気品とは、高価な素材使いでも、華美な意匠でもない。それは空気の静けさ、佇まいにあらわれるもの。時代に迎合するのではなく、丁寧に寄り添う。この住まいは控えめな美しさの中に、確かな誇りを宿している。
港区赤坂(乃木坂駅徒歩7分)
1SSLDK
/ 95.94㎡
/ 20,600万円
品を纏う 暮らし

舞台は、「乃木坂」(徒歩7分)「赤坂」(徒歩9分)「青山一丁目」(徒歩11分)などの魅力的な駅に囲まれたエリア。都会的な雰囲気がありながらも、落ち着きのある品格を感じられる場所です。
邸宅街に どっしりと佇む

ご紹介するマンションはこちら。竣工は1973年、総戸数は132戸。多くのヴィンテージマンションが佇む閑静なエリアにどっしりと建つ、堂々たる出立ちです。
企画担当
cowcamo
では、住戸へ参りましょう。今回ご紹介するのは、カウカモプロデュース物件。現在工事中ですが、完成イメージとともに先駆けてお届けします。
開放感溢れる LDK

約21.5帖のゆとりある空間、北東向き一面に広がるサッシ。開放感を存分に味わえるLDKです。
企画担当
日中によく入る光を活かせるように、室内は間接照明でやさしく照らすような計画にしました。床材にはオイル塗装を施した挽板を使用します。暮らすほどに味わいが増す経年変化をお楽しみください。

内装は、白やグレーなどの落ち着いたトーンで統一。
企画担当
リノベーションのコンセプトは、「不易流行」。 “古きよき重厚感” と “今らしい軽やかさ” をグレーと白の濃淡で表現しました。
生活感を抑える 仕掛け

リビングの壁面は引き戸で、開閉が可能。テレビ置き場として活用できるほか、使用しないときは引き戸を閉めて、室内をすっきりと見せることができます。
広々とした キッチンスペース

キッチンは、内装にマッチするようにカウカモがオリジナルで発注したデザイン。調理家電置き場を兼ねるキャビネットもキッチンに合わせてオーダーし、一体感を演出します。
企画担当
冷蔵庫置き場はリビングから見えづらいキッチンの奥に配置。キャビネットの調理家電置き場も閉じられる仕様で、生活感を抑える工夫を随所に散りばめています。

天板には傷に強いクォーツストーン、壁面には石目調の大判タイルを採用しています。食洗機は海外製で、深型の大容量タイプ。家事の手間もグッと省けます。

料理中に視線を上げれば、景色を見ながら息抜きもできそう。実際に外へ出てみましょう。
バルコニーへ

低層住宅が広がっており、開けた眺望。奥にはビルが聳えているものの、ほどよく空を仰げます。

バルコニーは水栓付きで、植物の水やりも簡単。写真内の残地物については撤去済みです。
室内に戻り 廊下へ

各個室にはこちらからアクセス。可動棚収納を2箇所用意しています。
企画担当
玄関の正面となる壁には、ピクチャーレールが付きます。ゲストを招いた際は、一番初めに目に入る場所。とっておきのウェルカムアートを飾ってみてはいかがでしょうか?

玄関にはアールのコーナーが。オブジェを飾れば、まるでギャラリーの展示スペース。
約8.6帖の洋室

キングサイズのベッドを置いても、まだまだゆとりのある個室。ウォークインクローゼット(WIC)付きです。
約4.5帖の サービスルームA

ほどよく籠もり感があり、作業に集中できそうな個室。こちらもWIC付き。
約5.9帖の サービスルームB

ベッドヘッド側のニッチが本置き場にちょうどよさそう。就寝前の読書が捗りますね。

収納は開き戸2セット分を完備。奥行きが80cmほどあるので、お布団なども収納いただけます。
清潔感漂う 水まわり

1枚ずつ模様の異なるタイルをあしらった洗面台。おふたり横並びで利用できる2ボウルタイプです。右手開き戸の先にあるバスルームはゆとりのある1616サイズ。日々の疲れをゆっくりと癒せます。

手洗い器付きのトイレ。布調のアクセントクロス壁にはピクチャーレールを用意します。アートやミラーなど、お好みでレイアウトをお楽しみください。
築年数を感じさせない 共用部

管理が行き届いているため、築年数ほどの古さは感じなく、若々しい印象。オートロックや宅配ボックスなどの設備も揃っています。
ハイソな街を 巡って

左上・芸能人もお忍びで訪れるという京懐石の「菊乃井」。(徒歩7分)/右上・隠れ家的モダンフレンチレストラン「Lyla(ライラ)」。その日の仕入れによってメニューが変わるため、何度訪れても楽しめます。(徒歩2分)/左下・「室町砂場 赤坂店」は、天もり発祥の店として親しまれている老舗です。(徒歩10分)/右下・複合商業施設「東京ミッドタウン」。最先端のファッションアイテムが揃うほか、飲食店や庭園、美術館も。いつでも刺激に溢れています。(徒歩9分)

カウカモ編集部より
コンセプトは、「不易流行」。古きよさ(不易)を残しながらも、新しき風(流行)を取り入れた空間をイメージしたリノベーションです。軽やかな色合いで今らしさを演出しつつ、重厚感のある色で時の深みを表現しています。
約21.5帖のLDKは、北東側いっぱいの窓が視界をぐんと広げ、伸びやかな余白を与えてくれます。きっと何気ないひとときさえ、安らぎの時間に変えてくれるはず。LDKのほか、各洋室や廊下にも収納が豊富に確保されており、ゆとりある暮らしをすっきりと保ちます。
マンションは築年数を感じさせない若々しさ。丁寧に続けられてきたメンテナンスが、建物の品格を守ってきた証拠ですね。良好な管理体制も、この物件の美点のひとつでしょう。
ご家族との賑やかな日々も、お子さまが巣立ったあとの静かな時間も、この家はしなやかに受け止めてくれます。現在工事中ですが、内見は可能です。どうぞ、あなた自身の五感で、この「ゆとり」を確かめてみてください。
大規模修繕工事は2024年に終えたばかり。ビッグコミュニティの恩恵により共益費が控えめなうえ、管理体制も良好です。