「一点もの」の住まいに出会おう。 カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、たくさんの人が集まれることをテーマに住まいを造り上げたご夫婦のもとを訪ねました。
《プロフィール》
名前:ゆうすけさん / まなさん
年齢:30代 / 30代
職業:会社員(サービス系)/ 看護師
趣味:食べ歩き、旅行、自転車、お酒
《この住まいについて》
場所:牛込柳町
間取り:1LDK
面積:72.00m²
築年数:築54年(取材時)
工事内容:部分リノベーション(洗面、バス、トイレは既存を利用)
支払い額(以前と比べて):広さは倍になり、支払い額は2.5万円ほどアップ
家を探し始めたきっかけ:手狭になってきたため
家探し期間:3ヶ月
内見数:6軒
Q1:以前の住まいは?
ゆうすけさん:ここから歩いて15分くらいのところにある賃貸でした。
だんだん手狭に感じてきたのと、よく人が来る割にダイニングセットもなかったので、好きな間取りに住めるなら家を買ってもいいのかなって。
Q2:この街《牛込柳町》にした理由は?
まなさん:「牛込柳町」ピンポイントだったわけじゃなくて、若松河田から後楽園くらいまでのエリアで探していたんです。
ゆうすけさん:ふたりとも実家が文京区で、この辺りに馴染みがあったんですよ。
大きなスーパーやショッピングモールがあるわけじゃないですけど、チャリがあればいろんな所に行けるいい場所で。それに昔から住んでる方が多くて、町会が生きてるというか、古くから根付いた生活の空気みたいなものを感じるんです。
これまで何度か引っ越してきて、デベロッパーさんが新しく開発した街より、そういう街が好きだって実感があったんですよね。
Q3:この家に決めた理由は?
まなさん:まずひとつは、マンションが綺麗に使われていて、住んでいる方の雰囲気もよさそうだったことですね。
ゆうすけさん:管理がしっかりしている印象だったよね。建物自体は古いですけど、同世代が住まわれてたり、子どもがいっぱいいる感じとか、新陳代謝が進んでるのがいいですね。
あと、お墓や神社に囲まれているのも私たち的にはプラスなんです(笑)視界が開けている上、今後それを遮るようなものが建つ心配をしなくていいので。
Q4:リノベーションでこだわったポイントは?
まなさん:やっぱり一番は3LDKを1LDKに変えたこと?
ゆうすけさん:そうそう、人がよく来るから集まりやすい感じにしたかったんです。完全にプライベートよりパブリック優先みたいな造りで(笑)
私は結構リモートワークをするんですけど、個室がなくても全然大丈夫ですね。職場もそんなに遠くないから一日中会議の日は出社すればいいかって。
ゆうすけさん:仕事のことで考えたのは、ダイニングテーブルの脚にコンセントを付けたことぐらいですかね(笑)
ちなみに、このテーブルの脚は大工さんに家具じゃなくて “壁” として造ってもらったんです。上に乗っけた板は少しいいやつを買ったんですけど、その方が安くできたので。
ゆうすけさん:あとは土間を広くしてもらって、来客があるときに使えるコートハンガーだったり、自転車をそのまま置けるラックを付けたり。
本や服もたくさんあるから、リビングに大きな本棚を造っていて、その裏をウォークインクローゼットにしてます。
まなさん:洗面所やお風呂は改装されていたので変えてないんですけど、メイクカウンターにはこだわってます。今まで洗面所でお化粧するタイプじゃなかったので、ダイニングの横にコーナーを造っていて。
ゆうすけさん:昔から化粧はリビングでしてたよね。5年くらい一緒に住んでお互いの生活パターンが分かっていたから、全体としてはそれをそのまま伝えて、住み良いように造ってもらった感じなんですよ。
Q5:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?
ゆうすけさん:間取りを好きにしたくて家を買おうと思っていたので、あらかじめ間取りが決まってるものは検討しなかったです。
古くなってきた実家を建て直すか、自分たちでマンションを買ってリノベーションするかの二択でしたね。
Q6: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
ゆうすけさん:意を決して乗り越えた!みたいなことは特になかったです。古いマンションだから今後何年住めそうなのかが気になって、仲介を担当してくれた笹原さんに相談したぐらいで。
Q7:カウカモで家を買ってみてどうだった?
ゆうすけさん:笹原さんをはじめ、営業チームの方々がフランクでよかったですね。よくないところはよくない、いいところはいいとはっきり言ってくださるので。
まなさん:わざとらしいセールストークがなかったよね。
ゆうすけさん:今まで会った不動産関係の方の中には、気づかれたくないことをマスキングするようなトーク術を使う人もいたから、その辺りどうなのかなって思っていたけど、純粋に家探しを楽しめましたよ!
Q8:この家のお気に入りの場所は?
まなさん:私はメイクカウンターかな。すごく気に入ってる。
ゆうすけさん:私はダイニングですね。仕事したり、食事したり。最近はキッチンカウンターで居酒屋ごっこをするのにハマってます。
まなさん:やっぱり、お家に人を呼んで食べたり飲んだりがすごく楽しい。座るところが多いから、みんな自分のうちみたいに思い思いの過ごし方をしてくれるよね。
ゆうすけさん:そう、居場所が多いのがいい。本当に酔っ払いがたくさん来るので、床はメンテナンスしやすいやつを選んだのも正解でした。いちいち汚れを気にしなくてもいいですし、酔っ払いに優しい仕様なら、将来子どもができてもきっと便利だろうって(笑)
そうそう、実はこの取材の後も11人来るんです。ばあちゃんが家を見せろってずっと言ってて、親族にも声をかけたら、たくさん集まっちゃいました(笑)みんな何を持ち寄ってくれるかな。
Q9:これから家探しをする人にアドバイスがあれば
まなさん:おしゃれや憧れももちろんあるけど、結局は自分たちが今までどうやって生活していたかを踏まえてお家を造るのが一番なんじゃないかって思いました。
ゆうすけさん:満足のいく家にするためには、ディテールをどうするかより、まずはそこがクリアになっていることですよね。私たちの場合は今まで何度か引越しする中で、好きなもの、そうでないものがはっきりしていたのが良かったです。
まなさん:仕事だって狭いところで集中したいタイプだったら、また違った間取りになっていただろうしね。
ゆうすけさん:今回は知人に設計を頼めたので、ベースの要望を伝えた後は好きにやってもらった部分も多かったんですが、それもよかったのかもしれません。リノベーションって凝り始めると決めることが無限に出てきて大変ですし。
まなさん:細かい部分まで決めきってくれてありがたかったよね。間取りも提案してもらった時には攻めてて予想外!って感じたんですけど、今ではすごく気に入ってます(笑)
ゆうすけさん:やっぱりプロだからこその発想ってあると思うので、お任せできる部分はお任せすれば『へえ〜なるほど確かに!』というアイデアをもらえるんじゃないかと思いますよ。
担当エージェント:笹原 千鶴 / 撮影・取材:沢崎 友希 / 編集:本多 隼人