「一点もの」の住まいに出会おう。 カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。

今回はカウカモのリノベーションチームで働く長谷川 莉実が、自らの設計でフルリノベーションした住まいを訪ねました。


《プロフィール》
名前:長谷川 莉実 / たかしさん / みーちゃん / しーちゃん
年齢:30代前半 / 30代後半 / 2歳半 / 2歳半
職業:カウカモ リノベーションチーム マネージャー / 会社員(建設系)
趣味:映画、ダンス、インテリア / 動画鑑賞

《この住まいについて》
場所:成増
間取り:2LDK
面積:75.6m²
築年数:築36年(取材時)
工事内容:フルリノベーション 
支払い額(以前と比べて):広さは約1.3倍になり、支払い額は1.1万円ほどアップ

家を探し始めたきっかけ:以前の住まいが手狭になったこと
家探し期間:2週間
内見数:1軒

Q1:以前の住まいは?

長谷川:この近くの賃貸に住んでいました。60㎡くらいの3DKだったので、4人で住むにはちょっと手狭だなと感じていて……

カウカモで働いているのでずーっと家を買いたくてしょうがなかったんですけど、以前アパート経営のために購入した不動産のローンが残っていたので、そこが売却できるのを待って家探しを始めました。

Q2:この街《成増》にした理由は?

長谷川:私が生まれも育ちも「成増」で親も妹も近くに住んでいるから、子育てするならこの街がいいなと。

たかしさん:生活利便施設が充実していますし、近くの「光が丘公園」は子どもを遊ばせるのにいい場所なのですごく暮らしやすいですよ。

長谷川:ちょっと前ですけど副都心線が開通してからは交通の便もよくなって、この辺りはどんどんファミリー層が増えている印象ですね。

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Q3:この家に決めた理由は?

長谷川:親が歩いて子育てを手伝いにきてくれる範囲で見つけた物件なんです。

管理状態が良好で、築年数的にある程度手ごろな価格帯に落ち着く “ギリギリ新耐震基準(※)” のマンションという条件で探すと、このエリアで候補にあがるのは3棟だけ。その中でいい部屋が出るのを待っていたという感じでした。

※1981年6月1日から適用された、震度6強~7程度の揺れでも倒壊しないような建物の構造基準。住宅ローン減税を受けるための要件のひとつでもある(令和4年度の場合)

ここを選んだのは眺望の良い最上階の南東角部屋だったから。それに部屋全体が真四角に近い形なので、間取りも変更しやすいんです。相場よりも少し高めですけど、これ以上の物件は何年待ってもまず出てこないってことを夫に力説して(笑)。

Q4:リノベーションでこだわったポイントは?

長谷川:まず寝室をミニマムにして、ワークスペース付きの広いリビングをつくることが念頭にありました。

特に思い入れがあるのは出窓周り。ある映画の、窓辺に座ってコーヒーを飲むワンシーンがすごく印象に残っていて、そんなことができる空間をつくりたいってずっと思っていたんです。

飾り棚をつけることで梁の存在感を弱めたのも工夫のひとつ。

長谷川:それから回遊性のある広い玄関土間をつくったことと、収納を充実させたこともポイントです。

というのも、子どもが生まれてから玄関周りに荷物が溢れてしまっていたのをどうにかしたくって。前は狭い玄関だったから、4人分の靴に上着にベビーカーって結構つらかったんです……

玄関からキッチンへダイレクトに繋がるため、買い物した食材や日用品の収納がしやすい。

長谷川:玄関脇には家族4人分のロッカーをつくっています。扉をつけると数十万円とコストがかさんじゃうので、目隠しはカーテンで簡易的に。エアコンを効かせたい時や外からの視線を遮りたい時のために、玄関側にも引けるようにしたんですよ。

右側がロッカー。普段はカーテンで目隠ししている。

長谷川:ちなみに内装のテイストは「清澄白河」にあるカウカモのショールームがベースになってます。造作棚だったりこだわりたい部分を足していくイメージで設計できたので、すごくスムーズに進められました。

タイルやフローリングの仕様を膨大な選択肢の中からサンプルだけ見て決めるのってプロでも結構大変なこと。実例を見に行って気に入ったものがあれば、それをベースに編集していくのがパワーがかからなくていいやり方だなと感じました。

ちなみにインテリアの多くはカウカモが提供しているパッケージ「LifeCatalog - renovation & livin'(ライフカタログ リノベーション&リビン)」で購入できるものから選んだそうだ。

Q5:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?

長谷川:元の内装や間取りがよかったら、部分的なリノベーションだけでも良かったと思います。結果的にフルでやれたのは楽しかったんですけどね。

Q6: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?

たかしさん:妻がカウカモで働いているだけあって、“この物件をリノベーションしたら10年後にローンの残債とトントンくらいの値段で売れそうだ” というおおよその見通しを立てられたから、中古マンションを買うことに関してそんなに不安はなかったですね。

長谷川:娘たちが大きくなって二人分の部屋がほしいとなったら引っ越そうかと思っているので、住み替えを前提に資金計画を立てたんです。

お金周りの事以外だと、小さな子どもふたり連れての引越しはやっぱり大変でしたね……親の手を借りやすいエリアにしてよかったです。

Q7:家を買ってみてどうだった?

たかしさん:月々の支払額が今までとそんなに変わらないのに、広い家に住めるっていうのがいいですね。子どもがいても余裕のある家を借りようとすると、結構高くなっちゃいますし。

長谷川:私はやっぱり、自分で住まいをつくれたことが楽しかったです。仕事をしたり子どもの世話をしたり、家で過ごす時間が長いからこそ、好きな空間で暮らせることがうれしくって。

Q8:この家のお気に入りの場所は?

たかしさん:今までは個人個人のスペースってとりづらかったので、玄関にロッカーをつくれたのは便利だなぁと。そしてなにより、子どもたちがのびのび過ごせるリビングができてよかったです。

長谷川:そうそう、前の家は狭くて物で溢れていたから家の中で遊ぶって感じでもなくって。いつも楽しそうに過ごしてくれてうれしいです。

リビングの床はウールカーペット。良質な物を選べば、飲み物をこぼしても撥水するため驚くほど汚れないそうだ。

長谷川:私個人としては、やっぱり窓周りがお気に入り。外の景色を見ながら気持ちよく作業できるし、ホッとしたいときはひとりでお酒を飲んだり、日々快適に過ごせる空間になりました。

Q9:これから家探しをする人にアドバイスがあれば

たかしさん:親しい人でリノベーションを実践している方がいれば、話を聞かせてもらえるといいですよね。

新築の家を買って住み続けるのが今までのスタンダードだった中で、住み替え前提で中古マンションをリノベーションして住むっていう決断ができたのは、やっぱり妻の言葉があったから。どういう資金のやりくりなのかとか、信頼できる人から聞けたのは大きかったです。

長谷川:あとは私たちみたいに街を限定して家探しをするなら、リノベーションも併せて検討したほうがいいと思います。エリアが狭いことって物件の選択肢が絞られてしまう一番の要因なので、フルでも部分的にでもリノベーションを視野に入れておくと検討の幅がグッと広がりますよ!

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