「家は一生に一度の買い物」という言葉を耳にすることがありますが、本当にそうでしょうか。
今回訪ねたのは、旦那さまがカウカモ社員でもある佐藤さん(@sato__home_)ご夫婦。おふたりはライフスタイルの変化に合わせて「住み替え」を実践し、過去に2度カウカモで物件を購入、フルリノベーションを経験しています。
その時々の自分たちに最適な環境を、合理的に、そして自分たちの心に素直に選んでいくおふたり。1軒目の購入から、お子さまの誕生を機に決断した現在の住まいへの変遷、そして暮らしの価値観のアップデートについて伺いました。
《ご家族について》
諒さん:30歳。元カウカモエージェント。現在はカウカモの運営会社で採用育成統括部 部長を務める。
早矢さん:34歳。コミュニティマネージャー・フリーアナウンサー。
あおくん:4歳の男の子。
instagramアカウント(@sato__home_)にて、日々の暮らしを発信中。

《おうち歴》
購入1軒目のおうち
・2020年3月〜4月:物件探し
・2020年5月:購入契約
・2020年6月〜11月:リノベーション工事
・2020年11月〜2021年10月:居住期間(約1年)
購入2軒目のおうち(住み替え)
・2021年2月:売却相談を開始
・2021年3月:物件さがし
・2021年4月:2軒目購入契約、1軒目売却準備
・2021年5月:1軒目売却開始〜売却契約完了
・2021年6月〜11月:リノベーション工事
・2021年11月〜現在:2軒目居住(約4年)
■ 20代ではじめての購入体験。探しはじめのきっかけは...
――― すでに住まい購入を2度経験されているおふたりですが、順を追って住まいの変遷を伺えればと思います。まずは、1軒目の物件を購入される前は、どのような環境にお住まいでしたか?
早矢さん:学芸大学が最寄りの賃貸マンションでした。30平米くらいの1DKで、夫婦ふたりで暮らすには本当にギリギリの広さだったんです。
諒さん:コロナ禍に入ってふたりともフルリモートワークになり、あの広さではお互いの仕事の音も気になりますし、何より息が詰まってしまって。
早矢さん:日当たりもあまり良くなかったので、ずっと家にいるとメンタル的にも「お日様の光が欲しい」と切実に感じるようになりました。このまま我慢するより、心地よい光と風を感じられる理想の暮らしをするために、早々に家を買おうと決めたんです。

1軒目に購入したご自宅。窓から明るい日が差し込み、植物が生き生きと生い茂る。(2021年撮影)
――― そこから「購入」へと踏み切れたのは、どのような理由があったのでしょうか。
諒さん:その時はちょうど、私がカウカモエージェントとして働いていた時期でした。中古マンションやリノベーションの魅力を日々お客様にお伝えする中で、自分も買えるなら、賃貸で家賃を掛け捨てし続けるより、早くから資産を積み立てたほうがいいと合理的に考えるようになりました。当時の私たちでも、夫婦ふたりで借り入れる「収入合算」を活用すれば購入できるとわかったのは大きかったです。
早矢さん:私はカウカモマガジンで色々なリノベーション事例を見てから、自分たちの好きなように内装をつくれることにすごく魅力を感じました。お金の面でも夫からしっかり説明を受けて納得できたので、異論なく賛成でした。

1軒目に購入したご自宅の間取りは1LDK。ガラス引き戸の向こうには、ベッドルームと土間続きのワークスペースがある。(2021年撮影)
――― とはいえ、実際具体的に検討するとなると腰は重いですよね...。動き出そうとしたきっかけはあったんですか?
諒さん:一番のきっかけは、ローンの事前審査を通したことです。結婚をしたとはいえ、私が社会人2年目ということもあり購入できるか分からなかったので、「本当に買えるか?」を確かめるためにも内見よりも前に実施しました。
また、二人で実際に築古の中古マンションを見てみて、共用部の見た目や管理面が感覚的に許容できるのか、お互いにすり合わせましたね。

■ 即決のカギは「条件のすり合わせ」
――― 1軒目の住まい探しは、どのような条件で進められたのですか?
早矢さん:条件は「日当たり」「風通し」「新耐震基準」の3つに絞りました。私は高知県出身なのですが、幼い頃から地震教育を受けて育った背景があって......。新耐震基準は絶対に譲れない条件だったんです。
諒さん:僕自身は管理状態が良ければ旧耐震基準も条件に入れていたのですが、妻の意見を尊重して検討を進めることにしました。加えて、リノベーションを前提に検討していたので、間取りの制限が少ない、リノベーションのしやすい物件を探していました。
早矢さん:事前に条件をクリアにしていたので、実は内見は1件だけで即決だったんですよ。求めていた物件がそこにあって、懸念点がない。決めない理由がなかったんです。(笑)
――― 内見1件!驚きです。その物件はどのようにして見つけたんですか?
諒さん:まず、カウカモに掲載されている物件をチェックしていました。そのうえで、カウカモのサイト・アプリに掲載されてない物件もカウカモでは取り扱うことができるので、仕事の前に「今日は自分たちの条件に合う物件出てないかな」「価格変更されてないかな」と、「未掲載物件」も含めて毎朝チェックしていました。

1軒目の物件は、自分たちでフルリノベーションを行った。設計施工はカウカモの提携工務店で実施。
■ 子供の誕生とともに動き出す2軒目の購入
――― 1軒目での暮らしを経て、早々にお引越しをされたとのことでしたが⋯。現在の2軒目へ住み替えるきっかけは何だったのでしょうか?
諒さん:子どもの誕生ですね。1軒目はふたり暮らしには最適な間取りだったんですが、子どもが生まれてからは泣き声や僕らの仕事の音が部屋中に響き渡るようになってしまって……。ライフスタイルの変化に合わせて、住み替えを考え始めました。
早矢さん:1軒目を購入したときは、子供を授かるかもわからなかったので、一旦はふたり暮らしに最適なお家にしたんです。なので、必然だったのかなと思います。
2軒目は、1軒目を選ぶときに大切にした3つの条件に加え、広さを70〜80平米に拡張すること、そして、リビングと寝室、書斎をしっかり区切れる間取りであることを条件にしました。
諒さん:内見自体は2〜3件ほどで決まったのですが、「子育てをしやすい街」を選ぶのに時間がかかりましたね。私も妻も地方出身だったこともあり、週末に10エリアほど街歩きをして、公園の多さや街の穏やかな空気を自分たちの肌で確かめました。


住み替えた現在の住まい。1軒目と同じく、明るく風通しの良いリビングだ。
――― 住み替えにあたって、不安なことなどなかったのでしょうか。
諒さん:実際に1軒目の売却ができるのか、またローンを組めるのかなど、自分がプロとはいえ不安な部分はたくさんありましたね。
早矢さん:1軒目を購入するときも、家族が増えて短期で引っ越す可能性を考慮していたので、短期居住でも損しない物件を中心に探していました。プロの知見がなかったら中々わからなかったところだと思うので、大変助かりましたね。

■ 軽々と超えていく住み替えのハードル。気軽な住み替えの極意とは?
――― おふたりとも、気軽にお家を住み替えていらっしゃいますが、どうしてそんなに気軽に住み替えられるんでしょうか。
早矢さん:私たちがこうして軽やかに住み替えの決断ができるのは、夫が「短期で手放しても売れる可能性が高い物件」をベースに探してくれていた安心感があるからです。
諒さん:特に1軒目は2〜3年で住み替えても大丈夫だろう、という見立てで購入しました。プロの目線としては、築年数に関わらず「良い歳の取り方をしているか」つまり管理状態の良さと、「街のニーズと物件に一貫性があるか」を重視して選びました。
――― 「街のニーズと物件に一貫性があるか」って聞き馴染みのない言葉なのですが...笑 一体どういうことでしょうか?
諒さん:例えば、今私たちが住んでいるこのエリアは、落ち着いた環境でファミリー層には人気の街ですが、都心からは少し離れているため、単身者の需要はそこまで高くありません。ですから、ここで単身者向けのコンパクトな物件を買ってリノベーションしても、次に住みたいと思ってくれる方を見つけるのは少し難しいですよね。
逆に1軒目の物件は都心に近く、利便性が高かったので、単身者やふたり暮らし向けの空間としてリノベーションした方が、次に欲しいと思ってくださる方とマッチングしやすいんです。「その街に住みたい人が、どんな間取りや暮らしを求めているか」を見極めて物件を選び、空間をつくる。それが、短期で住み替えても損をしないためのひとつのポイントでした。

――― なるほど...!とても勉強になります。この部分は、プロに聞かないと実際わからない部分でもありますよね。ちなみに、3軒目の購入も考えているんでしょうか?
早矢さん:そうですね。子どもがもうすこし大きくなったら、今度はもっと緑の多いところへ引っ越すこともふつふつと検討しているんです。
諒さん:スケジュールや物件の条件を優先して、2軒目は相場と比較して若干高めの金額で購入しているので、今住み替えると残債割れを起こしてしまう可能性があるのです。そのため、数年経ったらまた住み替えようと考えています。

「今の自分たちにとって、一番心地よい空間はどこか」。
佐藤さんご夫婦の住まい選びは、とてもシンプルで合理的、そして何よりご自身の感情に素直です。
住まいをライフステージに合わせて「最適化」していくその軽やかな足取りは、私たちに「もっと自由に、暮らしを描いていい」と教えてくれているようでした。
後編の記事では、「購入」や「住み替え」を実現するための、リアルなお金事情について深堀りしていきます。
■ あなたの「叶えたい暮らし」を描く第一歩
佐藤さんご夫婦の軽やかな「住まい購入」や「住み替え」の裏には、物件やエリア探しから銀行の選び方までを見極め、事前準備をリードするプロの視点がありました。
「今の自分たちは本当に買えるの?」「数年後に手放しても損をしない物件の条件は?」など、一人ひとりのライフスタイルや状況によって最適な選択は異なります。
あなたの「叶えたい暮らし」を描く第一歩として。
あなたに合わせた相談はカウカモエージェントへ!
取材・文・撮影:cowcamo
