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シックな部屋のつくり方|配色や家具選びのポイントを紹介

2025/11/17

 

部屋の印象を変えたいときは、まず「どんな雰囲気にしたいか」というテイストを明確にすると、全体の統一感を出しやすくなります。なかでも、ホテルのように落ち着いた空間を目指すなら、シンプルさの中に上質さを感じる“シックなインテリア”がおすすめです。

 

シックな部屋づくりでは、色使いや素材感、家具のデザインを丁寧にそろえることがポイントです。この記事では、シックな内装の特徴と、上品で落ち着いた空間をつくるための配色や家具選びのコツを紹介します。自分の部屋を洗練された雰囲気に整えたい方は、参考にしてみてください。

 

 

シックな部屋とは

 

 

シックとは、フランス語の「chic(シック)」に由来し、「おしゃれ」「洗練された」といった意味を持ち、インテリアにおいては、落ち着いた色味と上質な素材で統一された、静かな品のある空間を指します。

 

シックな部屋は、モノトーンやダークカラーを基調にした都会的で大人っぽい印象が特徴です。装飾を控え、シンプルながらも素材や質感で奥行きを出すことで、落ち着いた居心地のよい空間をつくりやすくなります。

 

 

シックなテイストの種類

 

 

「シック」といっても、雰囲気や印象によっていくつかのスタイルがあります。自分の好みや生活スタイルに合ったテイストを選ぶと、より理想の部屋に近づきます。

 

シャビーシック

 

シャビーシックは、「洗練された雰囲気(シック)」に「使い込んだ味わい(シャビー)」を組み合わせたスタイルです。 アンティーク調の家具やエイジング加工のアイテムを取り入れ、白やグレーを基調に淡い色をアクセントとして使うと、柔らかな雰囲気をつくれます。天然素材を取り入れると、よりナチュラルで落ち着いた印象になります。

 

ソフトシック

 

ソフトシックは、シックな中にやわらかさを取り入れたスタイルです。グレーやベージュなどのニュートラルカラーをベースに、曲線的な家具や丸みのある雑貨を合わせると、やさしく上品な印象になります。アクセントにネイビーやブラックを加えると、空間が引き締まり、バランスのよい落ち着いた部屋に仕上がります。

 

シックモダン

 

シックモダンは、ホテルのような上質さを感じさせるスタイリッシュなスタイルです。 黒やグレーなどのクールな色味を基調に、直線的なデザインの家具や、石・アイアンといった素材を組み合わせると、重厚感のある洗練された空間になります。装飾を控え、シンプルさを意識することで、よりシックモダンな印象をつくりやすくなります。

 

 

シックな部屋づくりのポイント

 

シックな部屋づくりでは、「色」「素材」「照明」の組み合わせ方が印象を大きく左右します。これらを意識して選ぶことで、落ち着きと上質さを感じる空間をつくりやすくなります。以下では、それぞれのポイントを紹介します。

 

 

ベースカラーは、ホワイト・グレー・ブラウンなどの落ち着いたトーンを選びます。これらの色はどんな家具にもなじみやすく、空間に統一感を出しやすくなります。 

 

ホワイトを基調にすると明るく爽やかな印象に、モノトーンならモダンな雰囲気になります。グレーはコンクリート調の壁紙やアイアン素材との相性がよく、ブラウンは木材やレザーを取り入れることで温かみを感じる空間になります。

 

 

全体の色数は3色程度に抑えると、まとまりのある印象になります。アクセントには深みのある紫・ダークレッド・ダークグリーン・濃いグレーなどを少量取り入れると、落ち着いた華やかさを演出できます。

 

一方で、パステルカラーやポップな色味は明るく可愛らしい印象になりやすいため、シックなテイストを保ちたい場合は控えるのが無難です。

 

 

素材

 

素材選びもシックな印象づくりの鍵です。木材・レザー・ベルベットなど、上質な質感のある素材を取り入れると高級感が生まれます。床や建具に無垢材などの自然素材を用いると、ぬくもりと落ち着きが感じられる空間になります。

 

異素材を組み合わせて質感に変化をつけるのも効果的です。たとえば、金属やガラスなどの光沢素材をポイントとして加えると、空間に奥行きとリズムが生まれます。 カーテンにはシルク調の生地や上品な光沢のあるものを選ぶと、より洗練された印象になります。

 

 

照明

 

照明はシックな部屋の雰囲気を左右する大切な要素です。特に間接照明を使うと、柔らかな陰影が生まれ、落ち着きのある空間を演出しやすくなります。壁や天井に光を反射させることで、ホテルライクな高級感を演出できます。

 

ペンダントライト・スタンドライト・フロアランプなどをアクセントに取り入れるのもおすすめです。モノトーンやメタリックカラーの照明器具は、空間全体を引き締める効果があります。形状は、円形や四角形などシンプルなデザインを選ぶと、シックな雰囲気に調和します。

 

 

 

シックな部屋に合うアイテム

 

 

シックな印象は、テイスト・デザイン・色の統一でまとまりやすくなります。ここでは、取り入れやすいアイテムと選び方のコツを紹介します。

 

 

落ち着いた色味のソファやテーブル

 

ダークブラウンやグレーのソファとダイニングセットは、空間に落ち着きと上質感を与えやすくなります。家具は装飾の少ないシンプルなデザインを選ぶと、シックなトーンになじみやすくなります。

 

クッションやチェア座面にアクセントカラーを一点取り入れると、全体が引き締まり、メリハリのあるコーディネートにつながります。

 

 

ブラックやゴールドの小物

 

マットブラックやマットゴールドのフレーム・金具・照明パーツをポイントで使うと、都会的な印象を添えやすくなります。鏡やテーブルのフレーム、チェアの脚などに少量のゴールドを配すると、控えめな華やかさが生まれ、インテリアの質感が引き立ちやすくなります。

 

 

 

観葉植物やシンプルな花器

 

グリーンを一点加えると、無機質になりがちな空間にやわらかさが生まれ、抜け感づくりにつながります。育成に不安がある場合は、フェイクグリーンや手入れが容易な品種を選ぶと続けやすくなります。

 

選ぶ際は、

  1. 設置場所の環境で育てやすいか
  2. 全体の色調と相性がよいか
  3. 部屋の広さに合うサイズか
  4. 鉢やカバーがインテリアを邪魔しないか

を基準にすると失敗が減りやすくなります。

 

花器は形状がシンプルで質感のよいものを選ぶと、悪目立ちを避けつつアクセントになりやすくなります。

 

 

質感のあるカーテンやラグ

 

カーテンとラグは面積が大きいので、部屋の印象を左右しやすいです。織りや厚み、素材感などにこだわると、空間全体の格を整えやすくなります。薄手で光沢の少ない生地はチープに見えやすいため、適度な厚みや落ち感のある生地を選びましょう。

 

 

 

シックな部屋づくりでよくある失敗と対策

 

 

「シックを目指したのにしっくりこない」と感じる原因は、配色・素材・照明・物量のバランスにあることが多いです。下記の対策を押さえると、まとまりのある空間に整えやすくなります。

 

色使いが暗すぎる

 

暗色を多用すると重たく見えやすくなります。壁・ラグ・カーテンなど面積の大きい要素に中明度のグレーやベージュを足し、クッションやアートで彩度控えめのアクセントを一点加えると、抜け感と統一感を両立しやすくなります。

 

素材感が統一されていない

 

異素材が多いとちぐはぐに見えやすくなります。木・金属・ファブリックなど“主役素材は2~3種まで”に絞り、色味も同系で揃えたうえで、ガラスや石などをポイント使いすると、落ち着きと奥行きを両立しやすくなります。

 

照明が明るすぎる

 

天井直下の強い一点の光より、多灯分散がオススメです。調光・調色対応の電球色(例:2700K前後)を選び、スタンドやブラケットなどの間接光を併用すると、陰影が生まれ、くつろぎやすい明るさに調整しやすくなります。

 

モノが多い

 

アイテム数が多いと視覚情報が散らばります。トレーやボックスでまとめ、生活用品は扉付き収納に集約し、増やすときは「1つ入れたら1つ出す」ルールを設けると、余白が生まれ、シックな印象を保ちやすくなります。レイアウトは動線と目線の高さをそろえると、見た目のノイズが減りやすくなります。

 

 

まとめ

 

 

シックな部屋づくりでは、落ち着いた色使いと上質な素材選びが印象を大きく左右します。

 

「シャビーシック」「ソフトシック」「シックモダン」など、同じ“シック”でもテイストによって雰囲気は異なります。まずは自分の好みに合うスタイルを決め、理想の空間をイメージしたうえで家具や照明を選ぶと、まとまりのあるコーディネートに仕上げやすくなります。

 

照明の配置や明るさにも工夫を加えることで、時間帯や気分に合わせた雰囲気づくりができます。今回紹介したポイントを参考に、あなたらしいシックな部屋を少しずつ整えてみてください。

 

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初回投稿日
2025/11/17
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執筆者
カウカモジャーナル編集部

中古・リノベーションマンションの流通プラットフォームに関する知識をわかりやすく提供するため、カウカモ(cowcamo)で日々勉強中。築古マンションの魅力とリノベーションのメリット・デメリットについて深く学び、読者の皆様が最適な選択をできるようサポートしたいと考えています。最新の住宅トレンドや資産価値の維持に関する情報も発信していくので、ご期待ください。

監修者
1級建築士、宅建士、FP2級Yang

琉球大学大学院理工学部卒。環境建設工学を専攻し、大学院卒業書、建築設計事務所に勤務し、住宅や公共施設など様々な建物の設計に携わる。現在は建築デザイナーとして不動産開発の企画・設計から運営まで行うコンサル会社にて、オフィス設計やリノベーションなどを中心に手がける。趣味は街歩きと珈琲焙煎。空き家を活用して設計事務所と珈琲屋さんを開くことが目標。

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