曲がりくねった路地を上ると旧高松宮邸がある古い街が広がっています。「魚籃寺」が建つ通り沿いは、バスの経路となっていて、五反田や六本木、新宿や品川へとアクセスできます。加えて、「羽田空港」までは京浜急行線で直通。出張が多い方や、旅行好きの方にはうれしい環境です。