
03
Chapter はじめに確認したいお金の話
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Chapter はじめに確認したいお金の話
資金計画書を見てみよう!
ここではご資金計画書のサンプルを基に、それぞれの項目について勉強していきましょう。
物件価格が3,000万円、諸費用合計額が約250万円かかるケースで、青色の文字で示した部分が物件価格に関わる部分、緑色の文字で示した部分が「諸費用」に該当する項目です。
手付金・残代金って何?
ご資金計画書サンプルの青文字部分をご覧ください。手付金とは、売買契約を結ぶ際、売主さまに支払う売買代金の一部です。言ってみれば「内金」のようなものですね。物件の決済時に支払う残代金は、売買価格から手付金の額を差し引いた額のことを示します。
手付金の額は、通常の取引きでは売買価格の5%程度とするのが一般的ですが、購入したい意思の表れとして金額を上げる例もあります。
こちらの手付金ですが、契約当日に現金または預金小切手でご持参いただくことがほとんどです。これは、実際に「重要事項説明書」や「契約書」の内容を契約の場でご確認・ご納得いただいたあと、対面で売主さまにお支払いを行っていただきたいため。例えば先に手付金を振り込んでしまうと、その後万が一のことがあってご契約が成立しなかった場合に “お金が戻ってこない・・・” なんて最悪のシナリオも考えられます。そういったリスクを回避するためでもあるのです。
注意点としては、銀行のATMでは1日の引き出し上限額が50万円ほどに設定されている場合が多いということ。大きな金額の引き出しは窓口に依頼する必要がありますので、事前に銀行へ足を運べるよう、スケジュール調整をしておきましょう。