ワンルームのマンションは売却できない?売れやすくするコツを解説
上手に売るコツ
ワンルームマンションは売却できない、売却しづらいといわれることがあります。
そこで、この記事では、なぜワンルームマンションを売るのが難しいとされているのか、また、実際にどの程度のニーズがあるのか解説します。売れやすくするコツについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事は、不動産売買&リノベのサービス「cowcamo(カウカモ)」が提供しています。カウカモでは、中古マンションやリノベーションマンションの売却・購入をお手伝いしています。
ワンルームマンションの売却はできないのか
一般的な単身用の広さのワンルームマンションは、ファミリー向けのマンションと比べて価格が低いため融資が下りやすく、投資用や居住用、個人オフィス用に購入する方は大勢います。
また、毎月管理費と修繕積立金さえ支払えば管理できるので、マンションを一棟購入する場合と比べると手間がかからないのも魅力です。
しかし、売却となると簡単ではありません。なぜワンルームマンションの売却は難しいのか、その理由について説明します。
ワンルームマンションの売却が難しくなる2つの理由
ワンルームマンションの売却が簡単ではない理由としては、次の2点が挙げられます。
- 適切な価格で販売することが難しいから
- 買い手がつきにくいから
それぞれについて詳しく解説します。
適切な価格で販売することが難しいから
マンションの売却価格は、さまざまな基準で決まります。
相場が低いときやニーズがあまりないエリアでは、高い価格で売り出すと買い手がつかない可能性があるでしょう。実際のところ、マンションが古くなると賃料の相場や入居率が低くなる傾向にあり、投資物件としての価値が下がりがちです。
それに伴い売却価格の相場も低くなるので、投資した金額を回収できない恐れがあります。
買い手がつきにくいから
一般的な単身用の広さのワンルームは借りるものと考えている方が多いため、売り出しても買い手がつきにくい傾向にあります。そのため、自分自身の居住用や事務所用に買う方ではなく、投資用マンションを探している方にターゲットが限られてしまいます。
加えて、ワンルームの投資用マンションの供給量は多く、より売りづらい状況になっています。
国土交通省のデータによれば、床面積30㎡未満の投資用マンションは毎年1万戸以上供給され、2017年の時点で累計30万戸を超えています。
そのうち約6割は首都圏に集中しており競争が激しく、買い手がつきづらい状況です。
投資用マンション(床面積30㎡未満のマンション)の供給戸数
2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | |
---|---|---|---|---|---|
供給戸数(全国) | 15,517 | 16,597 | 16,091 | 19,730 | 15,453 |
供給戸数(首都圏) | 10,241 | 11,622 | 10,767 | 12,475 | 9,371 |
参考:国土交通省「不動産流通経営協会 これからの不動産流通業」
上記は床面積30㎡未満の投資用マンションによるものであり、2LDKや3LDKの広さのものをリノベーションしてワンルームにしている場合は、一概に買い手がつきづらいとはいえない点に注意が必要です。
物件や事情によっては売却が難しくなるケース
すべてのワンルームマンションに当てはまるわけではありませんが、物件や事情によっては売却が難しくなることがあります。
よくあるケースを2つ紹介します。
- 同じマンションや地域に空き物件が多い
- 購入者が既に住宅ローンを組んでいる
それぞれのケースを詳しく見ていきましょう。
同じマンションや地域に空き物件が多い
売れ残っている物件が多い地域は、競争相手が多く、売れにくくなります。また、同じマンション内に空き物件が多いケースも、売れにくくなることがあります。
特に、ほかの物件で著しい値下げをした場合は、同程度あるいはそれ以上の値下げをしないと売れなくなり、思うような価格で売却できないことがあります。
購入者が既に住宅ローンを組んでいる
ワンルームマンションは2つ目、3つ目の資産として検討される傾向にあります。そのため、買い手が既に住宅ローンを抱えている場合も珍しくありません。
ワンルームマンションを購入したいという意思はあっても、新たなローン審査に通らず、購入できないというケースもあるでしょう。
ワンルームマンションを売却するためのコツ
不動産を売却するときは、あまり販売期間が長くならないようにする必要があります。
売り出してからの期間が長いと、購入希望者から「問題のある物件なのでは?」といった誤解を受けたり、大幅な値引き交渉をされることも少なくありません。
ワンルームマンションを納得できる価格で売却するため、そして、できるだけ早期に売却するためのコツを4つ紹介します。
- 信頼できる不動産会社、営業担当者を選ぶ
- 事前に相場を調査する
- 希望に適した媒介契約を選ぶ
- 仲介か買取かを選ぶ
それぞれのコツを詳しく見ていきましょう。
信頼できる不動産会社、営業担当者を選ぶ
ワンルームマンションの販売実績が豊富な不動産会社であれば、売却のノウハウも豊富に持っているのでスムーズに売れるでしょう。
また、営業担当者のスキルや人柄も大切です。信頼できる不動産会社、そして信頼できる営業担当者を選び、ワンルームマンションの売却を依頼しましょう。
カウカモは販売実績豊富な中古マンション向けの不動産会社です。中古マンションやリノベーション物件の販売を得意とし、購入希望者も多く集まっているため、売却に繋がりやすい傾向があります。
ワンルームマンションの売却を検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。
カウカモへのご相談こちら
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事前に相場を調査する
相場に合った価格をつけていないと売れるまでに時間がかかり、場合によっては相場以下の価格で売ることになるかもしれません。売り出すまでに相場を調査し、適正な価格で販売するようにしましょう。
インターネットなどから相場を調べることもできますが、不動産会社に問い合わせることで、より詳しい情報を入手できます。
中古物件や築古マンションの販売を得意とする不動産会社に相談し、相場に合った価格をつけましょう。
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要望に適した媒介契約を選ぶ
不動産会社に販売を委託する場合は「媒介契約」を締結しますが、媒介契約には3つの種類があるので、もっとも適したものを選ぶようにしましょう。
不動産会社に委託しつつ自分でも買い手を探すときは「一般媒介契約」か「専任媒介契約」のいずれか、自分では買い手を探さず不動産会社に任せるときは「専属専任媒介契約」を選びます。
また、1つの不動産会社に販売活動を任せるなら「専属専任媒介契約」か「専任媒介契約」、複数の不動産会社に任せるときは「一般媒介契約」を選びます。
一般的に、1つの不動産会社に販売活動を任せるほうが早く買い手が見つかるので、急いでいるときには「専属専任媒介契約」か「専任媒介契約」のいずれかにするとよいでしょう。
仲介か買取かを選ぶ
マンション売却時には、仲介か買取かも選びましょう。
仲介とは、不動産会社が買い手と売り手の間に入ることで、買取と比べると時間はかかりますが、高額で売却できることが多いです。ワンルームマンションの販売実績が豊富な不動産会社に仲介を依頼すれば、短時間かつ高額での売却も可能でしょう。
一方、買取とは、不動産会社が売り手から物件を買い取り、独自に買い手を探すスタイルです。すぐに買い取ってもらえるので、早く売りたいときには適した方法といえるでしょう。
しかし、買い手が見つかる前に売却するので、仲介と比較すると一般的には売却価格が低くなることがあります。少し時間はかかっても高く売りたいときは、仲介を選ぶようにしましょう。
ワンルームマンションの売却は中古マンションの販売実績がある不動産会社に依頼しよう
売れにくいとされるワンルームマンションをスムーズに売却するためには、販売実績が豊富な不動産会社に任せることも大切です。
ワンルームマンションの売却は、まずは不動産会社を選ぶことから始めましょう。
売却をお考えの方は、ぜひ中古・リノベーションマンションの売却実績が豊富なカウカモにご相談ください。
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