カウカモでまさに “一点もの” の住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。

今回は西荻窪にあるリノベーション済み物件を、部分リノベとDIYでアレンジした、カウカモエージェントのもとを訪ねました。


《プロフィール》
名前:たかの さん
年齢:33歳
職業:カウカモエージェント
趣味:サウナ、ご飯、お酒、漫画、音楽、お笑い

《この住まいについて》
場所:西荻窪
間取り:1LDK+WIC
面積:42m²
築年数:築50年(取材時)
追加リノベ:壁紙の変更、扉のシート貼り、LDKドアの交換、照明の回路の変更、タイル貼り
支払い額(以前と比べて):広さは約1.6倍になり、支払い額は1万円アップ

家を探し始めたきっかけ:この物件に出会ったから
家探し期間:1週間
内見数:1軒

Q1:以前の住まいは?

「三鷹台」の賃貸物件に住んでいました。前職でリノベーション賃貸の営業をしていたときに見つけた、築47年ぐらいの木造アパートです。内装は和リノベ系で、間取りはワンルームでした。

Q2:家探しのきっかけは?

これといったきっかけはないんです。けれどカウカモで働いているからには、いつか家が欲しいなと考えていました。

実は転職して1年目で家を買おうとしたときに、ローンが通らなくて「私、買えない……」って結構ショックだったんです。

このマンションは入社して3年目ぐらいのタイミングで、お客さまに提案する物件を探していたら、たまたま見つけました。「うわっ、欲しい物件見つけた!」となり、夜でもすぐに見に行きました。

Q3:この街《西荻窪》にした理由は?

大学時代は「南阿佐ヶ谷」に住んでいて、「荻窪」で4年ぐらいアルバイトをしていました。そのときから東京の西側は肌に合っていると感じていて、家を買うなら中央線か井の頭線沿線が候補でした。

「西荻窪」は近くに友達が住んでいたり、飲み屋さんが多かったりというのはあるんですけど、サウナ好きとして、次に住むなら銭湯が近くにあるところがいいなと。

調べてみたらすぐ近くに最高の銭湯があって、髪の毛を乾かさなくてもすぐに帰れる距離なんです(笑)

Q4:この家に決めた理由は?

眺望もエリアも間取りも、全てが決め手でした。窓からの景色が抜けていて、青梅街道沿いですけど音が気にならない構造。銭湯も近くにあって「すべてが揃ったな!」という感じで。

私は物が多くて、絵と服に加えて、ソファ以外の家具は前の家から使っていた物なんですけど、以前の10畳ぐらいの部屋は家具でパンパンでした。

でもここなら家具が置けて、収納が多いから服もちゃんとしまえて、壁にはいっぱい絵が飾れるぞと思ったんですよね。

この家を見つけたときに、社内の仲がいいエージェントも別の部屋を狙っていて、ふたりで「絶対買おうね!」って盛り上がりました。そのあと後輩もこのマンションを買って、いまは3組が住んでいます。

ご飯を一緒に食べに行くこともありますし、風邪をひいたときは助け合ったり、作りすぎたおかずをわけあったり、昔の長屋みたいな雰囲気です。寂しくないというか、理想的なひとり暮らしになりました。

Q5:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?

まったく検討をしていなかったです。自分の好きな内装というか、この色を使った家って、世界でもあまりないと思います(笑)

ウェス・アンダーソンの「グランド・ブダペスト・ホテル」という映画が大好きで、スマホのカバーも服も、持ち物はほとんどその映画の色使いを真似て選んできました。 家も自分の好きな色にするなら、リノベしかないなと。

Q6:リノベーションでこだわったポイントは?

とにかく色味ですね。空間全体がいまの廊下と同じベージュの壁紙だったので、好きな色を選んで替えました。扉はすべて濃い茶色だったのも、白く貼り替えたりDIYで塗ったりしています。

寝室の一面は、ここだけ元の壁紙を剥がしてもらっておいて、カウカモのスタッフが遊びに来てくれたときに一緒に塗りました。ペンキは「ポーターズペイント」のもので、色も質感もたくさんある中から選べておすすめですよ!

「下地に落書をしてから、みんなで塗ったのもいい思い出です(笑)」と、たかのさん。

Q7: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?

ローンがとにかく不安でした。これは気合いで通すしかないと思い、銀行に説明ができるように、しっかりと準備をしました。最終的に3つの中で1行だけローンが通り「私でもローンを組めるんだ」と自信につながりました。

あと乗り越えたことだと、両親は心配をしていましたね。「築年数が古いんじゃないの?」とか「そもそも買うの?賃貸でいいんじゃないの?」とか。それもひとつひとつメリットや現状を伝えて、説得をしていきました。

Q8:カウカモで家を買ってみてどうだった?

カウカモのエージェントが担当について、伴走してくれました。いざ買うぞと決めても「駅からちょっと遠いし、決めていいのかな」と、うじうじ悩んでいたんですけど、的確なアドバイスをもらえて心強かったです!

追加リノベについても気軽に相談できて、社内のメンバーには、たくさん背中を押してもらいました。

Q9:この家のお気に入りの場所は?

住みはじめて2年目なんですけど、全部気に入っています!

強いていうなら、ソファに座って好きなものに囲まれながら、音楽を聴いて漫画を読んでる瞬間が最高ですね。

Q10:これから家探しをする人にアドバイスがあれば

そもそも家を買うって「いまよりいい暮らしをしたい」という欲求が、根底にあると思いました。

資産性や収益性も大事ですけど、もっと手前の「どうしたら自分は楽しく暮らせるのか?」というのを、深掘りするのがおすすめです。

数年住んで引っ越すとしても、好きな街や空間で毎日をストレスなく暮らせたなら、たとえ売却時に多少損をしたって納得できると思うんですよね。

家を買って好きな空間に住むことも家づくりの過程も、本当に楽しいですよ。機会があればもう1回やってみたいですね。

担当エージェント:高野 舞/取材・文・撮影:アカセ ユキ/編集:本多 隼人


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