日々お客さまの家探しをサポートするカウカモエージェントにフィーチャー! 不動産のプロがオススメする、萌える街やマンションって? 実際に街を歩きながら、編集部がインタビューする企画です。
こんにちは、カウカモ編集部の本多です。今回は、渋谷区・広尾にやってきました。広尾といえば、都内有数の高級住宅地。江戸時代の大名屋敷を起源とした古くから格式の高い土地柄で、今では各国の大使館が建ち並ぶ国際色の豊かさが特徴的な街です。
そんな広尾を案内してくれるエージェントと駅前で待ち合わせ。実は “広尾初心者” の筆者、そわそわして待っていると……
おはよう!
《プロフィール》吉川 琴子(よしかわ ことこ)
カウカモ・エージェントチーム所属。前職では「衣」の観点からライフスタイル提案を行っていたが、より暮らしに重きを置いた「住」を扱う仕事がしたいと思い立ち、ツクルバにジョインしたそう。住まいを仲介して終わりではなく、長期的な関係性が築けるようお客様の心に寄り添うことがモットー。
エージェントの吉川は大阪への転勤経験もあり、西へ東へ住まいを移してきていろいろな街の魅力を発見することにハマったのだとか。
今日は、エージェントになってから一段と好きになったこの街を案内するね! 広尾は大きな公園や敷地が広々とした大使館が点在していて、都心なのにゆったりとした雰囲気を味わえるのが魅力的…… でもそれだけじゃないんだよ。
この街にはヴィンテージマンションの代表格ともいえる数々のマンションが建っているので、今日はそのマンションたちを巡っていこう!
駅前を散策
と、その前に駅前の商店街でコーヒーを調達。あたりを散策していると、おしゃれなショップと古くから続く寺院や商店が混在していて、どこか懐かしくも上品な雰囲気を感じました。
広尾の空気に触れつつ、“伝説的なヴィンテージマンション” だという最初の目的地へ向かいます。
ここだけ空気が違う!?
ヴィンテージマンションのレジェンダリーへ
商店街から北へ向かって歩くと、街路樹が青々と生い茂る閑静なエリアに差し掛かりました。
ここが日本のヴィンテージマンションの代表格として知られている「広尾ガーデンヒルズ 」!
約66,000㎡(東京ドーム約1.4個分)という敷地の規模、グレード感の高さ、豊かな緑に包まれた佇まいは、建設から30年以上経った今でも類を見ないものなの。
たしかに足を踏み入れると、空気が変わるのを感じます。なんだか背筋が伸びるような……そんな重厚な雰囲気が漂っています。
東京ドーム約1.4個分とは……かなり大規模な開発ですね。もともとここはどんな土地だったのでしょうか?
この敷地は江戸幕府の要職に就いて日本の開国に関わった堀田備中守正睦の屋敷跡なの。
日本赤十字社がこの一帯を所有した後、一部が整理対象となって1983~86年に「広尾ガーデンヒルズ」として住友不動産、三井不動産、三菱地所、第一生命保険の4社が共同開発するという壮大な計画で造られたんだって。
さらに奥へ進んでみると、デザインの異なるさまざまな棟が見えてきました。
建物は三菱地所と建築家・圓堂政嘉(えんどう まさちか)による設計で、ロンドンのタウンハウスを参考にしてつくられたんだよ。
特に私は最初に建てられたイーストヒルがお気に入りで、通りに面して雁行した外観と街路樹の緑の調和がとても素敵なの。
イーストヒルが建ち並ぶこの通りは某ミュージックビデオのロケ地になったことがあるんだって。
ロケ地に選ばれるのも納得の風格を感じますね。歩いているとまるで自分まで物語の主人公になったような……!自意識過剰でしょうか(笑)
ノースヒルの隣にある広尾北公園では、いろいろな国籍の子どもたちが一緒になって遊んでいて、広尾の国際色の豊かさを感じられました。
これだけ棟があると、やはり住戸のバリエーションも豊富なのでしょうか?
全棟を見ると、住戸の専有面積はおよそ50~300㎡で、単身からファミリー向けまでさまざまなタイプがあるんだよ。ちなみに、相場価格は151〜207万円 / ㎡(2021年3月現在)!
筆者たちは、この一帯をぐるりと一周し広尾ガーデンヒルズを後に。豊かな緑に包まれた広大な高台に整った佇まいのマンション群が点在し、「ガーデンヒルズ」という独特の風格が漂う街をつくりだしている、そんな印象を受ける場所でした。
さて、次なる目的地は……?