ファッションを楽しむように、暮らしも楽しもう。日本を代表するセレクトショップとしてファッションやカルチャーを牽引! BEAMSで働くスタッフのライフスタイルや住まいをご紹介します。
日本を代表する “おしゃれクリエイター集団” であるBEAMSのスタッフ。ライフスタイルへの感度がとても高い彼らは、ファッションだけには飽き足らず、自分たちの “住まい” にももちろんこだわりを持っていました。
今日からスタートの新連載「BEAMS living style」。ここでは、中古マンションを購入・リノベーションし、好きやこだわりがぎゅっと詰まった “自分らしい” 暮らしをおくるBEAMSスタッフの皆さんのライフスタイルや住まいをご紹介していきます。
ファッションを楽しむように、暮らしも楽しもう。第1弾は、ライフスタイル本「BEAMS AT HOME」の制作にも関わる、プレスの安武俊宏さんにお話をお聞きしました。
《プロフィール》
名前:安武俊宏さん / 恵理子さん
年齢:33歳 / 35歳
職業:BEAMS プレス / ディレクター(産休中)
場所:東京都新宿区
◎ライフスタイルについて
・趣味、好きなもの
夫婦でインテリアと雑貨屋巡りが趣味です。あとは器を集めるのも好きですね。妻は、料理好きです。
・家づくりのルール
あまり大きい家具を置かないというのがうちのルールです。基本的に目線より高い家具は置いていないです。上から吊り下がっているものは別ですが。
・コレクションしているものや思わず買ってしまうもの
最近はガラス系が多いですね。
リビングの照明は、富山のガラス作家、ピーター・アイヴィーによる作品です。雑誌で見ていいなと思っていたのですが、結構人気の方で。受注で1年待ちで値段も結構するので諦めようかなと思っていたところ、「ARTS&SCIENCE」でたまたま企画展をやっていて、運よく購入することができました。
妻は、「アスティエ・ド・ヴィラット」のアイテムを集めています。
・部屋のテーマ
クールで都会的、モノトーン調です。前に住んでいた、賃貸のデザイナーズ物件の家は、築2〜3年ほどのスタジオタイプ。床は薄めの色のフローリング、前面が窓になっているような全体的に明るい雰囲気。家具も割と北欧家具をメインに置いていて、ほっこり系でした。
そこから、なんとなくもう少しカタいというか、クールで都会的なイメージにしたいなと思い、この家をつくるときはモノトーン調に。でも、配線が太かったりゴツゴツしたインダストリアルな感じは好きではないので、金属的なものを選びながらも線の細いものを中心に揃えました。
・my 収納ルール
大きい収納家具は持たずに、モノは結構いろんな場所に散らばせています。ベッドの奥にウォークインクローゼットがあるんですが、ポールには洋服をかけて、サイドに無印の引き出しを積んでいます。あとは、ベッドの下も収納スペースとして使っています。
それと今は物置きみたいになってしまっていますが、サービスルームも収納として使っています。
・家の中で一番好きな場所と過ごし方
やっぱりリビングの空間ですね。2脚の椅子は結構頑張って買ったので、それに座って映画を見ている時が一番いい時間です。
以前の家では「天童木工」の椅子を使っていましたが、この部屋のトーンに合わせて、「フリッツ・ハンセン」のポール・ケアホルムというデザイナーの椅子を購入しました。
・お気に入りのインテリアブランドやショップ
青山の「ARTS&SCIENCE」の雑貨の店「OVER THE COUNTER」は結構見ますね。あとは、「グランピエ」。土着的なというか、手仕事系のアイテムを買うときはのぞきます。
◎住まい・リノベーションについて
・住まいやインテリアにこだわり始めたきっかけ
インテリアが面白いなと思い始めたのは、ひとり暮らしを始めた19歳の時です。ファッションの専門学校に通っていたので、一日中洋服漬けの生活に疲れちゃっていたこともあって。
その頃すでにBEAMSが<ファッション=ライフスタイル>という提案をしていて、BEAMSって面白そうだなと思ったのが入社のきっかけでもありました。
「ライフスタイルもファッション的に楽しむ」って、例えば、いい感じのご飯屋さんに行ったときに目に入る “グラスとテーブルのコーディネート” とかも当てはまりますよね。
今、ライフスタイルっていうと、その内容はとても広義で人間関係までも含まれたりしますけど。
・一番リノベーションでこだわったポイントは?
リビングと寝室の間の「回転扉」です。木枠という提案もあったのですが、これで軽かったら嫌だなと思ってスチールで造りました。扉が重いので支えるのが大変らしくて、最後の最後まで構造が決まらなかったです。
これは、デザイナーさんと妻と3人でイメージ共有用に使っていたPinterestに、“モノトーンで抜けている空間” のイメージ写真として僕が2、3枚回転扉の写真を入れていたところから生まれたアイデアです。
60㎡で一般的にそんなに広くはないからこそ、極力空間を区切らずにオープンな感じにしたい。そんな僕らの意図を汲んでデザイナーさんが提案してくれました。この家は、こんな風にガラスをうまく使いながら、全体を広く見渡せるようにつくっています。
・家を買って、リノベーションしてよかったこと
風呂場もしっかりリノベーションしたので、ホテルにいるみたいで毎日お風呂が楽しいです。風呂場・洗面所関連の施工は予算の兼ね合いでどうするか迷ったのですが、ちょうどいいタイミングだし、一緒にやってしまおうと。
それから、割とモノを雑多に置いても絵になるようになりました。多分壁や床を自分の好きな雰囲気に仕上げたからだと思いますが、適当にどさっと置いてもまとまるんですよね。前の家ではちゃんと片付けないと散らかってしまっていたので、これは賃貸にはないことだと思います。
あと、僕も妻も洋服がめちゃくちゃ多いので、これまでどこの家でも溢れてしまっていました。収納スペースは今でもパンパンなのですが、自分たちの規格で収納スペースを造れたのでストレスが圧倒的に減りました。洋服も脱ぎっぱなしで置いておいてもなんか絵になるし。
靴棚もメンズの靴箱サイズに合わせて結構ゆったり造ってもらったので、かなり大きくて便利です! 今までの家では玄関は靴だらけ、ひとり暮らしの時はキッチンの棚にまで靴箱をしまったりしてたぐらいなので(笑)。
それと、いい場所に住めるのが中古マンションのいいところですね。新築で考えたら値段も倍はするんじゃないかな。
《住まいについて》
間取り:1SLDK
面積:60㎡+庭20㎡
築年数:築39年
購入年:2017年
リノベーションした場所:ほぼすべて
◎安武さんのご自宅は、自身が制作に携わる「BEAMS AT HOME 3」でも見ることができます。以前の賃貸の家は「BEAMS AT HOME」に載っているのだとか。
<<BEAMS infomation>>
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撮影・文:廣川かりん/編集:國保まなみ