
中野区の概要
中野区の基本情報
中野区は、東京都23区の西部に位置し、サンモールや中野ブロードウェイなどの商業施設や飲み屋街が立ち並ぶ活気ある都市機能と落ち着いた住宅地が共存するエリアです。
駅周辺には、サブカルチャーの発信地として知られる中野ブロードウェイや数々のアーティストのライブやコンサートが行われた中野サンプラザ(現在は立て直しのため閉館中)といったランドマークがあります。また、中野通りの桜並木や哲学堂公園、江古田の森公園などの緑地も点在し、自然と都市のバランスが取れた住環境が整っています。
人口は約33万人(2024年時点)で、20~30代の若年層の割合が23区内でも高めです。区内には中野サンモール商店街や薬師あいロード商店街など、多くの商店街が存在しています。また、中野駅周辺では再開発が進み、大規模商業施設や公共施設が次々とオープンしています。教育機関も充実しており、小学校や中学校のほか、明治大学・帝京平成大学などの大学もあり、一部文教地区エリアとしての側面もあります。
路線と主要駅
中野区は、東京都23区の西部に位置し、交通アクセスが非常に充実しています。区内を通る主な鉄道路線と、主要な駅についてご紹介します。
路線名 | 主要駅 |
JR中央本線 | 中野駅、東中野駅 |
東京メトロ東西線 | 中野駅、落合駅 |
東京メトロ丸ノ内線 | 中野坂上駅、新中野駅、中野新橋駅、中野富士見町駅 |
都営地下鉄大江戸線 | 中野坂上駅、東中野駅、新江古田駅 |
西武新宿線 | 鷺ノ宮駅、都立家政駅、野方駅、沼袋駅、新井薬師前駅 |
中野駅
中野区の中心的なターミナル駅で、新宿駅まで約5分、東京駅まで約18分とアクセス良好です。駅周辺には商業施設が多く集まっています。
東中野駅
新宿駅までJR総武線で2駅と近く、都営大江戸線との接続もあり、アクセスが便利です。住宅街としても人気があります。
中野坂上駅
東京メトロ丸ノ内線で新宿まで2駅で都心方面へのアクセスも良いです。ビジネスエリアとしての発展も進んでいます。
鷺ノ宮駅
西武新宿線の主要駅の一つで、急行の停車駅です。西武新宿駅まで約10分と都心へのアクセス良好です。
中野区の歴史

主要な歴史的出来事
江戸時代、中野区のエリアは農村地帯が広がる一方で、甲州街道沿いの宿場町として発展しました。特に、新宿追分から続く「中野宿」は、旅人や商人が行き交う交通の要所として賑わいを見せました。また、江戸城の鬼門を守る寺として新井薬師 梅照院 が建立され、庶民の信仰を集めました。
明治時代に入ると、中野地域は軍事施設の集積地としての役割を担うようになります。1938年には陸軍中野学校が開設され、戦前・戦中には情報機関の教育機関として重要な役割を果たしました。現在も、その歴史的背景を伝える施設や資料が区内に残されています。
1943年の東京都制施行に伴い、中野区は東京市の一部から東京都の自治体として成立しました。戦後の都市開発が進む中で、1960年代には住宅地としての整備が進み、人口が急増しました。また、1978年には中野ブロードウェイが開業し、マンガやアニメ、サブカルチャーの聖地として、多くの人々が訪れています。
現在では、交通の利便性と住環境のバランスが取れたエリアとして注目され、若者からファミリー層まで幅広い世代に支持される地域へと発展しています。
歴史が息づく名所・旧跡
新井薬師 梅照院
江戸時代に開山された寺院で、「目の薬師」として知られ、眼病平癒を願う参拝者が多く訪れました。
中野氷川神社
創建は平安時代にさかのぼるとされる古社で、中野区の総鎮守として歴史を重ねてきました。境内には樹齢300年以上の大銀杏があり、地域のシンボルとなっています。
哲学堂公園
明治時代に哲学者・井上円了が創設した公園で、日本の哲学や仏教、儒教の思想が取り入れられた施設です。四聖堂や幽霊梅など、見どころが点在しています。
陸軍中野学校跡
旧日本陸軍の情報機関養成施設として知られる陸軍中野学校の跡地です。戦後は住宅地として整備されましたが、今も歴史の痕跡を残す場所として語り継がれています。
中野サンプラザ
1973年に建設された多目的ホール兼ホテルで、数多くの音楽ライブやイベントが開催された中野のランドマークで、再開発が進む中でも、多くの人の記憶に残る文化的な施設です。
中野区の魅力と住みやすさ
人気のエリア

中野駅北口エリア
中野駅北口エリアは、商業施設や飲食店が充実しており、にぎやかな雰囲気が特徴です。駅の北側には「中野ブロードウェイ」や「中野サンモール商店街」などの大型商業施設があり、多くの人で賑わっています。
なかでも中野ブロードウェイは、マンガやアニメ、フィギュア、カードゲームなどの専門店が集まる複合商業施設として知られ、国内外から多くのファンが訪れるスポットです。また、中野サンモール商店街は、駅からブロードウェイまで続く全長約224メートルのアーケード商店街で、飲食店や和菓子店、雑貨店などさまざまな店舗が立ち並び、買い物や食事が楽しめます。
さらに、現在は中野サンプラザ跡地の再開発が進められており、今後はより利便性が高まることが期待されています。再開発に伴い整備された「中野四季の森公園」では、芝生広場や散策路が整えられ、周辺には大学やオフィス、商業施設も集まっています。
一方で、駅から少し離れると落ち着いた住宅街が広がり、静かな環境で暮らすこともできます。こうした点から、にぎやかさと落ち着きの両方をあわせ持つエリアと言えるでしょう。

中野駅南口エリア
中野駅南口エリアは、駅周辺のにぎわいとは対照的に、少し歩くと落ち着いた住宅地が広がるエリアです。近年は大規模な再開発が進んでおり、「ナカノサウステラ」(2024年より順次開業予定)や「パークシティ中野」(2025年12月竣工予定)など、商業施設やオフィス、住宅が一体となった新たな街づくりが進行中です。これにより、今後さらなる利便性や街の活気が高まることが期待されています。
また、南口エリアの魅力のひとつが、個性的な飲食店が集まるレンガ坂や商店街です。レンガ坂は、赤レンガが敷き詰められた坂道沿いにカフェやレストラン、バーなどが並び、ヨーロッパの街並みを思わせるようなおしゃれな雰囲気が楽しめます。
駅直結のショッピング施設「中野マルイ」も南口エリアを代表するスポットです。ファッション、生活雑貨、食品スーパーなどがそろい、日常の買い物からカフェ・レストラン利用まで幅広く活用されています。「丸井中野本店」としてスタートした歴史を含めると、80年以上の長い歴史があります。
さらに、地域の文化拠点である「なかのZERO」も南口エリアに位置し、大ホール・小ホール、図書館、プラネタリウムなどを備えた複合施設として、音楽や演劇の公演、講演会、各種イベントなどが行われています。
そのほか、中野駅南口から五差路付近まで続く「南口商店街」は、昔ながらの商店が軒を連ねる歴史ある商店街で、日々の買い物や食事に便利な場所です。

東中野エリア
都営大江戸線とJR中央・総武線が利用でき、新宿や都心へのアクセスが良好な住宅街です。駅周辺にはスーパーや昔ながらの商店街、飲食店が充実し、生活利便性が高いのも魅力です。

中野坂上エリア
新宿まで2駅とアクセスが良く、オフィス街としても発展しているエリアです。このエリアは新宿に近く、オフィスビルや高層マンションが立ち並ぶ都市的な雰囲気が特徴です。

野方・沼袋・鷺ノ宮エリア
西武新宿線沿線に位置し、都心へのアクセスが良好な住宅街です。下町の雰囲気が残るエリアで、商店街が充実しており、公園や緑も多く、子育て世代にも人気です。都心へのアクセスも良好でありながら、穏やかな住環境が魅力です。

中野新橋・中野富士見町エリア
東京メトロ丸ノ内線の支線が通る閑静な住宅街です。都心へのアクセスが良好ながら落ち着いた雰囲気があります。神田川沿いの緑道や公園が多く、自然を感じながら暮らせる点も魅力で、学校や保育施設も充実しており、子育て環境としても人気のエリアです。
中野区ので暮らすときに知っておきたいこと
中野区は、便利な都市機能と落ち着いた住宅街がバランスよく共存するエリアです。その一方で、暮らし方によっては気になる点もあります。
まず、中野駅を中心とした主要駅周辺は、商業施設や飲食店が豊富で便利な反面、夜間も人通りが多いです。繁華街の喧騒が苦手な方は、主要駅から少し離れたエリアをおすすめします。
住宅街では、道幅の狭い道路が多いのも特徴です。中野区は23区の中で幅4m未満の道路の割合が最も高く、約4割を占めています。車で移動する方や、小さなお子さんが居る方は、交通量と道幅のバランスを見ておくと良いです。
子育て環境

特徴 | 詳細 |
出産・育児支援 | 妊娠中から出産、育児までをサポートする「妊娠・出産・子育てトータルケア事業」を実施しています。また、児童手当や子ども医療費助成など、経済的支援も充実しています。 |
保育施設の整備 | 認可・認証保育所の増設により、待機児童数の減少に努めています。2022年には待機児童数ゼロを達成しました。 |
子育て支援センター | 「みらいステップなかの」などの施設で、育児相談や親子向けのイベントを開催し、地域の子育て家庭をサポートしています。 |
一時預かり・病児保育 | 緊急時の一時預かりや、病後児保育施設を完備し、働く保護者を支援しています。 |
医療支援と健診制度 | 乳幼児健診や家庭訪問制度を通じて、育児中の不安を軽減する取り組みを行っています。 |
育児支援の充実
妊娠・出産・子育てトータルケア事業
この事業では、妊娠期の健康相談や両親学級、産後の育児支援などを提供し、子育て家庭の不安を軽減します。また、新生児訪問や乳幼児健診などを通じて、赤ちゃんの成長や発達を継続的にサポートします。さらに、助産師や保健師による個別相談の場を設けることで、育児に関する悩みを気軽に相談できる環境を整えています。
病児・病後児保育
病気や回復期の子どもを一時的に保育施設や医療機関併設の施設で預かる制度で、保護者が仕事を休めない場合などに利用できます。対象は生後6か月から小学校就学前までで、事前登録が必要です。
ファミリー・サポート事業
育児の手助けを必要とする家庭と、支援が可能な地域の方々をつなぐ制度で、登録されたサポーターが子どもの送迎や一時預かりなどを行います。事前登録を行うことで、必要な時に支援を受けることができます。
認可外保育施設利用者への補助金
待機児童対策の一環として、認可外保育施設の利用負担を軽減する目的で実施されています。補助対象となるのは、区内在住で保育の必要性が認められた家庭で、補助額は施設の種類によって異なります。
私立幼稚園等保護者向け補助金
この補助金は、入園料や保育料の一部を補助するもので、保護者の所得制限はありません。補助対象となるのは、中野区在住で私立幼稚園に通うお子さんの保護者で、申請により補助を受けることができます。
子育て支援ハンドブック「おひるね」
子育てに関する情報をまとめたハンドブック「おひるね」を配布し、子育て家庭をサポートしています。このハンドブックには、妊娠・出産に関する制度、保育施設の情報、子育て支援センターの利用方法、医療機関の案内など、子育てに役立つ情報が網羅されています。
教育環境
中野区の小学校の特徴
・小中一貫教育の推進
中野区では、小学校と中学校の連携を強化し、学びの継続性を高めています。特に、中野第一中学校と桃園小学校など、一部の学校では小中一貫教育を導入し、スムーズな進学をサポートしています。
・地域と連携した教育
中野区は地域との関わりを重視しており、歴史や文化を学ぶ「ふるさと学習」や、地域ボランティアによる学習支援活動が積極的に行われています。
・個別対応の強化
多様な学習ニーズに対応するため、特別支援学級の設置や、放課後の学習支援「中野区学びの教室」など、個別学習の機会が充実しています。
・学校再編による適正規模化の推進
中野区では、 児童数の減少に伴う小学校の統廃合・再編 も進めています。例えば、仲町小学校・桃丘小学校・桃園第三小学校の統合 や、第一中学校と中野富士見中学校の統合 などが実施され、学校規模を適正化することで、より充実した教育環境の整備が進められています。これにより、 施設の有効活用や教育資源の最適化が図られています。
進学傾向と地域ごとの特徴
中野区の小学校では、公立中学校へ進学する児童が多い一方で、中学受験を選択する家庭も増えています。中野駅周辺や東中野エリアでは私立中学受験率が比較的高く、対策を行う学習塾も多く見られます。
小学校名 | 最寄り駅 | 2024年5月現在の児童数 |
江古田小学校 | 新江古田駅 | 約500人 |
江原小学校 | 新江古田駅 | 約500人 |
上鷺宮小学校 | 中村橋駅 | 約500人 |
北原小学校 | 野方駅 | 約350人 |
啓明小学校 | 鷺ノ宮駅 | 約350人 |
桃花小学校 | 新中野駅 | 約350人 |
塔山小学校 | 中野坂上駅 | 約350人 |
中野本郷小学校 | 中野新橋駅 | 約300人 |
鷺の杜小学校 | 鷺ノ宮駅 | 約350人 |
緑野小学校 | 沼袋駅 | 約350人 |
武蔵台小学校 | 鷺ノ宮駅 | 約350人 |
白桜小学校 | 中野富士見町駅 | 約350人 |
南台小学校 | 方南町駅 | 約350人 |
美鳩小学校 | 鷺ノ宮駅 | 約350人 |
中野第一小学校 | 中野坂上駅 | 約300人 |
令和小学校 | 沼袋駅 | 約300人 |
みなみの小学校 | 中野富士見町駅 | 約300人 |
平和の森小学校 | 本駒込駅 | 約300人 |
谷戸小学校 | 中野坂上駅 | 約300人 |
桃園第二小学校 | 東中野駅 | 約400人 |
中野区の教育方針
中野区教育委員会は、教育理念として「一人ひとりの可能性を伸ばし、未来を切り拓く力を育む」を掲げています。 この理念を実現するため、以下の教育目標を設定しています。
- 幼児期の教育の充実 人格形成の基礎となる幼児期の教育を充実させ、子どもたちが健やかに成長する環境を整備します。
- 確かな学力の育成 子どもたち一人ひとりが意欲的に学び、社会で生き抜くための確かな学力を身につけ、個性や可能性を伸ばす教育を推進します。
- 豊かな人間性・社会性の涵養 生命や人権を尊重する教育を行い、さまざまな体験活動を通じて、子どもたちの豊かな人間性や社会性を育みます。
- 心身の健康促進 子どもたちが健康の大切さを理解し、心身ともにたくましく育つよう支援します。
- 連携による教育の推進 保育園・幼稚園・小学校・中学校の連携や、家庭・地域との協力を進め、子どもたちが生き生きと学べる環境を作ります。
- 生涯学習の推進 地域における学習やスポーツ活動を活発に行い、社会参加を促進します。
- 文化・芸術の振興 子どもから高齢者まで、すべての区民が文化や芸術に親しみ、生活の質を高めることを目指します。
中野区は子どもたちの健全な成長と学びを支えるため、さまざまな教育事業や経済的支援を実施しています。2024年度より、各小学校に20万円、中学校に30万円の予算を配分し、児童・生徒がその使途を決定する取り組みを開始しました。これにより、子どもたちの主体性や協働性を育むことを目指しています。
さらに、経済的な理由で就学が困難な児童・生徒の保護者を対象に、学用品費や給食費、修学旅行費などを援助しているほか、中野区立小学校へ入学予定の児童を持つ家庭(所得による審査あり)に対し、ランドセルなどの通学用品購入費用として64,300円を入学前に支給する取り組みを行っています。
行政サービスと制度
中野区の人口統計(2025年2月時点)
中野区の総人口は約341,000人で、男性50.6%、女性49.4%と、ほぼ同数です。年代別では25~59歳の働き世代が約168,000人と多い一方で、東京都全域で言えることですが、高齢化も進んでおり、60歳以上の人口は約82,000人に達します。世帯においても、単独世帯が増加傾向にある一方で、高齢者世帯が増えているのも特徴です。
年代 | 人口 | 割合 |
0~14歳 | 約40,000人 | 約12.0% |
15~24歳 | 約43,000人 | 約13.2% |
25歳~39歳 | 約78,000人 | 約23.4% |
40歳~59歳 | 約90,000人 | 約27.0% |
60歳~79歳 | 約60,000人 | 約17.9% |
80歳~ | 約22,000人 | 約6.5% |
- 世帯構成
世帯構成を見ると、単身世帯が全体の62.3%を占めており、増加傾向にあります。一方、5人以上の世帯は全体の1.5%と少数派です。核家族世帯(夫婦のみ、夫婦と子供、ひとり親と子供)は全世帯の33.7%を占めています。
住宅関連の補助金制度等
住宅取得支援やリフォーム補助金など、居住支援制度が充実しています。中古マンション購入時にも利用できる補助制度があります。
木造住宅建替え等助成
耐震性の不十分な古い木造住宅の建替えや除却を行う際、最大400万円の補助金を受け取ることができます。
高齢者自立支援住宅改修等事業
バリアフリー改修を行う際、最大20万円の補助金を受け取ることができます。
木造住宅耐震補強工事助成
耐震性の不十分な木造住宅の耐震補強工事を行う場合に、費用の2分の1(上限150万)の助成金を受け取ることができます。
中野区省エネルギー設備の設置補助事業
地球温暖化対策の推進、区民の環境意識の向上を目的として、省エネルギー設備設置の費用の一部を助成します。(2025年1月時点受付終了)
これらの制度を活用することで、中野区内での住宅取得や改修に伴う経済的負担を軽減することが可能です。各制度には詳細な条件や申請手続きが定められていますので、利用を検討される際は公式ウェブサイトや区の担当窓口で最新情報を確認してください。
中野区役所と出張所

中野区役所は、2024年5月に新庁舎へ移転し、より利便性の高い行政サービスを提供しています。JR中野駅・東京メトロ東西線中野駅北口から徒歩6分の距離にあります。庁舎内にはカフェやコンビニ、屋上庭園などが設置されています。窓口の受付時間は平日8時30分から17時までで、一部の業務は延長窓口や休日窓口も利用可能です。
他にも行政施設として、地域事務所が設置されています。
施設名 | 所在地 | 最寄り駅 |
南中野地域事務所 | 中野区弥生町五丁目11-26 | 東京メトロ丸ノ内線「中野富士見町」駅約7分 |
東部地域事務所 | 中野区中央二丁目18-21 | 東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線「中野坂上」駅徒歩約5分 |
江古田地域事務所 | 中野区江原町二丁目3-15 | 都営大江戸線「新江古田」駅 徒歩約7分 |
野方地域事務所 | 中野区野方五丁目3-1 | 西武新宿線「野方」駅 徒歩約5分 |
鷺宮地域事務所 | 中野区鷺宮三丁目22-5 | 西武新宿線「鷺ノ宮」駅 徒歩約5分 |
医療機関
中野区には多くの医療機関があり、地域住民の健康を支えています。総合病院としては「東京警察病院」「新渡戸記念中野総合病院」「総合東京病院」などがあり、内科・外科・救急医療を含む幅広い診療科を備えています。また、各地域にはクリニックや診療所も充実しており、かかりつけ医として利用しやすい環境が整っています。さらに、休日診療所や夜間救急診療の体制もあり、急な体調不良の際にも対応可能です。区では、乳幼児医療費助成制度などの医療支援も充実しています。
施設名 | 施設数 |
病院 | 8 |
診療所 | 327 |
歯科診療所 | 242 |
薬局 | 183 |
東京警察病院

東京警察病院は、高度医療を提供する急性期病院として、救急医療、外科、内科、整形外科、心臓血管外科など幅広い診療科を備えています。また、警察官やその家族のための医療機関として創設されましたが、現在では一般の患者も受診可能です。最新の医療機器を導入し、がん治療や循環器疾患の治療にも力を入れています。中野駅から徒歩約14分とアクセスも良好です。
新渡戸記念中野総合病院
新渡戸記念中野総合病院は、地域密着型の総合病院です。救急医療にも対応し、内科、外科、整形外科、泌尿器科、脳神経外科など多くの診療科があります。高齢者医療に力を入れており、慢性疾患やリハビリテーションの支援が充実しています。また、地域医療連携を重視し、かかりつけ医と連携しながら患者の健康管理を行っています。最寄りの新中野駅から徒歩5分です。
中野区のランドマークや自然環境
中野ブロードウェイ
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中野ブロードウェイは、サブカルチャーの聖地として知られる商業施設です。アニメ・マンガ・フィギュア・カードゲームの専門店などが立ち並びます。地上4階・地下1階の構造で、飲食店やファッション、雑貨店も並び、幅広いジャンルの買い物が楽しめます。1966年に開業し、長年にわたり中野のシンボル的存在です。秋葉原とは異なるレトロな雰囲気を持つ点も魅力の一つです。
中野サンモール商店街

中野駅北口からブロードウェイへと続くアーケード型商店街で、地元の人々や観光客で賑わいます。飲食店、カフェ、ドラッグストア、ファッション、雑貨など、多彩な店舗が軒を連ね、食べ歩きやショッピングが楽しめます。雨の日でも快適に歩けるアーケードが特徴で、夜遅くまで営業している店舗も多く、中野の活気を象徴するスポットの一つです。
中野四季の森公園

中野駅北口の再開発エリアに位置する広大な公園で、約15,000㎡の敷地内には芝生広場や遊歩道が整備されています。桜の季節には花見スポットとしても人気があり、ランニングやピクニックにも最適な環境です。また、隣接する中野セントラルパークとの一体開発により、イベントスペースとしても活用されています。
なかのZERO

中野区の文化・芸術・学習の拠点となる複合施設で、大ホール、小ホール、プラネタリウム、図書館などが併設されています。コンサートや講演会、演劇、映画上映などのイベントが開催され、地域の文化活動を支えています。特にプラネタリウムは都内でも貴重な施設で、子どもから大人まで楽しめる学びの場となっています。
哲学堂公園

明治時代に哲学者・井上円了によって創設された公園で、哲学や仏教思想に基づいた建築物や石碑が点在しています。公園内には「四聖堂」や「六賢台」などの建物があり、歴史的・文化的な名所となっています。日本庭園のような落ち着いた雰囲気が魅力で、散策しながら哲学的な思索にふけることができる貴重なスポットです。
江古田の森公園

もともと旧国立療養所中野病院の敷地だった場所に整備された大規模な公園で、自然豊かな環境が広がっています。広大な芝生広場や散策路があり、ジョギングやウォーキングにも適しています。また、地域の防災機能を備えた公園としても整備されており、非常時には避難場所として利用可能です。
新井薬師梅照院

目の病気を治すご利益があるとされる「新井薬師」として親しまれる寺院で、眼病平癒のご利益があるとされています。境内には梅の木が植えられており、春には美しい梅の花が咲きます。また、周辺には和菓子店やカフェが点在し、散策スポットとしても魅力的な場所です。
隣接する区との関係
中野区は東京都23区の西部に位置し、新宿区、杉並区、練馬区、渋谷区の4つの区と隣接しています。各区とはJRや東京メトロ、都営地下鉄、西武鉄道などの鉄道路線でスムーズに移動でき、都心の主要ターミナル駅へのアクセスも良好です。特に、新宿区とは隣接しており、新宿駅まではJR中央線や東京メトロ丸ノ内線などを利用すれば短時間で移動が可能です。
隣接する区 | 主要な利用路線 | アクセス可能なターミナル駅 | 特徴 |
新宿区 | JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線、都営大江戸線、西武新宿線 | 新宿駅 | 商業・オフィス街として機能し、ビジネス・レジャーの両面で利便性が高い。 |
杉並区 | JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線、西武新宿線 | 荻窪駅 | 落ち着いた住宅街が広がり、緑豊かな公園も多く、ファミリー層に人気のエリア。 |
練馬区 | 西武新宿線、西武池袋線、都営大江戸線 | 練馬駅 | 住宅地が広がる一方、大型公園や農地も多く、自然と都市が調和している。 |
渋谷区 | JR中央・総武線、東京メトロ東西線・丸ノ内線・副都心線(すべて乗り換えあり) | 渋谷駅 | 若者文化の中心地で、ショッピングやグルメ、ビジネス施設が充実。 |
豊島区 | JR中央線・東京メトロ丸ノ内線・東京メトロ東西線・西武池袋線(すべて乗り換えあり) | 池袋駅 | 大型商業施設や百貨店が立ち並ぶ副都心エリア。 |
中野区のまとめ
中野区は、都心へのアクセスの良さと、商業・文化・自然がバランスよく共存する、多様性に富んだ街です。中野ブロードウェイやサンモール商店街のような活気ある商業スポットがある一方で、哲学堂公園や江古田の森公園といった緑豊かな空間も身近にあり、日々の暮らしの中でオンとオフの切り替えがしやすいのも大きな魅力です。
再開発が進む中野駅周辺では、今後さらに利便性や快適性が高まることが期待されており、住まい選びの選択肢としてますます注目されています。
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