こんにちは！ おさんぽが大好物のWebデザイナー、あさのです。
不思議な事に、街には似たようなタイプの人が集まってくるんだなーって思うことありません？
落ち着いたマダムの多い街、若くてアクティブな人の多い街、とかね。彼らが街の雰囲気作りに大きく関わっているのはもちろんなのですが、特に東京では、街ごとにカラーがあって、わかりやすく分類できるところ多いですよね。
類は友を呼んでいるのかな、それとも結婚した夫婦が似てくるみたいに、そこに住んでいると似てきちゃうのかな。
住みたい街を、住んでいる人のタイプで「こんな感じの人になりたい！」って選んでみるのもありかも。
そういう意味では私、広尾っぽい人になりたいのです。
「昔ながらの日常を大事にしながら、品よくのびのびと人生を謳歌する人」ってイメージがあるから！
合っているかな？ おさんぽで確認です。
ゆったりした街のおおらかな人々。
駅前こそ沢山のお店があって賑やかですが、ちょっと大通りを離れると別世界に迷い込んだかのごとくゆったりした街の顔になります。
広尾は都心ですが、基本的に住宅街なのでスーパーやドラッグストアには事欠きません。高級住宅街らしい「ナショナル麻布」を始め、「明治屋」や「肉のハナマサ」もあります。あと特徴的なのは、都立広尾病院や日赤医療センター、北里大学北里研究所病院など大きな総合病院も多いというところ。
気持ちのいい木漏れ日の坂道、いたるところに開放的なオープンカフェ、点在する各国の大使館とその豊かな敷地。街ゆく人は、立ち止まって談笑していたり、みなけっして急いではおらず、なんだかおおらかな雰囲気です。
何度来ても広尾は外国ぽく感じて仕方ないのですが、外国人が多いというだけの理由ではない気がします。
街の構造は都会なのに、人々は郊外のリゾート地で休日を過ごしているかのような肩の力の抜けた感じがして、そのギャップが日本離れしているように感じるのかもしれません。
この余裕のある感じ、やはり広尾っぽい人、いいかも。
懐かしくて、今でも賑やかな歴史ある商店街。
100店舗近くがひしめき、駅前から明治通りまでのびる、とても広い商店街。途中には祥雲寺や広尾児童遊園地もあります。
駅を出てすぐ、外苑西通りの渋谷側に、どこかほっこりする雰囲気の「広尾散歩通り」と呼ばる商店街があります。
流行りのフレンチフライ店や海外の雑貨屋さんもありますが、同時に創業210年の和菓子屋「船橋屋」や、昭和40年創業の洋食屋「キッチンふるはし」があったり、商店街の誕生も昭和23年と、実はとても歴史のある場所。
もっとすごいのが、昭和52年から毎月の第３日曜（２月と８月、５月のマグロ祭りを除く）の朝９〜10時に「朝市」がたち、今でも続いているということ！
それ以外にも定期的にイベントが行われていて、ちょうど私がおさんぽに行った日も「広尾フェア」が開かれ、ビールやパエリヤ、花から靴など色々なものが売られていたり、バンドでダンスパーティーまで開かれ大賑わいでした。
昔からのお店が愛され、行事を大事にしている街、とても素敵。
「家での手仕事」という意味の素朴でやさしいハンバーガー
ハンバーガーにはプラス100円でフレンチフライも付けられます。フライドエッグやブルーチーズなどのトッピングもできます。
広尾商店街に、祥雲寺山門のある心地のいい一角があり、その横に窓を開け放した気持ちのいいハンバーガーのお店「ホームワークス」があります。
お昼時には行列のできる人気店ですが、このお店もまた歴史があり、1985年にオープンした日本で最初のグルメハンバーガー ＆ サンドウィッチレストランで、100％牛肉を炭火で焼き上げ、厳選された新鮮野菜を使うなど、安全な食材と家庭の手作り感を守ってきたそうです。近隣であればデリバリーサービスも行っています。
今回はアボカドバーガーをチョイス。ハンバーガーはチーズ、マッシュルームなど9種類あり、パテの入っているものは110g、150ｇ、220gから、バンズはホワイトか、ホールウィートから選ぶことが出来ます。
お母さんが作ってくれたような素朴な美味しさ。
そして開店からのベストセラーというミルクシェーク（880円）の純粋な甘さが、たまらなく美味しかったです・・・！
『Homework's （ホームワークス）広尾店』
http://www.homeworks-1.com/
住所／東京都渋谷区広尾5-1-20 七星舎ビル1F
電話／03-3444-4560
営業時間／月～金曜日 11:00〜21:00（L.O. 20:30）
土曜日 11:00〜20:00（L.O.19:30）
日・祝祭日 11:00〜18:00（L.O.17:30）
野菜が楽しくなる！ 毎日通いたいマルシェ
今年６月にできたばかり。同じ建物の２階にある焼きそば屋さん「BROWN」とオイスターバー「VIRGIN」でもこちらの野菜を使っているそうです。
三軒茶屋さんぽした時も書きましたが、やっぱりこだわりの野菜を買えるところは抑えておきたい！
広尾にもちゃんとありました。無農薬、減農薬の新鮮野菜を全国の契約農家さんから仕入れているマルシェ「Green」、しかもここのすごいところはサラダバーも併設しているのです。
大中小（それぞれ1,200円、700円、400円。写真は小サイズ）の入れ物に好きなだけサラダを詰めます。どんな種類が並ぶかは季節や入荷状況によって異なるそうですが、この日は赤ピーマンやカリフラワー、マッシュルームの他、卵サラダやカリカリベーコンなど、全部で15種類位並んでいました。
おすすめだったのがクレソン。みたこともないくらい葉っぱが大きくてやわらかく、程よい苦味がきいていてそのままでも食べれる美味しさ。
そしてドレッシングがめっちゃ美味しかった！ 動物性素材の入っていない無添加の手作りドレッシングで、フランボワーズとはちみつ、豆乳とくるみ、りんごと玉ねぎの3種類。ドレッシングだけでも売っています。
野菜以外にもこだわりの食材、お米やジュースや卵なども揃ってます。
『SALAD STAND Green』
http://motoazabu.jp/green/
住所／東京都港区南麻布5-15-22
電話／03-6459-3366
営業時間／平日11:00〜19:00 土日祝10:00～18:00
定休日／水曜日
いつもの日常をちょっと変えてくれる
かわいくてヘルシーなアイテム
写真上・左からALOHA FARMオリジナルスパム（360円）、ロコモコ（390円）、枝豆と桜海老（270円）。／左下・左からZEST（1,960円）、BLOOD（1,960円）、JUST GREEN（2,050円） 。
先ほどの「Green」のお店がある場所ですが、ちょっと面白い建物の中にあります。「HIROO BOX PARK」というコンテナでできた細長い２階建てで、１階には他に、 ハワイアンスタイルのおむすびとオーガニックコナ・コーヒーのお店「ALOHA FARM CAFE」と、ジュースバーの「Sky Hight」が入っています。
「 ALOHA FARM CAFE」ではオリジナルのスパムむすびが食べられますが、とにかく見た目がかわいいのです！ 並べるだけでもうテンション上がりまくります。
一般的なお寿司とおにぎりの間くらいの大きさで、ちょっとお腹がすいた時にぱくっと食べるのにちょうどいい感じ。お店でひとつひとつ手作りしていて、季節のメニューもあるそう。
「Sky High」は、100％生の、オーガニック認定（またはそれに準ずる）でなおかつ減農薬の野菜や果物を使った、日本で初めてコールドプレスジュースを導入したジュースバーです。いわゆる野菜ジュースなんだけど、すごく沢山種類がある！ 水は入れず素材の水分だけでジュースになるそうですが、そうとは思えないくらいすっきりしていて飲みやすい。
毎朝出勤前に、このジュースバーに立ち寄るお客さんも少なくないのだとか。
それってとってもへルシーな一日の始まりですね！
『ALOHA FARM CAFE』
http://www.alohafarmcafe.com/
住所／東京都港区南麻布5-15-22
電話／03-5422-7229
営業時間／火曜日〜金曜日8:00〜17:00
土日祝9:00〜17:00
定休日／月曜日
『SKY HIGH HIROO』
http://skyhigh-tokyo.jp/
住所／東京都港区南麻布5-15-22
電話／03-5422-8788
営業時間／月曜日〜土曜日8:00〜19:00
日曜日10:00〜17:00
都心にあるのを忘れてしまう
森の中の公園
私がおさんぽしたのが天気のいい休日ということもあり、とっても沢山の人で賑わっていました！
とにかく広い（７万平方メートル弱）です！ そして1934年開園とこちらも歴史があります。木が多く、坂や丘による高低差もあるので、人工的な公園というより、なんだか森のなかにあるような公園、いや庭園です。鳥の声が聞こえたり、虫とりをしている子どもたちもいるので、生き物もいっぱいのようです。滝や渓流にもつながっている大きな池もあり、子どもからおじいちゃんまで釣り好きの憩いの場でもあります。
そしてなんとなく、他の公園と比べて男性の割合が多い気がする・・・。ボール遊びなどが思う存分できる広場と、男子心をくすぐる、探検のできそうな自然があるからかもしれません。実際には古くなった樹木を伐採して歩きやすいようにするなど、きちんと整備されていますので、安心してのびのびと遊べます。
敷地中には都立中央図書館もあり、ピクニックにぴったりの芝もあって、都会の喧騒をわすれて一日楽しく過ごせる場所です。
『有栖川宮記念公園』
http://www.arisugawa-park.jp/index.php
住所／東京都港区南麻布5-7-29
小ぶりで個性的なパイで
優雅な昼下がり
ちょっと小ぶりで、ひとりでも３種類くらいぺろりと食べられる大きさ。季節限定のパイもあります。
有栖川宮記念公園を眺めるように建つパイ屋さんの店内は、木材がふんだんに使われていて、ほっとする空間。お子さま連れのお客さんも多かったですが、PCでお仕事しながら過ごす人の姿もあり、優雅でとても過ごしやすい場所です。
パイはこだわりの甘みを引き出す独自製法のアップルパイや、ほろ苦さと甘さがたまらないバナナキャラメル（いずれも380円）などのデザート系から、とってもジューシーなミートパイ（390円）や、濃厚なだしが贅沢な海老のビスク（450円）などの食事系まで10種類以上のパイが揃っていて、どれもほんとに美味しい。
お店の中で毎日手作りされていて、バターのきいた焼きたてでさくさくのパイが食べられます。予約もできるので、パーティーなどのおみやげにもきっと喜ばれそうです。
『Little Pie Factory（リトル・パイ・ファクトリー）』
http://www.l-p-f.jp/
住所／東京都港区南麻布5-16-6 コウセイ広尾ビル1F
電話／03-5791-3075
営業時間／9:00～19:00（売切次第終了）
広尾さんぽまとめ
のんびり自分らしく過ごせる場所が多く、半日おさんぽしただけでとてもゆったりした気持ちになりました。街路樹の木漏れ日もさらにリラックスした気分になれます。
また、有栖川記念公園を始め、今は閉店してしまった「広尾食品デパート」の惣菜屋の「丸森商店」、八百屋の「広尾青果」などが今でも広尾商店街の中に残っていたりと、街に長く愛されているお店がいくつもあって、自分も日々のお買い物をすることで、その歴史を受け継いでいけるひとりになれたらいいのになという気持ちになりました。
日比谷線しかないのでちょっとアクセスしにくいという印象もありますが、私としては人の集まりすぎない、都会の穴場のような場所だからこそ、この品のよい雰囲気が守られているのかな、と思いました。
この街の一員になりたいな、やっぱり広尾っぽい人、ステキ。
よかったら、あなたも広尾さんぽしてみませんか？
取材・文・撮影：浅野聡子
買うカモ!? 気になる「広尾」周辺の中古事情
＊優良な中古物件を求めて日々街を駆け回るcowcamo営業担当が、この街の中古物件事情をレポートするコーナーです＊
広尾は恵比寿、六本木、麻布、白金、表参道など、東京の一等地に囲まれた立地。いずれも３km圏内なので、電車でもバスでも、はたまた自転車でも楽に移動できてしまう距離感です。麻布方面を含めると約40以上もの大使館が集まっているというのだから驚き。
そんな広尾駅の周辺には名だたる高級マンションが建ち並びますが、その代表格と言えば日本赤十字医療センター所有地跡に建っている「広尾ガーデンヒルズ」でしょう。約6.6ヘクタールもの広大な敷地に全部で15棟のマンションが建っており、それらを縫うように並木道が続きます。分譲時から30年近く経った今でも、変わらず高い資産価値を保ち続けていることは有名なお話。
不動産の価格はやはりお高め。現在売出し中の物件の坪単価を試算すると、400万円台中盤という結果に。築年数としては、耐震基準が改正された1981年以降に建てられたものが多いようです。
平米数はコンパクトなものから贅沢な広さのものまで様々なバリエーションがあります。おひとりで気ままに街の魅力を味わうもよし、有名校が集まるエリアなので、教育熱心なファミリーが住むもよしです！（あやこ）
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