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天井構造を知って理想のリノベーションを実現!マンションでできる天井リノベのポイント

2025/01/29

 

マンションの共有部分と専有部分について

 

共有部分と専有部分の説明
参考:一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会「リフォーム前に知っておきたい6つのこと」

 

マンションのリノベーションを考えるときに、まず押さえておきたいのが「共有部分」と「専有部分」の違いです。共有部分は建物全体に関わる場所で、専有部分は住戸内のエリアを指します。

 

たとえば、外廊下やエントランス、外壁、柱や梁、天井の一部などは共有部分にあたります。これらは個別に変更することが難しく、リノベーションに制約がかかることもあります。特に、構造体に関わる天井部分を変更する際には、管理組合の許可が必要になるケースが多いため、事前に確認しておくと安心です。

 

一方、専有部分として扱われるのは、内装の壁や床、天井の仕上げなど。これらは自由にリノベーションができるため、壁紙を張り替えたり、床を新しい素材に変えたり、天井にデザインを加えたりと、自分らしい住まいを楽しむことができます。

 

リノベーションをスムーズに進めるためには、管理組合への確認を忘れないことが大切です。管理規約には、共有部分と専有部分の境界に関するルールや工事の制約が細かく記載されている場合があるので、事前にしっかり把握しておくと安心です。

 

天井リノベーションの基本:マンションでできる範囲とは?

 

天井裏配線工事イメージ

 

マンションでのリノベーションは、自由に進められるわけではなく、建物の構造や管理規約に従う必要があります。特に天井は、建物の安全性や防音性に関わるため、制約がかかりやすい部分です。

 

たとえば、多くのマンションでは、天井の高さや厚さに制限が設けられていることがあり、天井を高くしたり、天井内に設備を埋め込む工事が難しい場合があります。また、共用の配管や電気配線が天井裏を通っていることも多く、それらを動かすことが難しいため、計画に影響が出ることもありますので注意が必要です。

 

天井の構造を知る:直天井と二重天井の違い

 

カフェ内観イメージ

 

天井には「直天井」と「二重天井」の2種類の構造があり、それぞれの違いによってリノベーションの自由度やデザインの幅が変わってきます。

 

 

直天井の特徴とメリット・デメリット

 

リビングルーム インテリア イメージ

 

直天井とは、コンクリートスラブに直接仕上げ材を張るシンプルな構造のことを指します。この構造は、シンプルな仕上がりになるのが特徴です。

直天井のメリットとしては、天井裏に空間がないため、部屋の天井高を最大限高くでき、開放感のある空間にすることができます。また天井仕上げをしないため、施工費用が抑えられることもある点が挙げられます。ただし、天井裏に配管や配線を通すスペースがないため、照明やエアコンを埋め込む設置が難しいことがあります。また、上階の住人の足音や物音が響きやすくなる場合があるため、その点にも気をつけておくと良いでしょう。

 

 

二重天井の特徴とメリット・デメリット

 

 

二重天井は、コンクリートスラブの下に空間を設け、その空間に天井仕上げを行う構造です。

この構造のメリットは、天井裏に配管や配線を自由に通せるため、照明やエアコン、スピーカーなどを埋め込むリノベーションがしやすくなる点です。また、防音材を追加することで、防音性能を向上させることも期待できます。

 

一方で、天井裏に空間を確保する分、天井高が少し低く感じられることや、施工費用が直天井に比べて高くなる傾向がある点は、考慮したいポイントです。

 

二重天井の活用例

 

間接照明イメージ

 

空間を広く見せるためのアイデアとして、埋め込み型の照明やエアコンを取り入れる方法があります。

たとえば、天井にダウンライトを埋め込むことで、照明器具を目立たせることなく、スッキリとしたデザインに。さらに天井から広がる柔らかな間接照明で部屋全体を均一に照らし、天井が低い部屋でも、圧迫感を減らす効果も期待できます。

 

また、エアコンを天井に埋め込むことで、空間全体にまとまりが生まれることも。このようにして、天井の高さや形状といった特徴をうまく活用することで、自分好みの快適な住空間に近づけることもできるでしょう。

 

管理組合との連携も大切なポイント

 

建設現場イメージ

 

工事を進める上では、管理組合との連携も欠かせません。マンションの管理規約によって、工事の時間や騒音、共用部分の使用に制限が設けられていることがあるため、事前に許可を得ることが必要です。施工業者と管理組合の双方としっかり連携し、工事がスムーズに進むよう心掛けましょう。

初回投稿日
2025/01/22
執筆者
カウカモジャーナル編集部

中古・リノベーションマンションの流通プラットフォームに関する知識をわかりやすく提供するため、カウカモ(cowcamo)で日々勉強中。築古マンションの魅力とリノベーションのメリット・デメリットについて深く学び、読者の皆様が最適な選択をできるようサポートしたいと考えています。最新の住宅トレンドや資産価値の維持に関する情報も発信していくので、ご期待ください。

監修者
1級建築士、宅建士、FP2級Yang

琉球大学大学院理工学部卒。環境建設工学を専攻し、大学院卒業書、建築設計事務所に勤務し、住宅や公共施設など様々な建物の設計に携わる。現在は建築デザイナーとして不動産開発の企画・設計から運営まで行うコンサル会社にて、オフィス設計やリノベーションなどを中心に手がける。趣味は街歩きと珈琲焙煎。空き家を活用して設計事務所と珈琲屋さんを開くことが目標。

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