マンション売却時の内覧は大変?前後の流れと失敗しないためのコツを解説
上手に売るコツ
マンション売却の際には、購入希望者の内覧があります。具体的にどのような流れで内覧を実施するのか、どのような準備が必要なのか解説します。
また、内覧時に購入検討者に不安なポイントがあると売却の可能性が下がる場合があります。このような事態を避けるために、どうすれば失敗を回避できるのかについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事は、不動産売買&リノベのサービス「cowcamo(カウカモ)」が提供しています。カウカモでは、中古マンションやリノベーションマンションの売却・購入をお手伝いしています。
マンション売却時の内覧の流れ
マンションを売却するときには、購入希望者による内覧が何度かあります。
スムーズに対応するためにも、まずはマンション売却時の内覧前後の基本的な流れを押さえておきましょう。
予約連絡
不動産会社を介して内覧予約の連絡が入ります。何日前までに連絡を受け取るのかは、不動産会社と話し合って決めておきましょう。
内覧は、多くの方が休日である土日祝に入ることが多い傾向があります。売却が決まるまでは土日祝のプライベートな時間が制限されることもあるでしょう。
事前準備
室内や玄関を掃除するなど、内覧の準備をします。詳細な準備内容については、次項で解説します。
来訪、内覧
内覧の予定時刻に購入希望者と不動産会社のスタッフが来訪し、共用部分の説明から部屋の案内などを行います。
内覧時間は、20分程度で終わることがほとんどですが、余裕を持って時間をみておくようにしましょう。
結果連絡
購入あるいは見送りの連絡が不動産会社から入ります。
即日回答が来る場合もありますが、購入希望者が他の物件と比較していることもあるため、3日~1週間ほどかかることが一般的です。
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前日までの準備事項
内覧予約が入ったら、内覧前日までに次の4つを準備しておきましょう。
- 物件内外の清掃
- 家具や持ち物の整理整頓
- 共用部分の確認
- 当日に必要な備品や書類の確認
それぞれ詳しく解説します。
物件内外の清掃
室内だけでなくポーチ、ベランダ、一階部分であれば庭も掃除しておきます。特に汚れが目立つ水回りは、丁寧に掃除をして水気をふき取っておきましょう。
また、玄関や窓のサッシなども汚れが目立ちやすく、物件の印象を左右するポイントです。丁寧に掃除し、汚れが落ちないときはハウスクリーニングなども利用しましょう。
換気扇を回す、消臭スプレーを使うなど、臭い対策にも気を配ります。豪華である必要はありませんが、快適で清潔な印象に仕上げていきましょう。
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家具や持ち物の整理整頓
床上にモノを置いていると、部屋が狭く、雑然とした印象を与えてしまいます。床の上には極力モノを置かないように整理しておきましょう。
また、モノを隠すためにクローゼットに詰め込むことはおすすめできません。内覧でクローゼット内を見たいと希望される可能性もあるので、きちんと整理整頓して片づけておきましょう。
共用部分の確認
駐輪場やゴミ置き場が荒れていると印象が悪くなってしまいます。
ご自身の判断で対処できない場合は、管理人に相談して掃除をしておくようにしましょう。
当日に必要な備品や書類の確認
清掃や整理整頓だけでなく、内覧当日に必要となる備品や書類を確認しておくことも大切です。人数分のスリッパや購入時の物件資料などもそろえて出しておきましょう。
内覧当日の注意点
内覧当日は、次の5つのポイントに注意をしましょう。
- 適切な照明と室温を設定しておく
- できる限りすべての箇所を見せる
- 質問には真摯に答える
- 役立つ情報を提供する
- 内覧を妨げない
それぞれの注意点について詳しく解説します。
適切な照明と室温を設定しておく
購入希望者は、日当たりを気にすることが多いです。日当たりがよく分かるように、適切に照明を利用しましょう。
また、快適な印象を持ってもらうためにも、エアコンを使って室温を心地よい状態に調整しておきます。
できる限りすべての箇所を見せる
クローゼットや寝室なども見せられるように、事前に準備しておきましょう。収納スペースがどの程度あるのか気になっている購入希望者も多いので、クローゼット内もある程度は整頓しておきます。
また、すべての箇所を見せられるようにすることで、「見せてくれなかった」などの不満が生じることを防ぎましょう。
質問には真摯に答える
購入希望者からの質問には、真摯に答えましょう。隣の建物との距離が近い、日当たりが良くないなどの努力では改善できないネガティブな内容であっても、必要以上に隠さないことで好印象を得られるでしょう。
また、デメリットについて答えるだけでなく、デメリットを超えるメリットを紹介することも大切です。例えば、寝室の日当たりがあまりよくないという点を購入希望者から指摘されたときには、「夏も室温が上がりすぎないので、快適に過ごせます」のようにポジティブに返答することもできます。
役立つ情報を提供する
ご近所情報や住まないとわからない利点など、情報サイトに載っていないメリットを提供することも大切です。
例えばスーパーが近い、越境入学を希望するほど人気の小中学校の学区など、購入希望者が知りたい情報を提供することで、購入をより前向きに考えてもらえます。
内覧を妨げない
購入希望者には、ある程度自由に見てもらうようにしましょう。貴重品などは一か所にまとめて簡単にわからない場所に置いておくと、より安心して内覧に進めます。
また、アピールしたい部分があっても、一方的なアピールは避けるようにしましょう。まずは購入希望者の質問に答え、質問と関連することであればアピールポイントを紹介します。
マンション内覧の失敗パターン
マンションの内覧を受け入れる際、失敗してしまうケースもありえます。次に、よくある2つのパターンを紹介します。
押し売りになってしまう
マンションを売りたいあまり情報を押し付けすぎると、購入希望者に「押し売り」のような印象を与えます。また、「購入したいなら早く決めてほしい」と決断を急かすような発言も避けましょう。
不確実な情報を与えてしまう
未確定事項を口約束で取り交わすと、後でもめる原因になります。契約は不動産会社とも話し合って決めるので、その場を取り繕うために不確実な情報を言ってしまうことは避けましょう。
カウカモでは売却サポートサービスも実施しています。中古物件やリノベーション物件の売却に強いカウカモならではの観点から、お客さまの大切な不動産を売却するお手伝いをすることが可能です。
内覧に少しでも不安がある方はぜひご相談ください。
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内覧の準備を行うことで、マンション売却がスムーズに進みます。掃除や整理整頓を丁寧に行い、内覧に備えましょう。
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