住宅ローンの初年度控除には確定申告が必要!申請方法や必要書類を紹介 【カウカモジャーナル】
📱アプリでもっと快適に
住まい探しをしませんか?
アプリを使う
お金に関する情報

住宅ローンの初年度控除には確定申告が必要!申請方法や必要書類を紹介

2025/12/12

 

住宅ローン控除ってどんな制度?初めての確定申告も怖くない!手順とポイントを解説

 

住宅ローンを組んでマイホームを買うと、毎月の返済に加えて固定資産税などの税金もかかってくるので、少しでも家計の負担を減らしたいですよね。そんなときに頼りになるのが「住宅ローン控除」です。

 

簡単に言うと、住宅ローンを使って家を買った人が受けられる「税金のキャッシュバック」のような制度です。手続きをすれば、毎年払っている所得税や住民税の一部が戻ってくるので、家計にはかなり嬉しいですよね。今回は、この制度を使うための条件や、最初だけ必要な「確定申告」の手順について、わかりやすくお話しします。

 

 

住宅ローンの初年度控除、なぜ確定申告が必要なの?

 

 

マイホームを買った人が受けられる税金の優遇措置、「住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)」。新築だけでなく、中古マンションを買った場合でも、条件を満たせば利用できます。

戻ってくる金額は、年末時点での住宅ローンの残高や、建物の性能によって変わります。中古マンション(既存住宅)の場合の条件は以下の通りです。

 

【中古住宅を購入して2022年~2025年に入居した場合】

住宅の種類(性能)借入限度額控除率控除期間
長期優良住宅 ・低炭素住宅 ・ZEH水準省エネ住宅 ・省エネ基準適合住宅3,000万円0.7%10年間
その他の住宅2,000万円0.7%10年間

 

参考:国土交通省 住宅ローン減税

※新築の場合は条件が異なりますのでご注意ください

 

この控除を受けるためには、入居した翌年に「確定申告」をする必要があります。「会社員だから年末調整だけでいいのでは?」と思うかもしれませんが、最初の1年目だけは自分で税務署に申告しないといけません。税務署が「本当に条件を満たしているか」をチェックするためです。

 

もし忘れてしまうと、その年の分のお金が戻ってこない可能性もあるので、早めの準備を心がけましょう。

 

 

 

住宅ローン控除を受けるための条件

 

 

控除を受けるにはいくつかルールがあります。中古マンションの場合、特にチェックしておきたい主な条件はこちらです。

 

 

特に注意したいのが「床面積」です。販売図面には「50平米」と書いてあっても、登記簿上(内法面積)では50平米を切っているケースがあります。必ず「登記簿の面積」を確認してみてくださいね。

 

※詳細については、国土交通省のホームページ「住宅ローン減税」を確認してみてください。

 

 

住宅ローンの初年度控除に向けた確定申告の手順

 

 

初めての確定申告となると難しそうに感じるかもしれませんが、流れさえわかれば大丈夫です。方法は、書類を作って税務署に持参・郵送するか、スマホやパソコンで「e-Tax(電子申告)」を使うかの2通りです。

 

必要な書類を準備しよう

 

まずは手元に書類を集めるところからスタートです。入手場所もあわせてチェックしておきましょう。

 

 

※金融機関によっては、残高証明書のデータ連携ができる場合もあります。

※「住宅ローンの借入金の年末残高証明書」は、借入先の金融機関から発行されるものですが、金融機関が「調書方式」に対応している場合など、条件によっては提出が不要となることもあります。

 

登記事項証明書などは法務局へ取りに行く必要があるので、申告期間ギリギリになって慌てないよう、早めに手配しておくと安心です。

 

 

申告方法は「e-Tax」がおすすめ

 

税務署に行って教えてもらいながら作成するのも確実ですが、時期によっては数時間待つこともあります。自宅から24時間いつでも提出できる「e-Tax」なら、混雑を避けられるのでおすすめです。スマホで源泉徴収票を撮影して自動入力できる機能などもあり、年々使いやすくなっていますよ。

 

詳細は国税庁の「e-Tax」公式サイトを見てみてくださいね。

 

参考;【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス)

 

 

住宅ローン初年度控除の確定申告で気をつけること

 

 

書類さえ揃えばあとは書くだけですが、いくつかミスしやすいポイントがあります。

 

残高証明書が見当たらない? 

 

金融機関からハガキなどで届いているはずですが、他の郵便物に紛れていないか探してみてください。再発行には時間がかかることがあるので注意しましょう。金融機関によっては、ネットで取り寄せることも可能なので、確認してみましょう。

 

ペアローンの場合 

 

夫婦でペアローンを組んでいる場合、それぞれが確定申告をする必要があります。「連帯債務」の割合など、契約内容を確認しながら記入しましょう。

 

書類の内容確認 

 

登記事項証明書の面積や建築年、契約書の金額など、数字の転記ミスがないか最後にもう一度チェックすると確実です。

 

 

申告が終わったら?還付金と2年目以降の流れ

 

 

お金はいつ戻ってくる?

 

確定申告が無事に完了した後は、還付金が振り込まれるのを待ちます。還付金は、申告時に指定した銀行口座や、マイナンバーに登録している口座に振り込まれるため、申告時には口座情報に間違いがないよう確認していきましょう。

 

2年目からは「年末調整」だけでOK

 

「毎年こんなに面倒なことをするの?」と心配になった方もご安心ください。会社員の方であれば、確定申告が必要なのは1年目だけです。

 

2年目からは、税務署から送られてくる申告書と、銀行から届く残高証明書を会社の「年末調整」で提出するだけで手続きが完了します。これだけで自動的に税金が安くなるので、だいぶ楽になりますよ。 

 

※個人事業主の方や、年収が2,000万円を超える方などは、2年目以降も確定申告が必要です。

 

 

住宅ローン控除を活用して負担を軽くしよう

 

最初は書類集めや慣れない用語に戸惑うかもしれませんが、一度手続きをしてしまえば、10年間にわたって税金の負担を減らしてくれる頼もしい制度です。

 

「難しそうだな」と後回しにせず、まずは必要書類の確認から始めてみてください。浮いたお金で新しい家具を買ったり、繰り上げ返済の資金にしたりと、マイホーム生活をより豊かにするために賢く活用していきましょう。

 

 

初回投稿日
2025/12/12
カウカモのオンライン物件提案
執筆者
カウカモジャーナル編集部

中古・リノベーションマンションの流通プラットフォームに関する知識をわかりやすく提供するため、カウカモ(cowcamo)で日々勉強中。築古マンションの魅力とリノベーションのメリット・デメリットについて深く学び、読者の皆様が最適な選択をできるようサポートしたいと考えています。最新の住宅トレンドや資産価値の維持に関する情報も発信していくので、ご期待ください。

監修者
カウカモ・エージェント部

中古・リノベーション住宅の専門エージェントチームとして顧客の理想の暮らしを実現するため、物件選びからリノベーション、インテリアまで幅広く提案。ITツールを活用しつつ、一人ひとりに寄り添ったコンサルティングで、住まい探しから購入後までを一貫してサポートします。顧客志向と専門性を重視し、理想の住まいとの出会いをプロデュースします。

関連する記事

記事一覧を見るカウカモジャーナル関連記事一覧を見る

人気の記事

記事一覧を見るカウカモジャーナル人気記事一覧を見る

カウカモエージェントサービス・個別相談

こんなあなたにピッタリ
  • 理想の条件がわからない
  • 不安や困りごとで前に進めない

住まいを「探す」「買う」「作る」「暮らす・住み替える」。カウカモなら、オンライン・オフラインを通じて全てのプロセスを一貫してサポート。スムーズで効率的な、あなただけの住まい探しをご体験いただけます。

個別相談についてもっと見る

カウカモセミナー

こんなあなたにピッタリ
  • リアルな購入事例を知りたい
  • 購入の基礎知識を身に付けたい

こんな方にピッタリ:リアルな購入事例を知りたい、購入の基礎知識を身に付けたい

カウカモセミナーについてもっと見る

カウカモで物件探し

こんなあなたにピッタリ
  • リノベ物件の取材記事を見たい
  • 最新の物件情報を受け取りたい

カウカモ編集部が厳選に厳選を重ねた物件をご紹介しています。アプリを使って便利にかんたんに住まい探しをしましょう!お好みの物件があれば内見の申込みもできます。

QRコード
アプリはこのQRコードをスキャンして
ダウンロードしてください
  1. cowcamo
  2. カウカモジャーナル
  3. お金に関する情報
  4. 住宅ローンの初年度控除には確定申告が必要!申請方法や必要書類を紹介
  1. cowcamo
  2. カウカモジャーナル
  3. お金に関する情報
  4. 住宅ローンの初年度控除には確定申告が必要!申請方法や必要書類を紹介