世田谷区代田(世田谷代田駅)
残されたラブレター
Nonet北沢川
大胆にして繊細とはこのことか。天高約2.7mの空間を貫く、上へ上へと続く螺旋階段。パノラマな景色を望める、大きな窓。川のせせらぎや桜の花びらがそよぐ風を感じられる、約16帖のルーフテラス。ここは、設計者の熱い想いと職人魂が合わさって創られた、愛情豊かな住まい。
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
下北沢・三軒茶屋
現在販売中のおすすめ中古マンション
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桜並木とせせらぎ街道 閑静な住宅街「世田谷代田」
街のシンボルは、見事な桜が咲き誇る「北沢川緑道」。世田谷区には多くの緑道があり、ペットとのお散歩やジョギングにぴったりな環境です。オレンジの建物の背後に、グレーのキューブな建物がひょっこり顔を覗かせていますね。こちらが今回ご紹介する物件です!
路地の先に建つ多面体 クールでスタイリッシュな外観
左上・建物は前面道路からは少し奥まった位置に。どんな世界が広がっているのか・・・“建もの探訪” 気分でお邪魔してみましょう♪ /右上・植栽に導かれるように路地を進みます。この “引き” がさらに期待を高めてくれますね。/左下・突き当たりを曲がって、さらに奥へと進みます。写真はちょうど角から撮影したもの。右へ進んだ先に、ご紹介する住戸があります。アプローチには他住戸の玄関が並んでおり、素敵に飾られていましたよ。/右下・右側中央のガラス框扉から、室内に入りましょう。
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今回ご紹介するマンションは、2013年にコーポラティブ方式で建てられました。コーポラティブ方式とは、入居者の方々が組合を設立して、共同で集合住宅を建設するものです。各住戸内はそれぞれが自由に設計しているため、独自性の高い住戸の多いことが特徴です。管理は管理会社に全部委託しており、週3回清掃が入っていますよ。
売主さま
現在築6年ですので、リノベーションなど手を加えず、未内装の状態で販売しております。クリーニングも行っておりませんので、多少キズや汚れがあることをご了承ください。気になる場合は塗装やハウスクリーニングをされますと、より快適に住むことができると思います。またペットは2匹まで飼育することができ、事務所としての利用(細則あり)も可能ですよ。また、月額400円で使える駐輪場も2台まで使用することができますよ。
ふたつの玄関
左・扉を開けると、目の前にはコンクリート打ち放しの美しい階段が。/右・上った先には、ふたつ目の玄関である引き戸があります。間仕切りがほぼ一面ガラスなので、窮屈感なく広がりを感じられますね。
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こちらは2・3階に所在しているメゾネット。ふたつの玄関扉は、LDKがある3階で開閉操作ができるようになっています。
左・引き戸を開けるとこんな感じ。正面の白い壁のように見える部分、実は建具なんです。こちらは最後にご紹介しますね。/右・写真には写っていませんが、3階土間の近くには天井まで高さのある大きな収納が設置されています。そちらを下足入れとして使うとよさそう。土間の奥から見返してみると、曲線が美しい螺旋階段が。
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絵になる螺旋階段ですね。小さなお子さまやペットが上り下りする際には、ご注意ください。では、さっそく上ってみましょう。
LDKから世田谷を一望
階段を上る途中から、少しずつLDKが見えてきて・・・まず目を奪われるのは、窓の外に広がる大きな景色。どこまでもどこまでも見渡せます。
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壁面に沿うようにベンチが設けられています。なんとこの下は、すべて引き出し収納になっているんですよ! 以前住まわれていた方は、壁側のベンチにテレビを置かれていたそうです。腰掛けたり、物を飾ったり、収納したりと、大活躍してくれそう。
LDKは約15.6帖
ダイニングテーブルをコンパクトなものにすれば、ソファを置くこともできそう。南向きの窓から差し込むやわらかい光が、奥まで明るく照らしてくれていますね。天井の高さが約2.7mもあるので、ダイナミックな空間です。
売主さま
LDKには、床暖房が設置されています。床材はチークの複合3層フローリング。表面に3mm厚の板が貼られていますので、多少のキズが付いたり凹んだりしても中のベニヤが見えることはありません。
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実際に少しキズや凹みがありましたが、味わいある豊かな表情になっていました。まるで無垢材のようでしたよ。現地でご確認くださいね。
こだわりの特注キッチン
左・マットな黒とステンレスでまとめられ、スタイリッシュですね。奥の白い扉の先は後ほど。/右・背面の黒い引き戸をゴロゴロゴロ・・・と両サイドに開けてみました。中は奥行き50cmほどある収納! 食器棚やレンジ台などズラリと並べられそう。引き戸を閉めれば中を隠すことができるのもいいですね。
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キッチンの天板は幅約2.1mとそれほど広くないため、コンロをカバーできるふたがあります。ですので、コンロに被せればふたの上部を作業台として使えますよ。また大きなサイズの食器洗浄機も備わっています。
キッチン・パントリー・水まわり スムーズな家事動線
左・先ほどご紹介した、キッチン横の引き戸の先はパントリー。すぐ右手に冷蔵庫、一段上がった正面には洗濯機を置けます。左側に見える扉を開けると・・・/右・脱衣室が。大きな窓があり、明るいですね。床下収納も。
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こちらのスペースはまた後ほど登場しますので、覚えておいてくださいね。
左・浴室にも窓があり、風通し◎/右・先ほどの脱衣室の横には、洗面スペースが。鏡の中は収納になっています。背面や洗面台の下部にスペースがあるので、収納を追加するとよさそう。
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浴室はFRP(繊維強化プラスチック)でつくられているため、デッドスペースが通常のものよりも少なくなっています。
左・洗面台右手にある扉を開けて、LDKに戻ってきました。螺旋階段を上りさらに上へ。/右・こちらの窓から屋上へ出ることができます。3方向に窓があり、風通し・日当たりともに良好。天井にはフックが備わっており、洗濯物を干せるようになっています。
大空に近付くルーフテラス
広大な空と世田谷の街並み、桜のカーペットのような「北沢川緑道」。しばし言葉を失い、ただただ眺めてしまいました。快晴の日には、富士山を望めるそうですよ。
振り返ってパシャリ。広さは約16帖。花壇が設けられており水栓も付いていますので、家庭菜園やガーデニングを楽しむのもいいですね。
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隣住戸との間の一部は縦格子の手すりのみなので、ルーフテラスで立ち話、なんてこともあるそうですよ。他住民の方々と顔見知りになりやすい、コーポラティブハウスならではの光景ですね。以前住まわれていた方はこのルーフテラスを特に気に入られており、テーブルとイスを出してパーティーをされていたんだとか。
玄関のある2階に 戻ってきました
左・階段ホールには、シンプルな手洗い場が設けられています。帰宅してすぐに手洗いうがいをしやすく、便利ですね。/右・引き戸の先はトイレ。こちらには小さな可愛い窓、上部には収納も。
売主さま
3方角部屋なので、居室だけでなく、水まわりや脱衣室、パントリー収納にも窓が付いていますよ。
玄関正面にあるふたつの個室
左・まずは左側。約4.5帖の洋室Aです。/右・お隣、洋室Bは約3.8帖。
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ふたつの洋室ともにコンパクト。特に洋室Bはベッドを置くと、ほかの家具を追加するのは難しいかもしれません。
実は・・・
ご覧のように、ふたつの部屋をつなげることができるんです。そしてこちらの窓からも、屋上と同じくらい抜けのある眺めを望むことができます。
左・この部屋のポイントは、天井に設けられているレールに沿って動かすことができる “動く壁”。写真のように金具を外すと次々と動かすことができ、すべて開けるとふたつの洋室をつなげることができます。/右・入り口の引き戸を開けると、玄関や階段ホールまでつながります。
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一番左の小さな壁にご注目ください。ジグザグしているのは、窓サッシの形状にピッタリ納まるように加工されているから。職人さんが、とても細かく施されたことがよくわかります。素晴らしい職人魂ですね。
和のおもてなし こちらにも仕掛けが!
左・階段奥の扉を開けると、モダンな和室が現れます。/右・なんと上部にはロフトが! 天井高は下部で約2.1m、ロフトで1m弱です。
広さは約4.5帖。窓が並んでおり、水平ラインが強調されています。籠って落ち着きたいときや来客用にぴったりですね。
左・和室の横には、大きなウォークインクローゼット(WIC)が。奥は階段状になっており、お雛さま飾りのように物を並べることができます。窓がありますので、書斎やワークスペースとして活用してもよさそう。/右・そしてこちらがロフトの上部。こちらにも窓が。収納としてもいいですし、お子さまのベッドとして使うのもありかも。
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ロフトの天井面に見える扉、どこかで見かけたような・・・? そう! 脱衣所の床下収納の扉です。つまり脱衣所側から出入りすることも可能ということ。秘密基地みたい!
ほっとひと息
左上・ “トトロのシュー” で有名な「白鬚のシュークリーム」。大きな樹々に囲まれてひっそり佇む建物が、ジブリのイメージにピッタリ。2階には「TOLO COFFEE&BAKERY」があり、美味しいパンやパスタをいただけます。こちらのカフェでトトロのシューをいただくこともできるそう。 (650m 徒歩8分)/右上・「LIGHT UP COFFEE(ライトアップコーヒー) Shimokitazawa」は、吉祥寺で人気の自家焙煎珈琲ショップの支店です。3種類のコーヒーを飲み比べられるテイスティングセットがおすすめ。(450m 徒歩6分)/左下・緑の外観が目を惹くパン屋さん「Bread and Baking(ブレッドアンドベイキング)」。イートインスペースが設けられており、ランチメニューもありますよ。(270m 徒歩4分)/右下・食材の買い出しは「信濃屋代田食品館」へ。「ワイン館」も併設されているので、ワイン好きは要チェック!(220m 徒歩3分)
カウカモ編集部より
今回ご紹介する物件は、こだわり溢れるコーポラティブハウスの一室。コーポラティブハウスは、建設前にその地に住みたい方々が集まり、それぞれが建築家と打ち合わせをし、建てていきます。なので、間取りはもちろん、素材のひとつひとつにまでこだわってつくられているんです。
こちらの住戸も、もちろん完全オーダーメイド。洋室の “動く壁” や、美しい螺旋階段、センスよく用いられたコンクリート、秘密基地のようなロフトなど、空間を存分に活かされているアイデアがいっぱい。まさに “作品” と呼ぶにふさわしいですね。設計者の考え抜いた熱い想いと、それに応える施工者の意地ともいえる職人技が語りかけてくるようで、終始感動の連続でした。
住戸は2・3階のメゾネット。1階から階段でアプローチするため、3階建ての戸建てに住まうような感覚です。専有面積は約84㎡ですが、階段があるため各居室の広さは小ぶり。ただ約2.7mの天高と南向きの大きな窓のおかげで、むしろダイナミックな印象を受けました。“動く壁” を上手に活用すれば、事務所として使われる場合や家族構成・ライフステージの変化に対応できますね。
ちなみに以前入居されていたのは、お子さまがおふたりいらっしゃる4人家族だったそうです。お子さまが大きくなり、個室が手狭に感じられたため、引っ越されたとのこと。お子さまおひとりのご家族かおふたりですと、永くゆったり暮らせるかもしれませんね。
また、立地や環境も素敵でした。最寄りは小田急線「世田谷代田」駅で、「下北沢」駅も徒歩圏内。新宿・渋谷へはもちろん、箱根湯本や片瀬江の島にも一本で行けるので、気軽に海や温泉へお出かけできますね。
「下北沢」は賑やかな印象がありますが、この周辺は「北沢川緑道」のせせらぎが流れる穏やかな住宅街。実は著名人が数多く住む豪邸エリアでもあるんですよ。建物は少し高台に立地しているため室内からの見晴らしがよく、緑道に出れば自然を感じることもできます。住戸も素晴らしかったですが、この環境も決めるときのポイントになりそう。
こちらでの暮らしがイメージできたなら、ぜひ桜が美しい “今” 、足をお運びいただきたいです。こちらの記事を通して、取材時に私が感じた感動をおすそ分けできていれば幸いです。
writer:南田 かおり / editor:外山 友香
今回ご紹介するマンションから、最寄りの小田急線「世田谷代田」駅までは徒歩9分。小田急線及び京王井の頭線「下北沢」駅までも徒歩12分です。現在小田急線の地上部を緑地化する工事が進められており、さらに駅までのアクセスがよくなると思いますよ。また徒歩3分のところには、バス停「代田1丁目」があります。通勤通学で「渋谷」に向かわれる際は、こちらを使うと便利ですよ。