積み重ねてきた固定観念の先端に立って、風をみる。よくある住まいの形って、本当にべストだろうか? 暮らし方って実際もっと流動的で、色んな可能性があるんじゃないだろうか? 不安よりも胸の高鳴りが勝ったなら、いざ決断のとき。思い切って飛びたった先は、「自由」の名を冠する街でした。
世田谷区奥沢(自由が丘駅徒歩9分)
1LDK
/ 53.87㎡
/ 6,280万円
「自由が丘」を 暮らしの舞台に

物件は「自由が丘」駅から徒歩9分の場所に。交通利便性が高く、ハイセンスなお店が続々とオープンしては新陳代謝していく大人気の街です。現在、駅前は再開発の工事が進んでおり、2026年秋ごろに新ランドマークとなる複合商業施設が開業する予定。「遊びに行きたい街」としてますます輝きを増しそうです!
cowcamo
それでは 行きますよ!

左・ご紹介するのはマンションの3階にある角住戸。エレベーターのすぐ隣にダブルロックの玄関扉があります。/右・コンクリート躯体現しの壁・天井に、剥き出しの鉄管がカッコいい。玄関から、ぐっと世界に引き込まれます! ちなみに左手に写っている白い面は、壁ではなく可動式の収納です。
売主さま
限られた面積を最大限に活用するため、廊下を設けず、可動式の収納で空間を区切れるようにしました。固定された間取りにとらわれることなく、自由な使い方ができる住まいです。
ベッドスペース

うーん、なんだかオシャレな映画に出てきそうな空間ですね〜。取材時は電気が点かない状態でしたが、北東向きの窓から入る自然光で十分明るいと感じましたよ。
cowcamo
こちら側の窓は等々力通りに面しているので、室内でも車の音が少々聞こえてきます。そこまで交通量の多い通りではないので気にならないと思いますが、この点は現地にてご確認を。

左・ベッドスペースはそのまま奥のリビングへと続いており、その間に壁付けタイプのキッチンが。右手の鏡には、仕切りがわりの可動式収納が映っていますね。/右・真っ白な収納は奥行きが深く、キャスター付きです。このディスプレイでは、ふたつのうち片方が玄関、片方が寝室向きに配置されていました。
窓辺に ステンレスのきらめきを

左・南東向きの窓辺に設えられた、食洗機完備の男前なステンレスキッチン。壁のダクトも含めて絵になりますね!/右上・思わずアップで撮りたくなる、イケメンな水栓。/右下・コンロは4口で、海外風の全面五徳タイプのものが採用されています。意外と(?)自炊派にもうれしい仕様です。
売主さま
キッチン天板は、追加工事にて両サイドに棚受けを設置する予定です。
cowcamo
なんてミニマルな……! 収納は、下部のスペースを自由に “料理” してOKってことですね。
リビングスペース

やって来ました。南西向きのリビングスペースです。躯体現しのラフな質感を自然光がまんべんなく照らして、これまたドラマが始まりそうな空間ですね。

壁の一面には、ジャストサイズに造作されたオープンシェルフが設置されています。書籍やレコード盤、ボトルなど、住み手の個性を象徴するようなディスプレイにしたいですね♡
バルコニーへ 出てみましょう

お向かいの建物とはだいぶ距離が取れており、こちらを向いたバルコニーなども無いため、視線に神経質になる必要はなさそう。現在地は3階ですが、ほぼ正面の高さにお向かいの地面があります。

こちら側では、等々力通りの車の音はたまに聞こえるかな、という程度。晴れた日には気持ちよく陽が入りそうなバルコニーです。
室内に戻って

この角度だと、間取りがよく見渡せます。大空間の真ん中にポコッと挿入されたホワイトキューブのような空間が、ベッドスペースとリビングスペースを効率的にゾーニングしているんですね。
売主さま
室内は塗装のホワイト、躯体のグレー、ステンレスのシルバーの3色と、最小限の色調で構成しています。また、ステージングされている家具は、ご相談のうえで物件に付属させることも可能ですよ。
cowcamo
え、待ってください。この白い空間は一体……?
えええー!

なんと中は、海外風にバス・トイレ・洗面が一体となった水まわりでした。滑らかな塗装で仕上げられた床面が気持ちいい……ちなみに、画角に収まっていませんが、トイレの左手には洗濯機置き場もあります。
売主さま
バスルームはホワイトキューブ仕様とし、機能性と美観を両立させました。
cowcamo
いや、現代アートの展示室かと思いました。

左・ミニマルなデザインの洗面化粧台。鏡の裏は奥行きの浅い収納です。/右・ユニットバスとは一線を画すおしゃれさの、円形バスタブ。必要に応じて、備え付けのシャワーカーテンで洗面&トイレとバスタブをゆるく区切ることができます。とはいえ、それは水飛沫除けであって、目隠し用ではありません。LDKに面したガラス側にはカーテンレール無し! 見せつけてゆくスタイルです。
ディテールにも注目

左・LDKや寝室のカーテンは天井付け。窓まわりがすっきりとして、空間を広く見せてくれるポイントです。/右上・リビングの壁面は特にラフな風合いが強く、微妙な陰影を生みます。そのものが部屋のアクセントになる、主役級の躯体現しです。/右下・床材はは、シートフローリングが採用されています。
等々力通り沿いの レトロ渋いマンション

左・マンションは1972年築で、総戸数は21戸。1階にはケアサービスのテナントが入居しています。/右上・通り沿いにエントランスがあり、壁の後ろにすぐエレベーターが。共用ホールや管理人室を持たないシンプルな造りです。/右下・住戸から見下ろす位置にあたる、駐輪場。自転車置き場は月額300円、バイク置き場は月額600円で利用できます。
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マンションの大規模修繕工事は直近で2014年に実施されています。現状、外観・共用部はちょっと経年が目立っているかな? と感じました。長期修繕計画上の次回の大規模修繕工事は2029年頃の予定です。
「九品仏」を 語らせてください!

物件の最寄りである、東急大井町線「九品仏」駅(徒歩わずか4分)。「自由が丘」に比べると目立ちませんが、親しみやすい商店街があり、世界大会で受賞歴があるベーカリーや、パティスリーが点在しています。個人的に住みやすさイチオシの街であります。駅前から参道が延びる「九品山 唯在念佛院 浄真寺」は街のシンボルで、紅葉と猫の名所なんですよ。
cowcamo
九品仏の魅力についてもっと知りたい方は、こちらの記事もどうぞ〜! その他、東急目黒線「奥沢」駅までは徒歩9分。3駅3路線を利用可能で利便性バッチリです◎
カウカモ編集部より
“普通の暮らし” を求める方には、おすすめしづらい物件です。反対に、もしあなたが住まいに何らかの物語性やインスピレーションを求めるのなら、きっとここです。
とにもかくにも唯一無二、一般的なマンション住宅と同じようなところがほぼありません。水まわりが現代アートギャラリーのようだったり、クローゼットが縦横無尽に動いたり、壁や天井が岩壁のようだったりします。
やや築年数の経過している建物であり、宅配ボックスなどの今っぽい設備が整っていないのは惜しいところ。便利に・快適に生活できるかという尺度では、この住まいは測れません。ココに住みたいかどうか、ひたすらにそういう問題なのです! 個人的には、再開発で今後さらに熱が高まる「自由が丘」徒歩圏内で、自然とスイーツを楽しめる「九品仏」の駅近物件、というだけでものすごい価値を感じてしまいます。
「素敵だけど手に負えない」と眺めるだけか、住みこなしてみせるか……さて、あなたはどちらでしょうか?
物件は「自由が丘」と「九品仏」の間の、等々力通り沿いに所在しています。「自由が丘」からは大賑わいの正面口を避け、南口の緑道側を歩くルートです。もちろん道中には素敵なお店がたくさん。あ〜、取材が楽しい……