城西エリアの穴場タウン「落合」の一室。建築士が自ら仕立てた自邸はラフながら無垢フローリングの温かみもあり、壁天井の白が陽の光をやわらかに拡散します。絶妙な塩梅に整えられた室内に好きなものを並べ、自転車にまたがっては街をクルージング。これぞ自由気ままな “東京ライフ”。
中野区東中野(落合駅徒歩3分)
1LDK
/ 58.58㎡
/ 4,880万円
売主さまのご紹介

Dさま
こちらの物件を自ら設計デザイン。2拠点居住の “東京基地” として「新宿」に近いこちらの物件を購入し、2024年8月にリノベーション。居住地を変更するため、ご売却されることに。
“ガチャリ” 世界観が変わる音

ベビーピンクの玄関扉を開けると、質感に味がにじむ無骨な空間が出現。
躯体 × 白 × 無垢床

躯体剥き出しの天井や構造壁は白塗装、床はオーク材の無垢フローリングで仕上げています。
売主さま
cowcamo
まるで書道の “とめ・はね” のようなメリハリの効き方。ザラリとしているのに品があって素敵です。

壁一面にずらっと並んだクローゼット。かなりの収納量がありそうです。
売主さま
壁との一体感を出すため扉を天井いっぱいまで届くものにし、プロジェクターを投影できるよう白に塗装しました。
南東向きの バルコニーへ

建物が入り組んだ住宅街ながら、空も見える贅沢さ。

長さ、奥行きともにゆったり。玄関扉とお揃いのベビーピンクの手すりがどこかノスタルジックでいいですね。
売主さま
二重サッシを施工したので防音性が高く、断熱効果も向上しています。
愛でたい構造

天井や梁、構造壁の荒々しい表情がなんとも味わい深い。右側の鏡は、空間を広く見せる効果も。
売主さま
全体にさまざまな素材を散りばめて、バランスをとっています。また、躯体を剥き出しにすることで、天井高を最大まで確保できました。
ダイニングキッチン

こちらの床はモルタル調のフロアタイル。
売主さま
床材を切り替えることで、視覚的にリビングと空間を分けつつ、防水性や手入れのしやすさを担保しました。

既存を活かしたシステムキッチン。
cowcamo
窓があって明るいだけでなく、壁面のちょっとしたカウンターに小物を並べられるのもいいですね!
門型で分ける

ダイニングキッチンとリビングの間にはあえて扉を設けず、ひと続きの空間に。
cowcamo
門型の構造壁によって、空間がゆるく分かれているので、生活にメリハリが生まれそうです。

洗濯機置き場はキッチンのお隣りに。小窓付きのドアを開けてみましょう。
ホテルライクな 水まわり

左&中央・左官仕上げの壁天井に、黒タイル × 白目地の床。水栓やミラーには質の高いものを選ばれたそう。/右・空間まるごとブラックで統一されたトイレは玄関横に独立しています。
cowcamo
洞窟のようなこもり感と、自然光がもたらす抜け感。こちらもまた絶妙なバランスですね。

一度リビングに戻り、最後に斜め壁の中を拝見しましょう。
洋室

こちらの床は石目調のフロアタイル。先ほどのバルコニーに出られます。
売主さま
LDKがシンプルなので、寝室は大胆に総柄で仕上げました。トイレもそうですが、床の巾木を無くすことで空間に一体感を生んでいます。
壁と同じトーンのカーテンつけて、照明を落とせば、まるで異空間のように感じられると思いますよ。
cowcamo
夜はぐっすり、朝は南東からの光でスッキリ目覚められそう。

クローゼットはありませんが、大きめのチェストを置けそうなほど空間がゆったりとしています。
統一感の秘訣

空間のトーンが変わっても全体のまとまりを感じるのは、すべての空間に鉄管やライティングレールが使われているから。
売主さま
室内のどこからでも電源が取れるようにしました。間接照明はいくつでも付けられますし、プロジェクターもどこからでも照射可能ですよ。
cowcamo
デザインだけでなく機能性も追求。こだわりに満ちた空間を拝見させていただき、ありがとうございました!
団地ライクな レトロマンション

玄関扉やバルコニー柵と同じく、外壁もベビーピンク。1965年築、地上4階建てでエレベーターはなく、管理会社を挟まない “自主管理”。これだけ聞くと少し不安に感じますが……
cowcamo
耐震診断の結果、新耐震基準に適合しているとのことで安心◎ 住戸のある3階までは階段アクセスなので、そちらの点はご留意くださいね。
売主さま
自分自身も “自主管理” にびびっていたのですが、毎週清掃が行われますし、ゴミは整理され、毎年配管清掃業者が入ったりと、いままで住んだ中で一番しっかりしています。住民は皆さんおおらかで、ふとした会話が楽しいです。
魅力にハマる “落合・東中野エリア”

左上・サウナー御用達のリノベーション銭湯「松本湯」。立って入れるほど深い水風呂があるのだとか。(徒歩3分)/右上・銭湯価格で天然温泉に入れる「アクア東中野」。広いサウナにプールのような水風呂、露天風呂に炭酸泉と、売主さま曰く “文句なしの風呂”!(徒歩5分)/左下・“うまい、安い!” と売主さま太鼓判の「海鮮・かき・沖縄料理 わ」。(徒歩2分)/右下・「東中野」駅周辺にも知る人ぞ知る名スポットがたくさん。ミニシアター「ポレポレ東中野」ではドキュメンタリーを中心に上映しています。(徒歩9分)
売主さま
徒歩7分の「東中野」駅から総武線で「新宿」まで2駅、「中野」や「高円寺」、「阿佐ヶ谷」も直通で行けますし、徒歩3分の東西線「落合」駅も都心へのアクセスに便利です。
都心に近い一方、静かな住環境で過ごせますし、徒歩圏内に大小のスーパーやコンビニ、郵便局、飲食店などが揃っていてとても暮らしやすいですよ。
風呂上がり、ご近所の神田川沿いをお散歩するのも気持ちよさそう。(徒歩6分)

カウカモ編集部より
そんな都心の穴場スポットにぴったり・しっくりくる今回の物件。団地ライクだけど新耐震基準を満たした抜かりなさ、ラフだけど上品さも兼ね備えた内装、そして大胆な1LDKだけどきちんと生活にメリハリが効きそうな間取り。すべての塩梅が絶妙で、まさに街・マンション・住戸が一気通貫した物件だと感じました!
“持ち家ライフの第一歩”、こういう物件だときっと楽しいと思います。ぜひ街歩きも兼ねてご内見を!
空間を広く見せつつ、天井や壁の荒さを “飲み込む” ように、フローリングは幅広のもの(150mm)を選びました。