新宿区西早稲田（高田馬場駅）
モダニストに捧ぐ
レックス西早稲田
パリのアパルトマンをイメージして造り上げた住処。温かみと硬質感を併せ持つこの空間には、巨匠たちが手がけた名作の数々がよく似合う。モダンにコーディネートされたインテリアに囲まれて、暮らしと感性を研ぎ澄ませよう。
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo（カウカモ） 」よりご覧いただけます。
売主さまのご紹介
Sさま
長年、アパレル業界に携わっていた売主さま。「服だけでなく、住まいもかっこよく」という思いで、1999年のマンション新築時に内装・間取りをフルオーダーでアレンジ。ご実家への転居に伴い、こちらの住まいを手放されることに。
テーマは パリのアパルトマン
玄関を開けると、約14.9帖のリビングダイニング（LD)が。温かみある塗装壁と硬質感のあるタイル床が特徴的なモダン空間。
売主さま
名作家具とともに
LDを見渡すと、名だたるデザイナーたちが手がけた名作家具の数々が目に入ります。中にはクレーンで搬入したものもあるそうです。
売主さま
家具はこの住まいに合わせて、すべて新築時にコーディネートしたものです。ご希望のものは差し上げますよ。
cowcamo
なんと、モダンデザイン好きなら垂涎ものの家具ごと引き継げるだなんて……
後半では売主さまお気に入りの家具についても、解説いたしますのでお見逃しなく。
キッチンもモダンに
キッチンはガラスブロック壁で仕切られた向こう側に。
左・Electrolux（エレクトロラックス）社のコンロやMAYTAG(メイタグ)社の洗濯乾燥機など、海外製のスタイリッシュな設備が内蔵されたキッチン。４口コンロや換気窓がお料理好きにはうれしい。／右・冷蔵庫置き場は扉の中です。
ブラインドを開けると……
北東角住戸なため、LDは明るく開放的です。外の環境をチェックしてみましょう。
ルーフバルコニー付きです
なんとこちらの住戸、北側には約21.9㎡のルーフバルコニーがついているんです。
最上階（6階）なので「上の階から丸見え」というご心配は無用です。
売主さま
ご友人とバーベキューを楽しんだり、色々活用していただけるかと思います。
ワイドスパンの バルコニーも
東側のバルコニー。屋根付きなので洗濯ものはこちらへ。
売主さま
ブラインドで明るさを確保しつつ外からの視線を遮れるので、室内から周囲の建物が気になったことはほとんどないですよ。ご希望でしたらブラインドもお付けします。
室内に戻って
天井照明がなくスッキリとした印象の室内。売主さまはフロアランプをメインの照明として使われています。現在デスクを置いているスペースは、暮らし方に合わせてダイニングとしても◎です。
玄関まわりへ
造り付けの棚に並ぶ音響機器は、室内の各所に内蔵されたスピーカーにつながっています。こちらも譲っていただけるそう。左に見えるドアは水まわりに続きます。
売主さま
アパルトマンを参考にした仕様なのですが、玄関横のスイッチひとつで、照明や音響機器などを一度にオンオフできます。出かける準備がすぐに整うので便利ですよ。
最近はスマート家電で同じことができますけどね（笑）
ホテルライクな 水まわり
洗面室はバストイレ一体型。天井にはスピーカーが内蔵されています。ぜひ優雅に朝の身支度やバスタイムを。
個室をチェック
水まわりの向かいに、現在寝室として使われている約7.3帖の洋室があります。リビング同様、天井照明がなくエアコンが壁内に埋め込まれているため、空間がスッキリと見えます。
振り返るとふたつのドアが。右側は廊下に出るドアですが、左側は……？
大容量のWICです
まるでフィッティングルームのような、大きな姿見付きのウォークインクローゼット（WIC）。
売主さま
LDKや寝室になるべく物が出ないように、収納スペースを大きくつくりました。
収納力たっぷりなので、衣類以外の荷物もここにまとめてしまっておけそうですね。
家具の一部を ご紹介
寝室のキャビネットは、スイス生まれのモジュール家具「USMハラー」。フロアランプは、フランスのJieldé（ジェルデ）社のもの。
左・マルセル・ブロイヤーによる「チェスカチェア」とデスク「no.S285」は、売主さまが特に気に入っているものだそう。／右・近代建築の巨匠 ル・コルビジェらが手がけた寝椅子「LC4 シューズロング」。
売主さま
寝椅子やベッドの横に置いてあるサイドテーブルはリプロダクト品ですが、ほとんどの家具は正規のメーカーで購入した物です。
この空間に合わせて選んだ家具なので、ぜひ引き継いでいただけるとうれしいです。
お邪魔しました
最後にLDのカットをもう一度。1999年の新築時以降、エアコンや給湯器を交換したのみで、ほとんど手を加えていないそう。しかし古びた印象はなく、むしろ経年で深みが増すような住まいだと感じました。
マンションを チェック
1999年竣工・総戸数26戸の鉄筋コンクリート造のマンションです。オートロック・宅配ボックスを完備しています。
売主さま
早稲田通りのすぐそばですが、少し路地に入った場所なので意外に静かです。
４路線が 利用可能
cowcamo
住まいだけでなく、その立地にもご注目を。
副都心線に乗るなら「西早稲田」駅（徒歩５分）、山手線・東西線・西武新宿線なら「高田馬場」駅（徒歩８分）が使える好条件です。
マンションは、再開発が進みつつある “高田馬場エリア”（上） と早稲田大学が象徴的な “早稲田エリア”（左下） の中間地点に位置します。「西早稲田」駅は早稲田通りと交差する明治通り沿いに（右下）。
売主さま
この物件を購入した理由のひとつが交通利便性のよさです。
「東京（大手町）」や「新宿」「池袋」などに出やすく、やっぱり山手線の内側は便利だと感じますね。
おすすめ 聞いてみました
左上・マンションの真裏に建つ、風情漂う銭湯「金泉湯」（徒歩１分）／右上・分厚いチャーシューやメンマが特徴的。ラーメン「渡なべ」（徒歩５分）／左下・早稲田通り沿いに建つ名画座「早稲田松竹」（徒歩６分）／右下・映画館の向かいの街中華「中華料理 秀永」（徒歩６分）
売主さま
学生街なので、夜遅くまで営業している飲食店が多くて助かります。
スーパーも近くにありますし、気分転換に名画座で映画を楽しんだり、すぐそばにある銭湯でリフレッシュできたりと、暮らしやすい環境だと思いますよ。
カウカモ編集部より
今回は、1999年の新築時に売主さまがフルオーダーでつくりあげた “一点もの” の住まいをご紹介しました。
パリのアパルトマンをイメージしたというその空間は、20年以上の月日が経ちながらも、古びた印象はなく、むしろ今後も経年と共に深みを増していくようにも感じます。
名作家具の数々でコーディネートされた空間をまるごと引き継げるこの機会、モダンデザイン好きなら見逃せません。
そんな住まいのクオリティもさることながら、立地も大きな注目ポイント。
副都心線「西早稲田」駅（徒歩５分）、山手線・東西線・西武新宿線「高田馬場」駅（徒歩８分）と、「東京（大手町）」や「新宿」「池袋」などへのアクセス面良好です。
ダメ押しになりますが、北東角住戸・最上階・ルーフバルコニー付きと物件自体のポテンシャルも非常に高いんです。いつもならこうした売り文句は冒頭に書くところ、つい後回しにしてしまうほどの住まいでした。お問い合わせはお早めに。
writer / editor：本多 隼人
昔訪れたパリのアパルトマンが強く印象に残っていて、その温かみと冷たさが同居するような空気感をテーマに、この住まいをオーダーしました。