クッションフロアのデメリットは?張り替えやメンテナンスについて解説 【カウカモジャーナル】
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クッションフロアのデメリットは?張り替えやメンテナンスについて解説

2025/08/14

 

クッションフロアは、塩化ビニル製のシート状床材で、ほどよい柔らかさと弾力が特徴です。表面には防水・防汚加工が施され、足腰への負担を軽減し、転倒時の衝撃もやわらげます。そのため、小さなお子さまやペット、高齢の方がいる家庭にも適しています。

 

また、木目調やタイル柄など多彩なデザインがあり、空間の雰囲気に合わせやすいことから、住宅のリフォームやDIYでも広く利用されています。

 

一方で、設置場所や施工方法によっては耐久性や仕上がりに差が出る場合があります。この記事では、クッションフロアの特徴や主な用途に加え、張り替えやメンテナンスのコツ、選び方のポイントまでを詳しく解説します。

 

 

クッションフロアとは?

 

 

 

クッションフロアの特徴

 

クッションフロアは、適度な柔らかさと弾力があり、歩行時の足腰への負担を軽減します。万が一転倒しても衝撃を吸収しやすく、小さなお子さまや高齢の方がいる家庭でも安心して使用できます。

 

防水性や耐汚性にも優れ、水滴や食べこぼしもサッと拭き取れば清潔さを保てます。さらに、フローリングより価格が手頃で、費用を抑えて空間を整えたい方にも取り入れやすい素材です。

 

また、ある程度の断熱効果があり、床の冷たさをやわらげます。見た目・機能性・価格のバランスに優れ、住環境を快適にする選択肢のひとつと言えるでしょう。

 

クッションフロアの張り替え費用の相場

 

クッションフロアの張り替え費用は、材料費と施工費を含めて1㎡あたり2,200~4,500円程度が目安です。ただし、物価や施工内容によって変動するため、事前に業者へ見積もりを依頼し、費用感を把握しておくと安心です。

 

6畳(約10㎡)の部屋を業者に依頼する場合、相場はおおよそ3~5万円程度です。DIYの場合は材料費のみで済みますが、下地処理や接着剤の選定など仕上がりに影響する工程が多く、不安がある場合はプロへの依頼がおすすめです。

 

また、業者依頼では古い床材の撤去や下地補修が必要になることがあり、その分の費用が加算される場合があります。特に既存の床の状態によっては追加費用が発生する可能性があるため、見積もり時に費用の内訳や施工範囲を必ず確認しましょう。

 

 

クッションフロアのデメリット

 

 

クッションフロアには、手入れのしやすさや柔らかさなどのメリットがある一方で、いくつか注意点もあります。ここでは代表的な4つのデメリットと、その対策を紹介します。

 

耐久性にやや不安がある

 

クッションフロアは摩擦や圧力に弱く、傷や凹みがつきやすい傾向があります。特に重い家具を長期間置くと跡が残り、戻りにくくなることがあります。家具の下にはフェルトマットなどを敷くと傷やへこみを軽減できます。

 

人の行き来が多い場所では摩耗が早く、他素材より張り替え頻度が高くなる場合があります。また、ペットを飼っている場合は爪による引っかき傷がつきやすく、とくに活発な犬や猫がいる家庭では注意が必要です。ペット対応タイプや保護シートの併用が有効です。

 

熱に弱く、変形の可能性がある

 

熱にあまり強くなく、急な温度変化で膨張や収縮が起こることがあります。直射日光で色あせやめくれが発生しやすく、高温の物を直接置くと変形や変色の原因になります。

 

対策としては、直射日光を避けたレイアウトや遮熱カーテンの活用が効果的です。

 

湿気がこもりやすい

 

通気性が低いため、下地との間に湿気がたまりやすく、湿度の高い季節にはカビが発生するリスクがあります。

 

防カビ加工された製品を選び、除湿剤や換気で湿気対策を行うことで衛生的に保てます。

 

素材感に好みが分かれる

 

ビニール製ゆえに表面に光沢があり、質感によっては安っぽく見えることがあります。高級感や自然素材の風合いを重視する場合は、フローリングやタイルなど他の床材を検討するとよいでしょう。

 

 

失敗しないクッションフロアの選び方

 

 

クッションフロアはホームセンターなどで手軽に購入できる床材ですが、選び方を誤ると使いにくさにつながることがあります。ここでは、用途や住環境に合ったクッションフロアを選ぶための3つのポイントを紹介します。

 

素材の機能性をチェックする

 

クッションフロアには、耐水・防カビ・抗菌・防臭などの機能を備えた製品が多く、特に湿気の多い場所では効果を発揮します。キッチンやトイレ、脱衣所などには、これらの機能付きタイプを選ぶと清潔さを保ちやすく、劣化も防ぎやすくなります。

 

また、防滑性や防音性を備えたタイプもあり、階段やリビングなど歩行音や安全性が気になる場所では、発泡層入りの防音タイプや滑りにくい仕様を選ぶと快適に過ごせます。場所や目的に合わせて機能性を重視することで、長く快適に使える空間づくりが可能です。

 

 

使用場所に合ったデザインを選ぶ

 

デザインの選択肢が豊富なのもクッションフロアの魅力です。キッチンでは汚れが目立ちにくい濃色やパターン柄、洗面所や脱衣所では滑りにくく防水性の高いものが適しています。リビングや寝室では、木目調や織物風のデザインを選ぶことで落ち着いた雰囲気やあたたかみを演出できます。

 

見た目の好みに加えて機能性とのバランスを考えることで、暮らしに合った選択がしやすくなります。

 

価格と耐用年数のバランスを考える

 

クッションフロアは価格帯が幅広く、安価な製品は初期費用を抑えられますが、傷や色あせが早い場合があります。特にリビングやダイニングなど使用頻度が高い場所では、耐久性の差が大きく影響します。

 

一方、耐久性に優れた製品は価格が高めでも、長く使える分、張り替えの手間や費用を抑えられる可能性があります。購入時は価格だけでなく、使用予定期間や負荷の程度を踏まえて選ぶことが重要です。

 

 

 

まとめ

 

クッションフロアは塩化ビニル製のシート床材で、比較的リーズナブルに導入できるのが魅力です。手入れがしやすく、水まわりにも適していますが、耐久性や通気性、質感には注意が必要です。

 

選ぶ際は、素材やデザインだけでなく、設置場所の環境や用途に合った機能を重視しましょう。たとえば、水まわりには防水・防カビ性のあるタイプ、リビングには耐久性とインテリアになじむデザイン性が求められます。

 

また、施工方法も仕上がりに大きく影響します。DIYに不安がある場合は、専門業者への依頼を検討すると安心です。適切な素材選びと丁寧な施工、日々のメンテナンスを行えば、クッションフロアでも快適で居心地のよい空間を保てます。

 

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初回投稿日
2025/08/14
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執筆者
カウカモジャーナル編集部

中古・リノベーションマンションの流通プラットフォームに関する知識をわかりやすく提供するため、カウカモ(cowcamo)で日々勉強中。築古マンションの魅力とリノベーションのメリット・デメリットについて深く学び、読者の皆様が最適な選択をできるようサポートしたいと考えています。最新の住宅トレンドや資産価値の維持に関する情報も発信していくので、ご期待ください。

監修者
1級建築士、宅建士、FP2級Yang

琉球大学大学院理工学部卒。環境建設工学を専攻し、大学院卒業書、建築設計事務所に勤務し、住宅や公共施設など様々な建物の設計に携わる。現在は建築デザイナーとして不動産開発の企画・設計から運営まで行うコンサル会社にて、オフィス設計やリノベーションなどを中心に手がける。趣味は街歩きと珈琲焙煎。空き家を活用して設計事務所と珈琲屋さんを開くことが目標。

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