【都市別】マンション売却相場はどれくらい?できるだけ高く売るコツについても解説

お金の話

マンションの売却価格にはおおよその相場があり、相場を理解することで安い価格での売却を回避できます。さらに、マンションは築年数によっても相場が大きく変わるので、どのように変化するのか知っておくことも、満足度の高い売却を実現するポイントです。

また、マンションを相場よりも高い価格で売却するにはコツがあります。3つのコツを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事は、不動産売買&リノベのサービス「cowcamo(カウカモ)」が提供しています。カウカモでは、中古マンションやリノベーションマンションの売却・購入をお手伝いしています。

主要都市のマンション売却相場はどれくらい?


実際に中古マンションがどの程度の価格で売却価格されているのか、不動産流通機構のデータから見ていきましょう。

なお、不動産流通機構の月例報告では都道府県別で取引結果が公開されているので、東京都と千葉県、神奈川県、埼玉県、大阪府、愛知県、福岡県、北海道の各都道府県全体の平均値として紹介します。

2020年12月、2021年4月、2021年8月に実施された中古マンション売買における、専有面積1㎡あたりの売却価格は以下の通りです(※1)。

東京 千葉 神奈川 埼玉 大阪 愛知 福岡 北海道
2020.12 77.17 31.12 46.21 33.93 36.90 27.71 28.40 25.11
2021.4 80.55 31.69 45.07 35.42 41.31 30.34 29.98 25.20
2021.8 81.01 33.24 47.57 36.16 39.18 28.94 30.11 24.97
(※1)いずれも1㎡あたりの売却価格(単位:万円)

全体的に4月の取引は1㎡あたりの価格が高めになることが分かります。ただし、首都圏の4都県では、上記で抜粋した月の中で2021年8月がもっとも高い価格で売却されています。


理由としては、東京圏への一極集中の流れや、東京オリンピック・パラリンピックの影響などが考えられるでしょう。


参考として、売却が成立した案件の平均築年数も紹介します。

東京 千葉 神奈川 埼玉 大阪 愛知 福岡 北海道
2020.12 21.29 25.21 23.17 24.19 24.99 24.76 25.28 26.74
2021.4 20.63 25.75 23.96 24.07 24.55 24.00 23.92 25.47
2021.8 22.67 26.09 23.58 24.27 25.09 23.98 24.48 25.64

東京以外のエリアでは23~27年程度で売却するケースが多いことがうかがえます。一方、東京で売却が成立した中古マンションの平均築年数は20~23年と、他地域と比べて少なく、比較的早めに買い替えを行っていると考えられます。

次に、売却が成立した実際の価格と面積について見ていきましょう。平均売却価格と平均専有面積については以下のとおりです(※2)。

東京 千葉 神奈川 埼玉
価格 面積 価格 面積 価格 面積 価格 面積
2020.12 4,765 61.75 2,262 72.67 3,078 66.60 2,299 67.75
2021.4 4,893 60.75 2,297 72.51 3,044 67.55 2,417 68.22
2021.8 4,821 59.51 2,429 73.08 3,114 65.47 2,423 67.00
大阪 愛知 福岡 北海道
価格 面積 価格 面積 価格 面積 価格 面積
2020.12 2,556 69.26 2,025 73.08 1,868 65.78 1,840 72.27
2021.4 2,822 68.31 2,268 74.74 2,015 67.20 1,857 73.71
2021.8 2,681 68.44 2,191 75.70 1,935 64.24 1,891 75.73
(※2)単位:万円、㎡

マンションの価格は地域差が大きいことが分かります。特に東京は価格が高く、なおかつ専有面積がもっとも低いことが分かります。

一方で北海道はこの8都道府県の中ではもっとも価格が低く、面積も広めです。
関連記事:不動産査定価格はどのように決まる?査定の種類やチェックポイントを解説

マンションの売却相場は物件の条件によっても異なる

マンションの売却相場は、都道府県だけでは決まりません。

どのエリアなのか、また、駅からの距離や広さ、築年数などのさまざまな条件が総合的に判断されて決定されます。

築年数が経つと売却価格は下がる傾向にある

マンションの売却相場は、築10年を超えると下がる傾向にあります。以下は2020年における首都圏の中古マンションの売却相場です。

価格 専有面積 1㎡あたりの価格
築0~5年 5,883万円 66.73㎡ 88.16万円
築6~10年 5,071万円 67.37㎡ 75.28万円
築11~15年 4,484万円 71.34㎡ 62.86万円
築16~20年 4,174万円 72.65㎡ 57.46万円
築21~25年 3,202万円 68.22㎡ 46.93万円
築26~30年 1,884万円 60.58㎡ 31.09万円
築31年以上 1,904万円 57.14㎡ 33.33万円

築年数が経つほど、取引が成立した価格も1㎡あたりの価格も下がっていることが分かります。

築年数が古くなるほど売却相場は安くなりますが、築31年を超えると反対に価格が上がっています。この理由としては、築年数以外の部分、例えばエリアやマンション自体のブランド価値、駅からの距離などが価格に反映されたことが考えられるでしょう。

また、リノベーション済みの物件は、同じ築年数の物件と比べて下がり幅が少ない傾向にあります。相場よりも高額で売却できることもあるので、査定を行う際にリノベーションについても適正に評価する不動産会社を選ぶようにしましょう。

カウカモは、中古マンションやリノベーションマンションに特化しており、個性を見立て、築年数や広さ以外にも内装や「リノベーションに適しているか」なども含めて多角的に査定しています。

そのため、「築古マンションで希望どおり売却できるか不安」という方や「リノベーション済みの物件を適正な価格で売りたい」という方におすすめです。
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相場より高くマンションを売却するポイント


大切な資産を納得できる価格で売却するためには、いくつかのポイントに注意をする必要があります。次のポイントに留意し、相場よりも高い価格での売却を目指しましょう。

マンション売却のポイント
  • 価格指数が上昇している時期に売却する
  • 物件を綺麗にしておく
  • 顧客のニーズがご自身の物件と合致する不動産仲介会社を選ぶ

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価格指数が上昇している時期に売却する

国土交通省ではエリアや不動産種別(住宅地、一戸建て住宅、マンション)に分けて、「不動産価格指数」を毎月公表しています(※3)。

価格指数が上昇しているときはマンションも高額で売れやすいので、売却タイミングを見極めるためにも適宜確認するようにしましょう。

(※3)参考:国土交通省「不動産価格指数」

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物件を綺麗にしておく

マンションが清潔で美しいと、印象がよく、購入希望者の意思を固めやすいでしょう。丁寧に掃除をし、散らかった部分がないようにしておきましょう。

どうしても水垢が取れない、壁や床がなんとなくくすんでいる感じがするときなどは、プロにホームクリーニングを依頼することもおすすめです。

また、ドアや窓がスムーズに開かない、水栓を閉めても水がポタポタと落ちるなどのトラブルがあるときは、修繕しておくほうが良いかもしれません。トラブルがあるのに放置していると購入希望者に値下げ交渉を持ちかけられ、相場よりも低い価格で売却することになる可能性があります。
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顧客のニーズがご所有物件と合致する不動産仲介会社を選ぶ

マンションを売却したいと思っても、買ってくれる相手がいなければ取引は成立しません。

一般的に、築年数が古いマンションは高く売れにくい傾向があります。しかし、リノベーションすることで見違えるほど美しくおしゃれな物件に変化し、売れやすくなったり、中古マンションを得意とする仲介会社に頼むことで納得できる価格で取引が成立したりすることがあります。

カウカモは、築年数や広さ以外などの条件以外にも、眺望や立地などの優位性も考慮しています。また、リノベーション済みのマンションであれば内装や使われている素材も含めて多角的に査定します。大切なマンションを満足できる価格で手放すためにも、ぜひ一度、お問い合わせください。

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まとめ

マンションを相場よりも高く売却するためにも、エリアの相場を知っておくことが大切です。また、こまめに価格指数を確認して売り時を見極めること、物件を綺麗に管理すること、また、中古マンションに強い仲介会社に依頼することも、満足できる取引のポイントです。

ぜひ大切なマンションの売却をカウカモにお任せください。

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