少し汗ばむ額をぬぐい、ふと見上げた瞬間、思わず息をのむ。そこには自然と調和し、斜面の地形に沿うように佇むマンションが、風景の一部のように広がる。室内に入れば、光と素材の気配がやわらかく満ちている。空へとひらけた庭を眺めていると、心まで溶けていく。自然がそばにある、飾らない暮らし。
横浜市港北区師岡町(大倉山駅徒歩17分)
3LDK
/ 133.75㎡
/ 12,980万円
売主さまのご紹介

Fさまご夫婦
2026年3月にフルスケルトンからリノベーションが完成したばかりのお住まい。これから居住予定でしたが、仕事の都合により叶わず、未入居のまま売却されることに。
売主さま
自然と調和する “雛壇マンション”

東急東横線「大倉山」駅から、起伏のある道を歩くこと17分。その先に現れるのは、“斜面の魔術師” と称される建築家「井出共治」氏が手がけた雛壇形状のマンション。緑に寄り添うように建つその姿は、この地形だからこそ生まれたもの。1987年竣工、新耐震基準適合の総戸数28戸です。
売主さま
周辺環境との関係性や空間の在り方まで含めて設計されている点に加え、建築としての高い完成度や思想が感じられるのが、この物件ならではの魅力だと思います。
cowcamo
こちらのマンションは1住戸につき2匹まで、ペットの飼育が可能です!(細則あり)
時を重ねても なお美しく

自然に溶け込んでいるかのような光景が広がり、その絶妙なバランスに思わずため息がこぼれます……!

左・管理事務室のあるメインフロアから6階分の階段を上ると、この景色が広がります。エレベーターはないため、日々の動線については現地でご確認ください。/右上・扉を開けると、ゆとりある玄関ポーチ。まるで戸建てのような佇まいです。/右下・玄関扉は木製で、脇には愛らしい照明がひとつ。奥の白い扉の先には、約3帖のトランクルームが。
cowcamo
玄関までのアプローチは、日々のちょっとした運動に感じられるかも。鬼ごっこをしながら颯爽と駆け回る少年たちが逞しく感じられました。
約29.2帖の大空間

広いですね……! 三面の窓に囲まれた、北西向きのLDK。外の景色と一体になれる、贅沢な開放感を味わえます。

大きな柱が出ない構造により、面がきれいにつながり、視線が心地よく抜けていきます。
売主さま
「無意識に心地よいと感じる空間」を重視し、床は天然素材のリノリウム、壁は塗壁を採用しました。巾木などの付加的な要素を排除し、空間を構成する要素を最小限に整えています。
約55㎡の ルーフガーデン

各住戸ごとに用意された、まさに自分たちだけの特別な場所。遮るものがなく、空がすぐそこに感じられます。
売主さま
室内から庭の緑を感じられる点も魅力のひとつです。植栽の影が床に映り込み、時間とともに空間の表情が移ろうところが気に入っています。
室内に戻りまして

リビングとダイニングそれぞれに床暖房を完備。また、バスルーム以外の窓にはインナーサッシが設置され、室内は一年を通して快適に保たれます。
美しさと機能性を兼ねた キッチン

左・ステンレスで統一されたキッチン。カウンタートップからシンクへと続くラインの美しさに目を引かれます。/右・4口コンロ、ミーレ製食洗機、グースネック型水栓を備え、機能面も充実。
売主さま
キッチン背面には大容量パントリーと冷蔵庫スペースを備えているので、家電や食器も扉の中にすっきり収納可能です。扉はフルオープンにもでき、使い方に合わせて柔軟に調整できます。
洋室A・B

上・約7.2帖の洋室Aは、キッチン背面の扉からアクセス。ラワン材の壁面が、シンプルな内装に温かみを添えています。/下・洋室Bは玄関横に位置し、広さは約3.3帖とややコンパクト。ワークスペースなどにもおすすめです。
約9帖の洋室C

隣戸との間の中庭に面しています。どの窓からも緑の気配を感じられる設計は、ほっとしますね。
大容量のWTC

約5.7帖の贅沢なウォークスルークローゼット(WTC)は、寝室としても使えるほどの広さ。洋室Cと洗面室のどちらからも出入り可能です。
のびやかな 水まわり

左・同じラワン材で仕上げたワイドサイズの洗面化粧台。/右・洗面室の扉はクリアガラスで、奥まった位置にありながらも、光と緑を感じられる空間です。
売主さま
洗面化粧台の奥には、サウナ設置を想定したスペースと電気工事を確保しています。もちろん、家事スペースとしても十分な広さです。

左・バスルームは浴室乾燥機付きで、サイズは1418。換気に便利な窓も備えています。/右・トイレはタンクレスで、独立手洗いカウンター付きです。
廊下に溶け込む 隠れた収納

玄関前の廊下には、ラワン材のパネルが壁一面に。開き戸を開けると、奥行きのある収納が3つ現れます。
cowcamo
帰宅してすぐに収納があると、アウターもさっと片付けられ、動線もスムーズですね。
小さな発見

左・一般的なダウンライトの代わりに、住戸のあちこちにエジソン電球を設置。天井には放射状に陰影が広がって、空間に表情を添えます。/右・引き戸は、金具の取っ手ではなく扉を切り欠いて作られたミニマルなデザインに。扉全体がよりすっきり見えます。
名残惜しさを胸に…… お邪魔しました!

左・玄関土間は広く取られ、トールサイズのシューズボックスが備わっています。/右・また、玄関はガラスの引き戸で仕切れる造り。廊下から外を眺めた時に感じた美しさには、ガラス扉もさりげなく寄与しています。
周辺の 気になるスポット

左・「大倉山」は駅の東西にふたつの商店街が延びています。物件から駅までの間に通る東側の「レモンロード」商店街では、暮らしに便利なお店が揃います。(徒歩13分)/右上・建築家・妹島和世設計の建物内にひっそり佇むスタイリッシュな「ブックカフェ élever(エルヴェ)」。居心地がいい静かな時間を過ごせます。(徒歩18分)/右下・「大倉山」駅近くのコーヒー専門店「TERA COFFEE 大倉山店」。コーヒー好きなら押さえておきたいスポットです。(徒歩17分)
cowcamo
カウカモ編集部より
取材中、目に映るすべての景色に心を奪われました。マンションも住戸も、どの角度を切り取っても絵になる美しさ。共用部はシンプルながら、余計なものを足さない潔さが、永く資産として維持する価値を感じさせます。そして住戸内に入ると、売主さまの意匠へのこだわり、機能性、快適性がひとつひとつ丁寧に整えられており、愛情のこもった空間だと心から感じました。
専有面積は、約133㎡のゆとりある空間。どの場所にいても緑が目に入り、穏やかな気持ちに包まれます。ルーフガーデンは、単に空と緑を楽しめるだけでなく、ここでどんな時間を過ごそうかと想像力を掻き立てる特別な場所です。
駅からの距離や住戸までの階段など、日常の小さな制約はありますが、この家での暮らしは、きっと住む人の心を満たしてくれるはず。売主さまの想いが込められた一邸を、ぜひ一度ご自身の目で感じてみてください。
「井出共治」氏設計のマンションに絞って探す中で、やっと出会えた物件でした。夫婦ともに大変気に入ってましたが、こだわりを詰め込んだ空間を、良い状態のまま次の方へとつないでいけたらと思っています。