広尾を彩る豊かな緑と国際色
次のマンションに向かう前に、広尾のおすすめスポットを案内してくれるとのこと!
広尾ガーデンヒルズから東へ歩き、やってきたのは「有栖川宮記念公園」です。日本庭園が広がっていて、都心とは思えない自然を味わえる素敵な場所ですね。
この「有栖川宮記念公園」もすごく歴史の深い場所で、江戸時代には盛岡南部藩のお屋敷があったんだよ。その後、有栖川宮威仁親王の御用地となって、今では区立公園として多くの人に親しまれているの。総面積は67,560㎡で広尾ガーデンヒルズと同じくらいの広さがあるんだよ。
公園までの道中で見つけたスポットをいくつかご紹介しましょう。
「ナショナル麻布」には外国産の見慣れない商品がずらっと並び、さまざまな国籍の方が買い物にいらしていました。ちょっとした海外旅行気分を味わいつつ、筆者たちもついつい気になったお菓子を購入。
▼「ナショナル麻布」に関するインタビュー記事も併せてどうぞ!
【 #広尾 】広尾に住んでる人は、国際スーパーマーケットで何を買ってるの?
広尾の街を歩いていると、一風変わった外国風の建物にたびたび出会います。実はそれらは大使館やその関連施設。だから広尾には国際派のお店やインターナショナルスクールが多く見られるんですね。
道すがら、素敵なマンションを見つけたので併せてご紹介しましょう!
築50年になる「麻布広尾ナショナルコート」は、なんと広尾駅から徒歩1分! 新築ではなかなか実現しない、ヴィンテージだからこその好立地だね。事務所利用や賃貸の住戸がメインになっているみたい。
出窓とブルーのタイル貼りの外観が素敵だよね!
さて、だいぶ歩き回ってお腹もすいたので、吉川オススメのカフェで小休止です。
雑談しつつ、吉川にエージェントをする上で大事にしていることを訊ねてみると……
街自体を覆すことはできないから、まずは街がその人自身に合っているかどうかが大切。
お客さまの叶えたい暮らしに合った街が提案できるように、物件だけではなく街のリサーチも徹底しているよ。
以前、「今の家は気に入ってるけど、街が好きになれなかった」という住まい探し中のお客様の声を聞いて、cowcamoが掲げている「家を買うことは街での暮らしを買うこと」というメッセージの正しさを痛感したんだよね。
街の案内のためにGoogle mapになんと1,000件以上ものスポットを登録しているのだとか。このカフェも植物好きな筆者には嬉しいチョイスでした。
これも“外せない”
続・ヴィンテージマンション
有栖川宮記念公園から南下していくと、まるで海外のようなレンガ調の壁が続く通りに到着しました。ここは一体……?
この「インペリアル広尾」もぜひ見てほしかったヴィンテージマンションのひとつ! レンガ調の建物で、重厚な外観はとてもインパクトがあるよね。
内部はスキップフロア構造で、ヴィンテージマンションらしいスロープや階段の造りになっているそう。
広尾ガーデンヒルズに引き続き存在感のあるマンションですね。こちらにはどういったお部屋が多いのでしょうか?
リノベーション済みの住戸が多く、過去に何度もカウカモで販売物件が掲載されているんだよ。若い世代の入居者も多いみたい。
専有面積が40~80㎡台と幅広いのもポイントだそう。都心中心の生活をしている単身・DINKSはもちろん、有栖川宮記念公園が徒歩圏内なのでファミリーにもうれしい条件ですね。
そして最後に案内されたのは、恵比寿駅方面にある「マンション広尾台」。
植栽もきれいにお手入れされていて、オートロック&監視カメラ&管理人さん常駐の安心感がいいよね。耐震補強工事も実施済み!
レンガ調だったり洋館を思わせるようなマンションが広尾には多いんですね。
そうだね。特にこの年代の中古マンションって、タイルのサイズや外観の色などに個性があって面白いと思うんだ。最近の新築マンションはグレーやホワイトのワントーンの外観がトレンドで、大理石や大きめのタイルを使っていることが多いよ。
外観でマンションが建てられたおおよその年代が分かるから、街歩きをする際には注目してみると楽しいかも!
そんな街歩きのtipsも伝授してもらい、これにてツアー終了。広尾の街を巡りながら吉川のマンション愛も感じられた一日でした。
取材後記
今回、吉川は「高級住宅地とは聞いているけど実際どんなところなの?」という“広尾初心者”の筆者の疑問に応えるように、ヴィンテージマンションや大使館をはじめとした広尾でないとなかなかお目にかかれないスポットを巡り、それらがこの街に醸成している上品な雰囲気を感じられるツアーを組んでくれました。
特に「広尾ガーデンヒルズ」や「インペリアル広尾」はその規模や重厚感から訪れた印象が非常に強いものでした。“ヴィンテージマンションがつくる街の風景”を味わえるのが広尾の魅力のひとつなのか、と「脱」初心者の道標を得られた気がします。
それでは、次回の「街とマンションと私」もお楽しみに。
取材・文・撮影:cowcamo