ツヤッと色っぽいものからザラッとハード系まで、その質感やカラーによって空間の雰囲気を引き締めたり、やわらかくしてくれる。そこがタイルのステキなところ。
サブウェイ・ブリック・モザイクなど、それぞれのキャラクターに合ったネーミングも可愛いですし、私はきれいに並んだ目地がどうしてか愛おしくって、いつも指でなぞりたくなっちゃいます。
そんな“愛され部材”のタイルですが、その歴史はとっても古く、紀元前2700年頃に建てられたピラミッド内の壁面に、ターコイズブルーのタイルが使用されていたんだとか。
今もなお、我々がタイルに惹かれるのは、もしかしたらDNAに刻まれた遠い記憶のせい......かもしれません。
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