マンション売却タイミングはいつ?見極め方やNG時期・売るときの注意点も解説!
上手に売るコツ
マンションを売却したいと思ったとき、なるべく高額で売れるタイミングで損のないように売りたいですよね。
マンション売却には適したタイミングがあります。購入ニーズや築年数・不動産物価指数などを適切に判断することで、マンション売却タイミングを捉えることができるでしょう。
本記事では、マンション売却タイミングの見極め方について詳しく解説します。また、適切なタイミングで売却するときに注意するポイントも紹介するので、ぜひ参考にして好条件での売却を実現しましょう。
この記事は、不動産売買&リノベのサービス「cowcamo(カウカモ)」が提供しています。カウカモでは、中古マンションやリノベーションマンションの売却・購入をお手伝いしています。
マンション売却に適したタイミング
マンション売却に適したタイミングは、次の4つの観点から総合的に判断します。
- 購入ニーズが高いとき
- 売れやすい傾向がある築年数に該当しているとき
- 不動産物価指数が上昇しているとき
- 税率が比較的低いとき
それぞれどのように判断するのか、詳しく見ていきましょう。
購入ニーズが高いとき
マンションを購入したいと考える人が多い時期は、売り出した物件にも興味を示す人が増えると考えられるのでスムーズな売却が可能になります。
一般的に、3月や4月は転勤や進学などで引っ越しすることが多い時期です。3月・4月の引っ越しを目指して年末ごろからマンションを探し始める人が多いため、物件を売り出すなら年末がおすすめです。
売れやすい傾向がある築年数に該当しているとき
築年数が浅いマンションが売れやすいというわけではありません。
中古マンションを探している人は、好条件の物件を割安な価格で購入したい場合が多いでしょう。そのため、築年数が浅いと価格が新築マンションとあまり変わらず、お得感がないので買わないという選択をすることがあります。
一方、築年数が古いマンションは築年数が浅いマンションと比べて価格が安くなる傾向にあるので、できるだけ価格を押さえてマンションを購入したい方と希望が合いやすくなります。
例えば、築20年以内ならば新築時の半額以上の価格で売られることが多く、ニーズがマッチしやすい傾向があります。
例えば、新築時4,000万円で購入されたマンションを2,000万円以上の価格で売却でき、売り手と買い手のニーズに合いやすいということです。
ただし、ニーズにマッチさせるために価格を下げなければいけないのかというと、必ずしもそうではありません。築年数に限らず中古物件の売却を得意とする不動産会社に依頼することで、希望に近い価格での売却できる可能性が高まります。
「ご所有物件が築古マンションでスムーズに売却できるか不安」という方は、ぜひカウカモにお任せください。
カウカモでは、中古マンションであってもリノベーション後の様子をCGでシミュレーションして紹介するサービスも提供しており、より売却につながりやすくするためのアプローチが可能です。
また、プロのライターやカメラマンが物件を丁寧に取材して紹介記事を作成するのも、中古マンションを売れる物件に仕上げるカウカモの強みのひとつです。売り手のこだわりや内装デザイン・暮らし方を取材し、買い手にアピールします。
リノベーション工事に関する販売オプションもご提供しています。売り出す前にリノベーションをするかどうかお悩みの場合は、ぜひご相談ください。
関連記事:マンション売却額と築年数の関係は?古い物件を高く売るコツも紹介
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不動産物価指数が上昇しているとき
不動産物価指数とは、2010年の平均価格を100とした指数です。数値が増えているときは不動産の売却価格が上昇しているので、売り時と判断することができるでしょう。
不動産物価指数は、住宅地・戸建て住宅・マンションの3つに分けて、毎月1回、国土交通省のホームページで新しい情報が公開されます(※)。
年月 | 戸建て住宅 | 戸建て住宅前月比 | マンション | マンション前月比 |
---|---|---|---|---|
2021年1月 | 102.9 | ▲0.5 | 157.2 | ▲0.2 |
2021年2月 | 104.1 | 1.1 | 159.3 | 1.3 |
2021年3月 | 104.5 | 0.4 | 159.8 | 0.3 |
2021年4月 | 104.1 | ▲0.3 | 161.2 | 0.9 |
2021年5月 | 106.0 | 1.8 | 164.5 | 2.1 |
2021年6月 | 106.5 | 0.5 | 165.4 | 0.5 |
2021年7月 | 108.0 | 1.4 | 167.5 | 1.3 |
2021年8月 | 108.0 | ▲0.1 | 168.9 | 1.30.9 |
例えば、令和3年11月30日に公表された全国の不動産価格指数を見てみると、8月の戸建て住宅が108.0であった一方で、マンションは168.9という値になっています。前月の不動産価格指数ではマンションが167.5であったことを鑑みても、徐々に増加傾向であることがわかります。
日本全体の情報だけでなく、関東地方・近畿地方・北陸地方など全国を9つの地域に分けて紹介しているので、売りたいマンションが属する地域ではマンションが売れているのかを詳しく知ることができます。
また、南関東圏・名古屋圏・京阪神圏の3つのエリアと、東京都・愛知県・大阪府の3つの都府県の情報も別途紹介しています。こまめにチェックして今が売り時なのか判断してから売り出すようにしましょう。
(※1)出典:国土交通省「不動産物価指数」
税率が比較的低いとき
マンションを売却したときに利益が生じた場合は、利益に対して所得税が発生します。
- マンションの売却利益=売却価格-(購入価格+購入時の手数料+売却時の手数料)
通常は築年数が古くなると価格も低くなるため、利益が生じにくいでしょう。また、利益が生じた場合でも、マイホームとしての条件を満たしている場合は3,000万円まで非課税になるため、所得税が生じないことがあります。
しかし、好立地にあるマンションや、マンションを購入してから周辺に駅や商業施設などがつくられた場合は、価格が上昇し、利益が生じることもあります。さらにマイホームでない場合は課税対象額が増えることもあるでしょう。
不動産を売却したときの利益に対する所得税率は、売却した年の1月1日時点で所有期間が5年を超えているかどうかによって異なります。5年を超えると長期譲渡所得とみなされ、税率が下がります。
資産価値が上昇したマンションについては、その年の1月1日時点で所有期間が5年を超えていることを確認してから売却するほうがよいでしょう。
関連記事:不動産売却の税金控除とは?特例の条件や注意点を解説!
マンションを適切なタイミングで売却するための注意点
マンションを適切なタイミングで売るために、次のふたつのポイントに留意しましょう。
- 所有期間が5年以内だと税負担が大きくなる
- 不動産会社と話し合って最終決定する
所有期間が5年以内だと税負担が大きくなる
売却する年の1月1日時点で所有期間が5年以内のときは、利益に対して30%の所得税・0.63%の復興特別所得税・9%の住民税がかかります。一方、所有期間が5年を超えるときは、利益に対して15%の所得税・0.315%の復興特別所得税・5%の住民税がかかります。
つまり、所有期間が5年を超えているかどうかで、税額が約2倍も変わるのです。マンションを売却して利益が出そうなときは、所有期間が5年を超えてから売り出すようにしましょう。
なお、売り出すマンションがマイホームの場合は、特別措置により3,000万円までの利益は非課税になります。ただし、特別措置の適用には確定申告が必要です。正しく申告して節税するようにしましょう。
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不動産会社と話し合って最終決定する
マンションの売却タイミングは、購入ニーズや売れやすい築年数、不動産物価指数などを総合的に判断して決定する必要があります。ご自身のみで売却する時期を決定すると、タイミングを読み間違えて、思ったよりも売却価格が低くなったり、売却までに時間がかかったりすることにもなりかねません。
売却タイミングを決めるときは、プロの意見を聞くことが大事です。中古マンションの売却実績が豊富な不動産会社に相談し、適切なタイミングを決めていきましょう。
カウカモにはマンション売却の実績が豊富な不動産のプロが多数在籍しており、売却の始まりから終わりまで、お客様をサポートする体制が整っています。ぜひご相談ください。
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まとめ
中古マンションの売却は、購入ニーズや築年数、不動産物価指数などを総合的に判断してタイミングを見極める必要があります。中古マンションの実績が豊富な不動産会社に相談し、適切なタイミングで売り出すようにしましょう。
中古マンションの売却実績豊富なカウカモでは、適切なタイミングを見極めるお手伝いから、実際の売却までを丁寧にサポートいたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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