この物語は、実際にカウカモで自分の家を買ったあるスタッフ、そして担当エージェントたちへのインタビューを元に構成されています。ライターがちょっと色気を出した箇所こそあれ、基本的にすべて事実に基づいたリアルな購入体験の記録です。
それでは参りましょう!
ちなみに「第1幕 お金よりもほしいものなんてある?」はこちらから
カウカモスタッフが、リアルにカウカモで買ってみた劇場
- 第2幕 覚醒する住まい欲。その時プロは?-
前回までのあらすじ
賃貸を卒業し、自宅を購入することにした広報・IR担当社員のgoishi(ゴイシ)さん。
初めは物件の資産性を重視して住まいを探すつもりでしたが、担当エージェントのsumire(スミレ)さんとのコミュニケーションの中で、自分が本当に住まいに求めるものを見つめることに。やがて、たどり着いたのは「生命を感じられる家」というキーワードでした。
(具体的には、季節ごとの自然を感じるアプローチ。地に足のついた、生活のほどよい気配。自分自身を静かに見つめられる環境……が整った住まいだそうです)
有力候補の一件が内見直前に売れてしまって気落ちするものの、なんとか復活するgioshiさん。気合いをたっぷり入れて、厳選した物件たちの内見ツアーに臨みました。ところが……
goishi「内見させてもらった物件たちは、どれも確かに条件を満たしてました。それでも、なんか違うなって……」
カモ「ええーっ?」
だって、エージェントですから
なんと見に行った候補物件のどれにも、ピンとくるものを感じなかったそうなのです。内見ツアー後にカフェに入り、今後について話し合ったというgoishiさん・sumireさん。なんだか想像するだけで、ドッと疲れたムードが伝わってきますね……
goishi「なんか違うと思った原因を、一件一件について深掘りして考えてみたんです」
カモ「どれもよさそうに思えるんですけどね?」
goishi「ここは、LDKが少し暗く感じて。ここは、せっかくの窓が隣のビルでほとんど埋まっている状態で……整理していくと、自分が無意識にジャッジしていたポイントが次第に明らかになってきました」
sumire「goishiさんの中には、明るさや、ひらけた眺望への願望が隠れていたんです」
goishi「考えてみれば、当時の住まいは人通りの関係でカーテンを閉め切ってばかりでした。その前に住んでいたところでは川が近くて眺望も抜けていたので、そっちの生活環境の方がよかったな〜、っていう思いが、言語化できないレベルであったんだと思います」
カモ「うーん……やっぱりいろんな空間に足を運んでみて、初めて気がつくことってあるんですね。そうやって理想の住まいの姿がクリアになっていくのカモ」
sumire「ですので、エリアをちょっと変えて、こちらの二子玉川の物件をご提案したんです」
goishi「そこがすごくよさそうで」
カモ「え? それはいつ頃のお話ですか?」
sumire「あ、その場です」
カモ「……その場?!」
sumire「goishiさんと内見ツアーする物件を踏まえて、こういうご希望が出てくる可能性もあるんじゃないかなーって思いまして、探しておきました」
カモ「先まわりして、二の矢を!? え、何ですかそれ、みんなそんなことするんですか?」
sumire「カウカモエージェントですので……(笑)、できる限りは」
興奮のあまり、つい大きな鳴き声の出るカモでした。エージェント、恐るべしです。
★sumireさんの内見MEMO★
物件の内見のときは、こんなポイントをチェックするのがおすすめです!
① マンションそのものの管理体制。目で見える部分は現地で確認し、目に見えない過去の修繕履歴などは、プロであるエージェントと一緒に確認しましょう。
② 周辺環境・日当たり・眺望などの変えられない部分。内装は変えることができますが、立地に関することは変えられないので、自分にあうかしっかり確認しましょう。
③ 内見物件の確認ポイントの整理。物件ごとに何を比較したいか、事前にチェック項目をまとめておくことで、ご自身が大切にしたい条件がより明確になります。内見時の判断もしやすくなりますよ。
ついに登場、理想の住まいにいちばん近い物件
カモ「ここですか、約束の地は」
goishi「仕事の合間を縫ってすぐに内見に行ったんですが、見た瞬間に『ここだ』って感じました! 始まった感じというか」
カモ「生命が始まったんですね……よかった……(涙)」
goishi「すごく気に入ったので、内見したその場で買付申込手続に進みました。そのうえで、ダメ押しとして同じエリアで比較となるような別物件をもう一件見て。それで、やっぱりここしかない! って心から納得して、決断しましたね」
カモ「わー! じゃあ、文句なし理想ピッタリ?」
goishi「いえ。理想通りの姿には、自分ですることにしました」
カモ「?」
goishi「ここ、立地や眺望・日当たりや、駅から物件までのアプローチなどはバッチリだったんですが、内装がちょっと物足りないように感じて」
カモ「住まいの豊かさについて全然考えたこと無かったって、前回言ってませんでしたっけ?」
goishi「欲が出てきちゃいました(笑)」
カモ「も〜う(笑)」
sumire「私の方でも、この物件をベースに+αで部分リノベしたらもっといいんじゃないか、みたいな提案をさせていただきました」
カモ「エージェントさんがリノベの提案もしてくれるんですか?」
sumire「はい、ある程度は。でもリノベーションのことは、やっぱりリノベーションのプロに話を聞くのがいちばんだと思うんですよ」
カモ「それはそうカモ……じゃあ改めてどこかリノベ工務店さんを探して……」
zono「こんにちは。リノコーデのzono(ゾノ)です」
カモ「えええ誰ーーーーー?!」
★カモMEMO★
リノコーデ:zonoさん(20代・女性)
最近ハマっていること:富士山登頂に向けての登山トレーニング
目玉焼きにかけるのは:醤油
似ている動物:垂れ耳うさぎ
3人目の登場人物はリノベのプロ
zono「リノベのこと、なんでもご相談くださいね。あ、リノコーデっていうのはリノベーションコーディネーターの略ですー」
カモ「いつの間に……」
sumire「内見中にオンラインで繋いだりもしますし、気軽に相談できる心強い存在です。なんせ、同じカウカモですので」
zono「物件の間取りや構造のデータを元に、どんなリノベーションが可能か、それがどれくらいの価格になるのか、などのご提案ができますよ」
カウカモで選べるリノベーションのコース。※2025年2月時点の参考価格・情報
zono「goishiさんの場合は、気になる部分だけ手を入れる「オーダー部分リノベーション」です。ほかにはオーダーのフルリノベーションとか、定額パッケージプランのフルリノベとか、LDKに限定した定額パッケージプランもあります」
カモ「わ、予算に応じてセレクトできるのっていいですね」
goishi「この物件の天井を躯体現しにしたいなーと思って。あと、洗面台のデザインを変えたり、キッチンの背後の壁を取り払って広くしたらどうだろう、とか考えて……」
カモ「なんだかgoishiさん、住まいへのテンションが別人のようじゃないですか?」
goishi「すっごい楽しくて。物件の中は精神統一できる環境にしたいと思うようになっていたので、どんどんカスタマイズしたい欲が出てきました」
カモ「(はっ! そうだgoishiさん、“生命が感じられる家” とか “精神統一できる環境” って何なのか、zonoさんに説明しなきゃ分からないのでは……?)」
sumire「(エージェントとリノコーデとで理想の住まい像を共有してますので、ご安心ください)」
カモ「(さすが、同じカウカモファミリー!)」
zono「こんな感じですかね?」
実際の提案資料の一部
カモ「うおお、提案資料から滲み出す「素敵な暮らしが秒読み感」がすごい!これは心が踊りますねぇ!」
zono「ありがとうございます(照)」
goishi「それで、カウカモショールームで1時間くらい相談に乗ってもらったかな。結果、こんな感じにしようと決めました」
goishiさんのリノベプラン
LDK躯体現し・・・約150万円
LDK壁一部プロジェクター用クロス貼り替え・・・約5〜10万円
洗面台造作・・・約50万円〜
トイレ壁紙一部貼り替え・・・約10万円
諸経費・予備費込みで、しめておよそ290万円!
※ 2025年2月時点の概算金額
goishi「大体の予算をすぐに教えてもらえるので、すごく助かりましたね。
キッチン背後の壁を壊すなら電気系統の都合で大分予算がかかると聞いて、壁はそのまま残す方針に。フローリングの張り替えも検討したんですが、色々と参考画像を見せてもらって、このままでも十分なりたいイメージに近づけると分かったので、そこも既存を活かすことにしました」
カモ「テンションが上がって、もはやフルリノベみたいになりかけてましたもんね」
goishi「反対に、増えたところもあるんですよ。LDKのプロジェクター用クロスは、zonoさんに教えてもらって追加したアイデアです。機械感の強いTVを置かないほうが、精神統一できる場になりそうじゃないですか」
カモ「うんうん、なんとなくわかる気がします」
goishi「目指す空間のイメージとしては、枯山水みたいな」
カモ「うん……? そこはぜひ次回の【完成編】でゆっくり聞かせてください!」
zono「どんなリノベをするかが定まったら、提携の工務店さんたちの中から物件・エリア・ご要望にマッチする工務店さんをご紹介して、お繋ぎします」
カモ「工務店さんも会社によって得意分野があるんですね〜」
zono「あと、スケジュール的に請負可能かどうかもポイントです。そのあたりの調整はお任せください!」
カモ「さて……ではそろそろ、契約ですね?」
★カモMEMO★
リノコーデさんに相談するとき、具体的な「ここをこうしたい!」がある人も、ない人も、グラデーションは様々。zonoさんいわく「よく分からないけどカッコよくしたい」なんてふんわりした相談もアリだそうですよ。ちょっと美容師さんみたいですよね♡
(ちなみに裏側では)
sumire「実はこの物件、ほかにも購入希望の方がいて番手争いになりかけたんです」
カモ「やっぱり素敵な物件って人気が集まるんですね。goishiさん、買えてよかった!」
sumire「ええ。売主さんの反応からも、すぐに売れてしまいそうな風向きを感じていたので……早い段階で、goishiさんの住宅ローンの審査を通すだけ通しておいたのが功を奏したようです」
カモ「早い段階って?」
sumire「ご内見前です」
カモ「ひえー……!」
2025年2月末日 goishiさん晴れて物件契約。
同年3月末日 決済完了。
その日、goishiさん&sumireさんは物件探しの旅をねぎらい、居酒屋さんで祝杯をあげたそうです。なんだか想像するだけで、達成感とワクワクに満ちたムードが伝わってきますね。乾杯!
さあいよいよ次回は、理想の住まい完成編です。工事開始してからのことや、気になるインテリアコーディネートのこと、まだまだ「実際どーなの?」と聞きたいことが山積みです。そして現地にお邪魔して見せていただきましょう、生命を感じられるその住まいを!
次回予告
「もっとちゃんと考えておけばよかった、って……」
一城の主人となって早々に頭を抱えるgoishi。紆余曲折ありのリノベ工事を経て、山のような決断の終着点で彼が手に入れた暮らしとは? そして彼が、今後購入を検討する人へ伝えたいこととは? 果たしてこの密着レポは、単なる企業のサービス紹介を超えられるのか?
次回、【カウカモスタッフが、リアルにカウカモで買ってみた劇場 〜 最終幕 これが生命の輝きだ(仮)〜】
どうぞお楽しみに!
カウカモでは、この記事でご紹介した「個別相談」以外にも、さまざまなサービスをご用意しています。
「理想の住まいって、どう叶えるの?」
気になる方は、サービス一覧ページもぜひのぞいてみてください。
取材・文・撮影:cowcamo