アイランドキッチンの魅力を知る:空間を活かす選択肢 【カウカモジャーナル】
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アイランドキッチンの魅力を知る:空間を活かす選択肢

2025/06/07

 

アイランドキッチンとは?

 

 

アイランドキッチンとは、壁に接することなくキッチンカウンターが独立して配置されたスタイルのキッチンです。その配置が島のように見えることから「アイランドキッチン」と呼ばれています。

 

リビングやダイニングと一体化した設計にすることが多く、開放感のある空間づくりができる点が魅力とされています。見た目がおしゃれなものも多く、リビングが垢抜けて見えるため、リノベーション時にも多い人気のデザインです。

 

アイランドキッチンの特徴

 

アイランドキッチンでは、カウンター部分にシンクやコンロ、調理台などを自由に配置できます。これにより、調理動線や作業スペースの使いやすさを考えたレイアウトが可能です。

 

他のキッチンレイアウトには、次のような違いがあります。

 

 

 

アイランドキッチンのメリットとデメリット

 

 

メリット1. 開放感あふれる空間デザイン

 

アイランドキッチンは、四方に壁や仕切りがないため、リビングやダイニングとつながりやすく、開放感のある空間を演出しやすいです。友人や家族と一緒に料理を楽しんだり、リビングにいる子どもの様子を見守りながら作業したりすることもできます。

 

メリット2. 作業スペースの広さ

 

広々としたカウンターを持つアイランドキッチンは、調理や片付けをスムーズに行いやすい設計です。大きな調理器具や食材を並べる際にも、余裕を持って作業できる点が魅力です。

 

メリット3. コミュニケーションが取りやすい

 

リビングやダイニングと向き合うレイアウトにできるため、調理中でも家族やゲストと自然に会話を楽しみやすいです。パーティーの際にも、料理をしながらコミュニケーションが取りやすく、活躍しやすいでしょう。

 

デメリット1. 匂いや油跳ね対策が必要

 

壁で仕切られていないため、調理中の匂いや油跳ねがリビングやダイニングに広がる可能性があります。対策としては、換気能力の高いレンジフードを設置したり、カウンター周りにガラスパネルを取り付けたりする方法がよく選ばれています。

 

デメリット2. スペースの確保が必要

 

アイランドキッチンを設置するには、周囲に80cm~120cm程度の動線スペースを確保することが推奨されています。作業人数が増える場合には、より広いスペースがあると快適です。特に中古マンションをリノベーションする際は、間取りの変更が必要になるケースもあるため、事前にしっかり確認しておきましょう。

 

 

実際の設置にかかる費用と工事期間の目安

 

 

設置費用の目安

 

アイランドキッチンを設置する際には、システムキッチン本体の価格だけでなく、工事費用も含めてトータルで考えることが大切です。参考として、以下のような費用がかかる場合があります。

 

  • システムキッチン本体:おおよそ100万円~300万円
  • 工事費用:約20万円~50万円

 

中古マンションの場合は、床や壁の補強工事や既存設備の撤去費用が追加で発生することもあります。リノベーション全体の予算を把握し、設計段階で詳細な見積もりをとっておくと安心です。

 

工事期間の目安

 

アイランドキッチンの導入にかかる工事期間は、一般的に1~3週間程度です。ただし、以下の条件にあてはまる場合は、工期が延びる可能性があります。

 

 

 

導入時に気を付けたいこと

 

 

シンク・コンロ・冷蔵庫の配置と動線設計

 

アイランドキッチンを快適に使うためには、シンク・コンロ・冷蔵庫を「ワークトライアングル」と呼ばれる三角形の関係で配置することが基本とされています。この配置は、動線が短いほど調理の効率を高めることが出来ます。

 

例えば、シンクと冷蔵庫を近づけると、食材を取り出してすぐに洗う動作がスムーズになります。また、コンロ横に十分な調理スペースを確保することで、盛り付けや配膳も効率よく行うことができます。

 

作業スペースと収納のバランス

 

アイランドキッチンは周囲からよく見えるため、すっきりとした空間を保つ工夫が必要です。

 

例えば、カウンター下に引き出し収納を設ければ、調理器具や食器を効率よく片付けることができます。使用頻度の低い道具もカウンター下にまとめることで、表面をすっきり保ちつつスペースを有効活用できます。

 

水跳ね、油跳ね、匂いの対策例

 

アイランドキッチンは仕切りなどが無いことから、水跳ねや油跳ね、匂い、などへの対策は検討したほうが良いでしょう。

 

 

 

アイランドキッチンを導入するのに必要な広さは?

 

 

アイランドキッチンは本体のサイズ以外にも考慮しないといけない部分があります。

 

アイランドキッチンのサイズ

 

標準的なものでも、幅1.8m~3.0m、奥行き 0.75~1.0mくらいはあります。

 

両側の作業動線(通路)

 

冷蔵庫や食器棚にて人がすれ違えるのは0.9m程度と言われています。アイランドキッチンは壁から独立しているため、本体の周り、0.8m~0.9m程の幅が必要になります。

 

合計の必要床面(=キッチン)

 

本体+左右通路、それと背面の収納などを考慮すると、約5~6畳くらいはアイランドキッチンの設置に必要です。

 

必要な部屋の広さ参考

 

LDKの広さが12畳程度の部屋にアイランドキッチンを導入すると、残る部屋の範囲は6~7畳くらいになり、思ったような家具の配置は難しいかもしれません。

家族で使いたい場合、最低でも14~16畳、余裕があれば18畳以上の部屋に設置すると、リビング・ダイニング含め快適に使えるでしょう。

 

 

まとめ:アイランドキッチンで理想の暮らしを

 

 

アイランドキッチンは、開放的なデザインと使いやすさから人気のあるキッチンスタイルですが、次のようなポイントを抑えておく必要があります。

 

 

一方で、アイランドキッチンは、リノベーションで理想の暮らしを実現できる魅力的な選択肢でもあります。物件の条件や予算、ライフスタイルに合わせて無理のないプランを検討することで、満足度の高いキッチン空間をつくることができます。

 

自由度の高いアイランドキッチンだからこそ、自分らしい暮らしを思い描いてみましょう。

 

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初回投稿日
2025/06/07
執筆者
カウカモジャーナル編集部

中古・リノベーションマンションの流通プラットフォームに関する知識をわかりやすく提供するため、カウカモ(cowcamo)で日々勉強中。築古マンションの魅力とリノベーションのメリット・デメリットについて深く学び、読者の皆様が最適な選択をできるようサポートしたいと考えています。最新の住宅トレンドや資産価値の維持に関する情報も発信していくので、ご期待ください。

監修者
1級建築士、宅建士、FP2級Yang

琉球大学大学院理工学部卒。環境建設工学を専攻し、大学院卒業書、建築設計事務所に勤務し、住宅や公共施設など様々な建物の設計に携わる。現在は建築デザイナーとして不動産開発の企画・設計から運営まで行うコンサル会社にて、オフィス設計やリノベーションなどを中心に手がける。趣味は街歩きと珈琲焙煎。空き家を活用して設計事務所と珈琲屋さんを開くことが目標。

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